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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2000-04-14 [長年日記]

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小学校以来の悪仲間petaから電話が有り、拉致られて車で東東京をぶらぶら。
 先ずは深川、森下の月〜土の11:30〜15:00までしか営業しないカレー屋へ。 ほうれん草と目玉焼きの乗った「ポパイカレー」とアイスコーヒーを注文。 カレーはルーには具の入っていないさらさらしたものが御飯と別盛りになって出て来る。
 野菜も全てすり下ろされていて肉なんぞは影かたち。 2センチくらいの肉の繊維が入っていた事から見て、牛スネでスープを取っているものと思われるが、その先は皆目見当がつかない。
 口に甘くて咽と胃に辛いタイプのカレーで、私の好みではなかったのだけれど、それでも旨いと思った。
 ここで秀逸だったのがアイスコーヒーで、挽きたていれてたのアイスコーヒーが250円。 クリームもガムシロップもいらない旨さ。
 その後、小名木川貨物駅ちかくの酒屋へ。
 見た目はただの街の酒屋なのだけれど、店内は三面が冷蔵庫で日本酒がズラリ。 洋酒・ワイン・焼酎は勿論、砂糖・塩・酢・醤油・味噌などの品揃えも物凄く、正直驚いた。 ここでpetaは何やら日本酒を一升と「爆弾ハナタレ」なる芋焼酎を2本買い、それを置く為にとりあへずpetaの家へ。
 で、さらに移動して金町駅前の立ち喰いそば「そばっ子」へ。
 ここは自家茹で麺なのにかけ200円、もり230円、大盛り〈1.5倍〉60円増、特盛り(2倍)100円増。 我々はかき揚げもりの特盛りをたのんだのだけれど、これでも400円。 麺は自家茹でにしては太めで、歯ごたえの良いかなりのもの。 かき揚げも自家製でちゃんと作ってるし、つゆもまともで思いのほか旨かった。
 そのあと更に新京成八柱駅前に移動して酒と輸入食料品の安売り店へ。
 入った途端ワインが300円台で並んでいてびつくり。 二階の食品コーナーを見てさらにびつくり。
 何もかも安い。 パスタ、オリーブ油、グレープシードオイル、ブルックボンドのアールグレイ、ポンパドゥールのカモミールティーなどなど・・・を買い込んだ。 金なんざ無いんだけど、この手の物は家で精算出来るのでまぁいいかな・・・と。
 買った物を置きに再びpetaの家へ。 先ほど買って冷蔵庫に入れてあった爆弾ハナタレとダバダ火振を一杯づつ飲ませてもらった。
 爆弾ハナタレは芋焼酎を蒸留したときに最初に出て来る部分を瓶詰めしたもの。 芋臭さはまるでなく、吟醸香のような良い香りと香りそのままの味がする。 これは凄かった。
 ダバダ火振は私の好きな栗焼酎でこちらも味・香りともに甘い。
 しかしながら私は旨すぎる酒・自己主張の強い酒ってのはどうも苦手で、「どちらがより旨いか・凄いか」って事になると爆弾ハナタレなのだけれど、「どちらが好きか」ってことになると、やはりダバダ火振だ。
 私の買ったものを家に置きに行ってから、「晩飯を喰う時に酒が飲めないと寂しい」ってんで車を置きにまたもやpetaの家へ戻り、バスでひとまず亀有へ。
 駅前のヨ−カド−でチェリーコ−クを買ったりパチ屋を覗いたりした後、松戸で焼肉。
 ここはオヤジが胡散臭いもののべらぼうに安くて、キムチ150円、ワカメスープ100円、トンソク・センマイ250円。 一番高いものは骨付きカルビ900円で、その次がロースとカルビの480円。
 なんだかんだとたらふく喰って店もそろそろ看板・・・って頃になって、もう一人の悪仲間、歳はキムタク顔はコムテツなきむてつが合流。 焼肉目当てにわざわざやって来たのに見事に喰いっぱぐれた彼の胃袋を塞ぐ為に八潮のものすごくクドイラーメン屋へ。 一人で食わすわけにもいかず、仕方なく喰ったみそホルモンラーメンのくどいのくどくないの・・・。 漸く家に帰ったものの、胃もたれが酷くて朝まで寝られなかった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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