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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2017-04-30 静かな朝 [長年日記]

_ 朝練講談会(232回)

前日の喧騒が嘘のように静かな朝。
まぁ、訳知りの客はのんびり来ても座れるのを知っているので開演までにはそこそこ埋まる。

「関東七人男 林蔵高坂へ斬り込み」宝井梅湯
あまり有名ではない北関東の侠客を描いた続き物。 侠客そのものは荒唐無稽な脚色が為されていないので実在感が有ると言えば実在感が有るのだけれど、出てくる人物が揃いも揃って小物で悪事もぱっとしない。
ところが今回の主役の落合の久五郎は「神道無念流の免許皆伝」。 「戸賀崎熊太郎道場」とか「秋山先生」なんて単語が出てくると私の中ではそれなりに盛り上がって来る。 

「徳川天一坊 網代問答」神田春陽
天一坊の山場の一つである、大岡と山内伊賀亮の問答。
緊迫感のある場面なのであるが、春陽先生締めるところは締めつつも、例によって要所々々で混ぜっ返すので肩が凝らない。
伊賀亮の悪役っぷりがまた良い。
続きは三日からの連続読みの会で、と言う良い流れ。

_ Mihama Music Jack!! Vol.115

ミハマニューポートリゾート ニューポート広場で開催される野外ライブへ。
出演は 東京CLEAR’S と きゃわふるTORNADO。

郊外型の商業施設なので自家用車で来る前提の立地。 無料シャトルバスもあるにはあるのだけれど、平日限定らしい。
稲毛駅から新港車庫行のバスに乗り「ニューポート第一」で降りると、そこが会場であるニューポート広場だった。

ミハマニューポートリゾート を構成する専門店は、ゲームファンタジアマウンテン、サイクルベースあさひ、 湯快爽快 「湯けむり横丁」、イエローハット、ロピア、スギ薬局、イエローハット、東京靴流通センター、イエローハット、エコタウン、ザ・ダイソー、ユニクロ、眼鏡市場、ソフトバンク 美浜ニューポート。
これらが駐車場を囲むように建っており、車で来た客は目的の店に近いところに停めて往復。

ニューポート広場は商業施設と駐車場の動線の外側にはなるが、施設の飲食部門を担うびっくりドンキー、牛繁、ラーメンばんだいが集まる一角に在り、そこを利用する人々は駐車場を越えてやってくる。
逆に言うとここで飲食をしない利用者は通らない位置にある。
更にはステージが駐車場を背負う形になっているため、音が人の多くいるところに届きにくい。
館内放送でイベント告知をしている様子もなく、ポスターは貼られているものの買い物客への告知は充分とは言い難い。
そんな訳でライブイベントの観客は出演者目当てで来た人々が中心。 通行人のうちの幾許かが足を止める。

12時頃には現場の設営は済んでおり、当日の出演者の音源が流されていたのだけれど、12時半ころに流行歌に差し替えられ、開演までそのまま。 東京CLEAR’Sは12:30、きゃわふるTORNADOは12:40頃に到着。 きゃわふるTORNADOは商業施設にチラシ配りに。
リハーサルも無く、音響機材を使ったイベント告知も直前のみ。 客を集めようとする工夫が主催者側に見られないのが不思議だった。
少人数のスタッフでも十分コントロール出来得る集客ながら、撮影録画は禁止。

きゃわふるTORNADO
ほぼ時間通りに開演。 出囃子に乗って一人ずつ登場してそれぞれが決めポーズ。 全員揃ったところで一曲目。
結局持ち歌の全てを演って30分持たせていた。
リハーサルも無く、バミリも有って無きが如しの状態ながら、フォーメーションもきっちり揃っており、歌って踊っての部分はお披露目ライブから長足の進歩を遂げていた。
全員「動ける躰」になっており、振り付けにも情緒が有るし、それぞれの解釈の差はありつつも一定の幅には刈り込まれており、集団として美しく動けている。

石川野乃花の歌が上手くなっていて驚く。 自己流ではなく、きっちり鍛えられている感じの上手さ。 「ほうら巧いだろう」的な嫌味は無く、グループを構成するパーツの一つとして磨きが掛けられている感じ。

別所佳恋と神咲くるみも動きがこなれてきた。 まだ曲の世界観と乖離して表情が厳しくなるところが無くは無いが、舞台に立つ人としては及第点。

道地文子は肚が据わっている。

杏斉ゆかはニューポート広場のイベントステージの特徴である橋をその場の機転で使っていたのが面白い。

宮瀬しおりは動きのキレはそのままに、指先まで神経の通った柔らかい動きを身に着けており、表現の幅が拡がっていた。
愛嬌ある歌い方でありつつ、上達したような気がしてよくよく聴いてみると、オケが丁寧に作られていて、弱い部分に裏打ちがされている。
これで生歌感は保ちつつ、より「上手く」聞えるようになっている。

物販は千円で一枚籤か引けて、そこでハズレだと予め撮っておいたメンバーのソロショットチェキ、あたりだとサイン色紙、ワイドチェキ(全員)、ツーショットチェキなど。
時間の掛かる特典から先に行うなど、効率を考えていないのと、(これでも改善されたらしいが)ハズレの多さによる割高感が気にはなった。
客の方もその日その時の思い出の為に金を落とす気はある訳で、もう少し効率的に収奪していただきたい。

撮影禁止にしておきながら、スタッフの撮る現場写真がスマートフォンの引きの絵ばかりと言うのも如何なものか。
その程度の機材しかないのであれば、商用使用前提で許可して客に撮らせて使える物を使えばよい。

メンバーの歌って踊っての部分や楽曲の出来に関しては貶すところが無いが、裏方の大人の仕事ぶりには辛い点を付けざるを得ない。

特典会などで接する限りに於いては客を踏みつけにするような不遜さは見られないのだけれど、芸能の裏方をするにはあまりにも無知であるが故の慇懃無礼な感じは気になる。
良いものを作れば売れると言う時代ではなく、それ相応の工夫をしなければ商売になりにくい時代に我々は生きている。
初期を支える客をどう囲い込むか、まずそこに頭を使って欲しい。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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