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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-05-04 今日も映画

_ 朝から雨

時間が無いので無理矢理撮影に入った。 前日は半袖でも汗ばむ様な陽気だったのに矢鱈と寒く、セーターと革ジャンで完全装備する羽目になった。

主役の男は右腰を包丁で刺されていることになっていたが、血だら真っ赤にするには血糊の量が足りなくなったため仲間うちの謎の男が血糊を造った。

普通は・・と言うか本物は豚の血に色々な物をまぜて造るのだが、そんな物は売っていないので、その色々な物だけで造ることになった。 材料は水、障子貼り用の糊、シャチハタの赤インク、トマトピューレ、食紅。 トマトピューレは種を、糊はダマを取るために茶漉しで漉しながら水で延ばして色調と粘度を調整していた。 これをペットボトルの頭をぶった切った奴の中でぐゅぐちゅまぜて、手をぐーぱーぐーぱーするとなかなかリアルなねちょねちょ加減になっていて面白かった。

_ こうやって

裏方の気合いが乗ってくると、役者の演技にも気合いが入って目に見えて良くなってきて、この日撮ったのはラストシーンだけだったのだが、ここだけは別物の様な素晴らしい出来になった。

_ 結局

結局撮影は5時半迄かかり、家に帰り着いたのは夜中の一時半過ぎであった。 そして一日雨の中でつっ立っていた私は見事に風邪を引き、今も咳が止まらない。


2000-05-04

_ 朝6時起きで

総統が少年時代を過ごされた街、町田へ。

住んでおられた社宅は跡形も無くなっていたが、周りの公園や小学校はそのまま残っておりしばし感慨に耽っておられた。

_ そのあと

都内へ移動し、西日暮里のコインパーキングに車を停めて谷中の怪しい中華屋「ラッキー」で昼飯。 餃子とやきそばで530円也。

_ さらに

澁谷へ移動して怪しい洋書と軍装の店「アルバン」へ。 総統は「一億あれば店ごと買えるのになァ・・・」「何を買ったら良いのかわからなくなってきた・・・」と溜め息をつきつつ、ペロポネソス戦争時のギリシャ軍とペルシャ軍の軍装の研究書などをご購入。 さらに各国軍放出品各種取扱の御徒町の中田商店を冷やかしたあと、友人イナダと総統はお帰りになられた。


2002-05-04 今日もピカピカ活動はお休み

_ バカ発見

うちの旧freewebに置いていたサイトのURLが判らなくなってしまったのでハンドルで検索を掛けてみたら
モー娘ファン:「墨田ペトリ堂」ってどうよ
こんなのがひっかかりました
私はハロプロ嫌いなんですがねぇ(苦笑)

_ Z-1客がいっぱい

広帯域マコ 5/3更新分によると、四谷ライブインマジックで行われたティンカベルマジックナイトの予約表の 1 ページ目は 1 人を除いてすべて Z-1 だったとのこと。
丁度一年前のSpring Summer Live Cruiseの時もZ-1"だけ"先にファンに情報が流され、先行予約まで行われていたという噴飯モノの出来事がありました。 当然他のタレントの客は後ろのほう。 スタンディングで満員だから後ろのほうなんざ碌に見えやしねぇ。
それ以来どうもZ-1は・・・。

_ 引伸機搬入

午前中から動くつもりが運転手を頼んだ友人も私も起きられず、午後二時を回ってから漸く移動。 引伸機本体、イーゼルマスク×2、ベタ焼き器、薬品各種、メスカップ4つ、引き伸ばしレンズ5本、スタジオランプ十数本、などなどを運び込んだ。

帰路、友人にお駄賃として「恋のホラーショー」を進呈。 拒絶反応を起こさなかったので車載CDプレーヤーでアルバムもかけてみたら様子がおかしい。 「受けつけるとか受け付けない以前に、どこかへ飛ばされた感じ・・・。」と放心状態で語っていた。 これで嵌まるとおもしろいだけれど(苦笑)。

_ 明日から復帰

16:00〜 亀戸サンストリートでライブです。 屋外。

サンストといえばニシダさんですが、明日は来るのでしょうか?。

_ サンストリート

サンストリートの中にはカレー食い放題があります。
カザーナ亀戸店
私はカレー食ってから見ようと思います。
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# ニシダ [今ごろ読んだので、今ごろツッコミ(笑)。 サンストといえばニシダさん、なんですか? たしかにサンストにはよく行きま..]


2003-05-04 連休中日

_ そろそろ暑くなってきた

暗室に篭ってフィルム現像とプリント。 明日は取材で記者とカメラマンが来るので早めに仕舞って掃除をして寝た。


2004-05-04 待てど暮らせど・・・

_ 宵待ち草の遣る瀬なさ

酒田のSHIPが出る、Golden Week Magic第4弾と第5弾の1部のチケットを予約フォームから予約したのだけれど、今に至るまで確認メールが来ない。
最悪の場合、当日券で後ろから見るしかないなぁ・・・。

_ 今日の一枚


れっぴぃ(SHIP)
コンタRTSII+ゾナー135mm/f2.8. 本当はプラナー100mm/f2が欲しいのだけれど、そんな金は何処にも無い。
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# ☆北斗星☆ [最近はたしかに、Live inn Magicから返答メールが全然来なくなりましたね。忙しいんだろうけど、だったら予約..]

# ZERO-ONE [ボクのとこも来てないんで不安でしたが、皆さんそーなんですね。ちょっと安心しました(^^;]


2006-05-04 AKB三昧

_ 人柱

Kチーム二回廻しの日だってのをころっと忘れてうっかり秋葉原へ。
8時前に着いたが、ドン・キホーテ前にそれと思しき有象無象は影も見えず、拍子抜けして道路向かいの贋スタバで時間潰し。
10時前に行ってみたら20人凸凹。 昼夜半々らしい。
チケット買って帰りがけに裏を見たら、入り待ちの亡者共がトグロを巻いていた。

_ 一銭蒸気

船でゆるゆるとお台場へ乗り込む腹で浅草へ。
郵便局で軍資金を調達して吾妻橋へ行ってみると乗り場は無茶な混み様。切符すら買えない状況。
諦めて地下鉄で新橋へ…行く前に助六で親子丼と半タヌキをキシメンで。 化学の力が漲った味だけど、何より安いし、それなりに旨い。
銀座線は餓鬼だらけ。 躾もへったくれも無い。

_ お台場学園文化祭

AKB48 Aチームが出演するイベントの為に人でごった返すお台場にのこのこ出かけてみた。
荷物置いたまま居なくなっちゃって、係員に荷物を片付けられたり、戻ってきたら既に人が居たりするトラブルが散見されたが、奇矯な行動をとる人も暴れる人もおらず、そこそこの盛り上がり
司会の宇佐美友紀お姉さんは妙に色っぽい格好で、時の流れを感じた。 喋りの巧拙については一先ず措くとして、AKB48と言う物についての理解の深さは他の司会者とは次元の違うところにある訳で、その辺りの利を上手く生かした司会っぷりであったと思う。
及第点

_ Kチーム公演

早目に呼ばれて2列目を確保。 隣のバカがのっけから派手に踊りだしたので牽制球を投げておく。 最低限の常識すら無い奴が多くて困る。 自分の席の幅からはみ出さず、隣の邪魔にならない様に踊っていただきたい。
日記や掲示板に書いてもどうにもならないのは自明の利。 迷惑を蒙ったらその場で相手に言うが吉だ。
昼の公演を体調不良の為途中リタイヤした大島は、笑顔は絶やさないし辛そうな表情も見せないが、目がヤバい。 自己紹介コーナーからユニットコーナーの担当曲までこなして夜の部も半休。 最後の一曲まで辛そうな表情は見せなかったが、物凄い目をしていた。
この人はプロだ。

_ 今日の秋元

また体脂肪率が落ちた。 動きのキレは更に良くなったが、力の抜き方も上手くなっているので全体的に柔らかくなり、メリハリが付いた。
頑張り過ぎなくなったので、周りを見る余裕が出てきていて、表情も豊か。 日々良くなっている。

_ 今日の野呂

顔から痩せてきている。
これまで流れてしまっていた動きも、筋肉が付いてきた事によって大分止まるようになってきた。
良い方向に動いていると思う。

_ 今日の松原・増田

非常に丁寧に歌っている。 オケの生歌率はもっと上げて良いと思う。

_ プチ同窓会

昌平橋の神田ガッセにて、不死華氏及び会計部長とプチ同窓会。
とりあへず肉ものを多めに頼んでみたが、芋とピクルスとザウアークラウトだけで良かった。
図らずもミュンヘナーシュニッツェルで始まりニュルンベルク風ソーセージで終わる展開に一同苦笑。
ビール三リットル聞こし召して大酩酊で帰宅。パソコンの電源を入れたところまでは覚えているが、あっという間に寝落ち。
早朝、便意を催して便所へ行った際に、別の衝動に駆られて久しぶりに小間物屋を開く羽目になった。

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2007-05-04 今日も二回廻し

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

昨年の今日もほほ同じ事をやっていた
8時過ぎにドン・キホーテ前に行ったら並び列など何処にも無く、不安になって友人に電話をしたら・・・

「今日はチームK公演です。 お間違えのない様にお願いします。」

と厭味ったらしく言われたのを憶えている。 まぁ、久々に朝寝をしようとしていたのを叩き起こした私が悪い訳ですが。

一年後の今日、ほぼ同じ時間に並びに行ったら既に220人から並んでいる。 何とかチケットは確保。

遅目に呼ばれたので椅子席はほぼ埋まっていたが、何とか舞台中央が見える席を確保。 ちと遠いが贅沢は言えない。

「禁じられた2人」で仲谷の科白が走っていて、どうなるかと思ったら柏木は間を取りすぎて遅くなってしまっていて、一寸ちぐはぐ。

「雨の動物園」後の茶褐色の動物しか居ないMCはいつにも増してグダグダな展開。 野口をオチにする展開が多すぎる様に感じた。

田名部の動きが良い。 自分の「見せ場」が何処に有るのか考えているのだと思う。

ソワレの印象が強すぎて、マチネの印象があまり無いが、全体的に何となく狎れてしまっている様な感じはした。

_ AKB48 チームB公演(ソワレ)

空いていた5列目に滑り込む。 「第5列」と言う単語が頭を掠める。

一曲目が始まって異変に気付く。 表情が硬く汗だく涙目なのが何人か、泣きそうな顔なのも居る。
このあたり確信が持てなかったので終演後に知己に訊いてみたが、そのうち何人かはマチネからそんな感じだったらしい。 ただ、私以外は特に変だとは感じなかったようなので、私の見方が100%正しいとは言えなくもあるのだけれど、一応書き留めておこうと思う。

平嶋がどこかのMCで「今日は昼公演と夜公演の間にスタッフさんたちと昔話をしました。」と前置きして、昔は良く泣いたり鼻血を出したりしたけれど、もう泣かないし鼻血も出さないなんて話をしていた。
舞台上の雰囲気としては、チームAの「アンコールが掛からなかったら今日はアンコール無しでした事件」の時と似たような感じ。 あの日も大島が涙目だったり、不安げな顔がちらほら見られたりしていた。
あれも高橋が内幕を話さなければ何だか解らなかった訳で、今日も何か有ったのかも知れない。

_ AKB48 チームB公演(ソワレ) 追記

始めは二回公演の二回目だから疲れてでもいるのだろうと思っていたが、どうも変だ。
いつもは井上の面白い動きを目で追ったり、特定の部分にしか目が行かないのだけれど、気に成り始めると全体を見渡していたくなってしまい、没入できずに様子のおかしい部分を観察。 古参の3人と柏木、井上、渡辺あたりは硬いながらも舞台の上に立つ人としての表情を保っていたが、自己紹介三列目あたりが特におかしい。
三曲歌って自己紹介。 様子のおかしかった連中も、ぎこちない笑顔だったり、泣いた後のような震えた声だったりしながらもなんとか自己紹介。

ユニットコーナーは出来の良し悪しが分かれた。
「Blue rose」は良かった。 入れ事をしない渡邊と米沢の過不足無い綺麗な動きと、遣り放題の浦野、思い切りの良い井上、良いバランス。 井上は動きの大胆さに目が行き勝ちだけれど、マイクの角度を細かく調整する細心さも持ち合わせている。
「禁じられた2人」も良い。 科白部分のずれはしっかり補正されていた。
「雨の動物園」は表情が硬く、音を外しっぱなしだったりするのも居て、一寸頂けなかった。 こう言う時に平嶋がいると目の遣り場に困らずに済む。 平嶋と渡辺は良かった。

歌の後の茶褐色の動物4匹のMCは短く。

「ふしだらな夏」からの4曲。 田名部が良い動き。
「Virgin love」の途中で下手に掃けた浦野が戻ってきたと思ったら渡邊にぶつかったり、古参組も一寸おかしくはあった。
浴衣着替え待ちのMCでは、渡邊が良い仕事。 最近の渡邊は、ナスティボーイズみたいな明るいヒールぶりが楽しい。

アンコールではそれまでと打って変わって皆明るい表情。 柏木の目力が凄い。 成田屋みたいな良い睨み。
「シンデレラは騙されない」着替え待ちのMCでは渡邊が顎に皺を寄せて何か感情を噛み殺すような素振りを見せたが、話し始めてからは明るく。
平嶋と浦野も上手く話を膨らませて、明るい雰囲気に変えて公演を終わらせて呉れた。
厭な汗を掻きながら観たが、後味は良かった。

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2008-05-04 深まる謎

_ 小林香菜の謎

昨日、大阪の信長書店で行なわれたイベントに小林も出演。
以下、信長書店の告知より引用

秋元才加ちゃん&小林香菜ちゃん&宮澤佐江ちゃん(Chocolove from AKB48)
AKB48 ヴィジュアルブック発売記念TV公開収録

AKB48ヴィジュアルブック発売記念TV公開収録が大阪で信長書店で行われまーす!!今回、来店してくれるのはChocolove from AKB48の秋元才加ちゃんと小林香菜ちゃんと宮澤佐江ちゃんの三人。(以下略)

引用終わり
中西の間違いかと思ったら、ちゃんと小林が行ったらしい。
えーと、これは Chocolove from AKB48 に小林が加入と言う事なのか、中西のアンダーと言う事なのか、単なる間違いなのか、チームKの新公演でこの3人がユニットと言う事なのか、何なんでしょうか?
小林の口パクと言うのも、面白そうなので見てみたくは有りますが。

_ 宇佐美友紀 所属事務所決定

本人ブログにて発表。
今後は PROUD に所属して活動するとの事。
色々ヤキモキした事もありましたが、本人曰く

みなさんや親を悲しませるような仕事はしないです。

との事なので、少しは安心できそうです。

_ バニラビーンズ情報

昨年の下北沢のクラブイベント以来音沙汰無しだったバニラビーンズが、メンバーが交代して再始動。
オフィシャルサイトも新しくなってブログも開設。
2nd Single「ニコラ」が5月21日に発売、レコ発イベントも5月25日に有るようです(詳細は未定)。
連休は秋葉原の電気街口でフライヤーを撒いているそうなので、見かけたら受け取ってあげてください。

_ AKB48 FCブログ 今日のトピック

大阪土産に皮だけの生八ツ橋を買って来て、

「あんこ入ってないんですケド!?!」

と狼狽える小林。
これは誰も勝てない。

_ AKB48 チームB おやつ公演

システムエラーの為、しばらくの間ブログを更新できず、すみません。
・・・と書くと免罪符になるらしいので、私も書いておく。

閑話休題、ほぼ一と月ぶりのAKB48。 昼公演にて佐伯が負傷退場でバックダンサーで来ていた研究生の冨田麻友が急遽代打出演との伝書鳩。 うーむ、佐伯が見たい。
連休の秋葉原は何を期待してるんだか無駄におのぼりさんが多く、末広町の駅から劇場まで10分近く掛かる惨状。 ドンキホーテのエスカレーターは上りも下りも将棋倒し寸前で実に危ない。
八階にたどり着くと、チケット購入は長蛇の列。 べら棒。

最悪の籤運で抽選対象のケツから2番目で入場。 空席は有ったらしいが立ち見客の向こうなんざ見える筈も無く、お立ち台は既に満席、仕方が無いので立ち見の3列目へ。

例の小芝居から一曲目が始まると、なるほど佐伯が居ない。 色素が薄い、白い南伸坊みたいなのが居て、これが冨田。 緊張の所為か、前に見たときより白い感じ。 第一印象はサリフ・ケイタ。
急な代役と言う事も有ってか、振り付けは大体憶えているものの立ち位置が覚束ない。 それを多田が押したり引っ張ったり指差したりして、文字通り「引き回して」いた。 良い仕事。

多田は研究生が大量に入って何かが変わったようで、可愛らしい見た目はそのままに振る舞いが大人びた感じ。

自己紹介のお題は「劇場でのルールを一つ増やすなら」。
特に無いような話を始めて客がざわつくや、「そんなにルールに縛られたいですか?」と野口。 切り返しの上手さに唸る。 付け加えて「敢えて言うなら私に興味を持って欲しいです。」。
山田くん、座布団3枚。
浦野はお題に絡めて「思いやりを持って欲しい」と客にやんわりと釘を刺していたが、ぽっと出の常連気取りが遣りたい放題なのは相変わらずで、劇場の中に居る本多芸能やライブパワーの連中も舐められて押さえが利かないので、抜本的にどうにかして欲しくはある。
「誰でも良いから、一つでも良いところを見つけて欲しい」と早乙女。 うじうじ逡巡せず、思い切って始めて最後までやり切るようになった早乙女は良くなったと思う。

「解けた靴紐を踏んづけて怪我をしないようにしよう」と仲川が何度も言っていたが、佐伯もそれなのだろう。

丸々一と月ぶりに見たチームBは、格段に良くなっていて驚いた。
激しく動く曲の後は流石に息が切れているが、喋りは途切れないし、喋っているうちに直ぐ落ち着く。 呼吸器・循環器まで含めて鍛えられているのが見て取れる。

特に目に付いて良かったのは、渡辺と米沢。
渡辺は歌って踊ると大きく見える。 化けた。
米沢は喋りで付いた自信が歌や振り付けにも出ていて、常に良い表情と良い動き。 立派過ぎる歯茎が目立たないように、笑い方にも気を配っているようなところも良い。

2012-05-04 Gone with the Wind

_ フォトテクニックデジタル2012 4月号

平愛梨
8ページ8カット、撮影は西條彰仁。
整いすぎた顔をどう撮るか、その一つの答え。
前髪のあしらいが良く、眉そのものは弄らずに、適度に隠すことで整いすぎた顔の印象を薄めつつ、眉の作る表情も生かしている。
表情そのものは単調で面白みも薄いのだけれど、切り取り方で変化をつけている。 無理に表情を作らせないのも良い。

ヒガリノ
6ページ6カット、撮影は松田忠雄。
これ迄は扱いが大きい割りに然程良いとおもった事の無かったモデルだが、このグラビアで印象が変わった。
技術誌なので撮影データが載っているのだけれど、全て単焦点の短めのレンズで撮っている。
古いアパートか旅館か、そんな建物なのだけれど、日本家屋特有の薄暗さの中で廻った廻った光が、モデルの表情を柔らかく引き出している。 絞りは開け気味に撮っているのだけれど、ピンとも露出も構図も決まっていて、且つ出来過ぎてもいない良いバランス。

難と言えば難なのは御手洗のところの便所レンズのボケが安っぽくて五月蠅いところ。
これはまぁ致し方ない。

さくら学院(武藤彩未、三吉彩花、松井愛莉)
4ページ8カット、撮影は北條俊正。
モデルが良いので生きた表情にはなっているが、ピントを浅くしてシャッタースピードは速め、動きを完全に止めてしまっているので写真としては詰まらない。 3人並べたカット等は構図も雑に過ぎる。
カメラマンの技倆不足を被写体が補ったグラビア。 動画と静止画は別に撮るべき。

石田亜佐美
6ページ6カット、撮影は長野博文。
表情は硬いが、それを生々しさに転化出来るのが長野博文。
しかし瞳を真正面から捉えたカットは私には味が濃すぎる。

魚住誠一×クロダミサト(モデル:おかもとまり)
美術よりのクロダと工芸よりの魚住。
私の好みとしてはセンスと技術のバランスの上に立つ魚住なのであるが、センスで押すクロダの写真も悪くは無いと思う(好きではない)。
しかし今回は馬場が重かった分、魚住の方が良い表情を切り取れていると思う。 雪なのに眩しさに硬直したカットが無い。

_ フォトテクニックデジタル2012 5月号

鈴木愛理・矢島舞美
表紙と巻頭グラビア、10ページ9カット、見開き3箇所。 撮影は小林幹幸。
この雑誌の巻頭グラビアはいつも変則的な割付けなのだけれど、今号はいつにも増して変則的。
上がりがべら棒に良いからか、最大限誌面を割いて載せている。 詰め込み過ぎた窮屈な感じはなく、鑑賞に堪え得る大きさと密度に留めているところは流石。
珍しく踊っている絵を、矢島の影で1カット、矢島と鈴木でそれぞれ1カット、計3カット。 このあたりは ℃ute の美点を心得た小林幹幸ならでは。
躍動感溢れる、動きの芯は止まった美くしいブレと、薄暗がりの中に浮かび上がる肢体。

最初の2ページで見る者を脅かしたあとは、ハウススタジオで柔らかく光を廻した優しい写真。 似通っていつつもそれぞれに合わせて見立てられた衣装。
鈴木愛理の一寸ずつニュアンスの異なる優しい笑顔。 思えば最近のグラビアで誰かと組になると、大抵しっかりしなければならない立場に置かれていたが、今回は気心の知れた年長者と一緒と言う事で、程よく肩の力が抜けている。

矢島舞美は未だ一寸考えすぎなようなところもあるが、考えなくとも良いダンスの部分は凄絶。 これまで見た中でも出色。

空気迄しっかり描きこまれたような精緻な絵と、なだらかなボケ。 このあたりはペンタックス645Dのカメラとしての良さをカメラマンが上手く引き出した部分。

栗山秀作と真野恵里菜であったり、熊谷貫と橋本愛であったり、カメラマンとモデルの幸せな出会いが作品として結実することが稀にあるが、℃ute と小林幹幸の出会いも、そうなり得るものなのではないかと思う。

飯窪春菜
6ページ6カット、撮影は長野博文。
これまでは何とも思わなかったのであるが、前号から長野が描き出す眼球の生々しさが気になって仕方が無い。
瞳の中に何かが写っているカットはまだしも、眼球そのものが写ったカットはどうにも直視できない。
まぁ、それだけモデルがカメラに正対出来ていると言うことなのだけれど。

魚住誠一×クロダミサト(モデル:沢木ルカ)
3ページずつ、同じモデルを撮り合う企画。
経験と技術とセンスのバランスが取れた魚住に、やはり一日の長。
整ってはいるものの、基本的に同じ表情しか出来ないモデルを撮りあぐねたクロタと、何とか食らい付いてモノにした魚住の差が出た。

白羽ゆり
6ページ5カット、見開き1箇所。 撮影は関純一。
見開きのカット以外は、厚塗りがあからさまに出てしまって興醒め。
重ねた年輪をモデルの個性として撮るか、そこを隠して化けさせるか、そのあたりの踏ん切りがついておらず、どっちつがずな撮り方がモデルの魅力を損ねている。

_ 週刊プレイボーイ 2012 17号

大島優子・小嶋陽菜
7ページ7カット、見開き1箇所。 オマケでマウスパッドが付いたお陰でそこら中のコンビニで売り切れ。 5軒くらい廻って漸く手に入れた。 撮影は今村敏彦。
大人数のベルトコンベア式グラビアで無い所為か、今村らしさがいつもより出た、楽しげなグラビア。
撮られる側も肩の力が抜けて抜けすぎず、良い塩梅。
このあたり小嶋陽菜の匙加減の上手さは相変わらずだが、昨年の夏前あたりに藤代冥砂に撮られた頃から仕事をし過ぎないようになった大島優子も良い出来。

能年怜奈
5ページ7カット、撮影は今村敏彦。
薄着だが水着ではない、夏らしいグラビア。 これぞ今村な7カット。
目が開ききっていなかったり、笑顔がくしゃくしゃだったりもするが、全カット表情が生きている。

AKB48も時間が無いのは判るが、流れ作業で撮るような粗製乱造の写真をゴテゴテ弄って誤魔化すようなグラビアではなく、今村敏彦に撮らせるならこれくらい下駄を預けて然るべき。

SKE48
リビドー刺激系グラビアは端折ってSKE48。 増刊号からの選り抜きグラビア8ページ。
さまざまなカメラマンが撮っているのだけれど、Takeo Dec.の撮ったオレンジバックのメイド服が酷い。
オレンジの背景紙に肌の色が引っ張られて碌でもない顔色。 元が白すぎる松本はまだマシだが、松村香織と古川愛李は「風と共に去りぬ」に出てくるメイドみたいになっちゃっている。
飛んだ貧乏籤、ご愁傷様。

Google+ 連動企画「48サバイバル」
野中、中塚、松村で1/3ページずつ。 最悪1/4だと思っていたので先ずは良かった。
野中はお悩み相談、中塚は男子向けスイーツ指南、松村はメンバーとの対談。
松村はとりあへず企画の説明と自己紹介。 対談の始まる次回以降に期待。
人柄で押せる野中は大丈夫だと思うが、中塚と松村はネタ探しと工夫が必要になって来るのではないか。

2014-05-04 雑な仕事に対する不快感

_ フォトテクニックデジタル 2014 4月号

松井玲奈
表紙と巻頭グラビア14ページ17カット、見開き1箇所。 撮影は小林幹幸。
ペンタックス645Dの情報量の多さが、印刷物になっても生きている。 兎に角、写真が綺麗。

面や胴、竹刀などの小道具のサイズがモデルに合っていないのは興醒めだが、そうとは判り辛いように撮れているし、手拭いの被り方は美しい。
実際は化粧をしたままで防具を付けて稽古をすることなどまず無いし、激しく動いても目に入らぬよう髪は被った手拭いの中にきっちり納めるものなのだけれど、そうしたリアリズムは追わずに道具立てを生かしたグラビアに仕立てようとしたのは判るものの、後述するがあまりにも雑な部分も散見される。

欲しい表情によって当てる光の強さや方向を変えており、稽古中を想起させるカットではきりりとした面持ち。 防具を外した後は幾分柔らかく。

雑巾掛けをするカットが「雑巾掛けをする体」に過ぎないのはいただけない。 この季節の板廊下であれば乾拭きでも構わないのだけれど、乾拭きならブリキのバケツは要らないし、バケツがあるなら水が入っていないのも雑巾が濡れていないのもおかしい。

竹刀の持ち方構え方は玄人ならではの厭な感じ。 この人の籠手は、多分辛辣で重く、物凄く痛い。

中盤は紺のブレザー系の制服。 二十歳はとうに超えている訳であるが、制服を着たら着たで化けられるのが松井玲奈。 演技の仕事で髪を染めていた時期の撮影であったと思われるが、染めていない頃であれば更に嵌っていたであろうと思われる。

後半は昭和モダンなワンピースと髪のあしらいでしっとりと。
松井玲奈がアクシデント以外で額を顕わにすることは先ず無いと思われるのだけれど、上手い持って行き方で新たな一面を引き出している。

防具や竹刀のサイズが合っていなかったり、雑巾が雑巾で無かったり、ソファーが新しすぎたり、雑な上にも雑な道具立てで画竜点睛を欠いた恨みはあるが、松井玲奈の凄味でなんとか帳尻が合ってしまっており、写真そのものは見応えのあるものに。

小林涼子
6ページ9カット、撮影は長野博文。
動かして撮ることの多い長野にしてはかっちりした写真。 ピントの位置にも深度にも構図の切り方にも乱れが無い。
上手く纏まりすぎていて曲がないようにも思えるが、巧さが鼻につかないのは良い。

高須力のライブ a GOGO!(SUPER☆GiRLS)
大箱で撮ったライブなので仕方が無い面もあるが、望遠で撮った「間の良い写真」ばかりなのはいただけない。
喜怒哀楽取り混ぜてさまざまな表情を見せている中の、可愛らしく見える歯見せ笑顔だけでライブの何が伝わると言うのか。
薄っぺらで非常に退屈。 アイドルが好きで撮っているのではないにしても、やっつけ仕事に過ぎる。

決定的でない瞬間にこそ、アイドルのライブの妙味はあり、それが判らない人に良いライブ写真は撮れない。
動くものを止めて撮る技術なんざどうにでもなるが、心を動かされる場面を切り取るセンスだけはどうにもならないのであって、そういう「どうにもならない人」にライブ写真のページを任せるのがそもそもの間違いである、と私は考える。

土山茜
6ページ8カット、見開き1箇所。 撮影は根元好伸。
緊張からか目が死んでおり、ポーズもぎこちなく硬い。
死んだ魚を生きているように見せる根元好伸の悪戦苦闘の記録。

_ 今日の一枚

010
010 posted by (C)2petri2
アリス十番(26/5/5 絶あにSONIC)

上記の通り、フォトテクニックデジタルに掲載されている高須力のライブ写真(アイドルの)が余りに碌でもないので非常に腹が立っていたところに撮れる機会があったので、久し振りに働いてみた。 仕事ではなく道楽だけれども。

アイドルのライブに於いて神々は細部に宿るので、決定的瞬間を狙って撮ろうとすると本質を見失うし、蛸壺塹壕に篭って狙撃するような撮り方では一面しか見られない。
スポーツ写真が大変なのは知己の仕事振りを見ていれば判るし、それを腐す気もないのだけれど、スポーツ写真のやり方をそのまま持ち込んだ、対象を見下したようなやっつけ仕事を見せられると、矢張り腹も立つ。

カメラはペンタックスK10D、レンズはノボフレックスのノフレクサー240mm/f4.5
iso=200くらい、絞りは開放、絞り優先AEで撮影。

そのほかの写真はこちらに。

_ 訂正

フォトテクニックデジタル 2014 5月号としておりましたが、正しくは4月号でしたので訂正いたしました。


2016-05-04 ソプラノ

_ 黄金週間 十日間連続読みの会(六日目)

「青龍刀権次(5)乳母の義心」玉川太福/玉川みね子
権次が出て来ないエピソードの続き。 わたくしといたしましては、いない方が楽しんで聴ける。
これまでのあらすじを語った後、眼鏡を外して本編に入るのだけれど、そこまでの時間が日に日に長くなって行く。
浪曲に耳が慣れてきたので、節回しを味わう愉しみ方も分かりかけてきた。
ここから面白味が増していくのだと思う。

「清水次郎長外伝 荒神山の間違い (5)仁吉の最期」 神田春陽
ついにクライマックスの切った張った。 血生臭いところなのだけれど、ねっとり演らずに、さらり淡々。
湿っぽくなりそうな部分も適度にクスグリを入れて軽く明るく。
引き込まれて聞き入ってしまうが、草臥れないのが良い。

明日から後半戦である。 気を引き締めて早起きしたい。

_ 第16回 靖国講談会(28.5.4)

湿度は低いが日差しは強く、真夏日となった。
靖国会館は本日も大入り。

「村越茂助 左七文字の由来」田辺凌天
「回向院 猫塚の由来」神田こなぎ
「太閤記 本能寺の朝駆け 右大臣信長の最期」宝井梅湯
「石川一夢」一龍齋貞寿
<中入り>
「赤穂義士本伝 楠屋勢揃い」一龍齋貞弥
「爆裂お玉 三泥棒出会い」神田すず
「加賀騒動 紅葉山の闇試合」一龍齋貞花

こなぎさんは初見だが、特徴のある声。 ソプラノ。
この声がしっくりくる口調と演目が出来てくれば面白いのではないか。

中トリの貞寿さんが良かった。 語り込むべきは語り込み、客を引き込んだところで一寸はぐらかす。
基本的なところがしっかりしているので崩しても変な崩れ方はしない。
気持ちよく手玉に取られる。

良否の否では必ずしもないが、好き嫌いだと嫌いで、まぁ耳を塞ぎたいような局面もあったが、出たり入ったりも出来ないので心を無にして耐える。

貞花先生は今聴けて良かった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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