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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2012-05-04 Gone with the Wind [長年日記]

_ フォトテクニックデジタル2012 4月号

平愛梨
8ページ8カット、撮影は西條彰仁。
整いすぎた顔をどう撮るか、その一つの答え。
前髪のあしらいが良く、眉そのものは弄らずに、適度に隠すことで整いすぎた顔の印象を薄めつつ、眉の作る表情も生かしている。
表情そのものは単調で面白みも薄いのだけれど、切り取り方で変化をつけている。 無理に表情を作らせないのも良い。

ヒガリノ
6ページ6カット、撮影は松田忠雄。
これ迄は扱いが大きい割りに然程良いとおもった事の無かったモデルだが、このグラビアで印象が変わった。
技術誌なので撮影データが載っているのだけれど、全て単焦点の短めのレンズで撮っている。
古いアパートか旅館か、そんな建物なのだけれど、日本家屋特有の薄暗さの中で廻った廻った光が、モデルの表情を柔らかく引き出している。 絞りは開け気味に撮っているのだけれど、ピンとも露出も構図も決まっていて、且つ出来過ぎてもいない良いバランス。

難と言えば難なのは御手洗のところの便所レンズのボケが安っぽくて五月蠅いところ。
これはまぁ致し方ない。

さくら学院(武藤彩未、三吉彩花、松井愛莉)
4ページ8カット、撮影は北條俊正。
モデルが良いので生きた表情にはなっているが、ピントを浅くしてシャッタースピードは速め、動きを完全に止めてしまっているので写真としては詰まらない。 3人並べたカット等は構図も雑に過ぎる。
カメラマンの技倆不足を被写体が補ったグラビア。 動画と静止画は別に撮るべき。

石田亜佐美
6ページ6カット、撮影は長野博文。
表情は硬いが、それを生々しさに転化出来るのが長野博文。
しかし瞳を真正面から捉えたカットは私には味が濃すぎる。

魚住誠一×クロダミサト(モデル:おかもとまり)
美術よりのクロダと工芸よりの魚住。
私の好みとしてはセンスと技術のバランスの上に立つ魚住なのであるが、センスで押すクロダの写真も悪くは無いと思う(好きではない)。
しかし今回は馬場が重かった分、魚住の方が良い表情を切り取れていると思う。 雪なのに眩しさに硬直したカットが無い。

_ フォトテクニックデジタル2012 5月号

鈴木愛理・矢島舞美
表紙と巻頭グラビア、10ページ9カット、見開き3箇所。 撮影は小林幹幸。
この雑誌の巻頭グラビアはいつも変則的な割付けなのだけれど、今号はいつにも増して変則的。
上がりがべら棒に良いからか、最大限誌面を割いて載せている。 詰め込み過ぎた窮屈な感じはなく、鑑賞に堪え得る大きさと密度に留めているところは流石。
珍しく踊っている絵を、矢島の影で1カット、矢島と鈴木でそれぞれ1カット、計3カット。 このあたりは ℃ute の美点を心得た小林幹幸ならでは。
躍動感溢れる、動きの芯は止まった美くしいブレと、薄暗がりの中に浮かび上がる肢体。

最初の2ページで見る者を脅かしたあとは、ハウススタジオで柔らかく光を廻した優しい写真。 似通っていつつもそれぞれに合わせて見立てられた衣装。
鈴木愛理の一寸ずつニュアンスの異なる優しい笑顔。 思えば最近のグラビアで誰かと組になると、大抵しっかりしなければならない立場に置かれていたが、今回は気心の知れた年長者と一緒と言う事で、程よく肩の力が抜けている。

矢島舞美は未だ一寸考えすぎなようなところもあるが、考えなくとも良いダンスの部分は凄絶。 これまで見た中でも出色。

空気迄しっかり描きこまれたような精緻な絵と、なだらかなボケ。 このあたりはペンタックス645Dのカメラとしての良さをカメラマンが上手く引き出した部分。

栗山秀作と真野恵里菜であったり、熊谷貫と橋本愛であったり、カメラマンとモデルの幸せな出会いが作品として結実することが稀にあるが、℃ute と小林幹幸の出会いも、そうなり得るものなのではないかと思う。

飯窪春菜
6ページ6カット、撮影は長野博文。
これまでは何とも思わなかったのであるが、前号から長野が描き出す眼球の生々しさが気になって仕方が無い。
瞳の中に何かが写っているカットはまだしも、眼球そのものが写ったカットはどうにも直視できない。
まぁ、それだけモデルがカメラに正対出来ていると言うことなのだけれど。

魚住誠一×クロダミサト(モデル:沢木ルカ)
3ページずつ、同じモデルを撮り合う企画。
経験と技術とセンスのバランスが取れた魚住に、やはり一日の長。
整ってはいるものの、基本的に同じ表情しか出来ないモデルを撮りあぐねたクロタと、何とか食らい付いてモノにした魚住の差が出た。

白羽ゆり
6ページ5カット、見開き1箇所。 撮影は関純一。
見開きのカット以外は、厚塗りがあからさまに出てしまって興醒め。
重ねた年輪をモデルの個性として撮るか、そこを隠して化けさせるか、そのあたりの踏ん切りがついておらず、どっちつがずな撮り方がモデルの魅力を損ねている。

_ 週刊プレイボーイ 2012 17号

大島優子・小嶋陽菜
7ページ7カット、見開き1箇所。 オマケでマウスパッドが付いたお陰でそこら中のコンビニで売り切れ。 5軒くらい廻って漸く手に入れた。 撮影は今村敏彦。
大人数のベルトコンベア式グラビアで無い所為か、今村らしさがいつもより出た、楽しげなグラビア。
撮られる側も肩の力が抜けて抜けすぎず、良い塩梅。
このあたり小嶋陽菜の匙加減の上手さは相変わらずだが、昨年の夏前あたりに藤代冥砂に撮られた頃から仕事をし過ぎないようになった大島優子も良い出来。

能年怜奈
5ページ7カット、撮影は今村敏彦。
薄着だが水着ではない、夏らしいグラビア。 これぞ今村な7カット。
目が開ききっていなかったり、笑顔がくしゃくしゃだったりもするが、全カット表情が生きている。

AKB48も時間が無いのは判るが、流れ作業で撮るような粗製乱造の写真をゴテゴテ弄って誤魔化すようなグラビアではなく、今村敏彦に撮らせるならこれくらい下駄を預けて然るべき。

SKE48
リビドー刺激系グラビアは端折ってSKE48。 増刊号からの選り抜きグラビア8ページ。
さまざまなカメラマンが撮っているのだけれど、Takeo Dec.の撮ったオレンジバックのメイド服が酷い。
オレンジの背景紙に肌の色が引っ張られて碌でもない顔色。 元が白すぎる松本はまだマシだが、松村香織と古川愛李は「風と共に去りぬ」に出てくるメイドみたいになっちゃっている。
飛んだ貧乏籤、ご愁傷様。

Google+ 連動企画「48サバイバル」
野中、中塚、松村で1/3ページずつ。 最悪1/4だと思っていたので先ずは良かった。
野中はお悩み相談、中塚は男子向けスイーツ指南、松村はメンバーとの対談。
松村はとりあへず企画の説明と自己紹介。 対談の始まる次回以降に期待。
人柄で押せる野中は大丈夫だと思うが、中塚と松村はネタ探しと工夫が必要になって来るのではないか。


「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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