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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2014-11-15 R&B調のバラード [長年日記]

_ 東京女子流「Say long goodbye / ヒマワリと星屑 -English Ver.-」発売記念イベント(錦糸町オリナスモール1Fエントリーコート)

17:00からと19:00からの二回廻し。 このショッピングモールは音量規制など色々と制約が多く、インストアイベントにはあまり向いていないのでタワーレコード錦糸町店内にイベントスペースを作ってイベントを打つことの方が多いが、一定以上の集客が見込まれると狭い店内では流石にやりにくい。 女子流ともなると矢張りそれなりの集客が見込まれるらしく、エントリーコートに折り畳みステージを三枚しつらえてのミニライブ。
あまり早くから張り付くのも野暮なので、開演30分前に行ったら優先観覧スペースはほぼ満員、2階バルコニーも鈴なり。 端の方に潜り込んで開演待ち。

スピーカーは客席に向けたものが一対、モニタースピーカーが二対。 このあたりが女子流スタッフの食えないところで、オケとマイクの音量規制は守りつつ、モニタースピーカーで音をしっかり聞き取らせて伸び伸び歌わせることにより、生の声を響かせようと言う意図。 リハーサルでもモニタースピーカーの位置と角度の調整を入念に行っていた。

南側の入り口にあるステージで歌うと、オケの音は掻き消されてしまっても歌声は北の端まで届く。 歌として聞き取れなくても「何かやっている」只ならぬ雰囲気は伝わる。
目当ての客からの収奪ではなく、より広く知らしむる事を目的としてやっているのがメンバーにまで浸透しており、目の前の客だけでなく、建物全体にいる人々を総体として客として捉えており、海外進出と言うより高次の目標を掲げても説得力があった。

1部2部と構成は変えつつ、聞かせる曲と盛り上がる曲を新旧取り混ぜて5曲ずつ。 自己紹介と告知などの最低限の喋りに止めて歌で押して行く。

新曲の Say long goodbye は、庄司曰く「R&B調のバラード」。 中江の高音で始まり、新井→小西と一番良い音域で歌い継いで行く。 この歌割りが巧い。 目当てで来ている層はグイッと引き込まれ、通りすがりの客の足も思わず止まる。
ことアイドル業界に於いては簡便に盛り上がれる曲が持て囃される傾向があり、バラードは敬遠されがちなのであるが、東京女子流は時折こう言う売りにくい曲を敢えてシングルで出してくる。 それをただ売るのではなく、その曲によって「知らしめよう」とする意志がメンバーにもスタッフにも共有されており、締まったイベントになっていた。

特典を山盛りにして少数の客からの収奪で売り上げ目標を達成しようとする商売をやっていないので、客一人当たりの購入枚数は然程多くないと思われるが、買った延べ人数はかなり多くなっているのではないかと思う。
広く売れて欲しい。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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