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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2017-12-03 禁忌には、それなりの意味がある。 [長年日記]

_ 週刊ヤングジャンプ 2017 51号

逢田梨香子
巻頭8ページ13カット、うち見開き1箇所。 撮影は佐藤裕之。
襟刳りの広いロングTシャツの中に水着、チューブトップにホットパンツ、ノースリーブの白いブラウスに紺のスカート。
露出度は高めだが寧ろ隠す感じ。
仄めかすのみで実体は見せない。
こう言う「考えに考えた」グラビアが私は好きなのだけれど、血気盛んな向きには物足りないかもしれない。

ほのか
巻中5ページ10カット、撮影は唐木貴央。
表情は未だに諧調少な目だが柔らかさは出てきた。
ポーズには幅も出てきており、撮る側が試行錯誤しやすくなっている。

廣田あいか、柏木ひなた、中山莉子
巻末5ページ20カット、撮影はHIROKAZU。
この事務所はグラビアの構成に官僚的に容喙するので詰まらないものになりがちだが、今回は上手く纏めてある。
相変わらず猿芝居が山盛りなのには頭が痛いが、臭いカットは小さめにして薬味として使用し、一枚で語りきれる訴求力高めのカットを大きく使う構成が良い。

_ 週刊ヤングジャンプ 2017 52号

えなこ
巻頭(広告も入れると)9ページ9カット、見開き2箇所。 撮影は桑島智輝。
連載マンガのキャラクターに扮しつつ、衣装にひねりを加えて露出度を上げる手法。
カメラマンとモデルだけでなく、すべての裏方の「チーム」として上手く機能しているので、作り込みが緻密。
私の好みからは外れるが、質の高い仕事。

最後にゲームとのタイアップ広告で見開き3カット。

森田ワカナ
巻末5ページ9カット、撮影は佐藤佑一。
肉感的な部分を分かりやすく提示した中年男性向け週刊誌にありがちな構成。
劣情を刺激する目的は短絡的ながら果たせている。

_ 週刊ヤングジャンプ 2017 53号

渡辺梨加
6ページ16カット、うち見開き1箇所。写真集の広告1ページ。両面ピンナップとクリアファイルが付いてくる大盤振る舞い。 撮影は阿部ちづる。
ギリシャで撮影した写真集からのより抜き。

「ギリシャ」。
語感はよいが日差しは厳しい。 街も壁も白く、照り返しも強い。
案の定、光を背負わせたカットが多い。
結果的に口を引き結んで目を見開いた決め顔になってしまっている。

カメラとの向き合い方は肩の力が抜けていて悪くないが、表情の諧調は乏しい。 そこで更に決め顔過多になると単調さに拍車が掛かる悪循環。

阿部ちづるは背景を構成する線を使った構図の切り方は上手いのだけれど、「串刺し」「首切り」と言った禁忌を気にしないどころか、そう撮っているようにすら思えるのはいただけない。
絵になるように配置するとその罠に填まりがちだからこそ、気をつけなければならないと私は考える。
気を許した相手に見せる表情は捉えられているので、資質にも腕にも恵まれていると思う。 なので余計に被写体を軽んずるような粗忽さが目に付く。
写真集は購入する予定だが、暗澹たる気分ではある。

つぶら
巻末5ページ12カット、撮影はこちらも阿部ちづる。
後ろに何もなければ、画面構成は上手い。
着せ替え人形がテーマなので、表情は単調でも成り立つ。
巻頭と比べてみると粗だった部分が美点にも成り得る事が分かる。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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