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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2001-02-10 [長年日記]

_ いまの仕事を

始めてから初めて定時で上がって初台へ。 新東京国立劇場小ホールで観劇、「ピカドンキジムナー」。

沖縄・原爆・在日と重い話三つを絡めた社会派のお芝居。 真面目な切り口で且つ、悪人が一人も出てこないので、私のような虚無・厭世主義に行ってしまった人間にはどうにも居心地が悪かった。

芝居そのものの出来は貶し様が無いくらい良くて、辻萬長の重厚な演技は流石だったし、生で益岡徹を見られたのも嬉しかった、一番驚いたのは寺島しのぶだった。

この人は母親より父親に顔が似てしまったため、あまり美人とは言えない、・・・と言うかむしろ(以下自粛)なのだけれど、挙措の一つ一つが柔らかくて、すぅーっと動いてぴたっと止まる。 席が舞台から遠かった所為もあろうが、非常に美しく見えた。 これには驚いたし納得もした。

休憩時間に外に出てみると、初日と言う事もってか客の面子が物凄い。 水野晴男、早坂暁、澤地久枝、etc.etc・・・。 妹尾河童もいるなー、と思ったら舞台美術を担当していた。 客がステレオタイプな代々木左翼的くすぐりで笑うたびに疎外感を覚えて引いてしまった部分はあって、そのたびに舞台美術・大道具・小道具・照明などに目が行ってしまったのだけれど、この辺は流石だった。 小ホールなので舞台の間口は狭いのだけれど、奥行きと高さはたっぷり有って、その空間を非常に上手く使っていた。 照明の当て方一つとっても角度と言いタイミングと言い絶妙で、非常に勉強になった。 もう二度と演劇には関わらないと思うけれど・・・。

終演後、新大久保で焼肉→新宿のディスコ(笑)で呑み。 焼肉屋は旨かったが高かった。

ディスコ(笑)は一緒に言った人曰く「10年ぶりに来たけど全然変わってなくて、多分30年前から変わってない」とのこと。 シュープリームスとかジャクソンファイブが掛かっていた。

阿佐ヶ谷で始発待ちをして帰宅。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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