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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


1999-10-25

_ 上野アメ横の

みのり屋と言う山の店へ靴を買いに行った。 グランドキングと言うトレッキングシューズで¥7980-。 十年くらいこの靴しか買っていない。


2000-10-25

_ 給料

は出たが自棄に少ない。 また少なく計算されているよう気がして来て、段々馬鹿馬鹿しくなって来た。

口入れ屋がどうも信用出来ないってのを毎月書いている様な気がする・・・って言うか書いてますね。

金を下ろした其の足で中野の店に移動。 入金した後にいろいろ見ていたら巻き上げレバーのラチェットの噛み合わせが90°ずれていると思われる2回巻き仕様のペトリV2か転がっていていじくっていたら¥1000-で良いと言うので迷わず購入。 直せば簡単に治りそうなのだけれど面白いので当分このま使おうと思っている。

本家M3との一番の違いは矢鱈と巻き上げが硬くてレバーが尖っているので親指の腹がべら棒に痛いことだ。


2003-10-25 肺腑を衝く一言

_ 解禁

今年の春先から新人が二人入って二人とも辞めた。 若い者はこらえ性が無いってんで中年でも良いやと入れたら58歳。 年の割に本物の「おじいさん」で、老眼で耳が遠く物覚えも絶望的に悪く、実にタチの悪いのは自らの「老い」から目をそらして適当に取り繕おうとする事。 更にプライドが高く、あたしなんぞの言う事なんざ聴きゃしない。
何度言っても「はぁ」と「へぇ」の間くらいの音でもぞもぞ言うばかり。
私は口が悪いとか言う事がキツイなどと言われる事が多いので、何か言う前に一呼吸おいて、柔らかい物言いを心がけてきたのだけれど、いい加減頭に来たので言わずにおいた一言を口に出してみた。
「何語で言やぁ判んのかなぁ?」
予想通り激怒。 怒って働かないと困るから怒らせないようにしていた訳だが、怒っても怒らなくてもどっちにしろ働かないので、私の精神衛生に良いようにしてみた。

_ 月曜の予定

今日、終業後に上長に職場状況を訊かれたので、仕事が終らないどころか何かしら事故が起こりかねないと報告して、仕事を覚えないことを暗に指摘してみた。 これで埒が明けばよいのだが。
月曜にまだ働かなければ
「役に立たないのは我慢するから、仕事の邪魔するのだけは止めてもらえませんかねぇ。」
・・・とでも言ってみよう。 頭の中ではもっと酷い言葉が渦巻いているんだけど、言っちまうと洒落にならない。

_ キャンセルされた今日の予定

そんなこんなで今晩行く予定だった志らく一門の若手勉強会「不動院寄席」には間に合わなかった。 今月は「秋の新作発表会」だったのに・・・。

_ これから

都内某所へ。 暗室に篭ろう。


2008-10-25 Three Cheers for our side〜握手会へ行くつもりじゃなかった

_ AKB48「大声ダイヤモンド」劇場盤 劇場即売・握手会

平日に仕事をサボって行く訳にも行かず、更には給料日前。
単価が高い事もあって、今回は一枚のみ購入。
日曜は混みそうなので、土曜に絞って握手会も一回のみ。

始発で出掛ける積りがうっかり寝過ごして、気が付くと6時半。 慌ててひとっ風呂浴びて、身繕いをして秋葉原へ着いた頃には、8時過ぎ。
貰った割り込み防止券も380番台。
CDの販売開始時間迄は約2時間。 昔は仲間内で馬鹿っ話をしているうちに勝手に時間が過ぎてくれたものだが、今日は知己が影もかたちも無く、一人淋しく時間潰し。
何とかCDと希望時間の握手券はせしめたが、実に疲れた。

喫茶店で紅茶飲んで繋いで、指定時間に劇場へ。
この場に用が無い奴から何から訳の判らない人ごみ。 大恐慌の時の取り付け騒ぎみたいな状態の劇場前。
開始時間を少し過ぎて漸く扉が開き、亡者共が血相を変えて入り口に殺到。
私も仕方が無いので流れに身を任せて劇場内へ潜り込み、戸島の列に並ぶ。

劇場を横に使い、ベンチで仕切って列が作られているのだけれど、矢張りそれなりに人気の濃淡は出ていた。 世知辛い。

野郎は大抵(私を含めて)時間一杯まで粘ってスタッフに流されて行く訳なのだけれど、隣の河西の列の女子高生は、上擦った声で二た言三言会話した後、感極まってか自分から離脱。

戸島の列は比較的長くて、平日に較べると流れも速いとの事だったが、流されるまでの短い時間に訊きたい事はあらかた。
この日記の立ち位置や書き方について、色々迷いも有ったのだけれど、その辺りに踏ん切りが付けられたと言う点に於いては、有意義な時間だった。

如何に塗りが上手くとも、隠せないものは有り、劇場公演で遠目から見ても岡田茉莉子みたいな物凄い隈が目の下に棚田を作っていて絶句した事もあったが、今日は舞台用のメイクでない事もあってか、塗りも薄目で、目の下もスッキリしており、髪の傷みも気にならず。

劇場公演にほぼ常駐する年長者として、かつて折井がそうであったように、自分の事だけを考えてもいられなかった時期も有ったのではないかと思うが、表情も晴れやかで、何か吹っ切れたような明るさがあった。

戸島が入ったと言う事は、その大学も私がかつてトグロを巻いていたような鼻毛を抜きながらでも卒業できるヘッポコ大学とは訳が違い、卒業にはそれなりの努力が必要なのだろうとは思うし、それと芸能活動を両立させて行かねばならないとなると、此れ迄とはまた違った形での苦労が有ると思うが、何とか乗り越えて「なりたい自分」になっていただきたい。

出口へ向かう途中、ふと右を見ると佐藤亜美菜。
すっきり垢抜けていて、一瞬誰だか判らなかった。

_ 謝辞

ほんの数日前迄は、握手会に行く事なんざ考えてもいなかった。
何か大きな渦に巻き込まれるような、想像もつかない出来事から流れに任せて参加した握手会だったが、非常に濃密で有意義な一日を過ごす事が出来た。
誘っていただいた方には、感謝申し上げたい。

_ ワニブックス@モバイル 小林香菜「よのなか入門」 第18回

前回に続き、「はまぎんこども宇宙科学館」にて宇宙のお勉強。
先週はアトラクションで楽しく遊び呆けていたが、今週は天文の先生から宇宙の真実についての講義。

導入部の写真から既に先生は引き攣り笑顔。
万有引力から「星は何故丸いのか」に話を持っていく先生。 普通はこれで大丈夫、しかし今回は相手が悪かった。

「星って丸いんですか?」

このカエル跳びパンチでペースを乱した先生は完全に小林のペースに巻き込まれていく。
先生は先生で一筋縄では行かない小林に梃子摺り、小林は小林で理解の範疇を超えた話に脳みそが飽和。
小林が「この世の終わり」みたいな表情になったところで講義打ち切り。

「本日学んだ一番のポイント」を絵に描くのだけれど、これが発電所のときより更にスゴイ。 これは是非、ご自分の目で確かめていただきたい。

いやもう、これをよく連載の形に纏めたものだと思う。

小林という「一人常温核融合」みたいなエネルギーは膨大だが有効活用するのが困難を極めるものを、上手く切り貼りして笑いに昇華しているのは驚嘆に値する。

_ Club 333 Night View DJ(DJ:折井あゆみ)

金曜の分だが、色々有って後回しにしていた。

雨に煙る東京。
七時過ぎには既に止んでいたが、かなり強い雨が夕方まで降っていた所為か、人影はまばら。
それでもエレベーターを待っている間に
「16名様です」
「では、3号機に」
てな感じで、断続的に海外からの団体のお客さんが来ている様だった。

今日の折井は、東京タワーのイメージキャラクターのノッポン兄弟と同じような色のモコモコしたニットワンピース。
空調が効き過ぎていた所為か、袖口をすぼめて一寸寒そうな素振りを見せたりも。
そもそも展望台に居る人が少ないので、リクエストは比較的少なかったようで、ミズノ氏の選曲で掛かる曲が多かったが、今日は黒っぽい曲が多かった。

例によってエレベーターで人が上がってきて暫くするとステージ前にも波がやって来て、そのタイミングで誰かリクエストを書いていると、次々に網に掛かっていくのだけれど、この日は8時過ぎに大波が来ていた。

折井のお奨めの一曲として、DREAMS COME TRUEの「WINTER SONG」が。
11/3に行なわれる、東京タワーのクリスマスツリー点灯式のイベントで、ゲストの星野みちると一緒にクリスマスソングを2曲歌うとの事で、そのうちの一曲がこれ。
ミズノ氏が間違えて日本語バージョンの「雪のクリスマス」が掛けてしまう一と幕もありつつ。
ちなみにもう一曲は、ご存知「あなたとクリスマスイブ」。

カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、「女の子にお奨め」「私のお気に入りの」と言う事で、ティー・フロートを。
折井曰く、上に乗ったソフトクリームがミルク感たっぷりで堪らないのだそうな。

カップルが互いに曲を送りあったり、家族連れが子供の誕生日のメッセージを添えてリクエストを送ったりしていて、リクエストが読まれ、曲が掛かるたびに、当事者から小さな歓声が上がっていた。
展望台と言う閉鎖空間の中でのみ流れる擬似ラジオのようなDJショーだが、折井は毎週小さな幸せを、聴くものに届けている。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

# テッド [土曜日にSKE48を観て「あなたとクリスマスイブ」を聴き感激。このオリジナルが聴けるなら何があっても東京タワーに行く..]

# Uwcipoep [ http://www.stlouisbusinesslist.com/business/5021837.ht..]


2009-10-25 一周して今いちばんPOOR!

_ 雑誌レビュー「アップトゥボーイ 2009 12月号」前半グラビア

表紙と巻頭は川口春奈。 グラビアは足立梨花、桜庭ななみ、志田未来、水沢奈子、森田涼花。
AKB48からは前田、大島が単独で、束で小嶋峯岸北原河西、渡り廊下走り隊、SKE48からは単独で松井玲奈、アライテツヤの連載グラビアにKIIの向田茉夏。
ハロプロ方面は菅谷梨沙子、萩原舞、矢島舞美。
AKB48がらみの多さに一驚。

川口春奈 (photo=kazunori fujimoto)
表紙+9ページ20カット。
横須賀辺りと思しき海辺の町でのグラビア。 表紙は前ピンだが、表情が良いのでこのコマで正解。
屋内での静的な画と、屋外での動的な画を取り混ぜて衣装も3パターン。
3ページ目の割付が秀逸。 川口春奈の現在と未来を感じさせる9コマ。
14歳なりの現在を感じさせるあどけない表情と、大人びた表情が混在。

大島優子 (photo=masafumi nakamura)
最新写真集から9ページ13カット。
夢の有る川口春奈のあとに現実感たっぷりの大島優子。
作り込んだ表情から呆けたような表情まで取り揃えて良い仕事はしているが、カメラの前に素の表情で立っても尻尾は掴ませないと言うか正体は現さないと言うか、大島優子らしい喰えないグラビア。
尻尾が九本くらい有りそうだなぁ・・・と思ったら、栃木県出身だった。
見えない壁の向こうから漂って来る虚無の匂いと言うか何と言うか、空恐ろしい何かを感じる。

足立梨花 (photo=hirofumi nagano)
9ページ8カット。
こってりしたザッハートルテのような大島優子のグラビアの後に、水菓子のような作風の長野博文による足立梨花。
薄いメイクでも見開きのアップに耐える若さ。
何でも出来る大島優子に出来ない事・出せない味があるとしたら、この「素人臭さ」だと思う。
どうして良いか解からないが故の戸惑いであったり、口元で笑って目で泣いた表情であったり、足立梨花の「今」を切り取った写真。

菅谷梨沙子 (photo=hajime sawatari)
最新写真集から5ページ10カット。
良くも悪くも沢渡朔らしい写真。
この仕事を始めるのが早すぎたが故の出涸らし感と辛うじて残った少女時代の残滓。
沢渡朔の生々しい作風が菅谷梨沙子の「現在」を残酷に描き出している。
1ページ目のようにそれが吉と出た写真は綺麗に撮れている。

萩原舞 (photo=yoshinobu nemoto)
こちらも最新写真集からの4ページ7カット。
菅谷梨沙子とは学年にして一つしか違わないのだけれど、童顔と言うことも有ってか、こちらはもっと若く見える。
表情の種類が少ないのが瑕だが、歳相応の可愛らしさは出ている。

桜庭ななみ (photo=kentaro atsuchi)
9ページ11カット。
スイートスポットの広い顔。 上下左右何処から撮っても絵になる。
透明感がありつつも不透明な芯のようなものもあり、骨太でありつつ繊細。 美しき二律背反。
標高は高いが裾野も広いコニーデ式の鼻が顔に立体感を出していて、富嶽三十六景のように鼻が写りこむだけで絵として纏まる。

_ 後半グラビアページ

後半グラビアページは封入トレカ一覧とプレゼントポラ一覧から。
トレカは元のグラビアの出来不出来が一枚に凝縮されていて、前田敦子、桜庭ななみ、松井玲奈は一枚で語り切れる説得力。
プレゼントポラ慣れしたAKB48勢が色とりどりのペンで隙間なく書き込んでいる中、前田敦子だけが黒ペンであっさりと。
サインだけで済ませずにウサギのイラストを入れるところが前田なりの誠意なのだと思う。

AKB48 (photo=wakana ono)
次のシングルの選抜組から河西智美、小嶋陽菜、北原里英、峯岸みなみ。
統一した意匠でありつつ一寸ずつ色柄や髪のアレンジで変化が付けられており、すっとぼけた小嶋、生真面目な北原、淫猥な河西、素直ではないが嘘もつかない峯岸、それぞれの味は出ている。
全体的に前ピンで、撮影技術としては拙劣なのだけれど、表情は引き出せており、衣装とロケーションとライティングにも救われて良い写真になっている。
薄手で目の詰んだタートルネックのセーターと、タイツっぽいニーハイ。 秋物でも夢の有る衣装。
読み物としても良く出来ていて、表層的な話の多い一般誌と較べると話の深みが違い、それぞれからそれぞれらしい話を引き出している。
北原はニューヨークで現地のファンに高城亜樹と間違えられたとのこと。 
確かに似ているのだけれど見分けるポイントは有る。
ぼーっとしていてシュモクザメに似ているのが高城亜樹、ぽわんとしていてウナギイヌに似ているのが北原里英。

前田敦子 (photo=hirofumi nagano)
4ページ8カット。
決まった角度から撮らないと破綻することも多い前田なのであるが、定石を外した角度から撮っても前田の良さを引き出せるのが長野博文の強みか。
撮られている事を意識させない撮影手法と柔らかい光が、前田敦子の素材としての良さを引き出している。
今回のグラビアはハズレカットが無い。

渡り廊下走り隊 (photo=kentaro atsuchi)
3ページだが14カット。 インタビューも長め。
仲川遥香をオチに使う書き手の人の悪さが良い味。
敢えて注文を付けると、平嶋夏海の写真映りが悪すぎる。 もう少し可愛く撮ってあげていただきたい。

松井玲奈 (photo=tetsuya arai)
誰がどう撮っても円山応挙が描いたような感じになってしまっていた松井玲奈が、私の知る限りにおいてはブログの自画撮り以外では初めて生気の有る写真になっている。 アライテツヤの起こした奇蹟。
松井玲奈は本来ぱっちりした二重瞼なのだけれど光に弱く、一寸光が強いとすぐ一重になってしまい、それだけで生命力が半減。 曇天下で水着にしたりするととんでもない事になる。
今回のグラビアでも一枚目二枚目は日中シンクロのストロボが近い所為か瞼に緊張が見られるが、少し離れて撮った三枚目が秀逸。
松井玲奈は実在した。

志田未来 (photo=kazunori fujimoto)
ドラマで「小公女」を演る志田未来。 その辺りを絡めたインタビューと3ページ6カット。
ドラマさながらに私生活でもファンを僭称する人非人に酷い目に遭わされた事が有る訳だが、カメラを直視した1カット目から勁健さが伝わる。

水沢奈子 (photo=tomoki qwajima)
3ページ6カット。 2カット目が秀逸。
曇天と高層ビルの反射で鈍色になった光を上手く使い、薄いが適切なピント。 その場にあるものの活かし方が上手い。

小林さり (photo=kojiro hosoi)
歯見せ笑いで押す2ページ4カット。
面白味は薄いが隙の無い表情。 カメラ慣れし過ぎた感じ。 もう少し変化が欲しい。

小林涼子 (photo=naoki asakura)
1stフォトブックからの2ページ10カット。
一寸ハイキーに過ぎて好きな色では無いのだけれど、小林涼子の表情自体は良い。
ただ、全てが撮られることを意識して構えた写真なのはいただけない。

少女団地 vol.9(向田茉夏) (photo=tetsuya arai)
同じ日に同じ場所で撮った松井玲奈とはガラリ撮り方を変えて2ページ2カット。
表情はまだ硬いのだけれど、下手な小細工をせずにカメラの前に素で立てているのは好感が持てる。
半玉マニア方面の琴線には触れそうな写真。

森田涼花(photo=kouki nishida)
最新写真集から、柔らかい光で柔らかい表情を引き出した2ページ11カット。
11カット全てハズレ無し。 この写真集は買いだと思う。
表情もさることながら、斜めからの光で身体の線を浮かび上がらせる撮り方も上手い。

矢島舞美写真館 vol.5 「Maimi Days」 (photo=tomoki qwajima)
桑島智輝らしい美しき虚構で構成された9ページ12カット。
セットや小道具に凝りつつも白ホリ。 その白い空間を独白風の文字列で埋めて行く。
2カット目の歯磨き写真が素晴らしい。

_ 小林香菜のよのなか入門 vol.9 「東京一周俳句十番?勝負」編

UTB本誌連載分も9回目。 渋谷と東大で落ち込んだりしつつも全般的には躁の波の上で踊っており、小林の持ち味であるどうかしている可笑し味が出ている。
これが持続してくれれば良いのだけれど、そろそろ鬱周期に入りそうな気がして不安でならない。
モバイルサイト掲載分には載っていないオタンコナス譚もあるので、併せて一読されたい。

_ 週刊プレイボーイ 44号

巻頭に選抜メンバーのグラビア、巻末にチームPBのグラビアの豪華二本立て。

AKB48(前田敦子、小嶋陽菜、大島優子、渡辺麻友、松井珠理奈) (photo=toshihiko imamura)
集合と個別と取り混ぜて10ページ。
例の看板に偽り有りな「水着写真集」ではらしくない仕事っぷりだった今村敏彦だったが、今回は「らしい」仕事。
ハズレ写真が多い前田敦子を撮って一枚もハズレが無い。
老け過ぎた感じになりやすい松井珠理奈も、仕事をしすぎるきらいのある大島優子も、画一的な表情になりがちな渡辺麻友も、間歇的に気の抜けた顔をする小嶋陽菜も、全て可愛らしく或いは美しく撮れている。
前田敦子の顔が舞楽の蘭陵王のお面のように写ってしまうのは顔を構成するパーツが中央に寄っていて且つ正面を向いている為に可愛く見える角度が狭い事に起因するのだけれど、このグラビアでは可愛く見える当たりの角度を外さずに撮っていて、しかもその中で変化も付けている。
「何で前田敦子がエースなんですか?」と訊かれる事があるのだけれど、このグラビアを見れば納得していただけると思う。

AKB48 チームPB(柏木由紀、宮澤佐江、宮崎美穂、多田愛佳、仁藤萌乃、前田亜美、高城亜樹) (photo=shouta iizuka)
既に一定の人気を集めている連中を集めているので面白味には欠けるが、体脂肪過少な宮澤佐江と体脂肪過多な宮崎美穂の組み合わせと、柏木・高城・前田(亜)の胴長三人組が見所。
飯塚昌太の写真はハイキーに過ぎるように思えるが、宮崎美穂を太く見えないように撮っているのは上手い。

_ 週刊ヤングジャンプ 47号

こちらも巻頭に選抜メンバーのグラビア、巻末にチームYJのグラビアの豪華二本立て。

AKB48(前田敦子、小嶋陽菜、大島優子、渡辺麻友、松井珠理奈) (photo=tomoki qwajima)
こちらは桑島智輝の撮影。 同じ面子ながら今村敏彦とは全く違う切り口。
今村敏彦が内側から出て来るものを生かす撮り方だとすると、桑島智輝はそこにある物を最大限生かす撮り方。
この5人の造形としての美しさが出ている。

AKB48 チームYJ(北原里英、峯岸みなみ、河西智美、仲川遥香、菊地あやか、倉持明日香、指原莉乃) (photo=shyusaku kuriyama)
揃いの制服風衣装と個別水着で7ページ。
色気過多な峯岸・河西、色気過少な仲川・指原、中庸な北原、色気について言及しにくい菊地・倉持。
初期チームBでよく低レベルな罵り合いをしていた仲川と菊地、奇禍で抜けた菊地の後釜に入った指原、指原を玩具にしていた仲川。
良い子代表の北原と悪い子代表の河西。 しっかり者代表の峯岸とうっかり者代表の仲川。 ぽよんとした腹で胡麻の溜まっていそうな臍の仲川とするっと括れた腹で縦長の綺麗な臍の倉持。 突っ込み属性の峯岸と突っ込まれ放題の指原。
この辺りの相関関係も面白い。

水着も仲川と菊地がセパレート、指原と北原と河西がホルターネックのビキニ、峯岸が寄せ上げビキニ、倉持のみケレン味の無い三角ビキニ。

見開きで先ず北原、峯岸、河西の三人。
右ページにスタイルは悪くないが色気は少なめな北原。 左ページに妙に色っぽい河西と峯岸。
同じ色気でも、片や放出する河西、こなた漂わせる峯岸。

ページを繰ると、右ページに仲川と菊地、左ページに倉持と指原。
同じセパレート乍ら、すらりと菊地、ドーンと仲川。
補正する必要の無い倉持と、補正しようにも補正するための原資がそもそも無い指原。

一と際薄っぺらい体形で且つ立ち方も踵重心で下手糞な指原は水着ではいやはやなんともだが、着衣では締まった表情でぎりぎり及第点。 打率は低いがやるときはやる指原が何処まで化けるかが勝負の鍵になるのではないかと思う。

赤みの強い生々しい色合いの写真は評価の分かれるところだと思うが、ハイキーに過ぎる生気の乏しいチームPBのグラビアと較べると、顔のつやを出し過ぎているようではありつつも生き物としての強さが感じられて良いと私は思う。
水着慣れしていない事もあってか、着衣の写真の方が各自の持ち味が出ており、1ページ目の集合写真は特に良い。

指原はこれで化けるのではないかと思う。 根拠は無い。

_ 一周して今いちばんPOOR!

平嶋夏海の「なっちゃんだけがPURE!」・・・から幾星霜、菊地あやかの「一周して今いちばんPURE!」はこれに匹敵するキャッチフレーズだと思う。
「なっちゃんだけがPURE!」の対句として「わんこ☆ちゃんだけがPOOR!」と言うのがあったが、「一周して今いちばんPOOR!」は私がいただくことにする。
年の瀬を象徴する川柳として

貧乏の棒も次第に太くなり振り回されぬ年の暮れかな

と言うのがあるが、年の瀬まで二た月を残して早くも貧乏の棒を持て余しつつある今日この頃である。

本日のツッコミ(全4件) [ツッコミを入れる]

# @香菜 [YJの方は顔がテカリすぎだと思ったのですが、なるほどそう言う見方もあるのですね。 今回の人選、非常に面白いのですが..]

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# Hpbidjhq [この間も俊太郎の詩をお http://www.stlouisbusinesslist.com/business/5..]

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2015-10-25 吸い込むオーラ

_ 女体愛好家 七菜乃による七菜乃展

オーチャードホールの横合い、雑居ビルの5階にあるアツコ・バルーにて開催されている、女体愛好家の七菜乃が特殊モデルの七菜乃を撮った(割った話が「セルフポートレート」)写真展へ。
一寸遅いかなと思うくらいの時間に着いたが、開場は2時からとの事で少々早く、松涛を一回りしてから再訪。

受付で木戸銭を払い、靴を脱いで上がる。 木の床。
最初から或る程度の集客が見込めないと難しいとは思うが、この「五百円ワンドリンク付き」と言う敷居は頃合いであるように思われた。
ロハでないと来ない客層と言うのは中々タチの悪いものであって、木戸銭がドリンク代として担保されていれば心理的抵抗も少ない。

一と通り見終えてから喉を潤したが、ジントニックはビーフィーターをウィルキンソンのトニックウォーターで割ったもので、なかなか良心的。


作品はチェキで撮影したもので、丁度良い大きさのアクリル板に貼り、目の高さくらいの位置にズラリと並べて飾ってある。
何枚か組み合わせたコラージュ物も含め、通し番号で100以上。

全ての作品は購入可能。 但しチェキなので全て一点モノの売り切れ仕舞い。
一枚だと21000円だが、沢山買うと安くなるシステムとなっており、売れたものは通し番号の横に Sold out と書き込まれる。
見ている間にも何点か Sold out となっていた。


10秒のセルフタイマーを使って撮影しており、光を強く当ててコントラストを上げたり、柔らかく廻して下げたり、精緻にピントが合っているものもあれば、意図してアウトフォーカスにしたものもある。
逆光もあり順光もあり、しかし色乗りは飽くまで淡く、86×54mmの覗き穴の向こうに広がる異世界。

撮り方のみならず作品として仕上げる際の技法も様々。
シネカリ的に乳剤を削ったり、乳剤面のみを剥がしてアクリル板に挟んだり、インスタントカメラならではの不完全な現像を利用した表現もある。
写るようにも写らないようにも、硬くも柔らかくも出来て、撮った写真をその場で見て試行錯誤できるインスタントカメラの特性・チェキと言うカメラの可能性を引き出している。

何も着ていないことが、布を身につけていないということが、nudeということが
曝け出している(裸)ということでは全くなく、只、内臓があって骨があって脂肪があって
皮ふで覆っているだけのことであって、その自然の人間の持っている女体を
私はとても美しいと思っています。

何も着ていないと言う事が「曝け出している」と言うことではないとは七菜乃の言であるが、撮影時の気温や体温によっても、季節によって纏う衣服が異なるように肌の質感も装いを変える。
骨格標本との多重露光のものにも「ヌードは着衣のひとつ」が表れていた。


在廊していた七菜乃は、何と言うか負圧を感じて振り向くとそこに居るような「吸い込むオーラ」。
雄が覚醒するのか、観に来ていた爺さん連中がおやかってしまって見苦しかったのだけれど、本人を前にすると急に鎮まる。


奥ではプロジェクターでスライドショー。
大きな画面で見るとまた違った趣。


撮影用のスペースがあり、七菜乃在廊中なら女性は撮って貰う事も可能。
私が見ている間にも撮影が行われていたが、時間を掛けて語らいながら和やかに。
奥の一角に展示されていたが、人の撮り方撮られ方が解っているのでこちらも面白い写真だった。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# シャイニングおじさん [ブログの内容とコメントが違いすいませんm(_ _)m 先日タワーのイベントに久しぶりに行きました。ペトリ堂さんもい..]



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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