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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2010-11-01 アイドル五胡十六国時代 [長年日記]

_ ぱすぽ☆ スペシャルライブ(新三郷ららぽーと スカイカーデンステージ)

武蔵野線新三郷駅前のショッピングモール「ららぽーと」のスカイカーデンステージにて、 ぱすぽ☆ のライブを観覧。
新三郷駅と言えば、国鉄でも有数の「ふざけた駅」だった訳だが、上りホームと下りホームが500mくらい離れていた往時の面影は無く、普通の郊外の駅になっていた。

後楽園のラクーアと較べると規模は小さいが、周りの騒音が無い分ライブは集中して見られる。
のんびり移動していたら一回目のライブは終わってしまっており、握手会が始まったところ。 ステージ後方のベンチに座り、流しっぱなしになっている ぱすぽ☆ の曲に浸ってみる。
ぱすぽ☆ の曲は80年代産業ロックの香り漂うものが多く、心地よく聞き流せて適度に耳に引っ掛かる。 AKB48を含め、束モノアイドルでは奇を衒った曲が多い中、正攻法で押すやり方が清々しい。
若い人にどれだけ受けるかは判らないが、年寄りの耳には心地よい。
客席後方に立てられた看板が良かった。

小さなお子様にも大人気、ぱすぽ☆が今月もやってくる! みんなで応援しよう!!

確かに小さなお子様たちは興味津々で、大人が「AKB?」と立ち止まり(思えばAKB48も、酷寒のお台場では民間人には洟も引っ掛けられなかったのであった)、違うと判ると立ち去るのに対して、無言で立ち止まって食い入るように見ていた。
子供が多いってのもあるけれど、それにしても立ち止まり率は高かった。 子供は正直だ。

客席後方からなんとなく見えれば良いや・・・と思っていたのだけれど予想以上に人が多く、ロクに見えないので二階へ移動。 知己の後ろでまったり観覧。
振りは上手すぎず下手すぎず、それぞれの個性も加味されつつなんとなく揃っている。
フォーメーションもAKB48とも、ももいろクローバーともまた異なる感じで、見ていて楽しい。

無料ライブなのに一時間みっちり。 みっちりは良いのだけれど、埋め草に入れた韓国ポップスのカバーは蛇足だった。
前後の繋がりも悪く、演っている方は楽しそうだが、客の方は明らかにダレていて、オリジナル曲に戻ってもしばらくはダレた空気を引き摺っていた。 書いてる私もダレて来た。
オリジナルは佳曲揃いなのに、敢えて埋め草を入れる構成にするってのが判らない。
それでも最後はオリジナル曲で畳み掛けて〆たので、良い気分で見終えることは出来た。

今週末にも新三郷ららぽーとにてライブを開催とのこと(ぱすぽ☆オフィシャルブログ参照のこと)。
諸般の事情で短くはなるらしいが、これまた諸般の事情でコール等は禁止になるようなので、のんびり見たい(聞きたい)向きには寧ろお薦め。

_ レスなど

ぞのさん
高柳明音の鳥好きも「病膏肓」ですね。
最近小林香菜を知ったのであれば、ワニブックスモバイルに、小林の連載が残っています。 未見でしたら是非。

_ ぱすぽ☆ 追記

振り付けの先生のブログが素晴らしい。 必見。

2010-11-07 良い意味で碌でも無い [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 49号

グラビアJAPAN(竹富聖花、荻野可鈴、高橋かれん、とっきー)
寒そうな浜辺で撮った7ページ18カット。 撮影はTakeo Dec.
ヤングジャンプ単独の企画だった「制服コレクション」から、プレイボーイとの共催の「グラビアJAPAN」に切り替わって二年目。 制服に拘る独自性が無くなって、些か散漫な印象。

べったべたにベタな配置であったり、衣装取っかえ引っかえの流れ作業感であったり、グラビアとしては面白味が少ないが、竹富聖花と荻野可鈴の個別写真は良く撮れている。
時間を掛けて撮らせて貰ったTakeo Dec.が見たいのだけれど、どうもヤッツケ仕事をさせられているものが多い。

まゆゆ漫画家計画 (第3回)
カラーでグラビア1ページ3カット、モノクロでインタビュー1ページ、漫画1ページ。 グラビア部分の撮影は門嶋淳矢。

今回は「ウサギとカメ」をモチーフにした漫画なので、グラビアもそれにあわせてウサギっぽい格好をして微笑む渡辺麻友がカメのぬいぐるみを抱く、限りなく可愛らしいもの。
漫画の方は渡辺のどうかしている上にもどうかしている思考が現れており、グラビアとの対比が面白い。

インタビューは、漫画(作品及び作家)、アニメ、音楽の三分野で渡辺的ベスト3を撰んで語らせる趣向。
渡辺麻友の「可愛いだけじゃない」部分を掘り下げた、良い意味で碌でも無い企画。

_ UTB 2010 12月号(2)

板野友美
6ページ8カット。 撮影は桑島智輝。
白ホリで衣装2パターン。 白と花柄のワンピースに、テディベアを持たせたり大きなリボンの付いたカチューシャをあしらったりして変化を付けている。
板野友美のグラビアでハズレを引くことは先ず無いが、今回も良い仕事。 衣装や小道具に合わせて、1カット毎に変化を付けた表情。

桑島智輝のソフトフォーカスと言うのも珍しい。
ソフトの掛かり具合に若干ムラがあるが、良く撮れてはいる。

桜庭ななみ
6ページ10カット、見開き1ヶ所。 撮影はTANAKA。
10カット中4カットがハズレ。 大きく使われた写真と小さく使われた写真で出来に差がある。
桜庭ななみに上手くスイッチが入った写真と、そうでない写真の落差が激しく、ベタなポーズだと「やらされた感じ」が出てしまっている。 このあたりは撮影者だけではなく、桜庭ななみ本人に係る問題。

足立梨花
6ページ8カット。 撮影は熊谷貫。
モデルと五分の勝負だと面白い熊谷貫だが、熊谷貫の灰汁の強さが勝ってしまっている。
2ページ目の4枚は良いが、1ページ目は遣り過ぎ。
最後のカットは、ゴリゴリ迫って毛穴や産毛まで撮っても破綻しない足立梨花の若さに救われた一枚。

川口春奈
折り紙切り紙で遊ばせているところを撮った4ページ10カット。 撮影は桑島智輝。
自由に動くに任せているので、固定したライトが巧く当たったり当たらなかったりしているが、その分表情は生きている。
大人びた顔立ちを際立たせようとしてか背伸びさせた演出を加えたグラビアも多いが、こうして歳相応の部分を引き出してやったほうが、川口春奈の今は切り取れると思う。
「今は切り取れる」と言うか、今しか撮れない。

_ ぱすぽ☆ 〜もうすぐ1周年記念でSKY?フライト〜

新三郷ららぽーとのスカイカーデンステージにて、ぱすぽ☆ のライブを観覧。
先週のフライト(※ぱすぽ☆用語でライブの意)にて色々有ったらしく、今回から荷物による場所取りとコール(メンバーの名前含む)が禁止となり、酒盛りには自粛要請。 1回のフライトも短縮。
家族連れが主たる客層である商業施設なので、これは当然といえば当然。 TPOを弁えられない輩と言うのは何処にも居るもので、これが何を意味するのか理解できずに禁止事項は遵守しつつ別の迷惑を生み出している莫迦もちらほら。
フライトは短縮はされたが、その分凝縮感はあり、締まった印象。

二回目の始まる一時間程前に到着したが、目当てで来ていると思しき客は少な目。 これは近隣の商業施設でもアイドル系イベントが打たれていた為で、そこから流れて来た客が三々五々集まってそれなりの集客に。

何故か男性スタッフが美顔ローラーをコロコロやりながらうろうろしていたり、CD店のスタッフと称する女子が無駄に美形だったり、謎の多い現場。
客と見分けの付きにくいちゃらちゃらした格好のスタッフが多いのだけれど、見かけによらず仕事はしている。

先週より多めに設えられた椅子席の最前列は女子席、その前の砂被りにブルーシートが敷かれて子供席。 今週も飽きて帰ってしまうお子様は皆無で(親が迎えに来たりってのは有ったが)、楽しそうに見ていた。

相変わらず自分が知らないものを実態も知らないのに「自分は知らない」と言う理由だけで嘲笑するような愚民も見られたが、それなりに好意的に認知している民間人も居るようで「なんか衣装が変わったね」なんて声も。

スピーカーがショボいので、舞台正面で見ていないと音は良く聞こえないのだけれど、フォーメーションの切り替わっていく様を見ていたかったので二回下手側にて観覧。 歌はともかくとして喋りは丸で聞き取れず、少々ストレスは溜まるが、曲に浸りながら動きを見ているだけでも十二分に楽しい。
ぱすぽ☆の曲には聞き流せる心地よさと適度に耳と心に引っ掛かる訴求力が有り、打ち込み全盛の昨今にあってギター小僧が勢いで作ったような疾走感が嬉しい。

振り付けの先生が帯同しているのだけれど、しかめっ面で監視している訳でも脂下がって客として楽しんでいる訳でもなく、曲の間は真剣に動きを注視しているが、MCになると時折笑みがこぼれたり。 遠目から細かい表情は窺えないが、メンバーとのアイコンタクトで相互の信頼は看て取れる。

フォーメーションは細かくステップを踏みながらピラミッド型から円形に、更には二列になったりそれが回転したり、目まぐるしく変化しつつ、その中でメンバーの個性に合わせた小ネタを仕込んでいるので、何度観ても驚きが有り、飽きない。
明確な中心を置かないからこそ出来る自由度の高さ。

個々の振り付けも、それぞれの独自解釈を或る程度認めつつ、逸脱し過ぎないように〆るところは〆て揃えている。 この「矯め過ぎない」ところも良い。

二回目と三回目の間に知己と感想戦。 アイドルイベントにしても野球観戦にしても、楽しさの何割かはこれにある。 英気を養ってから三回目を観覧。

日が落ちてイルミネーションも点燈。 メンバーはいつものスカーフの代わりに白いビームサーベル型のペンライトを使用。 客も色とりどりのサイリウムやらペンライトやらを振り回す。
目の前でこれをやられると邪魔で仕方が無いのだけれど、遠くから見ている分には綺麗。

皓歯 歌い、
細腰 舞う。
況んや是れ青春 日将に暮れんとして、
桃花 乱れ落つること紅雨の如し。


李賀の「将進酒」のような光景。

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2010-11-11 Memento mori [長年日記]

_ Men's Knuckle カズアキの目指せ1000人斬り!(10月24日放送分)

戸島がブログを閉めてしまったので、告知媒体が再び無くなり、気が付いたら終わっていたのだけれど、このへんのお陰で見ることは出来た。

戸島は何と言うかざっくりした服装。 進行役にも慣れてきたのかコメントの切れ味も鋭くなり、見たい戸島が見られたので、私は満足。
戸島らしい戸島だった。

各方面のブログに登場しつつ、本人の尻尾は掴めない現状もまぁ面白くは有るが、私もいつ死ぬか判らないので何とかしていただきたくも有る。


2010-11-14 こまぎれ更新 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 50号

篠田麻里子
表紙+巻頭グラビア、8ページ18カット。 撮影はTakeo Dec.
久し振りに見た、私の見たい Takeo Dec. の写真。
篠田は相変わらず隙が無く、どこから見ても篠田麻里子。
8ページ目などは完璧で、文句の付け様の無い出来。
好きか嫌いかで言うと好きではないが、邪魔にはならないが目を惹くキャプションも含めて、良質のグラビアであることは間違いない。

未来穂香
2ページ2カット。 撮影は細野晋司。
寄って絞りを開けて撮った写真。 AFに寄りかかりすぎると失敗する類の写真だが、きっちり合わせて来ているのは流石。
1カット目はピントが薄すぎるようにも思えるが、2カット目は完璧。
薄暗い背景にうっすら浮かび上がる髪の輪郭、ピントの置き場も深度も頃合。

_ UTB 2010 12月号(3)

橋本愛
4ページ4カット。 撮影は熊谷貫。
例によってゴリゴリ対象に迫る熊谷貫が、射竦める様な橋本愛の眼差しに返り討ちに遭ったような写真。
橋本愛は大きく叩くと大きく鳴るが、小さく叩くと小さく鳴る性質のモデルだと思う。 2カット目などは熊谷貫のこの撮り方でこそ撮り得た一枚。

ももいろクローバー
7ページ7カット、撮影はTANAKA。
集合で1ページ、個別で1ページずつ。
百田→野球、高城→卓球、有安→ゴルフ、玉井→テニス、佐々木→ボクシング、早見→バスケットボール。 メンバーそれぞれにスポーツをモチーフにした格好をさせてのグラビア。
大人びて見える早見あかりだが、こうやって額を出す髪形にしてみると年相応の可愛らしさ。
カレン・カーペンター化が進行して、集合だとかなり窶れ果てて見える高城れにだが、個別写真は巧く誤魔化して撮って貰えている。
ここまで細くなったからこそのあの切れの有る動き(動画配信などでは他のメンバーと較べても、一と際ぶれて見える)なのかも知れないが、ここまで痩せると流石に心配になる。

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まともな評論

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2010-11-15 実に酷い [長年日記]

_ 週刊プレイボーイ No.47

あまりに酷いので今週は購入見送り。 備忘録的に雑感など。

宮澤佐江
撮影は今村敏彦。 楽しく撮り撮られつつ生々しさも出す今村敏彦の「らしさ」は出たグラビアだが、水着にひん剥いときゃ良いだろ的な安直さが鼻に付く。
単調な表情と、体形の粗ばかり目立つ。 宮澤佐江から何も引き出していない。
AKB48から誰かしら載せときゃ売れるってのに寄り掛かった最低のグラビア。

bump.y
撮影は矢西誠二。 こちらも「水着がダメならせめて薄着に」と言う感じの、肌の面積さえ増やしときゃ色気が出ると考えている短絡的馬鹿の馬鹿さ加減が実に馬鹿々々しく出た馬鹿グラビア。
一人だとスイッチの入りにくい桜庭ななみだが、bump.yの桜庭ななみになると上手くスイッチが入るようで、表情は良い。 それだけが救い。

_ 週刊プレイボーイ No.48

今週も酷でぇものであるが、熟読しないと書けないので仕方なく購入。 金をドブに捨てるってのはこういうのを言う。

指原莉乃
表紙と巻頭グラビア、6ページ16カット。 撮影は中山雅文。
壮大な罰ゲーム。 中山雅文らしい、技術的な粗は無いが何の面白味も無い無味乾燥な写真がズラリ。
16カットの中には見るべきものも無くは無いが、扱いは小さい。 編集者の審美眼の無さが詰まらなさに拍車を掛ける。
この編集者は指原の美点を引き出す努力をしておらず、そもそも美点が有る事にすら気付いていない。

大分くんだりまで泊り掛けでロケに出てこのザマたぁ、開いた口が塞がらない。
指原が身銭切らずに帰省出来たのがせめてもの救い。

小池里奈
6ページ10カット。 撮影は栗山秀作
指原莉乃と似たようなロケーションでの撮影なのに、この差は何なのだろう。
過不足無く商売用の自分をカメラの前に出せる小池里奈のモデルとしての技量もさることながら、カメラマンが被写体たるモデルから何を引き出そうとしているか、これに尽きる。
撮影技術そのものは中山雅文の方が上かもしれないが、写真を撮るのは栗山秀作の方が断然上手い。

AKB48(大島優子、前田敦子、篠田麻里子、板野友美、渡辺麻友、高橋みなみ、小嶋陽菜)
巻中グラビアにAKB48から例の7人。
曽根将樹の撮った篠田麻里子と熊谷貫の撮った小嶋陽菜以外はまったくどうでも良い出来。
指原莉乃に付けさせたキャプションも蛇足。


2010-11-21 ennui [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 51号

真野恵里菜
表紙+巻頭グラビア、7ページ11カット。 撮影はTakeo Dec.
前半は明るく元気ないつもの真野恵里菜なのだけれど、珍しく Takeo Dec. が人の悪い撮りかたでドキリとさせられる。 それでも不思議と厭な感じがしないのは、モデルが真野恵里菜であるからこその奇蹟。

見開きとその次のページのピンクのビキニの2カット。 あからさまに眩しそうな顔にはなっていないが、眩しさに堪えるために下瞼に力が入ってホルモンタンク(涙袋・涙堂)が消えてしまっている。
4ページ目下段の4カットと較べると、まるで表情が違う。
撮る側は或る程度判っていると筈だが、編集する側・マネジメントする側の人にも、どちらがより真野恵里菜の魅力を引き出しているか、見較べて考えて頂きたい。

最後の2ページは新境地と言っても良い、大人びた真野恵里菜。 眼福。

さっしー美少女化計画 (第4回)
カラー2ページ2カット、モノクロ1ページで撮影風景レポート。
今回の撮影者は MARCO
ピントもへったくれも無く、色と雰囲気で押す蜷川一門にしては珍しく、ピントもしっかり合った写真。 そしてその「雰囲気」が実に良い。

凶に振れると「貧相」「陰惨」と出る指原の白さや細さや申し訳無さそうな表情も、吉に振れて「儚さ」「可憐さ」「けだるさ」と出ている。 この辺りは撮り手の腕だろう。
週刊プレイボーイの「脱がない裏本」みたような陰惨窮まるグラビアの後なので、見ているこちらも救われた感じ。 勿論、指原も。

携帯サイトでは誌面で使われなかったカットも見られるのだけれど、こちらも良い。
ビジュアルヤングジャンプではこれがより大きなサイズで見られるようだが、月額千円に二の足を踏んでいる。

踏み付け足蹴にして玩ぶ対象として指原を面白がっている秋元康(そしてその尻馬に乗るWPB編集部)とは対極にある仕事。
AKB48に留まる限り、蹴り飛ばして遊ぶ対象としての「ボールはトモダチ」的役回りから逃れ得ないとは思うが、「その先の自分」と言うものを考えるのであれば、こう言う仕事も大事にした方が良い。 人生は、長い。

_ 週刊ビッグコミックスピリッツ 50号

高城亜樹
表紙と巻頭グラビア、7ページ5カット。 見開きが2箇所という贅沢な構成に加え、B2判の両面ポスターがオマケで付く。 撮影は野村浩司。

高城亜樹は小林香菜や小森美果と並ぶAKB48でも屈指のオタンコナスだが、宇宙的な小林香菜や異次元的な小森美果と較べるとそのオタンコナスさ加減のスケールが些か小さく、妙に順風満帆なその経歴も相俟って私の興味の対象にはなって来なかった。
これまでのグラビアでも最近妙に多い他誌でのグラビアでも面白いものは無かったので、チェックすらしていなかったのだけれど、「面白いから見たほうが良い」と連絡を頂いたので半信半疑で買ってみたら、これがまた良い出来。 失礼乍ら初めて高城亜樹のグラビアを面白いと思った。

今回も例によってボーっと突っ立ったり寝転んだりヘタり込んだりしているのだけれど、野村浩司の作り込んだ画面の中にそれを構成するパーツの一とつとして収まっているので一枚々々の写真の完成度は高く、且つ高城の意識が撮り手とは別の位相にある為に、作り込まれた中にあっても高城は「高城亜樹」として画面の中で活き活きと存在する。 実に面白い。

一枚で語り切れる写真5枚で構成された組写真になっていて並べられた写真に物語は無いが、高城亜樹の今は切り取れている。
特徴的な顔の粗を隠すのではなく、それを魅力と捉え、綺麗に見える角度を探して撮っているのも興味深い。

高城亜樹は白紙であるからこそ、それそのものの面白味は薄いが、色を塗る素材としての面白味が有るのかもしれない。
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2010-11-27 かわいいのに、おもしろい。 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 52号

スマイレージ
表紙の隅に1カット+巻頭グラビア7ページ27カット、撮影は飯塚昌太。

細かいカットを詰め込みすぎていて、色々やらせている割に散漫な印象。 演出過多の退屈なグラビア。
こう言う構成になったのが(撮り手の選定まで含めて)事務所の意向なのか編集部の方針なのかは判らないが、青年誌のグラビアと言うより少年誌のそれに近い子供騙し。

光を強く当て過ぎていて、目を瞑ったカット以外はほぼ凡て眩しげな表情。 そんな中、福田花音だけはハズレ無し。
多少眩しげな表情になっても凶相にならないところは差し引いても、職業意識の高さは窺い知れる。
もう少し上手いカメラマンの撮影で見てみたい。

ゆきりんの The アイドルクエスト (第4回)
今回もカラー1ページ1カット(撮影は門嶋淳矢)、モノクロで読み物2ページ。
柏木の対談企画の4回目は、対談ではなく柏木由紀の独り語り。 アイドル好きの謂れ少々と初舞台、現在のアイドルとしての立ち位置やら何やら、対談では聞き役に廻る事の多かった柏木の来し方行く末に関してのあれやこれや。

アイドルになる為に生まれて来た・・・かどうかは判らないが、少なくともアイドルになる為に育って来た事は判る。 アイドルの為に部活も1年生の半ばで辞めてしまう、自走式英才教育。
柏木由紀にとっての不幸は、AKB48が劇場公演を棄てて凡百のメディア型アイドルになりつつある事。 劇場公演での白兵戦の強さが現場での異常なまでの人気を呼んだけに、その能力値の高さが握手会でしか生かされないと言うのも皮肉な話ではある。
これをグラビアなりテレビなりで活かしていければ良いので有るが、今のところそうはなっていない。
フレンチ・キスも、もう少し上手く売って欲しいのだけれど、こう言う仕掛けをするのも売り方が旧弊なのも、大手たるナベプロの小回りの利かない短所が出てしまっているからであるように思う。

_ SWITCH 12月号

うめさし [東京篇]
梅佳代の撮影で指原莉乃のグラビア。 4ページ11カット。 文章は吉田大助。

指原莉乃を的確に評した一文が光る。 以下引用。

 アイドルオタクの、アイドル。
 ネクラなのに、おしゃべり好き。
 ヘタレなのに、前に出たがり。
 と、このあたりは本人自らの証言だが、彼女を知る誰もが胸抱く大事な一項目を、ちゃんと付け加えておきたい。
 かわいいのに、おもしろい。

梅佳代の写真は、私の好むそれとは趣を異にするのだけれど、戸惑いであったり、躊躇いであったり、感情の微妙な揺らぎが出た表情に味のある指原の「らしさ」は良く切り取れている。
そして頭をペチリとはたきたくなるような、得意げな表情も。

指原は、「こうさせたい」と言う思惑には、多分嵌まってくれない。 鷹狩りの鷹にも、鵜飼の鵜にも成り得ない。 そう言う意味においては面倒臭い人なのかもしれない。
けれども、猫が得意げに捕まえた鼠の惨殺屍体を咥えてくる様に、犬が嬉しげに隣家のサンダルを咥えてくる様に、役に立つかどうかは別として何だか分からない感興を催す何かを、その時々で齎してくれるような面白さは有る。
犬や猫は、たぶん莫迦であれば有るほど、いとおしい。

最後にもう一文引いておく。
 アイドルはかつて、ファンに擬似的な恋愛感情をプレゼントし、支持を集めていたのかもしれない。 でも、指原莉乃という新世代アイドルは、もっとたくさんの、いろんな感情の全部を、彼女を見つめる人々に追体験させてくれる。 それはとっても、貴重な体験なのだと、この日の撮影を通して実感できた。 そうして自然と、彼女を応援したくなった。

SWITCH 12月号、定価700円。 この4ページの為だけでも払う価値はある。

_ 更新情報

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 ・まともな比較論

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2010-11-28 Slightly out of Focus [長年日記]

_ UTB 2010 12月号(4)

レビューが進まないのはメディア型アイドルになってしまった(そして大人の事情に「翻弄される側」から「翻弄する側」になってしまった)AKB48やSKE48に対する興味が薄れた為。
売れて来れば仕方の無い事ではあるが、手間と時間を掛けたグラビアも減ってしまった。
紙幅は裂かれているが、感興は催さない。

AKB48 48分の3かける2
仲良し二人組企画グラビア3本。 菊地あやか×仲川遥香、門嶋淳矢の撮影で3ページ18カット。 仁藤萌乃×倉持明日香、細居幸次郎の撮影で3ページ4カット。 指原莉乃×小森美果、細居幸次郎の撮影で3ページ20カット。

仲川と菊池の関係についての話は、初期チームBと最近の話のみで構成されていて、明るさの裏側にあるものがチラリと脳裏を掠める。

指原と小森の「看護婦と患者のコント」が面白い。 小森は何を考えているのか判り辛い謎の微笑に加えて、気心の知れた指原と絡ませる事で生きた表情も引き出されている。
看護婦姿の指原が妙に妖艶で、小森に脱脂綿を突きつけられて厭な顔をしているカットも面白いが、笑っても居ないし困っても居ないエアポケットに入ったような瞬間の表情に引き込まれる。
友人が指原莉乃を評して曰く「今、世界で一番面白い生き物」。
指原が狙ってやった事ではなく、その生態を含めた存在そのものが面白い。

高柳明音
前田敦子のドラマ撮影風景、小野恵令奈の写真集宣伝ページを挟んで高柳明音。 栗山秀作の撮影で4ページ6カット。
制服(夏服)姿で線路端を走り、のんびりと私服で公園。
髪が長く、量も多い上にあしらい方が野暮ったいのだけれど、それを上手く誤魔化して撮ったカットは可愛らしく撮れている。
SKE48で面白いのは、高柳も含めて碧の黒髪を大事にしているメンバーが多いこと。
AKB48ではOGも含めて重いだの何だのと理由を付けて安易に染めてしまう(戸島花!!)連中が多い中、これは貴重。

AKB48 おひとりさま(佐藤すみれ)
小森美果、片山陽加に続いて佐藤すみれが登場。
カラーで1ページ1カット(撮影は古賀良郎)、モノクロ1ページでインタビュー。
携帯サイト連動企画なので、ワニブックスモバイルには更に詳しいインタビューが掲載されている。
カラーページには正面から撮ったカットが使われているのだけれど、顔のパーツが正面を向いているので、斜めから撮った方が映えるのではないかと思う。

赤沼夢羅
長野博文の撮影で2ページ2カット。
スタジオでじっくり撮っており、長野博文らしい光と色。
じっまり撮ってもかしこまった表情にならないのは流石。 1カット目が良い。

制服向上委員会
現代のグループアイドルはおニャン子クラブと比較して語られる事が多いが、客文化にしても送り手側の手法にしても制服向上委員会の影響下(もしくは「車輪の再発見」)にある事が多い。 AKB48がNHKの「日本の叙情歌」でやっていた唱歌のメドレーもそう。
客文化に与えた影響も多く、「PD」「とも〜みちゃん」の言いだしっぺや、「ケチャ」の命名者も制服向上委員会の流れの客。
閑話休題、9月から再始動したその制服向上委員会から5人。 2ページ6カット、撮影は荒木勇人。
担当ライターは村山義典。 流石に判っているだけあって要点を押さえつつ簡潔に。
メンバーは相変わらず変化球主体だが、それがこのグループの魅力でもある。

藤原令子
宮家和也の撮影で4ページ4カット。
4月号以来半年振りの登場。 前回は細居幸次郎の撮影で4ページ6カット。 未だ何者でも無い少女の素材そのものを撮ったグラビアだった訳だが、今回はこの仕事が決まってから担当マネージャーと合宿をして臨んでおり、それが吉と出てモデルとして仕事が出来ている。
カメラの前で上手く表情を作るのではなく、カメラの先に意識を持って行って、良い表情を引き出して貰えるようにしている。
カメラの前に素で立つというのは、簡単なようで難しい。 それが出来るようになりつつあるのを感じる4カット。

逢沢りな
普通の写真は見開きで一枚、コラージュが見開きで2枚、1ページで1枚。 これを7ページに詰め込んである。 撮影は何をやらせても水準以上の出来になる桑島智輝。
纏め方の上手さもさること乍ら、元の写真が良い。
私はコラージュのような小細工は嫌いなのだけれど、これは良く出来ている。

スマイレージ
7ページ6カット、撮影は楽満直城。
1ページ目と最後の見開きで集合、間に個別写真を挟む構成。
個別写真は都電荒川線の9000型車輌を借り切っての撮影。 絞りを開けて撮る事によってレトロ調車輌のわざとらしさを殺し、温かい色合いのみを生かしている。 背後に写り込んだメンバーの表情も、なんとなく判る程度になったボケも頃合い。
しかし最後の集合はいただけない。 一番奥の小川紗季だけアウトフォーカスに。
最近よく見られる「意図しないアウトフォーカス」については、項を改めて書く予定。

どのカットも似たような表情の前田憂佳は別として、あとの3人は表情を作る事に意識が行き過ぎている。 スマイレージについては、送り手側が型に填め過ぎているように思う。 それが無い おはガール メープル with スマイレージ での4人は、実に活き々々としている。

嗣永桃子
最新写真集で使われなかったカットの中から5ページ6カット。 撮影は西條彰仁。
営業的には水着が無いと不味いのだろうけれど、1カット目と3カット目のピーカンの浜辺での水着は蛇足。 光が強すぎると流石に嗣永桃子でも表情は硬くなる。
それ以外は嗣永プロの完璧な仕事。 貶すところは無いし、西條彰仁の腕も冴えている。

矢島舞美
「女優六景」と題して趣向を凝らした6ページ6カット。 撮影は桑島智輝。
桑島智輝の引き出しの多さと、矢島舞美の対応力に感心。
3カット目の「泣く女」が秀逸。 美しい泣き顔。

真野恵里菜
7ページ6カット、うち見開き1ヶ所。 撮影は佐藤裕之。
表情も背景も画面構成も良いのだけれど、肝心なところでピントを外してしまっている。 佐藤裕之の美点と欠点が出ている。
真野恵里菜は、役者としての経験が写真を撮られる際にも生かされており、表情・仕草・立ち姿、どれも良い。 それだけにピントの甘いのが気になる。

_ SWITCH 25周年記念号

70ページ余を裂いてAKB48の特集。 かなり前に買ったのだけれど、歯応えが有り過ぎるので後回しにして来た。 年を越す前にやっつけたい。
いつもは掲載順に書いていくのだけれど、巻頭の荒木経惟は時間が掛かるので個別グラビアから。

大島優子
すべて見開きで10ページ5カット、撮影は藤原新也。
夜の渋谷の街を歩き乍ら撮っており、ストロボが焚かれたカットは、ブレた画面の中にその瞬間だけが浮き上がって切り取られている。 好きな手法ではないが、上手い。
AKB48のステージ衣装も、奇異な感じはせず、渋谷の街に溶け込んでいる。

藤原新也自身がAKB48のコンサートや劇場公演に足を運び、大島優子を観察した上で撮ったと言うだけのことはあって追い込み方が上手く、大島の役者としてのスイッチは入っているし、可愛いだけではない「したたかさ」と言うか、狂気を孕んだ本性と言うか、そんなもの迄写っている。
見ているだけで草臥れるような重い写真だが、その分見応えもある。 写真の並べ方、文章の流し込み方も上手い。

前田敦子
5ページ5カット、撮影は蜷川美花。
例によってピントもヘッタクレも無く、色と雰囲気で押す写真。 前田は全カット機嫌の良い「白前田」。 この秘密は対談の中で明らかになる。
写真の出来はさておき、撮るにあたっての姿勢は素晴らしい。 前田敦子の魅力についても、実に的確に捉えている。 この辺りの観察眼の鋭さと撮影に入る前の周到な準備が、被写体を良い気分で撮影に臨ませている。 それが仕事が引きもきらぬ理由の一つなのだと思う。
こう言う事が出来ていないから、中山雅文の写真はピントも露出も適切なのに退屈窮まる。 ピントや露出や構図は写真と言うものを構成する重要な要素ではあるのだけれど、技術的に上手ければ良い写真になるとは限らない。 以上、八つ当たり。

対談の中で語られる被写体との向き合い方は、方法論として正しい。 以下引用。

 だからやっぱりね、撮ってもらう、撮らせてもらうということって、本当に信頼関係だけで、「この人に撮られたら大丈夫」と思ってもらえるかどうかなんだよね。 それで九割方勝負が決まる。 「この人に撮られたら嫌だ」とか何か身構えたりすると絶対うまくいかないの。 だからよく「どうやってその色や世界観を出すんですか?」と訊かれるんだけど、人と人だから気持ちよく仕事ができて信頼してもらえればいいとしか本当に思ってないのね。

私の蜷川美花嫌いの理由の一つは、あの年を境に木村伊兵衛賞が死んだからであったのだけれど、考えてみればそれは受賞者ではなく、撰んだ側の責任なのであった。 それに今更ながら気付いて、瘧が落ちたと言うか何と言うか、これ迄のような強い嫌悪は無くなった。 そう言う意味に於いては、私にとっても転機となるグラビアとなった。

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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