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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2007-01-28 紺屋高尾 [長年日記]

_ AKB48 チームK公演(ソワレ)

ちょいと粧し込んで秋葉原。 一巡目入場で最前列中央。
こんなところでメモを採るのも野暮の極みなので、大人しく観覧。
一曲目の「友よ」は目の前で小野がタンバリン。 Lewis CarrollやVladimir Nabokovの末裔がよく口にする「14歳最強説」を裏付ける洗練。 昨年の二月に、我々を驚愕せしめた峯岸を色に例えて「黒」とすると、小野は「白」。

白いエロスは愛の巨大な光り輝く王国を支配し、黒いエロスはその影によって、是非はともかく「エロティシズム」の名のもとに呼ばれる一切のものを覆うのである。
「黒いエロス」André Pieyre de Mandiargues

河西を見て、帰ってきたウルトラマン第48話「地球頂きます!」を思い出す。 野呂の右膝にサポーター。 小林のエアギターと称する動きはどう見ても牧伸二、エアウクレレ。

二曲目「脳内パラダイス」で秋元がド真正面に来てドギマギしたりしつつ、完璧な動きの大島とあやふやな動きの小林の対比を楽しむ。

三曲目の「気になる転校生」や、九曲目の「クリスマスがいっぱい」、十曲目の「シアター・パイレーツ」から漂う70年代の香りが好きだ。 ABBAだったりBay City RollersだったりEarth,Wind&Fireだったり。

自己紹介MC今井と佐藤が劇団NYの小芝居をやっている間にさっと袖に捌けた小林が何やら本を持って戻ってきたと思ったら、宮澤の自己紹介の際に「高田が秋元にとって代わろうとしている」と言う設定の小ネタに絡んで占い。 持っていた本は「魔法の杖」と言う、設問を思い浮かべてパッと本を開くと答えが出ている(・・・と言う事になっている)本。 これなら小林にも出来る・・・と思ったら、最初から栞挟んでやがる。 やけに楽しそうな小林。

「泣きながら微笑んで」の大島は、歩幅や歩く速さ、見上げる角度、視点の置きどころ。 日毎に違う切り口で一と幕。 歌いだしも安定し、ファルセットも澄んで滑らかに。
冬の空気、粉雪、人の温もり、さまざまなものが大島の歌から紡ぎだされて、眼前に拡がる。

梅田休演、代役の大堀も休演で、河西と増田の「MARIA」。 増田の歌唱が安定しているので、フォーメーションで欠けが生じる以外は違和感無く。 マイクの角度が変わった時の音量の揺らぎも最小限に抑えられていて良い仕事。 近くで見ると、思った以上に体力を要求される振り付けになっている事に驚く。

兎に角、秋元が凄い「君はペガサス」。 嫋やかさと力強さが同居する綺麗な動きを堪能。
佐藤の細かく刻むステップの巧さを発見。 足首の使い方が上手い。

小野の細さを目の当たりにする「ほねほねワルツ」。
少女性を内包しつつ、外側から大人びていく奥と、少女性そのものが変容していく小野の対比の妙。

大堀と早野が休みで、流石に寂しい「くるくるぱー」だが、こんな日も楽しそうな小林。
歌の後の繋ぎMCが馬鹿々々しくて良い。
ひとしきり高田を弄ったあと、小林の見せ場。
小林の渡したリモコンで「2006年の4月」と松原が入力すると、「ドゥルルルルルル・・・」と高田が口ドラムロールを入れてから小林が「PARTYが始まるよ」を歌って踊りだす。
これに松原が「停止」「巻き戻し」「再生」と命令。 あたふたしながら命令に従う小林。 去年の4月頃の小林は余計な動きが多くて変だったと言うオチ。
「ねぇねぇ、あと半年と少しでクリスマスだよねぇ!!」と松原の強引な〆で「クリスマスがいっぱい」へ。

「シアター・パイレーツ」で舞台の一角がポッカリと空き、3人休んで損耗率19%で公演を成り立たせている事を痛感。

増田の歌いだしが柔らかくなり、大島へのつなぎがスムーズになった「片思いの卒業式」。 「喧嘩した文化祭」と言う歌詞から、喧嘩どころの騒ぎじゃなかった文化祭をいつも思い出す。

暗転して小休止ののち、「花と散れ!」
「僞和風は嫌い」と言っておいてナニだが、この曲にはシャッポを脱ぐ。 前後左右に安全なスペースのあるこの曲の秋元は実に生き々々と踊っている。

井上ヨシマサで更に2曲繋いで「転がる石になれ」で〆るメドレーで盛り上がった後に「草原の奇跡」。 今日も楽しく終わって最後の挨拶・・・と思ったら今井が3rdステージ千秋楽を以って卒業する旨、発表。 相方の佐藤が呆然としていた。 今井は一人で決めて抱えていたのだと思う。

それでも泣かない佐藤も、取り乱さずに纏めた秋元も弁えていて感心した。
ちなみに秋元は終演後の影アナもしっかり勤めていた。

良い席に座って、良い夢を見られた一日。 明日からまた働こう。
さながら「紺屋高尾」。

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# Dwightsa (2014-02-06 01:18)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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