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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2004-08-21

_ 誤算

発車直前の山形新幹線に飛び乗ったら山形止まりだった。 山形駅で後続列車を1時間まつのももどかしく、駅前から高速バスに乗ってみた。
所要時間は2時間半で2400円。 車両は多少やれた4列シートの観光バスだが、とりあへずトイレは付いている。 身長が170センチに満たない私のような人間には、このころのバスの小さ目のシートの方が背もたれの頭の当たる位置がしっくりきて安眠できる。

_ 中食

浪漫亭に寄った後、中町の三日月軒にて中華そば(小)480円。 うまい。

_ デザート

モアレさんで生ビールのジェラート。 大人の味。
海からの風の吹き方の違いから、市内でも場所によって家の建て方が違うという話しを伺った。 なるほど納得。

_ チェックイン

今回も泊まりは南新町の若浦屋旅館。 一っ風呂浴びてから中町へ。 ケルンでコーヒーを飲んでから浪漫亭で呑み。 ごりぱん氏のご生誕祭。 12時過ぎに散会。


2006-08-21 残暑厳しく

_ チケット確保

AKB48チームA「誰かのために」公演二日目。
昼公演のメール抽選はハズレたので、混むだろうと踏んで回避。
蓋開けて見りゃ二束そこそこの入りだったそうだ。 それでもド平日のド真っ昼間である事を考えれば、驚く可き集客ではある。
夜もハズレたので並ぶ事にした。
4時前に着きゃ何とかなるだろうてんで2時を廻ってから家を出て、バスと地下鉄乗り継いで秋葉原。
末広町で降りて歩いて行くと、ドン・キホーテ前には既に行列。
むさ苦しい列ン中に、知己の日傘がぽつりと一つ。
女子の枠は別なのだから、列も分けてやった方が良いのではなかろうか?
ちと惨かった。

チケットは押さえたので、これからしばし時間潰し。

_ AKB48 チームA夜公演

「誰かのために」公演二日目。 映画撮影の為に初日と今日の昼公演を休んだ前田が夜は途中からだが出ると言う。
代演の河西はどうするのかと思ったら、前半は河西、後半は前田。 アーモンドグリコ。

抽選は最悪の最終順入場。 偶々空いていた上手最後列に潜り込む。 これが最終的に吉と出た。
未だ正式な曲名が発表されていないので、仲間内では「〜みたいなヤツ」と適当に呼んでいるのだけれど、私が勝手に「田中角栄音頭」と呼んでいる一曲目以外は、早くも耳に馴染んできた。 偽和風、贋江戸ってのは昔からどうも苦手だ。

最初の何曲かで着ている、胴回りには余裕を持たせてある割に、妙に丈の短いセーラー服衣装は、一寸動くだけで御開帳と相成るので、目の遣り場に困るし、精神衛生の上からもよろしく無い。
星野なんざ只突っ立って手を上に挙げただけでもうナニがアレだ。
そもそも見せパンとは言え、黒いってなぁ如何なものか。
土留め色でないのがせめてもの救いだ。

前半に出てきた河西の出来が非常に良く、前田はどうなるんだろう・・・と思っていたのだけれど、後半に何の前触れも無く登場した前田は流石の存在感で、目立ったソロパートは無いものの、客の目はしっかり引き付けていた。

柱で死角になって見えない所が多いので、上手側の見える部分を中心に観覧。
戸島や渡邊あたりが重点的に見られて、この点では当たりだった。

中西と小島のユニットが面白い。 自己演出によってより美しく見せる中西と、抑制に抑制を重ねて破綻した部分を隠す小島。 隠すと言うか隠れたと言うか。
オーソドックスなメロディーにリズムマシーンの刻む音を強めに被せる80年代のフレンチポップスの様な手法は私好み。
小島パートの時の中西の仕事っぷりに注目されたい。

アンコールのメドレーの中で、人形振りのような動きがあるのだけれど、大江のやるそれはKatalepsieみたいで面白い。

アンコールの最後で演る黒いドレスの曲(コードネーム「なぜ?の嵐」)で、浦野がド真正面。 この曲の浦野は凄い。

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2011-08-21 スイッチ

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 35号

川口春奈
7ページ20カット、撮影は長野博文。
青年漫画誌での初水着グラビアと言うのが売りなのだとは思うが、水着部分はぱっとしない出来。 川口春奈にしては面白味が薄いグラビア。 カメラマンとの相性の問題も有るとは思うが、スイッチが入り切っていないと言うか、何と言うか。
小さく並べた中には良い表情のものも有るのだけれど、扱いは小さい。
2ページ目上段と6ページ目の横顔は川口春奈の良さを引き出しているが、どちらも横顔であるところに前述の「カメラマンとの相性」の問題が隠れているように思う。

多田愛佳
白制服に白ビキニ(そして何やら白い服)。 背景も小道具も白、白、白。 白で埋め尽くした白いグラビア。
目に入るものが全て白いと、光を強く当てなくともそれなりに眩しい。 1ページ目もそれなりに眩しそうではありつつ、変に表情を作らない分、様々な解釈が成り立つ味わい深いカット。
多田愛佳の定番である、チラリと八重歯を見せたカットも使ってあるが、これが有るのでそれ以外のカットが引き立つ。
全カット外れ無しの佳品。

篠崎愛
4ページ11カット、撮影は樂満直城。
真ん中の見開きは定番のニコパチだが、始めと終わりにそうではないカットも使用。
1ページ目の寝転んだ横顔が良い。

ぐるぐる48 vol.17
7/8の深夜に放送されたオールナイトニッポンに於ける対決企画のレポート。 カラー1ページ1カット、モノクロ2ページ10カット。 カラーページの佐藤亜美菜。 少なくとも顔はほっそりしてきた。
収録部分は進行役が居ないために少々ダレた感じはしたが、生放送の部分は佐藤・峯岸は勿論、指原や高城も存分に持ち味を出していて、最後まで飽きずに聴き通す事が出来たのは前述の通り。
結果的に負けは付いてしまったが、内容は濃かったし、特に佐藤亜美菜にとっては実りある二時間で有ったのではないかと思う。

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 36・37合併号

篠田麻里子
7ページ10カット、撮影はTakeo Dec.
篠田のグラビアはハズレこそ無いものの、隙が無さ過ぎて詰まらない事がまま有るのだけれど、今回は良く出来ていて且つ面白い。

グラビア本編以上に、オマケ写真集の出来が素晴らしい。
青年漫画誌のグラビアの宿命として、普段は薄い紙しか使えないのであるが、オマケ写真集はサイズこそ小さいものの厚手の紙を使用している為、写真の再現性が高い。
発売時期から大きく遅れてレビューらしきものを書いておいてナニであるが、手に入れておくべき一冊であった。

日南響子
6ページ12カット、見開き1箇所。 撮影は桑島智輝。
撮られ慣れているだけあって、全カット隙の無い表情とポーズ。 眩しい状況下でも眩しいなりの表情。 それが詰まらなさにも繋がってしまう訳であるが、日差しの弱いところや屋内で撮られたカットでは、服ではなく自分を見せるためのポーズや表情への戸惑いのようなものも見られる。 これを上手く活かせれば、更に良くなるのではないかと思う。

まゆゆマンガ家計画 第10回
細く長く続くこの企画も早十回。 カラー1ページ1カット、モノクロでインタビュー1ページ1カット(撮影は門嶋淳矢)。
マンガ本編は今回もエッジの利いた読み切り2ページ。 絵もこなれてキャラクターの表情も安定してきたし、ストーリーは相変わらずどうかしていて面白い。

2015-08-21

_ 「石川野乃花動く!PIP伝説の会議室公演がついに復活!悲願のオリジナル曲オンリー定期公演への道!」vol.3(27.8.19)

秋葉原へ向かう途中で会場の入っているビルの三階の「とらのあな」で千円分のチケットを買えとのお達しを知る。

ありとあらゆる頽廃の並ぶ店内で待つこと十分、なんとか開演前には買うことが出来たが、趣味道楽を解しない民間人より趣味の合わないオタクの群れに放り込まれた方がより辛いと言う事が身に染みて分かった。

なんとか会場に辿り着くと、掛かっているBGMの音量が向かい合って会話が成立しないくらい無駄に大きい。 

暫くして空井が出てきて開演は10分遅らせるとの告知。 こちらもマイク音量が無駄に大きい。
自分たちでイベントを回すなら音響機器への気配り(勿論操作方法などの知識含)も必要。

遅延の理由はチケット購入に時間が掛かっている為。
その日の夕方になっての告知と言うのがそもそも泥縄であり、物販の単価も木戸銭も同じく千円。 態々チケットを買わせる意味が分からない。

19時を回った頃にはつ離れするかしないかだった客も徐々に増えてそれなりの入り。

開演前に濱野智史が出て来てチョチョイと弄ると、BGMもマイク音量もあっという間に適正音量。
ほんの一寸した事なのである、それが出来ていない。

15分遅れで開演。
何度見ても不安定だった福田の「僕を信じて」の歌い出し。 とりあへず音は取れるようになっていた。

自己紹介を挟みつつオリジナル曲で押す構成。
今日出演のメンバーで出来る事を色々詰めて来たらしく、客席とステージが近く境界も曖昧なこの会場ならではの演出なども盛り込んでいた。 この意気は買いたい。

「誘惑のハートビート」の肝となる歌い上げる部分は空井。
肩に力が入り過ぎず、歌にはなっていた。

空井の振り付けが一人だけ大きく、全体のバランスを崩していると友人が話していたので注視。
振り付けが大きいと言うより、動きを止められずに流れてしまっていた。 意識でも技倆でもなく、体力的な問題かもしれない。

石川の脹脛の所謂「鰹節」が発達していた。動きもよりキレのあるものに。

森崎は踵重心で、あまり足首を使わない。
踵が地面についた状態からの初動の遅れを力技でカバーするから豪快に見えてしまってたおやかさに欠けるのではないか。

中盤は濱野智史による作詞講座的なもの。
AKB48のシングルと公演曲の成り立ちの違いを導入部に「飽きられない曲」の方法論。

15秒のCMで掴まなければならないシングルと何度聴いても飽きないようにしなければならない公演の曲では自ずと歌詞の書き方も変わって来ると言う話。

百回聴いても飽きない曲にするには「宛て書き」で始まる。

濱野:「宛て書きって何だか分かる?」
小室:「思いついた事を言う。」
濱野:「それは『あてずっぽう』だね。」
福田:「住所?」
濱野:「それは『宛名書き』」

ご長寿早押しクイズ的な一と幕もありつつ。

「メンバーやファンについてのこと」
「どうとでも取れるように」
「聴いた時ではなく、後から分かるような」
「固有名詞は避ける」
「はっきり書かず文脈の中で汲み取れる程度に」
「Bメロの書き出しは逆接で」
「語尾の一音で変わってしまう」
etc...

こうした「アカデミズムの薫り」がPIP:Platonics Idol Platformの面白さであったことを思い出した。
初期のPIPには濱野主導でこうした毛色の変わった企画が毎週のように有ったが、会議室を追われたディアスポラ以降は定期公演とごった煮ライブばかり。
毎月のようにメンバーが抜けて行く状況下では難しかったと思うが、今後に期待したい。

そう言えば、久し振りに楽しそうな濱野智史を見た。

終演後、物販が始まる際にPAを弄りに行く石川。
スタッフに「何をしてたの?」と訊かれ、微笑みつつ答えて曰く「一寸音が大きかったので。」

この機転は嬉しかった。 PIP:Platonics Idol Platformも良いほうに転がりつつある。
 

_ 今日の一枚


小室志織(PIP:Platonics Idol Platform)


2016-08-21 再訪

_ 七菜乃写真展 私の女神たち -My Venuses-(再訪)

先日、アイドル方面の古い知己との飲み会に出た際に「最近どの辺に」的な話になり、意外な人と神保町画廊の話で盛り上がった。
コスプレとかAVとかその両方とかに行っていると言う話だったのだけれど、その辺りが被写体になっている事があって神保町画廊に行くようになった由。
曰く「ぎりぎりアウトなことまでやるのが面白い」
好みに合ったり合わなかったり様々であるが、一度ならず観に行きたくなる企画は多い。

今回は観覧者に対する年齢制限は無く、「強い表現が有ります」的な注意喚起も無い。
「強い表現」のある写真が良いとか悪いとかではなく、見たら見たで面白くはあるのだけれど、私は今回の写真展のような写真が好きだ。
昔話に喩えるなら血が沸き立つような光景は無いが誰も不幸にならない 「おむすびころりん」、季節に例えるなら春から初夏。 熱くも寒くも無く、穏やかでゆったりとした時間の流れ。

昨日見た際には目にしなかった作品があったような気がするが、増えたのか差し替えになったのか、変わっていないのか判然としない。
ただ配置は少し変わっていたようだった。

「ピクトリアリズム」「フォト・セセッション」「光大派」などの言葉が脳裏に浮かぶが、帰宅して調べてみると(アン・ブリグマンの作風が近いような気もするが)どれとも異なる。 古いようで新しく、懐かしいようでいて新鮮でもある。
これ迄に有ったものを否定・破壊するだけで新しいと思っている人がまぁどの業界でも多くて、既に使われた技法などはそれだけの理由で否定されがちなのだけれど、手法については撮影者のセンス次第だと、私は思う。
(まぁ私なども Neue Sachlichkeit の落穂拾いをしている訳なのであるが。)

晴れた日曜の午后とあって少々込み合っており、譲り合い体を交わしながら見て回ると、女性客が多かったと見えて室内の空気にはさまざまな化粧品・香水の匂いが入り混じって漂い、写真も心なしか華やいで見える。

制約済の赤い印が増える事を祈念しつつ帰宅。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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