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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2009-08-22 Ebony And Ivory [長年日記]

_ AKB48 日本武道館コンサート

なにやら長いタイトルがあったが、割愛。
田安門をくぐると、物販の列が出来ている。

良く考えなくても開演までに買えない様な気がするのだけれど、思い出よりモノなのだろうか。

NHKホールやJCBホールと比べると、流石に入場の整理は出来ていて、すんなり入場。
一階のファミリー席でのんびり観たが、アリーナ中央に大き目の出舞台が有るおかげで思ったより近く見える。
ただしこれは選抜メンバーの話であって、最後列付近に居るSKE48の連中とか内田とか、もう少し前の方ではあるが群集に埋没しがちな小林などを眼で追うと、矢張り遠い。

各席には織り込みチラシの入ったビニール袋があり、柏木の写真集、小野のトレカ、大堀のエッセイ、コンサートの模様を独占配信するWOWWOWの加入チラシ、AKB48モバイルの勧誘チラシ、サルオバサン祭りのチラシ。
さらに、読売新聞特別版が8種類のうち一つ入っているのだけれど、これがまた良い出来。
新聞なので紙質は悪いが、写真としては良い。 私の席には表が前田で裏が高橋のもの。 開くと右が篠田で左が小野、全部開くと高橋みなみの巨大ポスター。
この高橋みなみがプレイボーイ別冊の水着グラビアのしょっぱい表情が嘘のような、実に良い表情。 状況設定でスイッチが入るタイプなのかな…となんとなく思った。

開演予定時間を10分ほど過ぎた頃に影アナ。 担当は野呂。
余計なことを盛り込みすぎる何時もの芸風は鼻に付いたし、そもそも長すぎるのだが、ちゃんと名乗らずに「前田敦子でした」とやったのは良かった。

そんな中、関係者席に秋元康が入ってきた。 誰も石を投げない。

客電が落ちたり点いたり、また落ちたりやっぱり点いたり混乱しつつオーバーチュアで開演。

インフルエンザでチームKの奥と倉持、チームBの多田と小原、研究生の石田と佐藤(す)が休演。 リハーサルを体調不良でこなせなかった増田も休演。

渚のCHERRY
篠田(黄色・前田)、秋元(増山)・野呂(峯岸)・大堀(平嶋)
手元のメモには「ジエットストリームアタック」と書いてある。
篠田の歌がもろにボーカロイド。 下手なりの味というものを完全に否定した人工的で表情の無い歌声。
ここまでして糊塗する意味がわからない。
間奏部分の下克上コーナーは野呂。 まぁ切れた動きではあった。

Blue rose
小野(大堀)、松井珠(秋元)、高橋(増田)、渡辺(宮澤)
渡辺がマイクスタンドを蹴り損ねた以外は良く出来ていた。
高橋みなみは全篇を通じて良かった。

雨の動物園
前田(ゾウ)、小嶋(キリン)、柏木(シマウマ)、宮崎(ラクダ)、峯岸(ペンギン)、板野(ライオン)、佐藤由(パンダ)、河西(サル)
選抜常連にやられても、オリジナルのごった煮感が出ない。
他の曲でやりたい事をやらせて貰っているからか、着ぐるみ衣装でも機嫌よく歌い踊る板野。

虫のバラード
高橋みなみ(秋元)
本日の見せ場の一つ。
高橋みなみは何公演かこなして歌い込まないと歌いこなせない印象があったが、この曲は実によく歌いこなしていた。
マイクスタンドをぶっ倒したり、へたり込んだりする部分も気合十分で、小柄な高橋が大きく見えた。

ハート型ウイルス
宮澤(大島麻衣)、大島(小嶋)、佐藤(N)(川崎)
遠慮会釈無い大島を真ん中にして、脇に廻った佐藤(N)が良い仕事。
北風と太陽。

君はペガサス
松井玲奈(旧秋元)、矢神(旧宮澤)、森(旧佐藤(N))、高井(旧野呂)
松井玲奈+旧ウィンブルドン。 人選も上手いし、任に合った割り振りの妙。
前世で写真屋でも殺したんじゃないかと思うくらい絶望的に写真写りの悪い松井玲奈だが、動いているところを生で見ると実物の良さに圧倒される。
旧ウィンブルドンの三人もよく付いて行っていて、オリジナルとはまるで別物だが見応えのあるものになっていた。

ウィンブルドンへ連れて行って
藤江(黄色、旧森)、宮崎(ピンク、旧高井)、小野(青、旧矢神)
そのウィンブルドン。
出来る人間を集めてやっているので、よく出来てはいる。
ただ、特異な個性を集めて出来上がっていたオリジナルの面白味は無い。

となりのバナナ
指原(小野・奥)、仁藤(河西・小林)
これもどうかしている連中がやっていたからこその面白みは無い。 よく出来てはいる。
指原は立ち位置がまだ半分客。 嫌いではないのだけれど、舞台の上に立ったら「向こう側」の人であって欲しい。 突き抜けられない原因が奈辺にあるのか、考えたほうが良い。
仁藤は何に出ても破綻しないのだけれど、オリジナルを超える何かも見えて来ない。 多少ソツ有っても良いのでは無いか。

愛しきナターシャ
近野(指原)、秋元(片山)、佐藤(N)(田名部)
毛皮が妙に似合う秋元。 マイクスタンドを持って暴れるさまは天下一品。
佐藤(N)はここでも脇に廻っての仕事なのだけれど、地味な割に印象には残る。

エンドロール
峯岸、松井珠理奈、板野、桑原
今日のもう一つの見物。 大島優子の居る本家より良かったのには、流石に驚いた。
合わせる時間はあまり無かったのではないかと思うが、揃うべき所は揃い、各自の個性もしっかりと。
一生懸命なSKE48の二人と(特に「寄らば斬るぞ」的な気合の漲る桑原とは)対照的に、さらりと凄いことをやる板野峯岸。
板野の軽味が重くなりがちな曲の中で救いになっている。

ツンデレ
浦野、渡辺、中塚
オリジナルを殆ど観ていないので括弧内表記は無し。
スモークの煙の向こうでホログラムのような渡辺。 フライングスコッツマン並みに正確な動き。

残念少女
北原、前田、高城
こちらも括弧内表記は無し。
スッポンで奈落から登場する趣向。 スッポンの使用はこの曲だけだったが、結構な勢いで「ポンッ」と出てくる。
歌舞伎では、スッポンからは人間以外のものが出てくるのであるが、そこから無表情な前田と顔面相似形の高城と北原が出てきたのは面白かった。
前田が役者の顔。

黒い天使
片山(高城)、柏木(前田)、仲谷(藤江)
片山のマイクの持ち方。 口との距離と向きを一定に保ち続けている。
仲谷は気合が入り過ぎたのか少々怖いくらいの表情。
柏木は真ん中に居ることに説得力がある。

口移しのチョコレート
河西☆、野呂、大堀
河西と大堀のバランスは取れているが、野呂だけ浮き上がっている。 今回の野呂は妙に出番が多いのだけれど、悪目立ちする場面が目に付いた。
こういう曲を演らせると、流石の河西。 分かりやすい蟲惑。 分かっていても騙される。

わがままな流れ星
篠田(小野)、小嶋(小林)
この曲でもボーカロイドな篠田。 こうまでして糊塗する意味はあるのだろうか。
セリが自棄糞に(2mくらい)上がった状態で平然と歌って踊っているのに驚く。 これも見物だった。

おしべとめしべと夜の蝶々
大島麻衣(大堀)、藤江(河西)
所謂「きんぴらごぼう会」の二人。 グラビアの仕事が増えた大島が黒々と、抜けるように白い藤江との対比の妙。 Ebony And Ivory
本家よりあっさりとしていたが、大島の歌が聴けたのは良かった。 流石の安定感。

飛べないアゲハチョウ
出舞台の部分にズラリ。 増田休演で柏木。
大人びた曲の中で平嶋がしっくり来ていて感心。
片山と米沢の攻めの姿勢。 華のある柏木が入っても突出させない。

ゲンナリするダレ場を挟んでSDN48。

Black boy
ゲンナリするダレ場からの流れで始まり、第一印象としては最悪。 曲は右の耳から左の耳へ抜けてしまい、さしたる印象も無く。
TPDっぽいような話を聞いていたが、ベイキャニオンズみたいな感じ。
切羽詰った感じの無い佐藤(由)が救い。

強き者よ
チャイムはLOVE SONG

口直しにSKE48。 「強き者よ」は出口や松下の使い方が上手い。 選抜云々の話でかまびすしいが、「誰を」より「どう」使うかが問題。
「手をつなぎながら」を持ってくるかと思ったが「初日」と被るからか「チャイムはLOVE SONG」を持ってきた。
見納めとなる高井つき奈を注視。 表情が間断なく刻々と変わる。 これは惜しい。

初日
Two years later

盛り返す流れでチームBが2曲。
研究生から鈴木(紫)と内田、チームAから北原。
思えば北原も始まりはチームBでの渡辺のアンダーからだった。
内田が良い。 気が付けばオペラグラスでロックオン。

気になる転校生
最終ベルが鳴る

「気になる転校生」で、あの頃は良かった的な感慨に浸る。
漸く出てきた小林は、コンサートではおなじみの蜘蛛の巣が引っ絡まったようなラメラメな髪型。 動きがもっさりと重くてぞろっぺいで、おまけに小さい。 群集に埋没したまま終わった。

JK眠り姫
青春の稲妻

青春の稲妻のソロダンスは峯岸。 良いものを観た。

ノースリーブスの三人に前田板野で間繋ぎ。
ノースリーブスの落ちの無いコントに素でつまらなそうな顔をしてしまい、小嶋に「アイドルじゃない顔してるよ!」と言われて我に返る前田。

ロマンス、イラネ
BINGO!
大声ダイヤモンド
10年桜

徐々に人が増える。 増えると影の薄い連中はどんどん人波に紛れて埋没していく。
そんな中に小林がいたのが悲しかった。
転がる石のSKE48の横に、苔むした小林。 もう一度転がっていただきたい。
オペラグラスで最後列に居た連中を眺めている間に、前のほうに居た連中は出舞台に来ており、気が付いたら本編は終わってチャフが撒かれていた。

言い訳Maybe
会いたかった
ひこうき雲

選抜メンバーの「言い訳Maybe」からアンコール。 休演の倉持と多田の位置に仁藤と片山。

選抜で迎えたコンサートを休演の止むなきに至った倉持はさぞかし無念であろうと思う。
クラさんに「体調管理が甘い」とバッサリやられているであろう事を想像するだに不憫。
とりあへず、しょうが紅茶を。

色んな連中が入れ替わり立ち代わり前のほうに出てくるが、小林は最後まで馬群に沈んだまま。

松井玲奈の顔色がコンサートの進行とともに白くなり、目が小さくなっていったが、最後の方は幽鬼のような表情。

高井つき奈をじっくり観てみる。 それと気付くのが遅きに失した感はあるが、切れ目無く変わり続け、Pretty と Cute と Funny の間を彷徨う表情が面白い。

終演 → 手繋ぎ挨拶。
手を振りながら舞台から去っていくメンバーの中で、一番最後まで舞台に残って客席にお辞儀をしたり手を振ったりしていたのは小林だった。
最後の最後に小林の小林らしい良さを確認できたのは収穫と言うか、救いだった。

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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