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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2008-12-16 Parerga und Paralipomena [長年日記]

_ 12/7 AKB48 チームK公演(マチネ)補遺

小林と佐藤
「16人姉妹」の後の間繋ぎでのこと。
「彼氏に弁当を作ってきた。 そこで二た言。」とかそんなお題で寸劇。
小林は「中身は冷凍食品だけど・・・」と前置きして「私の心は解凍だから」とか何とか。

例に依って分かり辛いのだけれど、「心が温かいから大丈夫」だと言う事らしい。
然し乍ら、纏めようとした佐藤が「それって『私の心は電子レンジ』って事だよね。」と言ったことから雲行きが怪しくなる。
「全然違う」と小林、松原も同調。

小林が臍を曲げるのも当たり前と言えば当たり前であって、同じようでも「熱で溶ける」のと「熱を加えて溶かす」のとでは「心のありよう」が異なる。
電子レンジは温めるものであって、電子レンジそのものは温かくない。
小林の言はんとした事を感覚的に理解した松原と、理詰めで読み解き損ねた佐藤の違いが出たように思う。

今はどちらも好きだが、最初はどちらも嫌いだった。
二人共あれで精一杯だったのだと思うが、小林の踊りや言動はがさつ過ぎるように感じられたし、佐藤の発する言葉は軽くて間が悪くて耳障りだった。
まぁ、こちらが慣れたのと、あちらが良くなったのとで次第に気にならなくなり、今は楽しく観ている訳だが。

今回の件では、嫌いだった頃の佐藤が一寸出たように感じた。
纏めようとする意識が強すぎて、言葉の撰び方がぞんざいと言うか大雑把と言うか。

小林の発した言葉αは飽くまでもαであって、言い換えは効かないのだけれど、小林の誤用によって意味が通らない場合は、せめてα'くらいで言い換えなければならない。
それを小林の言はんとするところを精査せずにβと言ってしまえば、纏まらなくて当然なのだ。

私は偶にしか観られないので、いつからこうなったのか判らないが、佐藤のこの性急さが小林を頑なにし、小林の頑なさが佐藤をより性急にさせる負の連鎖が有ったのではないかと思う。
優しい松原が間に入っているので破綻はしなかったが、ギスギスした感じが一寸気になった。
(この「ギスギス感」は、他の曲で小林と佐藤が並んだ時にも散見された。)

佐藤は頭も良いし、喋りの間も良くなったが、如何せんフラが無い。
フラと言うのは持って生まれたその人自身が醸す「可笑し味」の事であって、こればかりはどうにもならない。
野呂が無手勝流のようでいて、なんとかその場を纏めたり収めたり出来るのは、間の良さとフラによるところが大きい。

フラが無いならどうするか、巧くなるしかない。
相手の言はんとするところを上手く拾う、もしくは敢へて外す。
馬鹿が服着て歩いてるような(厳密に言うと小林は「馬鹿」ではないのだけれどそれはさておき)小林が投げる、ストライクゾーンの外側にしか来ない頓珍漢な荒れ球を上手く捕れて投げ返せれば、また計算して後ろに逸らせれば、大抵の人間との言葉のキャッチボールは出来る。
遣り難いとは思うが、こんな経験はなかなか出来ない。
これは小林にとっても、感覚の合わない理詰めで物を考える人に自分の考えを伝える訓練になる訳だが。

自己紹介等で仕込んできた話をする時の佐藤は、話の構成も間も良いのだけれど、どうも自分と間の合わない人間と絡むと、佐藤の良さが消えないまでも薄らぐように思う。

しかし、最近の当り障り無さ過ぎて印象の薄い研究生を見るにつけ、必ずしも快くは無かったが見るものに強い印象を与えた初期チームKが、懐かしく思い出される。

_ 12/14 AKB48 チームA公演(ソワレ)補遺

敷布団派
間繋ぎでの意識調査のような物での一とコマ。
板野の仕切りなのでグダグダのダレダレで有ったのだけれど、設問の一つに「敷布団かベッドか?」と言うものがあり、そこだけ妙に面白かった。

パッと二た手に分かれると、敷布団派は佐藤(由)のみ。
布団の良さを力説する佐藤(由)だったが、「ちゃんと畳んでるの?」と訊かれ、一瞬口篭もる。 さては・・・。
「畳んでいる」と強弁していたので、そう言う事にしておく。

「網戸が無い」とか「段ボールで寝ている」とか言われていた頃からすると、布団に寝ていると言うだけでも生活レベルは向上している。
病み上がりと言う事で化粧の乗りも悪く、浮腫んだ感じもしたのだけれど、喋っている分には元気そうで、とりあへず安心した。

死んだ子の歳を数えずに済む
見たい連中がゴッソリ抜けたチームA公演だったが、それなりに楽しんで観る事が出来た。
その大きな理由の一つに、「死んだ子の歳を数えずに済む」と言うのが有る。

これ迄のチームA公演は、誰かが抜ける度に
「宇佐美が残っていたらどこに入るだろうか」
「星野なら、どう歌うだろうか」
「折井ならどんな表情で、浦野ならどんな動きで踊ったろうか」
もう其処には居ない連中に思いを馳せながら観る事が多かった。
然し乍ら、最早新顔の方が多く、寧ろ古株がゲストのように見える構成なので、辞めた連中の事は殆ど頭に浮かばず、思い浮かんだとしても、それは「これでは居場所は無いな・・・」と言う感慨でしか無く、「ここに戸島が居たら」とか「これを駒谷はどう踊るか」とは考えなかった。

我々の読んで来た「チームA」と言う物語は、4thの千秋楽で既に終わっていて、4thリバイバルと言う長すぎたエピローグと、NHKホールコンサートと言う外伝で完結したのだと思う。
今、劇場で行なわれている「チームA公演」は、登場人物が多少被っているだけで話の連続性は無く、全く新しい物語が紡ぎ出されている。
それをこれから楽しく読めるか、砂を噛むような思いで本を閉じるかは、もう終ってしまった物語が心に占める割合によって変わってくると思う。

私ですか? 読みたくない訳では無いけれど、それより囲碁でも始めようかと思っているところです。
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# Dwightsa (2014-02-06 15:13)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


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