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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2011-04-03 あざとさも 中くらいなり カヒミ・カリイ [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 16号

篠崎愛
表紙と巻頭グラビア6ページ12カット。 撮影は飯塚昌太。
良くも悪くも旧来型の水着グラビア。 童顔と成熟した身体との危ういバランスが篠崎愛の売りである訳であるが、歳を重ねれば大人びた部分を出すべく試みていかねばならない。
その辺りの試行錯誤は興味深く見たし、ある程度成功はしている。

ぐるぐる48 vol.1
AKB48絡みの新連載、初回は「フレッシュレモン」の二つ名を持つ、白くて細くて小さい市川美織のインタビュー。 カラー1ページ2カット、モノクロでインタビュー2ページ3カット。 撮影は桑島智輝。
あざといキャラクターなのであるが、読めば読む程狙ってやっているのか素でやっているのか判らなくなる。
私は割りとしたたかな計算の上に成り立っているのではないかと考えている。

小嶋陽菜
最新写真集の宣伝方々、巻末グラビア5ページ6カット。 撮影は宮坂浩見。
機嫌の良い小嶋陽菜の笑顔が多くを占める。 綺麗に撮れてはいるが、いつもの小嶋さんばかりで面白味は薄い。
写真集のタイトルが「女の子の神様」であるように、現人神たる小嶋陽菜の御真影を集めたものと考えれば納得の行く構成。
妙に凝り過ぎたポーズが無いのは良いが、唇の黒子が消されてしまっているのはいただけない。 まぁ、既に存在しないのかもしれないが。
1ページ目のアップのカットが見ていてムズ痒くなる出来。 ほんの少しだけ前ピンなのだけれど、この「ほんの少し」が致命的。

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 17号

岡本玲
表紙と巻頭グラビア、7ページ10カット。 撮影は細野晋司。
タイでの撮影だが、強い日差しの下で撮ったカットは無く、南国の暖かさを出しつつ、柔らかく廻した光を使って表情を生きたものにしている。
真正面から撮ったカットは少なく、様々な角度から岡本玲を切り取っており、今回は歯見せ笑顔が多いのだけれど、口の開け方が微妙に異なり、全く同じ表情にはならないのがこのモデルの凄いところ。
笑顔以外のカットの割合が少ないのが瑕だが、良く出来たグラビア。

竹富聖花
巻中グラビア3ページ3カット、撮影は細野晋司。
前回掲載分の別カットを3枚。
悪く言えばぎこちなく、良く言えば初々しい。
しかしカメラを直視できるところは、矢張り只者ではない。

ぐるぐる48 vol.2
前企画から続く「まゆゆマンガ家計画」の7回目。
カラー1ページ1カット、モノクロでインタビュー1ページ1カット、マン2ページ。 撮影は門嶋淳矢。
漫画が「不思議の国のアリス」をモチーフにしたものなので、衣装もそれに沿った物になっているのだけれど、これがまた良く似合っている。
漫画の方は例によって渡辺麻友の「どうかしている部分」が上手く出た、良い意味で碌でもない作品。
見た目の可憐さと、内部に抱えるダークマター滲み出る漫画との落差が楽しい。
そしてまさかの「つづく」。 次回は24号に掲載とのこと。

SUPER☆GIRLS
巻末グラビア5ページ21カット。 撮影は樂満直城。
5ページのビラビアの為にメンバー12人引き連れてグアムロケ。 この辺りの感覚が avex 、地に足が着いていない。
海外で撮る時間と金を上手く使えば、もう少しマシな出来になったのではないかと思うが、短い時間で容姿も性格も把握で来ていない12人を流れ作業で撮らされて、良いものが出来ようも無い。
電撃ゲームス vol.18に載った ぱすぽ☆ のグラビアとは、思考も手法も対照的。
メンバーはハズレ無しの美形揃いなのであるが、送り手側の思考が醜悪。
カメラマンの腕以外の部分でお粗末な出来になる事が予め決まっていた駄作。
数撃ちゃ当たる式に撮って殆ど外したにしても、こう撮るしかなかったろうとは思う。

_ Tokyo Tower presents DIAMOND VEIL

東京タワーイメージガールになった小林香菜の初仕事。 TOKYO FM にて、毎週土曜日の夜 20:00〜20:30 の30分番組。
小林を支えるアシスタントの柴田聡さんは、かつて「AKB48のよんぱちアフター」と言うAKB48初のレギュラー番組を担当されていた方。 無駄に人見知りの激しい小林には有り難い助っ人。

小林曰く「緊張はしていないケド、テンパッてます。」 下読みと駄目出しはあったらしく、全くの棒読みにはなっていなかったが、たどたどしさに冷や汗。

受け答えが「はい」ばかりなのが気になったが、慣れてくればまた変わるだろう。 変ると信じたい。
とまれ、一生懸命喋ってはいたし、知っている人とのラジオと言うことで、小林らしさもある程度は出ていたと思う。

_ 蛇足

「AKB48のよんぱちアフター」の正式表記が判らなかったので調べていたら、AKB48公式ブログの告知記事を掘り当てた。
あれから5年・・・。 レギュラーは増えたが、中身は薄く。


2011-04-04 体制側に取り込まれたAKB48の明日はどっちだ? [長年日記]

_ 更新情報

コラム置き場に

チャリティ同人誌のお知らせ

をアップロード。

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 18・19号

AKB48 YJ7
表紙と巻頭グラビア8ページ15カット。 撮影は桑島智輝。
「あなたはYJ7に選ばれてどう感じましたか?」なる問いかけで先ず1ページ。 ここに横山由依。
問い掛けに対する答えと共に、一人1ページ2カットずつ。 それぞれにあわせて微妙に異なるキャミソールワンピースを纏い、白ホリのスタジオで白い布と戯れさせた感じの写真。

どの雑誌で見ても、ソツこそ無いものの面白味の無い表情ばかりだった横山由依に、初めて生きた感情が乗った。
特に1ページ目は、少し顔を赤らめて含羞んだような表情。 これが見たかった。

7人が7人良い表情引き出して貰っており、前述の横山以外では峯岸と多田が良い。
チームYJの時もそうだったが、それぞれの個性・美点を引き出してもらえるのは、実に有難い事だと思う。

BASEBALL With AKB48
実質オーナーの命令一下、傀儡オーナーと球団代表が開幕強行に狂奔して顰蹙を買った金満球団との共同企画。 出来の悪い提灯記事。
扉の峯岸みなみのみ栗山秀作、現場に駆り出された横山由依は桑島智輝の撮影。
ピントも構図もヘッポコで、これまで見た(そしてこれから見るであろう)桑島智輝の仕事の中では最低の出来。
横山由依も一本調子の歯見せ笑顔に終始。
これはカメラマンやモデルより、企画した奴が悪い。 ご愁傷様。
ユニフォーム姿の峯岸みなみが程よい生々しさで撮れているのが唯一の救い。

岡本玲
巻末グラビア3ページ6カット。 撮影は細野晋司。
写真集からのアザーカットで構成。 笑顔だけではない岡本玲が見られる。
とりあへず次の給料でこの写真集は買いたい。
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2011-04-05 2011年旅行大作戦 [長年日記]

_ UTB+ vol.1

隔月刊アイドルグラビア誌アップトゥボーイの隔月増刊号の一冊目。 限りなく月刊化に近いのだけれど、そうは言ってはならぬ事情があるらしい。
モノクロ文字物ページが無い代わりにポスターが付く。 片面だが、紙と印刷は良い。

Not yet(大島優子、北原里英、指原莉乃、横山由依)
表紙と巻頭グラビア10ページ7カット、うち見開き3箇所。 前述のポスターもNot yet。 撮影は桑島智輝。
集合で見開き、あとは一人2ページずつ。 大島優子と北原里英は見開きで1カット、指原莉乃と横山由依は2カット。 隙間にインタビューが入るのだけれど、訳知り相手なので余計な説明無しで簡潔に要点が話されている。

大島優子は久し振りにタチの悪い大島。 大島優子の仕事は(・・・と言っても私はテレビを見ないし、劇場公演もとんとご無沙汰、コンサートはチケットを押さえるのを諦めたので、目に入るのはグラビアばかりなのだけれどそれはさておき)重箱の隅を突付こうにも粗が無い。 全く以って実にタチが悪い。
大島には、ユニット内のバランスなど考えず、好き放題やって良いと思う。 大島が遣りたい放題やる事が、付き合わされる他の三人には良い修行になる。
横山にとっては、全部持っていってしまう大島優子と棒組にされるのは遣り甲斐以前に気の重さが先に立つかもしれないが、こんな機会はなかなか無い。

矢島舞美
7ページ7カット、撮影は細居幸次郎。
スタジオ撮影なのだけれど、ライト弱目で柔らかく光を廻し、感度を高めに設定してざらついた質感の写真に。
3ページ目4ページ目が良い。 動きはあるが音の無い写真。

足立梨花
7ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
この春高校を卒業した足立梨花の、現役最後の制服・・・と水着。
学校と思しき屋内でセーラー服と白ビキニ、最後に屋外で私服衣装1カット。
シャッターチャンスとピントの両方をきっちり押さえた佳品。 被写界深度の浅いカットも、ピントを合わせた位置にきっちり意味がある。
以前は肝心なところで詰めの甘さが目立つ事の多かった佐藤裕之だが、最近は実に質の高い仕事をしている。
3ページ目は、一寸残酷な撮り方ではあるが、体形の粗を魅力に転化、昇華させている。

川口春奈
6ページ6カット、撮影は藤本和典。
水色、黄色、ピンクのバックで見開き2ページずつ、衣装もそれに合わせて2カット。
照明をばっちり当てて撮った、私の好みではない写真なのだけれど、良く撮れてはいる。
4カット目の、目線を外したカットは、構図も表情も面白い。

松井玲奈
7ページ6カット、撮影は桑島智輝。
ステージ映えはするのだけれど、グラビアとなると白くて細い以外の部分をなかなか引き出して貰えない松井玲奈だが、今回はそこから先の部分を存分に引き出して貰えている。
3カット目4カット目、特に3カット目が素晴らしい。
冷たさと温かさ、神と悪魔、二律背反する何かかが同居するような、捉えどころの無い魅力が写真に現れている。 眼福。

梅田彩佳
5ページ5カット、撮影は桑島智輝。
苦労人の梅田、初のソログラビア。
公演数が減ってしまっている・・・と言うより無きに等しい中、これだけ締った身体を保てているのは褒めて良い。
表情も柔らかく、初めてにしては良い出来。

秦佐和子
5ページ6カット、撮影は佐藤裕之。
研究生時代から、その清楚な容姿と、極度に謙虚なキャラクターと、ジュディ・アボットが書き送る日課の手紙のような読み出のあるブログでカルトな人気を博していた秦佐和子が、満を持しての登場。
前半3ページは(本来的な意味に於ける)文化住宅で4カット、こちらは洋装で。 後半2ページは、夕暮れの林の中の廃線に和装で佇む2カット。

和服と小物が現代的に過ぎる。 この下駄はいただけない。
大正・・・とは言わないが、もう少し落ち着いた物にしていただきたかったし、着付けもだらしない。 ロケーションは良いだけに勿体無い。

洋装の4カットは、見る者の想像を喚起せしめる佳品。
大き目のワイシャツと、心持ちきつめの淡いピンクのカーディガンと、紺のロングスカート。
ただサイズを合わせそこなっただけなのかも知れないが、親戚からいただいたお下がりの、良いものだけれど少しサイズが合わない服。 そんな淡いノスタルジーを感じさせる。 

前述の通りで、着物に関しては文句の二つ三つ言いたくなるが、夕暮れの廃線に佇む図そのものは悪くない。
ここまで凝ったグラビアを作り出せるのは、商業誌としてはUTBくらい(商業同人誌としては girls! があるが)。 良いものを見た。

市川美織
5ページ8カット、撮影は桑島智輝。
存在そのものが虚構めいたところの有る市川美織の、虚構めいた部分を強調。
絵に描いたようなナボコフ的ロリータに、ルイス・キャロル好みの衣装を着せた好事家殺しのグラビア。 これを見て何人か悶死していてもおかしくない。
少女期特有の、可憐さの裏側の残酷さを垣間見せるような、何か企む表情も良い。
即物的な表現では表せない、仄めかしの美。

峯岸会談 vol.2
2ページ見開きで大きく1カット、隙間に対談。 撮影は栗山秀作。
ゲストは高橋みなみ。 攻めに回る峯岸と、翻弄され続ける高橋みなみ。
高橋みなみについて暑苦しく語る峯岸が楽しい。 そしてこの対談の空気感まで写し取った栗山の写真も良い。


2011-04-12 忌日 [長年日記]

_ さてもさてはて戸島花

戸島を些か買い被り過ぎていたようだ。
こんなことを宣うようでは、もうお仕舞いである。

遊びで芝居をやるなら、芸事で食っていくのは諦めた方が良い。
単刀直入に申し上げると

辞めっちまえ

と言う事。

二十歳過ぎてお芝居ごっこたぁ、聞いて呆れる。

_ レスなど

>けいさん
これは芝居に限らずですが、モラルの問題です。
送り手側が客になってはいけないし、それを公言するのは更に良くない。
そう言う事が許されてしまう温い現場に身を置く戸島の不幸(ニコニコ生放送も温かった)でもありますが、自分に厳しくない戸島なんざ、私は見たくありません。

前回の芝居も、劇団側の自己満足が見るに堪えない酷い物だったのですが、そこでの戸島の仕事振りは褒めるに値するものでした。 今回はその自己満足が度を過ぎており、観劇そのものを見送ったので、芝居の出来については伝聞でしか知りませんし評する資格も無いのですが、観てきた知己の評は危惧した通りでした。 点が辛い。
余技として芝居をやるならこれでも良い(良かぁ無いが許容はされる)のですが、芝居を生業とするなら自覚が足りないと言わざるを得ない。

_ 立ち姿が汚い

知己の観劇評で頭を抱えたのは、立ち姿が汚いと言う事。
これはニコニコ生放送でも垣間見られた事なのだけれど、鈍り切って基礎体力が無くなっているので、気を抜いたり疲れたりすると踵重心になってしまい、膝頭が開いて腰が前に出て肩が後ろに引っ込み、猫背気味になって顎が出て、歴史の教科書にある人類の進化の過程を表す図で言うとクロマニョン人の手前くらいの立ち姿になってしまう。
これが何時まで経っても直らないという事は、それを指摘してくれる人が周りに居ないか、本人に自覚が無いか、その両方か。
髪を染めるにしても、役作りと普段の生活と天秤にかけて中途半端な色にしてしまっている。 これも回りに指摘してくれる人が居ないのか、もはやそんな声には耳を傾けないのか。
何れにしても、甘い。

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# けい [戸島自身の出演は終わっていたので、そういう表現になったのではないでしょうか。]

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2011-04-14 [長年日記]

_ 週刊プレイボーイ 2011 No.16

AKB48
表紙と巻頭グラビア、8ページ18カット。 撮影はTakeo Dec.(研究生のみ佐賀章広)
グラビアを見せて義捐金を募るなら、それに見合った質のものを提供して然るべきだと私は思うのだけれど、捕まった時に警察で番号札を持たされて撮る記念写真のような、見るに堪えない代物。 遣らずぼったくり。
流れ作業の遣っ付け仕事を仰せつかったのは、またしてもTakeo Dec. 同情を禁じ得ない。

指名手配犯の写真見たようなのを並べておいて「グラビアでござい」、そんな安直なもので頑張ろうも糞もあったものではない。 そもそも「頑張ろう、日本!」と言うコピーが不遜なのであるが。
これまで見たAKB48絡みのグラビアの中では最低の出来。 米村弘光が見つけてきた白Tシャツ以外に褒めるところが無い。 担当者は豆腐の角に頭ぶつけて(略)

小池里奈
6ページ8カット、撮影は栗山秀作。
服や小物、水着まで白で統一。 水着慣れした小池里奈でも、矢張り服を着たカットの方が表情が柔らかい。
小池里奈くらいになると、水着も衣装の一つとして割り切れているのではないかと考えていたのだけれと、水着以外のカットの方が表情に味というか幅というか、そう言うものがある。
そして、より色香が濃く漂うのも、服を着たカットなのであった。

奥仲麻琴
5ページ8カット、フライト(ライブ)の写真と宣材が最後に小さく。 撮影は西條彰仁。
服を着たカットは、のほほんとした何時もの「まこさま」。 水着になると、硬さは出るのだけれど、カメラからは逃げずにレンズとレンズの向こう側を直視できている。
1カット目の、舞い散る雪の中を駆けて来る写真が良い。 この辺りに当たりカットがまだ有りそうなのだけれど、水着ばかり載せたがるのがプレイボーイ。 まぁ、それ目当てで買う客向けの雑誌なのであるが。
水着多目である事以外、写真の取捨選択に関しては珍しく及第点。
ぱすぽ☆紹介文の継ぎ接ぎっぷりには呆れるが、グラビアとしての出来は良い。

倉科カナ
7ページ10カット、撮影は竹之下俊博。
身体の線の出ないゆったりした服でありつつ、腕や足は露わであるところが、倉科カナのグラビア仕事との向き合い方を示している。
無造作に撮ったようなカットが殆どなのだけれど、作為の無い表情は切り取れている。 あまり好きではない種類の写真ではあるが、出来は悪くない。
本人が見せたくない部分における肌露出を巡る本人(事務所)と媒体側の駆け引きが見えなければ、もう少し気楽に見られるのだけれど、楽屋が見え過ぎてしまって興醒め。

2011-04-17 感動を押し売りしないという事の素晴らしさ [長年日記]

_ ぱすぽ☆ 14th ワンマンフライト@渋谷 Mt.RAINIER HALL(マチネ)

3月のワンマンが地震の余波で中止のやむなきに至り、ほぼ二た月振りのワンマンフライト。
会場はCDの販促イベントで既にお馴染みの Mt.RAINIER HALL 。
一階の喧騒を避けて二階へ。 坐って観る事が出来たので、のんびり観覧。

何曲か続けて演って、間つなぎで息を整えてまた何曲か演る構成。 間つなぎの一番長い部分は個人コーナーと称する余興。 クルーそれぞれの人となりを知った上で無いと楽しみ辛い内向きの演目が並ぶので、初めて来たお客さんにはどう感じられたか不安もあるのだけれど、ある程度知った上なら楽しめるものにはなっていた。
その最たるものが槙田・玉井のk-popダンスコーナー。 スカートの裾さえ生き物の如く自在に操る天才肌の玉井杏奈を向こうに廻して理詰めで単位時間内の動きを凝縮した秀才の槙田。 対比の妙。
この二人とは趣の異なる、増井みおの情念を迸らせたダンスも面白い。

激しく歌って踊る分、間つなぎは長めなのだけれど、持ち物検査であったり、お題トークであったり、趣向を凝らして飽きさせない工夫はしていた。

安斉奈緒美と藤本有紀美の誕生日直近フライトと言う事で、一部の終わりに生誕企画。 本人たちは至極喜んでいたので結果としては良かったが、生誕祭実行委員会なるものが切り回すのはAKB48の悪影響だと矢張り思う。
藤本有紀美は実母からの手紙。 こちらも感動的でありつつ、笑いどころもある良いものであったが、圧巻は安斉奈緒美の方。
こちらも実母からの手紙という設定でそれらしく始まったが、後半無闇矢鱈に竹中夏海を賛美する内容になり、ナンダコリャと思ったらその竹中先生が母親に成り済まして書いたものであった。

<参考>
安斉奈緒美ブログ 2011-04-18 02:31:00 「ありがとうありがとうありがとう!」
竹中夏海ブログ April 18, 2011 「愛をこめて」

そしてプレゼントを持って本人登場。 さらりとコメントして、程の良いところで風のように去っていった。 弁えている。

地震やら何やらで一と月から空いてしまったが、クルーとパッセンジャー双方の飢餓感が良い方向に働いて、充実したフライトになったと思う。
惜しむらくは入退場時や物販、アトラクションの際のスタッフの手際がスコブル悪い事であるが、人を人とも思わない同業他社と比べれば、まぁ我慢できるレベルにはある。

Mt.RAINIER HALL は立地も音響や照明の設備も良く、椅子もゆったりしているし飲み物も適価。 箱の大きさも頃合。
この先売れてしまうとこの規模では廻せなくなってしまうと思うが、今のぱすぽ☆を楽しむには実に良い環境。
次回のフライトにも期待が膨らむ。

_ Pre-dia フリーパーティー@渋谷 Mt.RAINIER HALL

ぱすぽ☆ワンマンのマチネとソワレの間に無料ライブ。
二階はぱすぽ☆クルーをはじめとした関係者席となっており、一般客は一階のみ。
前回の初台ドアーズではドリンク代のみ徴収されたが、今回は完全無料。 それもあってか隙間はありつつも八割方埋まっていたように思う。

直前にみっちり深夜練習を重ねた成果なのか、前回感じたちぐはぐで散漫な感じは薄らぎ、新規加入であったり出演機会が少なかったりするメンバー以外は動きも揃って来て漸くグループとしての纏まりが出てきた。
全体的に底上げされた分、和泉テルミの華やかな動きも遊離せず、グループの一部としてしっくり。

村上瑠美奈と湊あかねが歌で引っ張り、和泉テルミ・青山玲子あたりが華やかに動く。 この辺りがこのグループの見所なのだと思うが、その脇を確かな動きで固めているのが松本ルナ。 (松本"だけ"では無いのだけれど、それはさておき)

pre-diaは、特殊な場合を除いて出演する人数の上限が12人で固定されており、出たり出なかったりするメンバーが何人か出てくる。
この「何人か」の出たり出なかったりする部分が、全体の中で動きが遊離してしまったり、そうならないようにする必死さが表情に出すぎてしまったり、そもそもあやふやであったりするのだけれど、全体的に底上げされた事によって、前述の「ちぐはぐで散漫な感じ」は然程気にならなくなってきた。

今回は既存の3曲に加えて、新曲がお披露目。 ゆったりした「君みたいに」と、激しい「Dream of love」
持ち歌が5曲になった事で、ライブとしての体裁が整い、自己紹介も簡潔に。

湊あかねは、髪型と髪色を少し変えたようで、落ち着きが出ており、その所為か歌う表情にもゆとりが出たように思う。

松本ルナは、壊れる要素の少ない衣装になった事もあってか、終始表情も良く、そつの無い堅実な動きで脇を固めていた。
脚が長くて重心が高い分、一寸したブレが目立ってしまうところはあるが、その分華がある。
もう少し柔らかさが出ると、より舞台映えする。
pre-dia にしてもぱすぽ☆にしても、その時々のメンバーの技倆に応じて、振り付けやフォーメーション、役割分担にも細かな修正が施されている。 個々人の頑張りが目に見える形で評価されるので、舞台映えしてくれば、それに応じた役割が与えられるのではないかと思う。

視野の隅のほうで只ならぬ気配を感じてそちらに目をやると、たいてい和泉テルミが何かやっている。 表情から仕草から、総てに華がある。

下世話ではあるが下品ではない pre-dia の美点が、内向きのだらだらした喋りで間延びしなくなった分、より良く出たミニライブであったと思う。


2011-04-21 陰翳礼賛 [長年日記]

_ 週刊プレイボーイ 2011 No.17

綾瀬はるか
表紙と巻頭グラビア6ページ5カット、見開き1箇所。 撮影は今村敏彦。
前号を酷評したところ、「いや、今週号の今村さんの綾瀬はるかは良いですよ」とお知らせをいただき、仕事帰りに探しに走ったのが金曜の夜。 ところが最寄りのコンビニエンスストアでは売り切れ。 別の店にも行ってみたが、無い。
結局コンビニ6軒、本屋2軒梯子して漸く購入。 青年漫画誌なら、同じ曜日に発売したものが残っている店もあったので、売れたと言うより仕入れ数が少なかったのではないかと思われる。
一時間近く自転車で走り回って草臥れはしたが、それだけの甲斐はある良質のグラビア。

身体の線を出すでもなく、消すでもない衣装。 前号の倉科カナのような不自然さは無くて、これが「売れる」と言う事なのだと納得。
被写体の微妙なブレで動きは出しつつ芯はしっかりと有り、ピントは合うべきところに合っていて手ブレも無い。 理想的なポートレート。 こう言う今村敏彦が見たかった。

宮澤佐江
6ページ7カット、撮影はHIROKAZU。
何かと言うとボーイッシュな部分だけを強調されてしまう宮澤佐江。 今回もその線だが、それはそれとしてそれ以外の部分も撮って貰えており、中々の出来。
1カット目のお茶目な表情と、7カット目の ennui な表情の落差も利いている。
水着は蛇足だと思うのだけれど、それ無しでグラビアを成立させるには未だ売れ方が足りないと言う事か。

愛衣
巻中グラビア7ページ6カット、見開き1箇所。 撮影は熊谷貫。
笑顔無し、暗めの屋内で撮ったグラビア。 対象に迫って撮る熊谷貫の本領が出た6カット。
斜めからの光で陰翳を出し、正面を外して様々な角度から切り取って変化をつけている。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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