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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
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petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2011-09-12 塗り絵 [長年日記]

_ 週刊ヤングマガジン 2011 40号

奥仲麻琴
7ページ19カット、撮影は小塚毅之。
この雑誌の塗り絵のようなグラビアには些か辟易していて、余程の事が無い限りは買わなくなってしまったのだけれど、今回はその「余程の事」だったので買ってみた。

ヤングマガジンらしい、青少年のリビドーを刺激することに重きを置いた構成。
ここ半年くらいの間に随分大人びてきた奥仲麻琴と、ヤングマガジン側が描いた絵図との間に齟齬をきたしており、奥仲麻琴の「今」とはかけ離れたグラビア。
先入観抜きにして撮れば、もっと違ったものになっていたのではないか。

以前から漆喰で塗り固めたような肌の描写であったり、おかしな色見であったり、写真と言うより塗り絵に近いグラビアは受け入れ難かったのだけれど、それがカメラマンではなくアートディレクションに係る問題なのではないかと指摘を受けて腑に落ちた。 確かに、誰がどうと撮ってもこうなる。
化学調味料を大量にブチ込んで元の味が分からない感じ。

最初から状況設定の枠に嵌められた中で、奥仲麻琴は与えられた役割も演じつつ、2ページ目の小さな扱いの写真の中では「奥仲麻琴」としての顔も出している。 この辺りは褒めて良い。
然し乍ら、狙いのあからさまな、一と昔前の心交社のようなセンスで組み立てられたグラビアは、講談社として如何なものか。
そして、結果的に良く撮れた写真より、元の構成案上で必要な写真を大きく使うような硬直したセンス。
久しぶりに買ったヤングマガジンは思っていた以上に旧態依然としたものになっていた。

小森美果
4ページ6カット、撮影は飯塚昌太。
こちらも塗り絵グラビア。 生命の息吹が感じられない。
グラビアとなると固まってしまってその不可思議な部分が出て来ず、怪しさだけが出てしまうきらいのある小森だが、今回はそれに塗り絵が拍車を掛けて「白塗りオバケ」みたようなのになってしまったカットすら有る。
そんな中でも1ページ目とか2ページ目上段左などは珍しく柔らかい表情。
このあたりは小森の撮影に臨む際の心の持ちようと、そんな小森を分かった上でどう撮るか、主に後者に係る問題。

手島優
4ページ6カット、撮影は井ノ元浩二。
当節はこうした゜あからさまなモノが流行るのだとは思うが、ヒネリの無さには眩暈がする。
下品な格好をすれば色気が出るとでも思っているのだろうか。 手島優は撮り方次第で随分変わるし、下品さを感じさせずに扇情的な表情を出す事もできる。
素材を矯めて殺した勿体無いグラビア。 これもカメラマンの所為だけとは言い難い。

YM7のやっぱり負けたくない 第19回
高城亜樹に自慢できる趣味を身につけて貰おうと言う企画の前編。 今回はセグウェイとリカンベントタイプの自転車に挑戦。
昨年の週刊プレイボーイは、柏木由紀の人気におんぶにダッコで他の連中は並び大名扱いだったが、今年のヤングマガジンは個々のメンバーと向き合い、それぞれのキャラクターに合わせて企画を組んでくれている。

頭は弱いが運動神経だけは秀でている高城亜樹にセグウェイとリカンベントを宛がうってのも的を射ている。
セグウェイはともかく、多分キュロットなのだとは思うが、リカンベントに股おっぴろげてスカートで乗ると言う恐ろしい図。
これが構図の妙で危なげない写真になっているのは流石。 私が書いている字面ほどの危うさは無さそうに写っている。
そして楽しいことをしている高城亜樹の表情の良さ。 それが印刷の悪いモノクロページの小さな写真で伝わりにくくあるのが瑕だが、良く出来た3ページ。

グラビアの出来はいただけないが、AKB48絡みの企画を読むためなら十分買う価値は有る。

_ 更新情報

コラム的な殴り書き

断末魔

を更新。
照れる平嶋夏海が愛らしかった。

_ 短評

秋の交通安全運動のポスターの大島優子がべら棒。
この手のお役所仕事のポスターはだれがやっても仕事の性格上どうにもならないのだけれど、これは凄まじく良い。
大島優子、つくづく厭な女だと思う。 凄過ぎて褒めようが無く、貶しようも無い。

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# Dwightsa (2014-02-08 09:52)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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