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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-06-16

_ 最近

良く行っているホームページがあって、そこはうちと同じくジオシティなのだけれど、うちと決定的に違う所がある。 

うちは広告があると気が散るので、トップページ以外は広告の表示をオフにしてあるのだけれど、そこはすべてのページに広告が表示されているのだ。 それでも中身が濃くて見た目のインパクトも強いので広告があってもぜんせん気にならない。 しかも更新の頻度も更新の中身の質も高い。 偉いです。

・・・と珍しくひとを誉めてみた(笑)。

「裏」に「日光・鬼怒川」を追加。


2001-06-16

_ 仕事帰りに

新宿へ。 寿氏、ひたひた、ニッパーくんと呑み。 西口の中古屋をぶらぶらした後、高円寺の沖縄料理屋へ。 ここは旨いんだけど高い、そしてうるさい。 だから実はあんまり好きではなかったりする。 散会後、日暮里で阿佐ヶ谷北氏らと落ち合って阿佐ヶ谷へ。 無駄な移動。 下らない話をしつつ雑魚寝。


2003-06-16 CIAのしわざ

_ タイトルに

意味無し

_ 酒田のS.H.I.P

週末は坂田で過ごした訳ですが、様々な収穫がありました。万人向けではないかも知れないけれど、少なくとも私には夢の持てる企画である事を確信できました。 これからぽつぽつ書いて行こうと思います。

_ その他の収穫

オリ通出身の人にオフ会の時のミニコミのような物を見せていただき、そのレベルの高さに驚いた。それなりに高いレベルの紙媒体で投稿を篩いにかけられた経験は公開日記を書く際の文章力にも大いに影響している様だ。 良い勉強になった。

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# Intoxica [「今や柳昇と云えば〜」がとうとう一人もいなくなってしまったのが実に惜しまれる。落語に関心無い人でも「観ていて面白い老..]


2005-06-16 閉店休業

_ 疲れる

長生きしすぎた。

_ やりなおし


やり直し前

やり直し後


あまりにも納得がいかないので、ドライバの設定をいろいろ弄ってみた。 で、「普通の写真」から「高品質グラビア写真」ってのに切り替えたら多少改善した。 但し、スキャンに要する時間は数倍に。
でもオリジナルプリントとはやはり違う。 それが歯がゆい。 星空のパスポート。

2006-06-16 僥倖

_ 昼飯

ラーメンを喰ったら、チャーシューの下からナルトが出てきた。
上村を思い出した。

_ AKB48 チームA公演

あっという間に呼ばれて下手最前・・・で観ようと思ったが、真ん中が空いていたので二列目中央付近。 左隣がわんこ☆閣下。
いやぁ、凄い。 死角が殆ど無くて、音が良く聞こえて、服の柄や生地まではっきり見えて、表情の細かい変化まで良く判る。
お立ち台は全体を見渡せる点では良いのだけれど、椅子席と比べるとなんと言うか「蚊帳の外感」みたいな物がある。
こんな席で見られるのも稀なので、備忘録として感想なぞ書いてみる。

一曲目の「嘆きのフィギュア」。 何度も書くが、高橋みなみが凄い。 人形と人間の間を行ったり来たり。
二曲目「涙の湘南」。 5人全員見える。 柱に遮られない有り難味が身に染みる。 佐藤さんが儚げで良い。 流石の大島。
三曲目「会いたかった」。 視界一杯にメンバーがドドドドッと走り込んでくる。 壮観。
自己紹介MC。 戸島、ミネギシ、篠田あたりの、他のメンバーが喋っている最中の挙動が面白い。
「渚のCHERRY」。 下克上を狙うミネギシの凄みを堪能。
「ガラスの I LOVE YOU」。 成田の平和な顔を眺める。
「恋のPLAN」。 戸島のアルカイックスマイルと、大江の「ふしぎなおどり」を楽しむ。
「グダグダMC」。 星野の投げやりな上にも投げやりな進行と、浦野の強引な纏めを堪能。
「背中から抱きしめて」。 高橋、大島、篠田。
「リオの革命」。 カヤノ監督の至芸を注視。 この人は実にしっかりした基礎を持っている。
「JESUS」。 大江、戸島、コマタニ、佐藤、ワタナベ。 それぞれ振り付けの解釈が微妙に違う。 ガラパゴス諸島の生態系のよう。
「だけど・・・」。 スモークの中から現れる高橋みなみのシルエットが美しい。 星野・折井のユニゾンが少しだけだけれど聴けるのが嬉しい。
「大江誕生祝」。 挙動不審にうろたえる大江。 客の側のお祝い企画も実に良く、良い形でお祝いできたんじゃないかと思う。 良い子だ。
「Dear my teacher」。  旧宇佐美パートに来るとどうしても素に戻ってしまう。 消せない欠落感。 でも楽しい。
アンコール一曲目「未来の扉」。 次の曲への繋ぎで星野がジャケットを脱ぎ損ねてバツ悪そうに笑う。 これが見たかった。
アンコール二曲目「AKB48」。 ただただ楽しい。
「篠田お悩み相談」。 大人になりたい12歳からの相談。 話を振られて「大人になれる方法を知ってるよ。」と嘯く星野。 曰く、「私とごはんを食べに行けば大人になれる。」
それに対して「(からあげを)ボチャンと(醤油に)落として、ピチャンと(醤油が耳に)入ると厭だ」と、古い話を蒸し返す12歳。 古いって言っても、たかだか半年前なんだが、客でこれの元ネタ知っている人のほうが既に少ないのだろう。
最後に「スカート、ひらり」。  おなか一杯。

幸せな気分で帰宅。


2007-06-16 ループする土曜日

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

メール予約が当たらなくても昼夜分まのチケットを確保。
開演までの間繋ぎに、御徒町でつけ麺を手繰ってから裏町を歩いていたら天体望遠鏡屋を発見。 冷やかしがてら覗きに行ったら、店頭でオペラグラスの投売り。
「これさえあれば何処でも最前列」てんで洒落で購入。

このおふざけが凶と出て、抽選入場の籤運は最悪で最終順入場。
お立ち台の片隅が空いていたので其処へ。

公演やら練習やらに絡んだ怪我で松岡と渡邊が、そうではない怪我で野口が、気管支炎で米沢が、更には学校行事で平嶋が休演。
流石に舞台上はスカスカなのだけれど、音だけ聞いている分には左程気にならない。
片山の安定した歌唱が救いになっている。 むしろ片山が歌った方が安定するくらい。

菊地が泣くのを我慢して無理に笑っている表情で気にはなったのだけれど、開演前にまた何かあったのか、コンタクトがずれたのか、汗が目に入ったのか、その辺りはよく判らないが、以前より表情に強さが出て、良い顔になっている。

仲川があからさまに振り付けを間違えたり、凍りついたり、絶望的な表情を出さなくなったので、どう変わったのか観察してみた。
相変わらず口が半開きだったりするが、「隙があるほうが可愛い」と言う向きも有るようなので、これはこれで良いのだろう。
振り付けに関しては「仲川的解釈」に基づいて、完全に正しくは無いが間違ってもいない流れに沿った動きにはなっていて、小林とはまた違った方向で特異な動きをしていた。
進歩ではあると思う。

井上が髪の色を明るくしたのは賛否有りそうだが、緩く巻いた二つ縛りの髪型は良く似合っていた。
時折、上方の言葉を使うが、増田ほどのコテコテ感が無いのは居住地域の差だろうか。

柏木は前髪を多少切ったのか、眉が見えるか見えないかくらいになっていて、表情に変化が付いていた。
オペラグラス越しでも目が合ったような気にさせるところがまた恐ろしい。

普段は中央しか見ない「シンデレラは騙されない」は下手側に注目してみる。
他の曲では柔らかい笑みを浮かべる片山も、この曲では顎を引いて挑戦的な顔になる。
顎を引くと三白眼になるきらいはあるが、曲の世界観には合った妖しげで良い表情。
台本を使っての進行も上手くなっているし、歌も走らず遅れず外さずで安定して上手いし、始めの二た月は印象が薄かったが、今月に入ってからは注意して観るようにしている。

_ AKB48 チームB公演(ソワレ)

まったく籤運が無い日で、ソワレも最終順に近い入場。
椅子席はなんとか確保。

この劇場の大きさでオペラグラスを使うと、舞台上からは誰を見ているのかあからさまに判ってしまうので政治的にあまり宜しくないし、そもそも怪しい。
視野が狭くなりやすいし、AやKでは一寸使い難い。

渡邊の喋りが楽しい。 チームAでは自己紹介以外では殆ど喋る部分が無かったので隠れていた美点が良い形で出て来ている。

激しい曲が多いセットリストではあるが、浦野の柔らかい動きの美しさは、ゆったりした曲の中で出てくるので、「Don't disturb!」では浦野も見ていただきたい。

ソワレは平嶋も出演。
どこのMCだったか、「チームBで一番元気」と主張する仲川に異議を唱える平嶋。
元気が公演の最後まで持続しているのは平嶋なので、私は平嶋に軍配を上げる。

今月に入って私の中での評価が上がったのは片山と菊地、特に片山。

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2009-06-16 AKB48に関係有るような無いような話 三題

_ 『今日も頑張りましょう!』

土曜は所沢でセパ交流戦の西武対広島、日曜は浦和でイースタンのロッテ対西武を観戦。 試合についてはさておき、日曜の浦和での話。

マリンスタジアムの阪神戦うっちゃらかして三塁側内野自由席で見ていたコアなロッテファンの会話が面白かった。
スポーツ新聞を見ながら

「『関係者からシュートの投げ方についてアドバイスを頂いた』って書いてあるけど、シュートの投げ方まで踏み込んで語れる人ってさぁ、あの人だよねぇ」
「あの人ってまさか、『今日も頑張りましょう!』の?」
「そうだよ、俺たち三人が目が合った瞬間『お疲れ様です!』って直立不動で挨拶したあの人しか居ないよ!!」

千葉テレビの野球解説でお馴染み、クラさん(倉持明)の話題であった。

_ ナベツネ私兵グループ75周年応援隊

東京の連中はさておき、名古屋から数合わせとは言え二人連れてくるところがどうかしている。
栄の町を歩けなくなるではないか。
倉持明日香が選ばれなくて本当に良かった。

まぁ仮に選ばれていたとしてもクラさんは
「ハードラックですね。」
で済ませるような氣もするが。

_ 交流戦よりイースタンの試合のほうが楽しいという皮肉

交流戦は演出も派手で、それなりに締まったゲーム展開で且つ質の高いプレーでもあり、見応えは有った(負けたけれど)。
それでも交流戦よりもイースタンの試合の方が見ていて楽しめた。

距離の近さ、視点の低さ、拙さはあるがひたむきなプレー、ふらりと行って見られる気楽さ。
かつてのAKB48劇場にもそう言う物があり、それを見に通っていた訳だ。

身の回りの連中が週末名古屋詣でを始め、研究生公演を選って見に行っている理由が奈辺にあるのか、何となく解ったような気がした。

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2012-06-16 Until Nude

_ sharaku vol.001 [Until Nude]

気鋭のグラビア系カメラマン5人のグループ展「sharaku vol.001 [Until Nude]」を見た来た。
南青山でドアノーとブレッソン、ミッドタウンのフジフイルムで植田正治を見てから行ったのだけれど見劣りしない刺激的な写真。
写真展告知欄以外に紙幅を裂いた媒体は私の知る限りにおいて(ネット以外は)フォトテクニック デジタルの6月号だけだったが、私が見ている間にも何人か入っていたので、それなりに知られてはいるようだった。
フリの客が入ってくるような場所ではないので、目当てで来ているひとばかりだったと思うのだけれど、人を撮ることを趣味としていたり生業にしていたりする向きは見ておいて損は無いと思う。

小池伸一郎
アパートと思しき調度品の無い畳敷きの部屋で撮ったカラー4点。
温度と湿度は低めの色調。 調度品の無い殺風景な感じが生活感を消し去っていて、前述の色調とも相俟って四畳半写真でありつつさらりと。
広角で撮っているが歪みは無く、柱や梁、畳の縁が描き出す縦横の線を使って画面を構成。 串刺しとか首切りと言った禁忌に囚われず、それでいて見る者を不快にもさせない。

三輪憲亮
モノクロで4点。
黒と暗灰色の間のトーンの妙。 暗がりに躍る黒髪。
引いて見た位置で映えるようなライティングで、寄って見ようとすると照明が邪魔をするのには閉口したが、綺麗なプリントだった。

門嶋淳矢
カラーで5点。
温度と湿度高め、5人の中では「写楽」のあの頃に一番近い感じ。 粗にして野だが卑ではない、程の良い生々しさ。
肉感的なモデルを撮りつつ、その「肉感」に寄り掛かり過ぎずに撮った、顔にピントの来ている写真が印象に残った。

松田忠雄
カラーで5点。
水の中に浮かぶ身体の線を美しく描き出した5枚。 下着やストッキングの痕、毛穴や産毛まで写し撮っていながら、描き過ぎる事による不快さは無い不思議な写真。
門嶋淳矢と同じく肉感的で puffy nipple なモデルを撮りつつ、対照的な作品に仕上げていた。

吉田裕之
カラー5点。
赤バックと白バックでモデルが異なるようなのだけれど、私は寄って撮った赤バックの写真により興味を惹かれた。
ピント薄め。 ピンを置いた位置の意味を考えつつ見る。
カラーコンタクト着用の所為なのか目に力が無いのは気になったが、表情そのものは良かった。

小ぢんまりしたギャラリーで、些か窮屈ではあるのだけれど、出点数を絞ったことによりそれぞれの作風は明瞭になっていた。
こうしたグループ展がいきなり商売には結びつき難いとは思うが、作品撮りをする事によって自分の撮りたい写真を明瞭にし、作品を仕上げる過程での気付きが普段の仕事にも生きてくるのではないかと思う。
見る側の好みの問題で評価の分かれる作品は有るかもしれないが、写真の質として劣悪なものは無かった。
細くとも長く続いて欲しいグループ展。

日程:6/15(金)~6/21(木)
会場:SPACE eje
Facebook:http://www.facebook.com/sharaku.project
入場無料

_ 「植田正治の写真世界」展

ミッドタウンのフジフイルムスクエアで開かれている写真展。
ちょっとだけなので量的には物足りないが、作品の選定と照明が素晴らしく、質的には申し分ない。
このスペースでは常に何かしら見たくなる写真展が開かれていて、それ"だけ"の為に行くには一寸アレだが、何かのついでに近くに行ったら見ておいて損は無い。

_ アンリ・カルティエ=ブレッソンとロベール・ドアノー写真展

六本木へ行く前に、南青山の路地裏にあるギャラリー「ときの忘れもの」に寄ってみた。
全品正札付きなので見に来たお客様は「お買い上げになるかもしれないお客様」として遇される。
それが重く感じる向きにはお奨めできないが、好きな写真がこれくらい出せば買えるという目安を知ることが出来るので、私は見ておいたほうが良いと思う。
出品点数は写真美術館などには及ばないが、全品コンディションの良いオリジナルプリント。

_ 更新情報

コラム置き場に

不道舊故

をアップロード。
自分を安全圏に置いた上で讒訴するような輩の醜さ。


2013-06-16 掉尾

_ Dorothy Little Happy「colorful life」リリース記念イベント(イオンレイクタウンKAZE)

南越谷から乗った武蔵野線で越谷レイクタウンへ。 私と同じく一と駅で降りる客がぞろぞろ。 車輌はあらかた空になり、降りた客の大半がレイクタウンに吸い込まれて行く。

馬鹿々々しいまでの広さのショッピングモールを不安になるくらい歩いたところにある「翼の広場」がイベント会場。
ショッピングモールの規模に比例してか、吹き抜けになっているイベントスペースも広めで、折りたたみ式の簡易ステージを6台使ってある。 幅はあるが奥行きは無い。

椅子席が4列、その左右と後方が観覧エリア。勿論、2階3階からも見下ろすことは可能。
この椅子がカフェで使われるような肘掛け付きのもので(最初期のAKB48もこんな感じだった)、無駄に豪華なのが可笑しい。
舞台の上手下手の最前列はスピーカーで死角が出来てしまうこともあってか、立ち見ではなく「座り見」。 さながら「相撲溜会」

例によって開演前に終演後の特典会の説明と観覧に当たっての注意事項など。

15:00の回は二階から。 音の抜けが悪くて聞き取りにくくはあるが、複雑な移動を上から見てみたかった。
富永美杜がバルコニーの上の方まで目配りの三式彈、弾幕が厚い。
途中ささっと捌けた高橋麻里がテントからミネラルウォーターのボトルを持ってきて喉を潤し、「どこか連れていって」。 重要なソロパートがある「colorful life」の前には富永と秋元も同じボトルで代わるがわる口を湿していたのが微笑ましかった。

上から見下ろすと、振り付けの中に過剰とも思えるほど織り込まれたターンでスカートの裾が靡くさまが美しい。 スーフィーの旋回舞踏には広がったまま廻り続ける裾の靡く様の美しさがあるが、「colorful life」の衣装のスカートは何層にも重ねられた布が素早い回転にあわせて開いたり閉じたりする、水たまりに落ちた雨粒が描き出す波紋のような美しさ。

17:00の回は溜会の後ろから観覧。 スピーカーは邪魔だが音はよく聞こえる。
「どこか連れていって」では肩の力の抜けた歌唱が素晴らしい高橋麻里だが、「set yourself free」など、曲によっては未だ張りすぎるところがあり過渡期にあるようだ。
「colorful life」のコーラスで囁くように歌っている部分も良いのだけれど、本人の志向なのか上からの指示なのか、必要以上に強めに歌う傾向がある。
これは高橋に限った話ではなく、歌にしても振り付けにしても Dorothy Little Happy 全体について言える事であり、盛り込む事に一生懸命でバランスを欠いてしまっている。 日露戦争での戦訓を妄信して兵卒を鍛えさえすれば戦争に勝てると思い込んで破綻した第二師団の愚は仙台の地に未だ根を張っているのだろうか。
リリースイベントの掉尾とあって、「set yourself free」を歌い終えて挨拶をして捌けたあとにアンコール。 改めて「colorful life」を歌って〆。
溢れ出る感情が乗って、最上の「colorful life」になったように思う。

_ 「colorful life」PV雑感

ムービーカメラではなく、デジタル一眼レフの動画機能での撮影だと思うのだけれど、絞り開け過ぎAFに頼り過ぎ。 不意に泳ぐように焦点が移動するから集中して見ると酔う。
白ホリのスタジオで歌い踊る様だけをシンプルに見せようとする意図自体は悪くないのだけれど、それを形にするセンスと技術が無い。 日の丸構図のPVなんざ生きているうちに目にするとは思わなかったし、出来ればお目に掛かりたくなかった。
真ん中に立つメンバーの顔が画面の中心に置かれていて、頭の上に余白が有り過ぎる。 腕を振り上げたときに指先までフレーム内に収めようとしての事でぱあるようだが、足首から下はハナッから切れている。 寄って絵を作る事も引いて絵を作ることも出来ないからこうなる。
ズームレンズしか使っていないから焦点距離ごとのレンズの特性も分かっていない。 どの距離から、どんな角度から撮れば映えるかを試した形跡も無い。
いやはやヒドい出来であった。

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2014-06-16 私にしては珍しく、真ん中に目が行く

_ つりビット「つりの恩返しvol.1~まずは表参道を釣り上げます♪~」(2014.6.14 表参道GROUND)(1)

表参道に待機列が出来ており、先ずはそこに並んで入場待ち。 並んでいる間に金属探知機などを使って軽くボディチェックなど。
やる側もやられる側も空しい。 これで何かやらかす奴が捕まるとは誰も思っていないが、世間様に対してのアピールとしてやっておかねばならない。

入場時には荷物チェック。 入場開始は少し遅かったが、スタッフの動きが的確で、開演は遅れなかった。
スポンサーの生コマーシャルなどもあった後、ほぼ定時に開演。

昼夜2回公演の両方を観たのだけれど、一本のライブをこなせる持ち歌が漸く揃い、メンバーの技倆や体力が追いついた頃合を見計らってのワンマンライブであるのが伝わる作り。
楽曲にしても衣装にしても、手持ちのものを丁寧に組み立てて見せる工夫がなされていた。

暴れたい盛りの客は居らず、昨今の風潮で発光持続時間を気にせずに済む書類の光る棒を常に手にしているので、手拍子も静か。
煽るような曲が少ないこともあり、落ち着いて見ていられる。
縦に長い箱なのだけれど、舞台が高いので後ろからでもメンバーの首から上くらいは辛うじて見える。 天井が高いので音の回りがよく、空調もそれなりに効くし、二酸化炭素濃度が上がり過ぎないのもあり難い。
それなりに歴史のあるところなので、照明は LED ではなく、普通のライト。 発熱量は大きいと思うが、明滅が緩やかで目には優しい。

トベタ・バジュンの手がける楽曲は、中田ヤスタカが作るものがカルピスだとすると、コーラスとかミルトンとかそういう物であるような印象を持っていたのだけれど、つりビットの曲はあまり歌声が加工されていないので、危惧していた「まがい物感」は無かった。
但し、曲によってオケの出来不出来の差が激しく、シンセサイザーでは再現しにくい種類の楽器の音を、その楽器を使っているようにして作った楽曲の安っぽさはいただけない。
オケに被せた感じは無く、ほぼ生声だったと思うのだけれど、マイクの持ち方はかなり荒っぽく、口と正対しておらず、口からの距離も変動するのに何故か拾っているのが不思議だった。

_ つりビット「つりの恩返しvol.1~まずは表参道を釣り上げます♪~」(2014.6.14 表参道GROUND)(2)

青ショートボブ、赤ボブ、緑ツーテール、ピンクポニーテール、黄色ゆる巻きロング。 それぞれ顔立ちに合った髪のあしらい。

イメージカラー赤の聞間彩が真ん中に立つ曲が多く、その際は周りが中心を守り立てる様な形になるのだけれど、そうではない曲もあり、そんな時は聞間彩が守り立てる側に廻ることになる。
面白かったのはこの聞間の「曲ごとの振る舞いの違い」。 守り立てるときは大きく、守り立てられるときは控えめに。
真ん中に立ったときは我を張らず、象徴としての振る舞いになる。 機関としてのセンター。

2曲~3曲やって、間繋ぎの喋りで小休止と言う構成は、メンバーの体力を図った上で練られており、喋っている間にも代わる代わる捌けて行って暫く帰って来られなかったりもする状態ながら、歌って踊っての部分では疲れを見せることも無く、金の取れる出し物としての質は最後まで保たれていた。

聞間彩はダンスも歌も飛びぬけて上手くは無いが目立って下手でもなく、それでいて立っているだけでも目を惹く。
自然に目を惹くので殊更張り切って踊る必要も無く、そうすることで守り立てる側の見せ場も作っている。
驚いたのはマイクと口との距離と角度がほぼ一定に保たれていること。 顔を隠さず、きちんと音を拾う位置にマイクがある持ち方が崩れない。
仕込まれてそうなっているのか、個人の資質としてそうしているのかは分からないが、やっていることの質が高い。 質は高いのだけれど、その質の高さが実に分かりにくいところにあり、それが実に面白かった。

次のシングルは山下達郎のカバーで「踊ろよ、フィッシュ」。
山達が許したからシングルとして出せる訳で、許したからには及第点は付けているのだと思うが、さてこの曲がサンデー・ソングブックで掛かるかどうか。
とりあへずリクエスト葉書を書いてみようと思う。


2016-06-16 錬金術

_ 週刊ヤングジャンプ 2016 29号

指原莉乃
巻頭7ページ13カット、撮影は桑島智輝。
表紙は笑顔であり、珍しい。

体形や面相については何処からどう切り取れば映えるか、撮る方も撮られる方も分かっており、「今回はこうしたい」と言う方向が定まっていて、編集者や事務所も含めて合意形成が為されていれば、良いものは出来る。

無から(零ではないがそれはさておき)有を作り出す錬金術的な部分は苦笑するほか無いが、美点である部分を線で描き出した絵には唸らされる。
生娘感の無さを糊塗するでもなく、安売りするでもなく、居る訳ゃ無いんだが近所に住んでいそうな現実感のある色気として提示。

4分割が2ページ、あとは1ページに1枚。 選った上で適切な大きさに配置。
今年も良いタイミングで良いものを出して来た。 眼福。

井上由莉耶
巻中4ページ7カット、撮影はTakeo Dec.
インタビューはオマケの冊子に収録して、こちらは写真を見せる構成。
右側から撮ったアップが3カット。 引きのカットも右側からのものが多く、些か単調。
冊子のインタビューを読むとセルフプロデュースで自らの道を切り拓いてきた来たことが解り、腑に落ちる。
セルフポートレートで映える角度、それが「井上由莉耶にとっての『井上由莉耶の貌』」と言う事なのかもしれない。
良し悪しではなく好悪と言うか嗜好の部分で私には受け入れがたいところも無いではないが、生き方としては面白い。

込山榛香
巻末6ページ11カット、見開き1か所。 撮影は岡本武志。
硬くて色が濃くて白っぽい、好みではない仕上げ方だが表情は良く汲み取れている。
光の当て方は強めだが、クシャッと笑うと目を細めるので、眩しさからくる緊張も然程感じられず、目を細めると大仰なカラーコンタクトも気にならなくなる。
6ページ目がそれ。 上手く纏めてある。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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