トップ «前の日記(2017-03-11) 最新 次の日記(2017-03-16)» 編集

墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2017-03-12 動画と写真と被写体の有機的な繋がり [長年日記]

_ 写真展「KOROBU」

江戸川橋の Gallery NIW へ。
ギャラリーサイトの説明はこうなっている。

展示名称
​写真展「KOROBU」

展示概略
グループ写真展

展示詳細
映像作家がストーリーのないムービーを先に作り、5人のフォトグラファーが、写真でストーリーを完成させるという写真展

モデル/フォトグラファー:
まゆのん (志良繭乃役)×担当フォトグラファー:山本華漸
天音ことり (海月ことり役)×担当フォトグラファー:水上あかり
なつか (新木なつか役)×担当フォトグラファー:micchii
白波瀬ミキ (舞川ミキ役)×担当フォトグラファー:小澤トシカズ
佐野小波 (天野こなみ役)×担当フォトグラファー:ナカオ タイキ


文字だけでは何が何だか解りにくい写真展。
手前から奥に三つ連なった部屋からなるギャラリー。 一口を入ったところの部屋が導入部になっていて、件の「ストーリーのないムービー」が流れており、写真展の概要が説明される。

次の部屋はモデルの詰め所兼物販コーナー。 ポストカードや写真集が売られており、在廊しているモデルとチェキが撮れたり。

一番奥の部屋に写真が展示されている。
「ストーリーのないムービー」に出演していたモデル5人それぞれの演じる役の人となりと物語が写真に添えられる。

KOROBUとは即ち「転」。 一つの事件を切っ掛けに5人の少女の人生が転がっていくさまを追っている。
"転落" "転機" "転向" "転回" etc...、様々な「転」

ここまで見て、漸く企画意図が腑に落ちて来て、ストーリーの無かったムービーから物語が感じられるようになる。
写真を見て、ムービーを見る。 ムービーを見て、写真を見直す。
これを何度か繰り返すうちに謎が解けて行き、解けた謎から生まれる新たな疑問。

果たして、彼女らに明るい未来はあるのだろうか。
「転落」して行った少女と「転機」を迎えた少女の未来に仄かな希望は残されていたので、後味は悪くなかった。

カメラマンもモデルも常駐し、モデルは撮影時に使った揃いのセーラー服を着ているので、写真展としては珍しく華やいだ雰囲気。
写真が写真だけで完結せず、動画とも被写体とも写真展の現場で有機的に繋がっている、解りにくくはあったが面白い試みだった。
モデルさん目当ての客と写真を見に来た客が混在していたが、モデルが常駐する物販スペースを設けていたので写真の前でガッツキ大会が始まって展示が見辛いと言う事も無く、華やいだ雰囲気と見易さを両立出来ていた。
ギャラリーの広さにもよるが、複数種の客が混在する写真展の運営形態として参考になるのではなかろうか。

_ 魚返一真写真展 トロイメライ~夢想

江戸川橋から都バスで俎橋へ。 さくら通りを歩いているとモデル撮影会的なことをしている一団。
魚返一真のワークショップだった。 横に見つつ画廊へ。

性的な妄想を写真に現したものと、鉄道や風景を撮ったものとが、不可分に混在。
魚返一真のなかでそれらが等しく価値を持ち、同じ引き出しの中に納められている事が判る。

触れたり弄ったりするものでは無く、見せて貰うものとしての女体。 飾らない美化しない妄想が電車に乗って移動し、旅先に現れる。
臆面の無さが不気味ではありつつ、面白くもある。 不思議な写真展。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
1998|11|12|
1999|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2000|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2001|01|02|03|04|05|06|07|08|11|
2002|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2003|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2013|01|02|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2014|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2015|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2016|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2017|01|02|03|
トップ «前の日記(2017-03-11) 最新 次の日記(2017-03-16)» 編集