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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2008-03-01 コレなら列べる!!(←もう遅い) [長年日記]

_ AKB48チームB「パジャマドライブ」公演(ゲネプロ)

他のライブと撮影会でスッカラカンになり、暗室に篭っているうちにチケット販売方法が変わり、列べは買える(可能性がある)時代はあっけなく終った。
訳の判らない応募期間とメールアドレスに惑わされつつメールを送るも、初日二日目のFC枠、玉砕。 一般枠、全滅。

うみゆかば、みずつくかばね、
やまゆかば、くさむすかばね、
あきもとの、へにこそしなめ、
かへりみはせじ


辛うじてゲネプロが当たった。

抽選入場の籤運はそれなり。 ガチャガチャの巡後入場券が使われないので、呼ばれたのが遅い割に空席は有った。
流石にセンターブロックは埋まっていて、下手ブロックの全体が見渡せる位置に着席。
その間もリハーサルは続いていて、(まさに「乙女のリハーサル」(さるさる))メンバーは仲川ですら真剣な表情で歌ったり踊ったり。 佐伯のまばたきしない顔が怖い。
下手側の隅で早乙女と柏木が教えあっていたり。

金髪でチリチリパーマの人がいて、「あぁ、浦野もついに此処まで来てしまったか・・・」と思ったら、それはダンスの先生だった。

リハーサル終了 → 幕閉まる → BGMかかる →しばし待つ → 暗転 →オーバーチュア。
幕が開くとガヤガヤ。 導入部は浦野仕切りの小芝居から。 開演前の舞台裏みたいな筋で所作があって、円陣組んで気合入れ → 一曲目。
センターに浦野。 苦節二年、ついに此処まで・・・。
曲中に「パーティー砲」がひさびさに作動。 紙テープが飛び出て懐かしさに涙。
「あの頃」の楽しさを思い出す。

全員道明寺を固めたようなビーズの塊状のアクセサリーをつけているのだけれど、浦野はティアラみたような奴を頭に載せている。 さすが、「ティアラ馬鹿一代」
浦野は動きまで若々しく。

仲川が段取り通り踊れていて驚く。 ちゃんと楽しそうな顔をしている。
他のメンバーはアトリエ・ヒノデの衣装だが、井上だけ田原町のチドリヤで別注したような、そんな感じの大判。

2曲目で半分捌けて着替え。 3曲目は夏までヤル気のワンピース(但し、浦野が着ると「アッパッパ」にしか見えない。 以上、余談。)。 残り半分も着替えに捌けて、途中から登場。
腹の出る衣装と出ない衣装に分かれるが、腹は出ているが腹は出ていない衣装の井上。 ambivalent。

田名部、白くて綺麗な腹。 途中、浦野と並ぶ。 白と黒の対比の妙。

4曲目になると、皆汗ダクダク。 ずっと激しいダンスが続く。 昔の仲川だと、この世の終わりのような顔をしていたと思うが、もうそんな事も無く。
目は生きていた。

自己紹介の起点は柏木。 適当な曲名をつけて遊ぼうと思っていたが、全て発表されてしまった。 つまらん。
悔しいのでテキトーに考えた仮タイトルで書いておく。

自己紹介で段取りが飛んで3回やり直した早乙女。 粘りに粘って最後は形にしていた。
段取りは飛ばないに越した事は無いが、「やり切る」姿勢は買える。

キャッチフレーズが「私のマシュマロ、食べますか?」になった井上。 脂肪分の融点が高く、まったりと口解けの悪そうなのを想像。
まったく褒めているようには見えないかもしれないが、井上に関しては面白くて注目して見ている。
これは凄い個性だと思う。

ユニット一曲目「しっぽのきもち(仮)」
アトリエ・ヒノデが空前の良い仕事。 尻尾の付いたチュチュみたいな衣装で野口、多田、仲谷。 あなたのリードで、島田も揺れる。 仲谷が動くと、しっぽも揺れる。

ユニット2曲目、「パジャマドライブ」 平嶋、渡辺、仲川。
誰だ「チームBの3rdは、全曲 Qlair のカバー」って言ったのは!!。 パジャマの上からコートを着たような衣装でドライブに連れ出されてドキドキってな感じの曲。

踊りながら入れ替わりで片山、松岡、井上。
途中から研究生がバックダンサーで登場。 捕まった宇宙人みたいに小さいのが居て、場内騒然。 おでこが光っているのがいて、よく見たら瓜屋だった。

立ちマイク2本で柏木と佐伯がウインクみたいなドリームみたいな曲。
曲の最後でバロムクロス。

更に入れ替わって菊地、米沢、田名部、浦野、早乙女で「少女革命ウテナ(仮)」
鷲のマークと「B」の字が入った三角旗を打ちたてる菊地。

今や最後の斗いに 勝利の旗はひらめかん

フランス革命のパリ市民みたいな衣装で、ワルシャワ勞働歌みたいな歌詞のついた熱い産業ロックを。
これは良い!!。

この面子で間繋ぎMC。

再び全体曲。 ブロームウントフォス Bv141 みたいな左右非対称の「邪魔をする制服」風衣装。 設計は多分リヒャルト・フォークト博士。
動きが激しく深刻な歌詞なので、久方振りの「三白眼の片山」が見られるのが嬉しい。
途中で渡辺の科白が入る。

「おじさん、何が欲しいの?」

一転して明るい曲になり、再びMC。
「AKBに入ってバカんなっちゃった子、多いよ。」
世知辛い・・・。

樫原伸彦先生の「同期の桜(仮)」で一旦〆。

アンコールの始まりで、さっきの研究生の一群が駆け込んできて騒然。
「コドモは下手に來る」(メモ)

新しい Palms&Labskie のティーシャツは襟ぐりが深く、屈むとドキドキする光景がそこここに。

「会員番号の歌(仮)」 → 「大好きなシャツ(仮)」で終演。

最後に「櫻のはなびらたち 2008」(どこが違うのか判らない)

兎に角、楽しい。 このセットリストなら始発で並ぶ苦労を厭わず通える・・・筈だったんだが、もうそんな時代は終った。

_ レスなど

> IDOLNOTE
元根多が大伴家持の長歌の一部なんで、二番は無いんだけど、最後の部分が二種類あるらしい。
「ながにはしなじ」より「かへりみはせじ」のほうが潔いので、こっちにした訳です。

_ 「おじさん、何が欲しいの?」

戦後の物資欠乏時代。 体調を崩した青木正児先生に、編集者が「米を食えば治りますよ」と言うと、先生一喝して曰く。

「バカモン!米ではない、米のエキッスが不足しておるのだ!!」

酒を届けさせたという。
そんなエピソードを思い出した。
(岩波文庫の「華国風味」か「酒の肴・ 抱樽酒話」に載っていたと思う。)
そうそう、不足しているのは「若い娘」ではないのだよ。

_ ユニット曲に関する考察

柏木と佐伯の曲以外は、エース格の衣装が少し凝った物になっていて、キャプテンマークが付いている。

野口、◎多田、仲谷
平嶋、◎渡辺、仲川
◎片山、松岡、井上
柏木(ピンク)、佐伯(白)
◎菊地、米沢、田名部、浦野、早乙女

抜擢人事としては片山と佐伯。 特に佐伯は名題下から名題への昇格と同時に、良い役も付いた。

エースはエースとして遇されているが、脇を固める連中もバックダンサーとして出てくる研究生以外はそれなりの位置と役割を貰っていて、あからさまな格差はついていない。

_ 米沢の喋り

今日は米沢が良い仕事。
厭味にならない形で、暴走機関車の浦野を上手く制動。

ユニット曲では相変わらず地味な役割を担わされているが、喋るほうでは米沢の頭の良さが上手く機能している。

_ 井上の「人間味」

『落語とは、人間の業の肯定である。』と言ったのは立川談志だったが、チームBで「人間の業」と言うものを体現しているのが井上。
あんまり食べちゃいかんとは思うのだが、実に幸せそうに食べ物の話をする。 井上の欲の八割くらいは、食欲が占めているのではないか。
ぽっちゃりはしているが、ブクブクはしておらず(ここが佐藤亜美菜との違いなのだが、それはまた別の話)、古来「色の白いは七難隠す」と言うが、八難くらいは隠してくれそうな肌の白さと皮膚の薄さと木目の細かさ。 動いて上気するとほんのり桜色。
チームK発足当初は「ノロ・ハン・キンポー」などど呼ばれていた野呂は、顔から痩せていき、動きも流れず止まるようになったが、井上は寧ろ日を追う毎に膨張しており、動きも怪しくなって来ている。
あからさまに流れる事は無いが、慣性質量に負けて動きが遅れる事はまま有り、それを補うために先へ先へ喰った動きをするのだけれど、そこに更に感情を込めたオカズが入るので、実に不可思議な怪しい動き。
否定する向きもあるが、私は興味深く見ている。
井上は面白い。

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# IDOLNOTE [長閑には死なじ は二番?でしたっけ?]


2008-03-04 See B-3rd and then die. [長年日記]

_ 「パジャマドライブ」公演礼賛

チームAの1stに有った「一曲目からのわくわく感」と、チームKの2nd、3rdに有った「あてがきの妙」etc...
メールが当たらないと中で観られないのだけれど、当たらなくてもとりあへずカフェの片隅に行って、音だけでも聴いてから死んだ方が良い。

正直なところ「そろそろ足の洗い時かな・・・」なんて思っていたりもしたのだけれど、こうなるとそれは無理だ。

_ ユニット曲雑感

頭から尻尾まであんこたっぷりで美味しくいただけるが、真ん中のユニットコーナーが特に美味しい。
一日の日記に書けなかった分を補足。
曲名は「仮」ですので、あしからず。

_ 「天使のしっぽ」

野口、◎多田、仲谷
太田貴子の「パジャマのままで」とか、松田聖子の「制服」を連想させる、キーボードのトレモロで始まるイントロで既に無条件降伏。 ポツダム宣言でも何でも、謹んで受諾する。
三人とも上手くはないのだけれど、多田の可愛らしく、あどけない声。 中谷と野口の不器用で拙いが、ひたむきで丁寧な歌唱。

加之 敵ハ新ニ凶悪ナ迄ニ可憐ナル衣装ヲ使用シテ 惨害ノ及フ所 眞ニ測ルヘカラサルニ至ル

動くと揺れる尻尾に、多くの客が悶死。

_ 「パジャマドライブ」

平嶋、◎渡辺、仲川
パジャマの上にコートを羽織ったような衣装で、タイトル通りパジャマのままでドライブに連れ出される歌なのだけれど、パジャマから先への展開を仄めかす歌詞は無く、軽いドキドキで済んでいる。
渡辺のいたいけな上にもいたいけな歌唱、平嶋の臆面も無い歌唱、おっかなびっくり歌う仲川。
渡辺 → カオリちゃん
平嶋 → 花沢さん
仲川 → カツオ

_ 「純情主義」

井上、◎片山、松岡
勝手に「ねぎま隊」と呼んでいる。 「井上、片山、松岡」と並ぶと「肉、葱、肉」
ボーカルにエフェクトを掛けた「Perfume みたいなの」を発注したら「Aira Mitsuki みたいな曲を歌う麻生真美子&キャプテンみたいなの」が出来てしまい、自棄糞で賑やかしに研究生を6人ブチ込んだような感じ。
比較的低くて張りのある、チェロの音色のような片山の声にピタリ合っていて、適度なビブラートも耳に心地よい。

_ 「でもでもの涙」

柏木(ピンク)、佐伯(白)。 紅白でおめでたい。
「意外と可愛い声」の佐伯と、「意外と可愛くない声」の柏木。
メタルパーカッションが良い薬味になっている。
歌詞に紫陽花が出てくるので、少なくとも梅雨時迄はひっぱるのだろうと思うが、このセットリストなら一年でも通える。

_ 「鏡の中のジャンヌ・ダルク」

◎菊地、米沢、田名部、浦野、早乙女
熱い上にも熱い、疾走感のある産業ロック。
動きが大きく、切れのある連中を集めてあるので、人数以上の迫力。 浦野の大仰な芝居掛かった動きも楽しい。
歌詞に「少女達よ、誰もがジャンヌ・ダルクに成れるんだ。」とあるが、ジャンヌ・ダルクになれるかどうかは別として、既にシャルロット・コルデーくらいの剣呑さはある。 こんなのになら刺されても良い。


2008-03-08 [長年日記]

_ AKB48 チームB公演(マチネ)

僥倖で昼夜当選、呆けてふらふらと秋葉原。
秋葉原に着いてから忘れ物をしたのに気付いて青くなり、ATMで金を下ろして残高に更に青くなりつつも、なんとかチケットを購入。
チケットを買う時間が分散したので、カフェはカフェとして機能していた。 座って時間潰し。
今日は「メディア収録」との事で、昼夜公演とも多田と渡辺が休み。 開演前に代役予想。
誰が出るかに依ってキャンセルの数が増減するので、キャンセル待ちの人々には切実な事であったりする。
「戸島あたり出ませんかねぇ、確実にヒマでしょう。」「あー、ヒマそうだよねぇ。」なんて話をしたり。

抽選入場の籤運は悪かったが、下手ブロック4列目通路際に空席が会ったので潜り込む。
自棄にゆったり座れると思ったら、真ん中辺の客が二人分占拠している。 常連の無法も酷い時は酷いが、一般客のモラルも知れたものであったりする。

オーバーチュアで幕が開き、ざわざわと小芝居から。 多田と渡辺が居ないということで

「知らない人が居る!!」
「誰ですか?」
「キタリエです。」
「イシダさんです。」

イシダさんなる者への期待が一気に高まる。

円陣を組んで「いつも、感謝。」「冷静に、丁寧に、正確に。 みんなの夢が叶いますように。」「AKB! チームB!!」
明転して一曲目「初日」。 とりあへずイシダさんを探す。
知らない顔は三人。 初めはメガネではなくなった仲谷と研究生二人の判別がつかなかったが、一人だけ動きが危なっかしいのが居て、これが「イシダさん」だろうと見当をつける。 自己紹介になると、果たしてそれが「イシダさん」であった。(メモには「プアマンズ えれぴょん」「挙動不審、好事家向き」と書いてある。)
この「イシダさん」。 実に危なっかしくて、隣の人の振り付けを見ながら踊ったり、足元のバミリを見ながら移動したり、それでも間違っていてぶつかりそうになったり、あっちへ引っ張られたり、こっちへ引っ張られたり。
チームBの連中がこの「イシダさん」にぶつからないのに唸る。 ぶつからないどころか、避けたり、位置を修正してやったり。
連中も伊達や酔狂で一年板の上にゃ居なかった。 おみそれしやした。
二曲目、三曲目と進む毎に「イシダさん」の挙動の怪しさは増して、自己紹介になる頃には忘我の境地と云った趣。 これは客の食いつきも良いだろう・・・と思っていたら、初物好きの連中がこぞって反応していた。

自己紹介では、田名部が「自分が家ではアウェーなんですが・・・」と話していたのが妙に可笑しかった。

_ 「天使のしっぽ」

多田の位置に「イシダさん」。
動きの激しい全体曲にくらべるとまだマシだが、実に危なっかしい。
仲谷と野口が安定しているので破綻無く終了。

_ 「パジャマドライブ」

渡辺の位置に「キタリエ」。
こちらはやるべきことは大体出来ていた。
渡辺に較べると華が無いが、これはまぁ仕方が無い。
平嶋は高いレベルで安定。
仲川に驚く。 仲川なのに指先まで神経の通った綺麗な動き。

_ 「純情主義」

ゲネでは後で踊る子供に目が行ってしまい、ちゃんと見ていなかったので、今日はねぎま隊の葱を中心に鑑賞。 赤葱の片山は体形は貧相ながら、動きと表情は堂々たるもので、歌唱も安定。 生歌率はもう少し上げて欲しいが、動きのある曲なので、これは仕方が無い。
頑なに腹を隠してきた井上は、久々の腹出し衣装。
この曲の良いところは歌にエフェクトを掛けすぎないところで、元根多になったであろう物に感じていた弄り過ぎて歌い手の個性を殺してしまっている様な居心地の悪さが無い。

_ 「でもでもの涙」

柏木の隣に持ってきて吊り合いが取れるのは矢張り佐伯。 手足が細くて長い。 二人とも動きに独特のグルーヴがあるので、並べて踊らせると実に面白い。
三人の頃の dream を思わせる、スタンドマイクを立てて罰ゲームでやらされているかの様な変な動きの振り付けもサマになっている。
この曲の良いところは、スタンドマイク2本で始まるものの、スタンドからマイクを外して上手下手に移動して歌うところ。
これ迄の立ちマイクの曲ではセンターブロックに居ないと碌すっぽ見えなかったのが見事に改善された。
柱外通路から2席目あたりに座ると、ド真正面に來る。

_ 「鏡の中のジャンヌ・ダルク」

最初から最後まで走り回っている上に、曲の後に間繋ぎMCをやらねばならない過酷なユニット。
ゲネを見た後には「フランス革命のパリ市民みたいな衣装」と書いたが、よくよく見ると軍服だった。
菊地の衣装の色使いが「よくわかった人」が使うそれで嬉しい。
アイパッチを着けて出て来て、舞台中央で外して地面に叩きつける浦野。 ちなみにアイパッチは、MCの最中にスタッフの人が拾いに來る。

_ 後半

「イシダ」さんは「僕の桜」だけの出演。 まぁ、客観的に見て無理そうではある。

「命の使い道」の一言科白は、平嶋で「おじさん、寂しいと思った事、有る?」 はい、懐が淋しいです。

「Two years later」「命の使い道」で暗く始まり、「キスして損しちゃった」で明るくなったところに間繋ぎMCが挟まり、「僕の桜」をしっとり歌い上げて本編終了。 この構成も良い。
曲中の人員配置とか、花道の使い方とか、しっかり練られた公演である事が見ていて良く判る。
「ワッショイB!」は、キタリエだけ歌詞に反映されていて、この曲は出ない「イシダさん」は多田のまま。

_ AKB48 チームB公演(ソワレ)

抽選入場の籤運は昼以上に悪く、空席はまばら。 思い切って下手お立ち台の舞台寄りへ。
ここは意外に死角が少なく、客席、PA、上手扉前の関係者観覧スペースまで見渡せる。 そのかわりメモを採ると目立つので、要点のみに留めた。

今日は下手側の本多芸能が良い仕事。 相手の目を見てモノを言える、長いものに巻かれないタイプ。 使える。
暴れ者の知己が最前列で例の如く頑張っていたのだけれど、彼が軍事境界線をはみ出す度に素早く対応。
「ほぉー、やるじゃねぇの」とニヤニヤ見ていたら私もギロリと睨まれた。 クワバラクワバラ。

上手扉前には、研究生の藤江ともう一人若い娘(中田だったらしい)。 秋元も来ていた。

腰骨の位置がはっきり出る衣装を着ると、佐伯の足の長いのが際立つ。 友人の言の如く、井上は水陸両用モビルスーツみたいに見える。
「イシダさん」はソワレも「イシダさん」だった。 仲川や小林の初めの頃もこんなもんではあった訳で、じきに慣れるだろう(むこうもこっちも)

自己紹介で「イシダさん」こと石田晴香が14歳であることが判明。 どよめく客席。 ちなみに「キタリエ」の北原里英は16歳。

「天使のしっぽ」
野口と仲谷は膝と腰を上手く使って尻尾を操っていた。
野口、中谷と較べると、「イシダさん」の尻尾の動きが弱い。 このあたりのたどたどしさも好事家向き。
アンダーが研究生で固定となると、A-2ndの時の峯岸のような、お茶を挽かされたメンバーの劇的な下剋上っぷりは見られない訳で、そのあたりは少し物足りなく思うが、こうして研究生と並ぶと、やっている事の質の高さで、脇にいても客の目を惹く事は出来ると思う。

「鏡の中のジャンヌ・ダルク」
アイパッチをして出てくる浦野。 元根多を考えてみた。

1. 丹下段平
2. タモリ
3. キャプテン・ハーロック
4. 鬼島軍曹

4. が一番近いか?。
意外に重い旗を支えきれずに倒れる事の多かった岩は重くなったようで、運ぶ役の早乙女が一寸辛そうだった。
聴く曲としての好みは「純情主義」と「でもでもの涙」だが、見るとなるとこの曲が一番楽しい。 見世物として、良く出来ている。

「命の使い道」
月蝕踊りで始まる。 最後は「大滅亡」で〆て欲しい。
一言科白は、米沢で
「おじさん、お金持ってる?」
持ってません。

_ 雑感

米沢の猛獣遣いとしての腕が上がったお陰で、浦野はより自由に振舞えるようになり、今日も遣りたい放題。
それを米沢が上げたり下げたり、上手いこと料理。
そこに平嶋が加わるとさらに面白く。 三つ巴でノーガードの殴り合い。
実に面白い。

なんだか井上の動きが機敏になっていた。 まだ怪しい部分はあるが、一番きちんと動けているであろう田名部と並んで踊っても、然程違和感を感じなかった。

バックダンサーで出た研究生の大家志津香は、佐藤夏希を更に地味にしたような感じ。 手つなぎ挨拶で前に行き過ぎてつんのめっていて、初期の大江を思い出した。
緊張しすぎて女の子っぽくなっているが、本当はこんなキャラクターでは無いので、第一印象を決めるのはちょっと待って下さい・・・と息せき切って語るさまが微笑ましい。

田名部の動きが大きくて綺麗。 秋元才加のように成りたいと言っていたが、方向性としては正しいと思う。

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2008-03-11 [長年日記]

_ チームB 備忘録

「でもでもの涙」ではなく「てもでもの涙」らしい。
正式な表記が発表されたら、纏めて修正予定。

最近仲川が良い。
「パシャマドライブ」での、コートの翻し方が綺麗。
但し、パジャマのまま歯ブラシ横咥えにして近所の自動販売機まで行ったり、パジャマのまま便所サンダル突っかけて近所のコンビニまで行きそうなイメージ。

早乙女のもどかしい試行錯誤にも、出口が見えてきたような気がする。

_ レスなど

>◎◎みすと。 さん
私は「有難や節」を思い出しました。
こちらご参照ください。

こんなのとか。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

# ◎◎みすと。 [「こんなに会いたく『ても』 こんなに好き『でも』」という歌詞なので『ても』『でも』の涙なのでしょうね。]



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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