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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2010-05-31 射干玉の [長年日記]

_ Gザテレビジョン vol.16 続々

島田晴香+竹内美宥+森杏奈
AKB48 9期研究生から3人。 5ページ10カット。 うち見開き1箇所。 制服っぽい衣装の屋内と屋外で構成。

島田は空色のブラウスの第一ボタンを外し、臙脂のネクタイをプレーンノットに緩く締めて、薄いグレーのカーディガン。 ブラウスとカーディガンの袖は少し捲くってある。
竹内も白いブラウスの第一ボタンを外し、焦げ茶のリボンタイを緩めに締めて紺のVネックのニットベスト。
森はピンクのブラウスの第一ボタンをやはり外して、こちらは紺系統のリボンタイを緩めに締めて白のカーディガン。
腰から下は揃えてあって、薄茶色のタータンチェックのスカート、紺のハイソックス、茶色のペニーローファー。
北原・指原とは打って変わってシャレオツな今風の制服。 面相も雰囲気も今風なので、これはこれで合っている。

研究生が取り上げられることに否やは無いが、9期ばかりで、しかも同じような面子ばかりというのに生臭い恣意を感じる。
島田と竹内は他誌で見たことがあるが、森は初見。 無理して表情を作っているカットも多いが、現時点での売りである「初々しさ」は出ており、顔見世グラビアとしては成立している。
竹内も手馴れた感じが気にはなるが、見開き以外は隙の無い表情。
島田は全て同じ表情で固まっているが、この固まったのもまた初々しい。

しかし、見開きで大きく見せた写真が最良のカットだとはとても思えない。 この辺りの審美眼の無さと構成の拙さはいただけない。
「〜ちゃんが出ているから買う」と言う層への訴求力はあるかもしれないが、指名買い出来る質ではないから、これでは売り上げは安定しない。 出版不況と巷間よく言われるが自縄自縛では無いだろうか。

川口春奈
佐藤学の撮影で7ページ22カット。海外留学する川口春奈と渋谷で一日デートという感じの筋立てになっているのだけれど、前半が制服で後半が私服。 明らかに曇天なのに照明で夕映えを演出等々、突っ込みどころは多い。
ベタな筋立てに拘るあまり、そこから外れたカットを外さざるを得なくなってしまい、結果的にグラビアの質が落ちると言う本末転倒。
テーマやコンセプトを決めるのは良いが、それに縛られすぎて構成の自由度を下げてしまっては元も子もない。

様々な角度から撮ろうとする営為は感じられるし、ある程度成功もしているが、写真選択の審美眼の無さに足を引っ張られている。
今風のお洒落制服も、コッテリ塗ったメイクも、川口春奈の美点を殺しているように思える。

荒井萌
篠原潔の撮影で4ページ3カット。 見開き1箇所。
どうでも良いカットを見開きにし、表情そのものは良いカットを小さくしかも合成にする不可解な構成。
フォトショップの余計な機能を使いたいだけの自慰手淫の類で金を取ろうってのは太い。
(荒井萌に罪は無い。 念の為。)

丸高愛実
赤木楠平の撮影で3ページ15カット。
自慰手淫の次は Scatology 。 これもモデルに罪は無いが論評に値しない。
長生きをすると厭なものを見る羽目になる。 1ページ目からド前ピンとド後ピンで押す構成なんざ開いた口が塞がらない。

小池里奈
長野博文の撮影で7ページ15カット。
薄着の部屋着、アリス風メイド服、うさ耳付きセパレート水着で構成。
長野博文と小池里奈の親和性は高く、グラビアとしての出来は(印刷品質を除けば)高いレベルで安定。
小池里奈は過不足無く小池里奈で、求められる質と量の自分を上手く演じている。

戸松遥
細居幸次郎の撮影で5ページ10カット。
荒川っ縁と思われる首都高の高架下と土手、寂れた遊園地。 ロケーションは面白い。
1ページ目の土手の斜面に立つ写真、2ページ目の土手の上の道を歩きながらの振り向き、3ページ目の中央分離帯で風に吹かれる写真etc...川風や曇天の柔らかい光、その場にあるものを生かして上手く撮っている。

しかし盛大に前ピンの写真を大きく使ってあるのはいただけない。
構図もポーズも表情も良いのだけれど、カメラマンの名誉の為にもこれは没にすべきだったと思う。

桜庭ななみ
橋本雅司の撮影で6ページ15カット。
流石の橋本雅司でハズレカット無し。 向こうに廻して一歩も引かない桜庭ななみも良い仕事。
ライトが強いカットは矢張り目に力が入ってしまっているが、表情そのものは生きている。
薄着になると一寸構えてしまうようで、サロペットを着たカットの方が表情の種類が多いのだけれど、薄着になる必然性を上手く演出できれば出来も違ってくるのではないかと思う。
この辺りが役者属性のモデルの扱いにくいところでもあり、面白いところでもある。

熊井友理奈
中野正貴の撮影で3ページ5カット。
モデルを風景の一部として扱う写真なので、顔が陰になってしまっていたり、アイドルのグラビアとしては如何なものかと思うが、2ページ目下の林立する電信柱と伍して立つ熊井友理奈の図なんぞは中々面白い。

モーニング娘。
石川信介の撮影で6ページ16カット。
水着中心の顔見世グラビアと対談で構成。
ハワイでの撮影らしいが、写真集からの写真なのかそうでないのか言及しておらず、写真集のタイトルは出ているが詳細も書いていない。
最初と最後に集合で1ページずつ。 1/4ページの個別写真と2〜3人ずつのスナップと対談を間に挟んでいる。

茶髪率と描き眉率が高過ぎるのはいただけないが、一人異彩を放つ道重が一服の清涼剤。
烏の濡れ羽色とまでは行かないが、色の白いところに黒髪が映えている。

水着の写真は水着の為の水着で面白味は薄く、判型が大きいにしても縦位置で8人の集合ってのは無理がある。
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# Dwightsa (2014-02-04 06:20)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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