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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2014-10-29 悪趣味で殺風景 [長年日記]

_ TOKYO TORICO(26.10.28 押上ワロップ放送局)

アイドルグループが入れ替わり立ち代わり、30分ずつ出てくる数珠繋ぎ番組を観覧。
出演は目黒川女学館、アイドル諜報機関LEVEL7、choice?、PIP: Platonics Idol Platform、notall。 司会のカオポイント石橋哲也は時間帯によって出たり出なかったり。
離合集散世の習いと言えど、choice? が3人になっていたのには驚いた。

受付を済ませると紙を一枚渡された。 今回は瞬間芸をやることになっているが、ドッキリ企画になっており、司会の石橋がCM中など要所々々で番組スタッフやPIPメンバーに当り散らす形で駄目出しを重ね、その緊迫した状況下でメンバーがどのように振舞うかを眺めると言う悪趣味極まる企画。 根多ばらしをしないように釘を挿す為の紙っぺらなのであった。

こう言う仕事をやっていれば理不尽な目に遭うのは日常茶飯ではあるのだけれど、為にする理不尽を知らぬ顔の半兵衛で眺めると言うのはどうにも性に合わない。 仕組まれた茶番とは言え、憎からず思っている連中が踏み付けにされる様を笑ってみている事は私には出来かねるので、顔色が分からぬよう、後ろのほうで観覧。

放送されない部分ではにべも無い駄目出しを重ねる石橋も、放送される部分では司会者としての仕事振り。
声色を作る為にアメ横の魚屋のあんちゃんみたいな咳払いをする牛島に「死ぬ間際の正岡子規かよ!」と突っ込みを入れたり、空井のやる里崎のバッティングフォームの真似に「軸足が違うんだよ」と形を示すなど、石橋哲也の芸人としての冴えは垣間見られたので、企画の悪趣味さの割に楽しめる場面もあったのは不幸中の幸いであった。

最終的には残り5分少々のところで怒りに任せ(たことにし)て司会を放棄して裏に引っ込んじゃう石橋のあとを受けて率先してマイクを握り、顔色を変えずに粛々と進行をした羽月がイイシゴト。
野呂圭介よろしく裏から「大成功」のプラカードを持って出てきた石橋が種明かしをして大団円と言う流れではあったのであるが、茫然自失の体で口を半開きにして立ち尽くす濱野舞衣香にはもののあはれを感じた。
リーダーの石川だけは企画を知らされており、グループのラインやメールで不安感を煽っていたことが暴露されたり、なんとか笑いのめして空気を軽くしようとする石橋。 良い芸風だと思う。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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