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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2014-04-12 地雷を踏んだのでサヨウナラ [長年日記]

_ レインボータウンFM「加藤一華のときめきMixJuice」公開放送

都バスで行ける現場の中から選択。 講談社ミスiD2014 アマテラス特別賞の余禄として始まったコミュニティFMでの公開放送の一回目。

木場にある商業施設「深川ギャザリア」の一角にあるレインボータウンFM 木場スタジオは、スタジオの正面、天ぷら屋とカフェの間のスペースが観覧エリアとなっており、いくつかあるテーブルと椅子以外は立ち見となる。
テーブルは早々に埋まってしまっていたので仕方が無いと言えば仕方が無いのだけれど、立ち見の客の民度が低いのには閉口した。 酒盛りを始めたり、カフェの禁煙席の横でタバコを吹かしたり。 接触前提のアイドル全盛でいろいろと麻痺しているのは分かるが、対象への認知欲求が高まり過ぎて座って見ている女子の前に立ち塞がったり、見苦しい振る舞いも散見。

コミュニティFMは時間の縛りが緩いらしく、二時を少し回ってから番組スタート。
良く聞き取れなかったし、レインボータウンFMサイトにも言及が無いので正確なところは分からないが、ミスiD2014がらみとあって「講談社の新書やコミック、映画などの情報をお届けしていく」とのこと。

自己紹介や番組の紹介などを済ませた後、ゲストの寺嶋由芙を呼び込み。 寺嶋の1stシングルが掛かると、スタジオを飛び出したご本人様が曲に合わせて舞い踊るという趣向。 盛り上がったところで巨大クラッカーの祝砲2発。 横で賑やかす加藤一華の振りコピーが完璧だったのが可笑しかった。

続いて昨晩から始まったアニメの紹介に絡めて、細川唯を迎えての朗読劇。
緊張していたであろうし、効果音も何も無く3人の語りだけで間を持たせるのも大変であったろうとは思うが、台詞が走ってしまっていて出来としては芳しくない。
加藤と新垣は仕方が無いとして、細川までつられて走ってしまっていたのが残念だった。 噛んでも言い淀んでも何とかならないことは無いが、台詞が走ってしまってはどうにもならない。 読み込みと読み合わせが足りない印象。

新垣こづ枝は上手くないなりにも破綻なく喋れていたが、加藤一華は些かやる気が空回りした印象。 意余って言葉足らず。
自分の言葉を紡ぎ出さねばならない部分以外の定型文は伝えることに重きを置いて読むべきなのであるが、感情を込めようとする分空回り。

月に二回、コミュニティFMとは言え、メインパーソナリティーの仕事を持ってきたミスiD事務局のお膳立ては良いと思うのだけれど、このオーディションの功罪の罪の部分である「内輪受け」が随所に見られたのはいただけなかった。
ミスiD2014 と言うオーディションの世間的認知度は薄いと言わざるを得ず、公共の放送としての体裁を取っている以上はそれを踏まえて語るべきなのであるが、身内で固めたゲストを「知ってて当たり前」な体で語られて何が伝わると言うのか。

伏龍鳳雛から鶏鳴狗盗の類まで個性豊かな女子が集まってわいわいやっている楽しさは前述の通り「内輪受け」と言う陥穽を内包しているのであるが、送り手の側にその危機感が無い。 チラシ配り要員も居たようだが、「いつもの客」にばかり渡していたのでは何の意味も無い。
「そう思わない客」の方が多そうなので、今後もこの調子で公開放送は続くのであろう。
或る程度覚悟はしていたが、とんだ地雷であった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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