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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2011-10-02 構成力不足 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 43号

ももいろクローバー
7ページ31カット、撮影は細居幸次郎。
これまで見たヤングジャンプのグラビアの中でも最低に近い出来。 細居幸次郎に撮らせた意味は無い。
ももいろクローバーは水着グラビアをやらない訳で、それをどう料理してグラビア一本仕立てるかが編集者の腕なのだけれど、まるでなってない。
見るべきものは6ページ目の個別写真のみ。 これすらもヘアメイクがおかしなことをして有安は台無し。

スタイリストとして米村弘光を多用するようになって、ヤングジャンプのグラビアもおかしな事になってきた。
仕事は細かいし悪くは無いのだけれど、どのグラビア見ても似た様な絵柄ってのはいただけない。

まゆゆマンガ家計画 第11回
まゆゆ先生のヲタヲタしい日常が語られるインタビューと美麗な1カットグラビアで1ページずつ、更にマンガ本編2ページ。 今回もどうかしていて面白い。

童話をモチーフにしたマンガもそろそろ根多切れ。 そもそも副業のアイドルが忙しすぎて本業のマンガに集中する時間が足りない。
モノクロページのインタビュー時の写真が、最近のまゆゆ先生の写真の中では一番生き生きしている。
まゆゆ先生の慰藉の為にも、世界平和の為にも、続いて欲しい企画。

藤原令子
5ページ9カット、撮影は細野晋司。
他誌で見る藤原令子は、表情に幅のある良いモデルになっていたのだけれど、このグラビアに限っては単調な歯見せ笑顔に終始。
これはモデル本人の責任ではなく、編集者の構成力不足によるものだと思われる。
以前プレゼントページにモデルとして使われたときは良かっただけに惜しい。

_ 週刊ヤングジャンプ 2011 44号

AKB48 チーム亀有(梅田彩佳、菊地あやか、倉持明日香、増田有華、宮澤佐江、渡辺麻友)
経緯は分からないが秋本治が撰んだと言う6人。 9ページ14カット、うち見開き1箇所。 撮影は桑島智輝。
旧チームKから四人、旧チームBから二人と言うのも面白い。 こうした「チーム何々」には珍しく、浮世のしがらみの感じられない構成。

菊地あやかは週刊プレイボーイでやらされた裏本紛いの罰ゲームグラビアと較べれば格段に良いが、色々と作り込み過ぎていて素材の味がしないのはいただけない。
梅田彩佳は綺麗に撮って貰えている。 添え物扱いにされがちなこの辺りの面子がしっかり撮って貰えているのも嬉しい。
宮澤佐江は例によって男装の麗人の趣ながら、何時に無く妖しく艶っぽく。 私はこちらが宮澤の本領だと思っている。
倉持明日香は「まぁ、こんなもんかな」位の、良く言えば安定した、悪く言えばおざなりの写真。 歯見せ笑顔ばかりでは詰まらない。 Not yet とフレンチ・キスの違いは、メンバー同士の感化力に有るのではないかと思う。 組ませたことによる相互扶助による向上の点で Not yet と較べると見劣りする。
増田有華も良く言えば安定、悪く言えば何時も通り。 この人は一定以上の質の仕事をしていても手馴れた感じに見えてしまうのが損なのだけれど、それは見る側の期待値が高いからでもある。
渡辺麻友は個別の写真も集合も「求められるまゆゆ像」をきっちりこなしている。 偶にはそれ以外の部分も見たくは有るが、下手を打つと例の写真集のように本人の魅力の半分以下しか引き出せないなんて事にもなり兼ねないのが難しいところ。

しかし軍隊と警察、アメリカとドイツがごちゃ混ぜになった米村による衣装が酷い。 まぁ考証もヘッタクレも無いゴッタ煮見たようなのがこの人の味な訳で、これが良いと思う人が多いから仕事が引きも切らないのであろう。 世も末である。

和田絵莉
巻末グラビア4ページ8カット、撮影は中山雅文。
目にする度にボロッカスに書いているような気がする中山雅文のグラビアであるが、今回は非常に良かった。
相変わらず動きの無い、スティーグリッツ以前のポートレートのような静物画が8枚並んでいるのだけれど、モデルとの相性が良いのか表情も生きており、じっくり撮った事が吉と出て見応えのあるグラビアに仕上がっている。
雑誌のグラビアはカメラマン本人の作品撮りではないので、モデル側(事務所側)の意向や編集者の構成プランなど、カメラマン以外の意志も入って来る。 それが吉と出る場合もあれば、凶と出る場合もある。
中山雅文の場合、後者が多かったのではなかろうか。
じっくりと描くように撮られたポートレート。 これは拾い物だった。

_ 立ち読みで済ませたもの(短評)

例の手元不如意で購入には至らなかったものを幾つか。

週刊ヤングマガジン 2011 43号 の高城亜樹
栗山秀作の撮影。 前号が酷かったので立ち読みすらしないで流そうかと思っていたのだけれど、偶々手に取る機会が有り散見。 他はともかく高城亜樹のグラビアは良く出来ていた。
頑健な下半身や張った頬骨など、粗になり兼ねない部分も隠さずに且つ綺麗に撮って貰えている。
考えさせると死んでしまう表情も、放牧に出された動物のように生きたものになっている。
カメラマンが自分の流儀に拘泥せず、モデルを生かそうと撮ったグラビア。
懐都合さえ良ければ、これの為だけに買っても良かった。

週刊プレイボーイ 2011 41号 の深田恭子
今村敏彦が生々しく撮っているのだけれど、モデルが強いので破綻しない。
同時期に載ったビッグコミックスピリッツのグラビア(こちらは野村浩二)は、弄り壊してしまったようなところが有ったが、こちらは良かった。

週刊プレイボーイ 2011 41号 の小島慶子
沢渡朔の撮影。 39歳の小島慶子を糊塗せずに、且つ綺麗に撮っている。
若いモデル相手だと人の悪い撮り方もするし、それが良かったりもするのだけれど、頭も勘も良い小島慶子相手だと悪戯せずに撮っているのが微笑ましくあった。

_ フォトテクニックデジタル 2011 10月号

竹富聖花
9ページ7カット、見開き2箇所。 撮影は西條彰仁。
見開きに目次を絡めたり、変則的な割付けだが、判型の大きさを生かしてゆったり見せる構成。
世間はもうすっかり秋だが、夏の名残のグラビア。 目に力のあるモデルだからか、かなりのアップで撮ったカットも有り、肌の質感も割りと生々しく描写されているのだけれど、これで破綻しないのが竹富聖花の若さ。
演技の仕事を重ねてモデルとしても幅が出ており、目線を外したカットに味がある。
写真技術誌のグラビアなので、青年マンガ誌やアイドル専門誌と違って糊塗しなければならない浮世のしがらみも少ないのだとは思うが、肌の質感が厭味にならない程度に再現されているのは矢張り良い。

藤江れいな
セーラー服で6ページ5カット、撮影は萩原和幸。
Eos-1DsMarkIII とペンタ645Dでの撮影なのだけれど、ペンタ645Dで撮ったカットが素晴らしい。 一枚毎のデータ量が大きくなってしまうので使い勝手は必ずしも良くないらしいが、描写力と情報量、前後のボケ味が段違い。

藤江はメディアに登場する頻度こそ少ないが、少々釣り目気味なのが疵ではあるが顔の造作に関しては申し分無く、脚もコンパスのように細くて長い。
梅田彩佳の Night view DJ にゲストで出た時、間近で見た若者が帰りのエレベーターの中で「近くで見ると超絶カワイイんだぜ!!」と鼻息荒く語っていたのを見た事があるが、知られていないだけで素材としては素晴らしい。
今回のグラビアでは「美形感」に関しては引き出してもらっているものの、脚の長さ(スタイルの良さ)に関しては試みては貰っている(4カット目を見ると、ウエストの位置が高いのに気付く)ものの今ひとつ。 撮り方次第でもっと良くなると思う。
このグラビアの次のページには、撮ったカメラマンによる「ポートレート レタッチの教科書」なる教本の宣伝が載っているが、こう言う細かい仕事でも「撮って貰う機会」を貰ってきたイトーカンパニーの担当者は目の付け所が良い。
あまり売れていないAKB48メンバーを抱えている事務所の担当者は売り込む・育てる努力をしているだろうか。 AKB48本体の仕事を優先させられたりするリスクや制約は付きまとうと思うが、AKB48の看板で取れる仕事もある訳で、劇場公演も碌すっぽ無い上に、テレビの冠番組にもお呼びが掛からない、掛かっても並び大名扱いである状況のままお茶を挽かせておいても旬の時期を逃すばかりで良いことは一つも無い。(これはAKB48に限った話ではなく、ZONEあたりが酷かったが)飼い殺しにされたまま歳を重ねてしまう娘を何人も見て来たが、 ユニットを組ませて歌わせている事務所が増えたのは、飼い殺しにしない為にとりあへずやらせているのではないかと私は考えている。
閑話休題、「撮られる機会」の話。 以前も何度か書いたが、生写真撮影が「撮られる機会」の全てだと、いざグラビアだ演技だとなった時にまるで使い物にならない。 これは撮影会モデル慣れ(狎れ)しすぎたモデルにも言えるのだけれど、素でカメラの前に立てなくなる。
雑誌のグラビアとなると難しかろうが、こうした技術教本のモデルなら未だ押し込む余地は有る筈なので、どんな仕事でも良い訳ではないが、撮られる機会をより多く与えてやっていただきたい。

藤麻理亜
6ページ6カット、撮影は長野博文。
屋外で2カット、屋内で4カット。 屋外撮影分は珍しく夕景。
4カット目の構図のぶった切り方が面白い。 組写真なら、全体を収めずに部分だけで構成したカットが有っても良い。

6カット目はガラス越しに撮っているのだけれど、額の辺りに手をやってガラスに凭れてこちらを凝視する藤麻理亜の目から鼻にかけてピントを合わせている。
長野博文の場合、多少捻って撮ったカットでもそのまま誌面に載るとは思うが、ここまで思い切った構図のものは流石にこの雑誌でないと載らないのではないか。

_ UTB+ 2011 11月増刊号

鈴木愛理、前田憂佳、鞘師里保
UTB 出ずっぱりの鞘師里保と先輩二人を絡ませたグラビア。 10ページ21カット、見開き1箇所。 撮影は佐藤裕之。
鈴木愛理と前田憂佳は似通った系統の顔立ちだけれど、鞘師里保は一寸違った古風な顔立ち。 朴訥にして清楚。

4ページ目、前田憂佳のバストアップのポートレートが絶品。 これ以上のものは中々無い。
ピントの置き所、深さ、露出、構図 etc...、全てが噛み合っており、憂いを含んだ前田憂佳の表情も良い。

鞘師里保に早くも変化の兆し。 撮られ慣れたのが悪い方に振れて、一寸媚びた様な表情が目に付く。
これを進歩と取るか退行と取るかは評価の分かれるところだとは思うが、持ち味が減殺されたと言う点に於いては矢張り退行と見るべきであろう。
朴訥さと言うものが見る者の幻想であったとしても、幻想を売るのがアイドルの仕事の一つではある。

鈴木愛理は撮られることに於いて一日の長があり、全てのカットでブレが無く「求められる鈴木愛理」であり続けており、それでいて巧んだところが無いのも良い。

前田憂佳は未だ少し「撮って貰っている」感じはあるが、それによって引き出された表情が良いので救われている。 受動的だからこそ醸し出される味わい。
憂いを含んだ表情が多いのは気になるが、それによって笑顔がより引き立っているのも確かであり、一概に悪いとも言えない。

とまれ、巻頭を飾るに相応しい見応えのあるグラビア。
かつては肝心なところでピントが甘くなる事がままあった佐藤裕之だが、最近はそんな事も無くなった。
マニュアルフォーカスのライカ M9 でこの打率は凄い。

逢沢りな
7ページ8カット、撮影は西田幸樹。
曇天の屋外と光の廻った屋内なので、どちらも柔らかな表情。
3ページ目のアップのカットは少々ピントが浅いが、表情そのものは良いので然程気にならない。
青少年の Libido を刺激しつつ、それだけでは終わらない7ページ。

橋本愛
6ページ5カット、見開き1箇所。 撮影は例によって熊谷貫。
時として踏み込みの浅い、切っ先の鈍った写真を撮ることもある熊谷貫だが、こと橋本愛に限ってはハズレが無い。
また撮り手によってはキツ過ぎたり甘過ぎたり振れ幅の大きい橋本愛も、熊谷貫だとブレが無い。

今回はボーイッシュな出で立ちでの撮影なのだけれど、それでいて表情は嫋やか。 撮る側も撮られる側もやる気漲る5カット。 漲るやる気と打率の高さが切ない。
これが職人としての矜持に起因したものなのか、熊谷貫個人の感情から来るものなのかは定かでないが、いずれにしても甘く切ない秋らしいグラビア。 眼福。

高柳明音
6ページ9カット、撮影は桑島智輝。
鳥好き女子の、鳥好き女子による、鳥好き女子の為のグラビア。 高柳明音へのご褒美の意味合いもあると思われる6ページ。
前半は鳥毛立女屏風のような白い羽根の衣装。 後半のインタビューの中で触れられているが、3ページ目で加えたオリーブの枝はノアの箱舟に新天地への到着を知らせる鳩が齎したもの。 遂に自分たちの演目を手に入れたチームKIIを寿ぐ暗喩。
後半はコンゴウインコのような極彩色の羽根ドレス。 こうして考えに考えたグラビアを組んで貰えるのも、高柳明音の人徳のなせる業であろう。
例によって額に斜めに海苔を貼ったような、前髪安定の髪形。 ペタリとした前髪を自我同一性の象徴とする芸風は漫画トリオに通ずるものが・・・と茶化して書こうかとも思ったが、正直申し上げて野暮ったい。 それでもこれが本人にとっては「高柳明音」の形なのだろう。
鳥グラビアとしては最高に近い出来映え。 これ以上のものを・・・となると、山階鳥類研究所に乗り込むしかあるまい。 同業他誌の蛮勇に期待したい。
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# Dwightsa (2014-02-05 13:44)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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