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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-07-20

_ 後輩の

M田君が来た。 昼に浅草で待ち合わせて六区の辺りのうらぶれた露地ををうろうろしたあと、上野へ。 公園の中を抜け、芸大の横を通って谷中へ。 墓地を抜け、商店街をひやかして、日暮里から京成で町屋へ。 町屋から都電にのったりおりたりしつつ、王子のマクドナルドで飯。 チーズバーガー2個LLセット、550円+5%。

街の中で写真が撮りたいと言うので、観光客の行かない東京の街を日がな一日歩き続け、写真を撮り続けた。 

マミヤの21mm/f4を貸したらハマッテしまい、「20mmが欲しい」と言うので、荻窪のプリズムへ。 丁度ウクライナ製ミール20mm/f2.5があったので、カメラにつけて覗かせてみたら気に入った様で、カードで買っていた。 中野のPに寄り、浅草でM田君を見送って帰宅。 疲れたが楽しい一日だった。 これで酒が飲めれば言う事は無いのだが・・・。 

昨日書き忘れていたが、「ペトリ研究会」と「スクリューマウントの部屋」を更新。 「ペトリ研究会」の方には最末期のペトリのカタログから、へなちょこさ加減が何とも言えない文章を、誤字・送り仮名の間違い・文章表記上の間違いもふくめて原文通り掲載。 カメラに興味の無い方も読んでみて下さい。 

_ -今日の言葉-

百年三萬六千日
一日須傾三百杯

 

李太白「襄陽歌」より


2002-07-20 今日は肉祭り

_ 今日は

秋葉原でMINXと言う人が多いようなのだけれど、とてもそんな金はないので終了後の肉祭りのみ参加予定。 時期が時期だけに荒れるんじゃないかと予想。

_ 読み違え

「MAX新メンバー」を「MINX新メンバー」と読み違えて「もう入れ替えかよ!!」と驚いて5分後に気がついた。 スーパーモンキーズから数えると何回目のメンバーチェンジなんでしょうか?。
追記:BBRKによるとMINXの新メンバーは3人、本日発表との事。

_ ピカピカのマコこと恵美奈マコ引退

きのうからぐだぐだ書いているのはこの件に関してなんですが、オフィシャルサイトに残ったマコちゃんの残滓は引退告知と、差し替えの効かないジャケット写真のみと言う素早い対応。 事務所コメントにある「たび重なる協議を続けてまいりましたが、本人の意思を尊重し、引退という結論に達しました。」ってのを見る限りにおいては病気休養の発表から引退まで1ヶ月引っ張ったのは事務所側としても説得・懐柔・条件闘争など打てる手は打ったんだと思われ、物凄い勢いでオフィシャルサイトのコンテンツからマコがらみのものが消えて居ると言う事からは円満退社では無い事が見て取れます。
発表されたのが大体3時頃、マコの日記が削除されたのはidol headline本人日記の更新情報を見ると 07月19日(金)16時12分08秒 素早い。
円満退社で無いとすると、休養発表から一月の間にメンバーがこの件に関して何一つ触れなかったのも腑に落ちます。 振りやらフォーメーションやらパートの振り替えやら、既に決まっているライブをこなさなきゃいけない中でそれらを組みなおすのは大変だったと思う。 事務所がいろいろやっている時に余計な事は言えないってのも有ったのかも知れない。 然し乍らただ待つ身の客の方としてはそれでは収まる訳は無いので、隠蔽しなくて済む事に関してはなるべく公にしていただきたい。

_ そんな中

解せないのが千葉麗子の動き。 書いたり消したりほのめかしたり。 

_ まぁ

本日をもって、弊社と彼女との専属契約は解除され、今後一切の関係はなくなります。」・・・って事で、既に辞めっちまっているからぐだぐだ書いても仕方ないんだけれど、最後に送り出す場すらないというのは淋しい。 VANVAN所属のタレントとしての恵美奈マコという名が使えないなら只のド素人の綿井さん(仮名)とかでもいいから最後に出てきて欲しかった。 他にやりたいことがあってアイドル業辞めるんならこれまで貰った「幸せ」の御礼をしたいという客は少なからずいると思うし(って書いてて非常にこっ恥ずかしいんですが<汗>)、ウソでもいいから円満に辞めていく画が見たかったりもするんじゃなかろうか?。 私のようにスレた人間ですらそうなんだから(苦笑)

私もタレントさんに本をプレゼントしてちゃんと読んでくれてお礼まで言われたのは今だかつてマコちゃんだけだったんで(それも澁澤龍彦だよ<驚>)、そういう人がいなくなってしまうのは非常に寂しい。 マコファンの人はすれっからしが多いピカピカの客の中でも例外的に純粋まっすぐ君が多かったので、マコ辞めた=ピッカケ引退 って事にもなってしまうようだ。 それもそれで寂しい。

ともあれ、これまで有難う、お疲れ様でした>マコちゃん。  ・・・と書いておこう。

_ 今回の件で

大変だったのは本人よりもむしろ事務所側だと思うのであまり無理は言いたくないです。 血の通った人がやってるいい事務所だと思います。 後は本人が出来る事をやった方が良いんじゃないかと言う感じ。 ネット環境はあるわけだし、自分で何かしら発信する事も可能

・・・って書いてみたけど不可能だよなぁ、あ〜こりゃこりゃ(←ヤケクソ)

_ 憶測広がる

「西野=野間」説

「西野=水本」説

どちらもイヤだなぁ。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# 鉄青 [「最終更新日時: 07/19/02 15:35:59 地方標準時」 ・・・マコがピカピカのメンバーではなくなった時刻..]

# 通りすがりの横浜市民(仮名) [初めまして、いつもこっそり拝見させて戴いております。 22日のライブは魔法島が主催(の筈)なので、そこに只の ド素人..]


2003-07-20 馬鹿みたいに自転車を漕いだ日

_ 朝寝がしてみたい

流石に皆疲れていたのでチェックアウトぎりぎりに起き出してとりあへず街の中へ。
12:00出発と言う事で、それまでの時間をそれぞれ自由に過ごす事にした。 わたしと なも さんは前から気になっていた(・・・と言うか、この時間はそこしか開いていない)五郎兵衛食堂で朝飯。

_ 謎の五郎兵衛食堂

「定食 500円」と店頭に大書してあって以前から気になっていたのだけれど、いい機会なので入ってみた。 ここは朝の7時過ぎからやっているらしい。 魚が食いたかったので焼き魚の定食とラーメンを頼んだ。 定食は納豆か卵が付くのだけれど、卵にしたら出てきたのは納豆、大粒で旨かったので良しとしよう。 丼飯と白菜の味噌汁、漬物、焼き魚、納豆、で500円。 焼き魚はワタを抜いて胸鰭をとってあるからわかりにくいが飛魚。 鱗が微妙に残っていて口に残ったのが難。 焼き魚そのもの、大根おろしそのもの、納豆そのものは旨かった。

_ 自転車漕いで土門拳記念館

財布をどこかに忘れたという なも さんを置き去りにして、1人で観光協会の無料貸し自転車を借りて土門拳記念館へ写真を見に行った。 これがまた、実に遠い。 更に、最上川を渡ってからは延々上り坂。 途中で写真でも撮ろうと思って銀箱なんか担いでいるから余計に辛い。 10:50過ぎに清水屋の前を出発して、向こうについたのは11:10過ぎ。 約20分はっちゃきになってチャリンコを飛ばしたあとだったので、土門拳記念館の効き過ぎた冷房も却って心地よい。
展示内容は原爆と室生寺と筑豊。 原爆のはチト重すぎたので、室生寺と筑豊の子供たちを入念に観賞。 これまで土門拳の写真は、厚かましく人の心の中までずかずか踏み込んで撮っているような印象があったのだけれど、実際見てみるとそんな事は無く、対象物への敬意は感じられてなかなか良かった。
然し、撮影者が写真の中に出過ぎているような感じはしていて、見ていて居心地の悪さは感じた。 これは「撮影者は透明でありたい」と言う私の信条の対極にある写真だったからなのだと思う。

_ ト一屋

楽天にも店を出していて、なかなか凝った物を売っている地元資本のスーパー ト一屋 にも行ってみた。 1階の生鮮食料にも心惹かれたが、足の速い物をお土産にするわけにも行かないので、乾物を置いている2階へ。
【ト一屋特撰】味噌汁の友「うずまき麩と乾燥ワカメ」「うずまき麩と岩海苔」「乾燥ワカメと乾燥豆腐」の三種類あって、味噌汁に一つまみ入れると火入れしていないワカメや岩海苔から磯の香りが立ち上るという寸法。 ふやけると結構増えるので、本当に「一つまみ」で十分。 これは嵩張らないしお土産には良いんじゃないかと思います。 嵩がどうのこうの以前にちゃんと美味しい。
その他、「飛び魚のだし」だの何だのを購入。

_ 「仏壇のさとう」さんへ

集合時間になったので電話してみたら「仏壇のさとう」さんにお邪魔して居ると言う事で、わたしもそちらへ。
ご主人から酒田の食文化について色々とお話を伺ったのだけれど、非常に為になった。 「内陸はなぜだか牛肉文化圏なので肉と言えば牛肉だけれど、庄内は豚肉文化圏なので肉といえば豚」とか、「酒田は殿様商売・・・と言うか、一定量の仕込をして売り切れじまいの店が多く、店が閉まるのが早い。」とか「九州の方では『アゴ』と呼ぶけれど、こちらではそのまま『とびうお』と呼ぶから、「とびうおの〜」と書いてあれば地元産品だと思う。」「このへんではとびうおのだしで素麺を食べる。」・・・等々。 目から鱗。
お盆の忙しい時期に長々お邪魔して申し訳なかった。 SHIPのお香を購入。

_ 米沢へ移動

高速で米沢へ。 アンチ巨人どころかヨミウリの試合はテレビも点けなかったと言う ごりぱん家。 匿名掲示板で呼ばわりされる事に文字通り ゴリっ腹 の ごりぱんさん の為に新しいハンドルを考えると言う企画を思いつくも、出て来るのは「"子供大好き"と言う設定で そりぱん」とか「隠れドリヲタの どりぱん」とか「ロリぱん」とか「もりぱん」とか「ボンゴ担当大好き るりぱん」とす碌な物が出てこず、すべて没になったりしているうちに会場である上杉神社周辺に到着。 駐車場に車をぶち込んでお祭りへ。

_ 上杉鷹山公生誕祭 米沢市・伝国の杜特設会場

ライブ開始前に謙信公を祀った上杉神社と鷹山公とその重臣たちを祀った松岬神社を参拝。 お祭りに行ったら挨拶くらいするのが礼儀だと私は思う。
一雨来てどうなる事かと思ったがSHIPの出番の頃にはまた晴れた、晴れたが日も暮れた。
最前列に陣取った かおりん の通う高校の野球部の面々。 夏の大会で来ていたらしいのだが、試合が順延になった鬱憤が爆発したのか、ライブ中 かおりん に大して本名を叫ぶナチュラルな外道プレイ。 関東勢のケチャを見るや「オイ!!スゲーぞ、あれ!!」「オマエラもやれやれ!!!」と盛り上がり、関東勢のOADを見るや「ナンダアリャ?(苦笑)」「オマエラもやれやれ!!!」と盛り上がる。 こうして文化は伝播していくのか。

_ 今日の機材

コンタックスRTSII+プラナー50mm/f1.4、ペトリ135mm/f2.8、ジュピター9 85mm/f2、コムラー24mm/f3.5
コシナ・フォクトレンダー ベッサR+ジュピター3 50mm/f1.5、リコーフレックス・ダイヤL
コンタのみコニカパン100.あとはいつも通り。

_ 気配り目配り

あいぴょん がステージ上から客席に目線を配り始めたのは先日からだったのだが、この日は りり もなんとなくそんな素振り。
ファインダー上では良い感じだったので、あとは現像とプリントでどうなるか。

_ 終演後 ブルートパーズ祭り

GがSに交渉して(笑)脇の方でお見送りタイム。 あまりに暗くて私は一枚も撮らず。 そんな中「ブルートパーズ祭り」が開催され・・・たが、緊張のあまり好機を生かせず凡退。 下手に喋らなかっただけ印象はむしろ良かったんじゃないかとプラス思考。

_ 会食

地元ファンの皆さんとラーメン屋でお食事会。 子供に碌な事を教えない なも さんはコサキンリスナーの鑑だ。

_ SHIPチャット中に東北地方で地震

東北は地震が多いのでこう言うことは良くあります。 昔々の大昔、仙台の友達と電話中に地震があり、初期微動から縦揺れ→横揺れと実況したら、暫らくして向こうも揺れ始めたりして、地震の波がリアルタイムで進んでいくさまを体感したりしました。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# Intoxica 改め 『あのよろし』か? [リスナーじゃないのに子供にろくなことを教えないその行いにシンパシーを感じてしまう。 そんなわたしも偶には為になること..]


2007-07-20 途中下車

_ AKB48 チームB公演

前回観たのが6/24だから、ほぼ一と月振り。
怪我の松岡と渡辺が復帰してからは初めての観覧。 久し振りに全員揃ったチームBを見た。

うやむやにして逃げてきた仕事絡みの電話が入場直前に入り、あたふたしているうちに立ち見も良い所は全て埋まってしまい、人垣の後から。
高い壁の向こうの中央を取るか、低くて隙間の多い壁の下手を取るか逡巡して下手を取る。 既視感のある視界だと思ったら、宇佐美目当てで通っていた頃によく立っていた場所だった。

碌すっぽ見えやしないが、音が聞こえる分カフェ観覧よりはマシである。

間の悪いところにツッコミを入れてしまったりはしていたが、井上は積極的に喋れるように成ってきた。 振り付けに気を取られ過ぎず、良い表情が持続。

先日のCD販売握手会に行った友人が「まゆゅ(渡辺)は実在した。」と興奮していたが、むべなる哉。 突っ立っていても可愛いところへ持って来て、喋り方から動きから、全てが齧歯類の様に可愛い。 可愛いで出來た生き物。 おそるべし。

仲谷の髪型が絵に描いたようなおかっぱになっていて驚く。 相変わらず前頭部の髪は激しく踊っても微動だにしない。

今日も鼻濁音が綺麗な片山。 喋る段になると毎度客やメンバーに突っ込まれて翻弄される。
メンバーはともかく、客に翻弄され過ぎるのは如何なものかと思うが、翻弄される様は可憐で良い。

日本語のイントネーションが独特で、異国の薫り漂う松岡。 意外に・・・と言っては失礼だが glamorous。

私には濃厚すぎた米沢の自己紹介があっさりしたものに変わっていた。 好印象。

浦野と渡邊はお揃いで側頭部二つ縛りの髪型。
「ツインテール」と言っていたが、我々世代には語感として宜しくない。 「可愛らしい髪型の浦野」ってのも久し振りに見た様な気がする。

今日も元気な平嶋。
ふと目をやった場所に居る事が多い。 それだけ目を惹くのだと思う。

ふくれっ面が絵になる柏木。 横顔も綺麗。

殆ど見えなかった「Blue rose」
スタンドマイクをゆっくり蹴って素早く引き戻す井上。 引き戻すと何故かマイクが上を向いてしまう米沢。

「禁じられた2人」の台詞部分がより感情を乗せた科白廻しになっていた。 緩急を付けた仲谷、溜める柏木。
柏木のくねる動きの返しが強く早くなっていた。 色々な部分に工夫を重ねているのだと思う。

全員揃ったのを久し振りに見た「雨の動物園」。 確かにまぁ渡辺は可愛いのだけれど、片山のソロパートが減ってしまったのは悲しい。 元に戻った訳ではあるのだけれど。

歌の後の間繋ぎMCは多田、早乙女、片山、野口・・・と松岡。
片山の猛獣遣いぶりが楽しい。

舞台中央の視界を捨てて下手を取ったのは、「シンデレラは騙されない」の片山の魅惑の三白眼を堪能する為だったのだけれど、睨むと言う程では無くなってしまっていたので肩透かし。
この人の顔は、角度と表情によってガラリ印象が変わる面白さが有る。

_ 折井あゆみ、ブログ開設

一月にAKB48を辞めて以来、活動状況が良く判らなかった折井が、誕生日にあわせて「折井あゆみの、目覚まし7コ愛用中…★」を始めた。
宇佐美のブログのようなやさぐれた内容ではないので、安心して読める。


2014-07-20 自動人形テレーズ

_ PIP: Platonics Idol Platform "お披露目から一ヶ月経過"記念公演

15:15開場、15:30開演と言う事で、15:00位までは並ばないで欲しいようなことを濱野がツイートしていたが余り浸透しておらず、14:20の段階で既に並び始めるものがちらほら。
散歩をして時間を潰して15:00少し前に戻ってみると、既に30人からの当日枠待ちの行列。 気軽に見られるのも今のうちかもしれない。

予約者の列は15:00を過ぎてもなかなか伸びなかったが、開場間際にバタバタと。 暑い中長時間ならば無くても時間通りに来れば入れるシステムと言うのは有り難い。 スマートフォンによる本人確認のシステムも、入場をスムーズにしている。
惜しむらくは入場待機列を作るノウハウが無い事で、「1~10」「11~20」みたいな札を先頭の客に持たせるなり、床に置くなりすれば客が勝手に並んでくれるのを、スタッフが一人ひとり誘導して並ばせる非効率。
これが省力化出来れば待機列全体への目配り手配りが効いて来るし、客の数が増えても対応できる。 そもそもプロデューサーたる濱野が現場仕事にまで駆り出される状況はあまり宜しくない。 全体を掌握する立場の人間は、それを第一義とすべき。

前述の通りスムーズに入場。 場内の椅子は予約者+αで並べられており、立ち見最前列を取るために予約して入場する向きも多く、座りたい人は座れる幸せ。
前回と同じく手荷物持ち込み不可。 隣室に並べられた机に荷物を置いてから入場。 性善説に立った仕切りではあるが、まぁ仕方が無い。

暗転(・・・と言っても螢光燈が消されるだけだが)からAKB48劇場のオーバーチュアが掛かり、一曲目は「Dreamin'GIRLS」(AKB48)から。 オーバーチュアには失笑したが、この曲はそれとセットで一曲なのでこれはこれで良い。 更に2曲演って自己紹介まで済ませたら既に30分。 自己紹介のお題は「私の大切なもの」。 濱野が見せようとしているのは歌って踊っての部分、物販アトラクションでの接客能力だけではなく、人そのものであり、それを自己紹介に絡めて曝け出させているのだと思う。

自己紹介の後は一旦捌けさせてユニットとソロのコーナー。 メンバーを呼び込んで人となりや近況・その曲を選んだ理由などを引き出した上で(ネタバレがある場合は曲の後に)、歌わせる「ドキュメント女ののど自慢」方式でみっちりと。
オケはガイドメロディー付きの物を使い、歌も振りも金の取れるレベルでは未だ無い(鉦も取れないであろう)のだけれど、何者かになろうとする生々しさに惹き付けられる。
手元のメモに「空井美友、下町の大矢真那」

強く印象に残ったのは、御坂ゆき乃の「シンクロときめき」。
平嶋夏海唱法で不安定に安定。  口元がアルカイックなので笑顔に見えるが、鼻から上の表情は読みにくい。 緊張からだと思われるがマイクが常に口の左側にあり、透けるように白い肌は白いのを通り越して青みがかってすらいて、その圧倒的な美形感とぎこちない動きは「黒死館殺人事件」に於ける自動人形テレーズを想起させる。
御坂ゆき乃は他のメンバーが歌っている時も、没入のあまりリズムを刻まない手拍子を打っていたり、何にどう生きるかは分からないが得がたい逸材であることは間違いない。
古人曰く、此奇貨可居。

山下緑が喪服で「喝采」
思考は面白いと思うのだけれど、紡ぎ出される言葉は借り物が多く、インパクトはあるものの心に深くは響かない。
作り出した虚像に既に振り回されつつあるのではないか。

今日も客席を一番沸かせていたのは濱野

「スピーカー買いました(3万円)」
「ワイヤレス(マイク)も買っちゃいました(4万円)」
「マイクスタンド、これ安物でダメなんですよ、買いなおさなきゃ。」
「既にPIPに100万円注ぎ込んでます。」「でもヲタ活費用を廻しただけなので問題ない」
「照明も買う予定」

やっている事は趣味の域を大きく脱して「道楽」と呼ぶのか相応しく、桜組の西山由之会長にセンスと教養を足して財力を引いた感じ。 まったくどうかしているが、どうかしているが故に清々しい。
楽曲がAKB48系のものに偏っていたり、オケがガイドメロディー付きのショボ過ぎるものであったり、未だ文化祭の出し物的なヌルさがあったり、ダメな所もあるのだけれど、濱野が突き抜けたバカなので許せてしまう。
家庭不和は招きそうだが、良い道楽だと思う。

客層は座ってじっくり見たい向きと、騒げればいい手合いに二分。
騒ぐのにも必然性があれば許容できるのだけれど、その雑兵感はスターリン大粛清後のソ連軍。 フォン・ゼークトの四番目みたいなのが指揮を採っているのでやかましい割に統率もとれず、ただただ五月蝿く煩い。
手拍子は走ったり遅れたり、裏になったり表になったり忙しく、リズム感がないから野次も間が悪い。 機知にも欠けるので、野次と言うより怒号と呼ぶのが相応しい。 それがてんでばらばらに叫ぶものだからさながら学級崩壊。

その雑兵にすら負ける音響が情けない。
客が入る→入った客が騒ぐ前提で音場設計していないのでオケの音も歌声も掻き消されがち。 オケの音を取れなくなって歌唱に支障を来たす場面も見られた。
これは客席に向けたスピーカーが二基あるだけで、モニター用が無いからでもある。

濱野はアイドルそのものにしか目を向けておらず、それを支える諸々について関心を持って来なかったのではないだろうか。 アイドルと言うものの送り手になって初めて見えてきたそれらに手配りが追いついていないように思う。
「設計」という言葉がよく使われるが、濱野のそれはモデルルーム的であり、モデルハウスにすら備わっている「そこで暮らすための様々な物」が欠けている。
改善する意思は見て取れるので、暫くは静観したい。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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