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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2010-09-05 国民的ナントカの居心地の悪さ [長年日記]

_ 渡邊榮一展〜少年王國〜

色々あって時間も精神的なゆとりもあまりないのだけれど、だからこそ見てきた。
美術館ではなく画廊とあって、最大で三桁万円の値札が付いていたり、気圧される部分はあるのだけれど、小品なら私の所得でもなんとかなりそうなものはあった。 とりあへず銅版画集を二冊購入。

私は新しいものをあまり信用していなくて、古典的なものでもやりようによっては質の高いものを生み出せると思っているのだけれど、渡邊さんの絵画や版画は中世から現代までの様々な技法が違和感無く混在しており、実に楽しい。

渡邊榮一展〜少年王國〜 (日動画廊東京本店)

_ 週刊プレイボーイ No.37

AKB48絡みでは表紙+巻頭グラビアに柏木由紀、投稿連載ページに秋元才加。
投稿連載ページは相変わらず一面的な切り取り方。 既成のイメージの上塗りの繰り返しで、まるで意味が無い。 そこまでして型に填めたいのか、もしくは編集者がただ単に無自覚なバカなのか。
「馬鹿は隣りの火事より怖い」と言ったのは立川談志だったが、秋元才加にしろ指原莉乃にしろ、メディアに殺される危うさをひしひしと感じる。

柏木由紀
7ページ9カット。 撮影は渡辺達生。
ナベプロ所属のAKB48メンバーによるユニット「フレンチ・キス」からの三週連続グラビアの2回目に柏木。 高城亜樹は巻頭グラビアページの中程で割かれた紙幅も少なめであったが、柏木由紀ともなると扱いが違う。
相変わらず光の強い状態で撮っているので眩しがりの柏木らしく死んだ表情も多いが、撮り方に変化を付けて生きた表情もちらほら。 これは柏木ではなく渡辺達生の仕事に係る部分。
柏木由紀と前田・大島との違いは「撮られている」か「撮らせている」か。
今回はキャプションも然程邪魔にはなっておらず、写真の扱いもまぁまぁ良い。 及第点。

_ AKB48 じゃんけん選抜公式ガイドブック

じゃんけん選抜と言うイベント自体はどうでも良いのだけれど、インタビューと対談がてんこ盛りだったので買ってみた。
写真は時間との戦いであったことが窺い知れるものが多いが、スタジオ全体を使って変化を付けている。

写真より文字多めなのだけれど、普段は日の当たらないメンバーにも最低1ページは割り当てられているので、下手なガイドブックより人となりは伝わる。

インタビューで興味深かったのは佐藤夏希と菊地あやかのページ。
大部屋感とルサンチマンの香りが漂う情念たっぷりの佐藤夏希と向かい合わせに、色々ありすぎるくらいに色々あった割りに脳天気な菊地あやか。

巻末に小野恵令奈インタビューと回顧写真。
大人になるという事の意味と難しさを噛み締める。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]
# shamuneko (2010-09-15 15:16)

はじめまして。私もじゃんけん選抜のインタビューで一番おもしろかったのは能天気すぎる菊地と、それからネガティブなのか冷静なのかわからない石田晴香のページです。菊地の生誕祭のときもそうでしたが、色々ありすぎた過去を背負い、自身の中では相当の苦悩もあったでしょうに、それを微塵も感じさせない屈託なさ、能天気さには時々元気づけられ、また目頭が熱くなることもあります。最後のコメント「もう「1+2=Nなっち」とか言わせない!1+2=3ですよ!それくらい私でもわかりますよ!」には笑ってしまいました。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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