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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2000-04-01 [長年日記]

_ 今日から

いよいよプ−太郎である。

何もする気にならず家でぼーっとしていた。

出掛けようにも旅にでようにも先立つものがない。


2000-04-02 [長年日記]

_ 金がないので

カメラを持って自転車で向島界隈へ。
土手っ縁から桜橋を渡って今戸から南千住の再開発地区へ。
築堤工事は水神大橋の辺り迄すすんで来ているのに、土手沿いに並ぶ小屋はますます立派になっており、耕作も行われている。


2000-04-03 [長年日記]

_ 労災の

後始末で河田町の薬局へ。

書類の不備で出直しになり、その足で会社へ行ってなんかならなくもなかったのだけれど、なんだか馬鹿々々しくなって抜弁天からゴールデン街へと散歩。

西口しょんべん横丁の岐阜屋でタンメン。 不味くはないがただのラーメンを喰った方が良いようだ。

プリズムへ寄り内職仕事の手伝いをしつつくっ喋って帰宅。


2000-04-04 [長年日記]

_ 会社から

餞別に貰った図書券を消費するために錦糸町へ。
駅ビルの本屋の改装が終わっておらず、仕方なく入ったデパートの本屋には女子供むけの下らない本ばかり並んでいて厭な感じ。


2000-04-05 [長年日記]

_ 18きっぷの

余り券を個人売買で手に入れて、その足で大阪へ。

15:03発伊東行普通列車。 混んでいる。

その日のうちには名古屋辺り迄行ければ御の字だと思っていたら最終で大阪迄行ける事が判明。 新快速って物があるのをすっかり忘れて普通列車ばかり見ていたのがいけなかった。

_ で、

まぁ「今日は名古屋泊まりで翌朝大阪に着きます」って言ってしまっていたカボさんに電話をして詫びをいれて軒先きを借りる算段。

_ 豊橋で

接続に余裕が出来たので立ち喰いできしめんをすすりこむ。 てんぷらきしめん¥390-。 ただのきしめんじゃ物足りなかろうと思っててんぷらをのせてみたのだけれど、これは全くの蛇足だった。

小振りのどんぶりにゆがいた麺を盛り、その上にこれでもか!!と油揚の煮付けと青葱の刻んだのがほうり込まれ、その上にさらにかき揚げ。 思ったよりもしっかりした味付けでなかなか旨かった。

売店でビール2本と練り物。 「一口きんぴら」と「タコソフト」。 不味くはないのだけれど、練り物は少々甘過ぎるきらいがあってしかもグルタミン酸過多な上に揚げ油が良くないらしく、盛大に悪酔いして暫く雪隠詰め。

_ 23:39に

大阪着。 地下鉄の最終の乗ってカボ・バチコン邸へ。 夜中迄語って寝た。


2000-04-06 [長年日記]

_ 朝、

起きない。

十時半頃ぬらくら起き出してごそごそやっていると、バチコン旦那を仕事に送り出してから二度寝していたカボ妻が起きて来て散歩。

_ 淀川の

あたりを夕方迄断続的にぶらぶら。 大阪は棟割り長屋が矢鱈と多いのだけれど、東京のそれとは建て方がまるで違っていて面白い。 高くても二階家、多くは平屋なので、建て込んでいる割に空がひろびろとしていて気持ちが良かった。

もう一つ東京とは違うのは路地で育てられている草花・植木・盆栽に外来種の植物が多い事で、確かに綺麗では有るのだけれどなんとなく落ち着かなかった。

ちゃんとした紅茶を出すのに定食も充実した「塩鯖定食、しっぽの方」などと言う注文がまかり通るメルヘンな内装の喫茶店を出る頃には陽が傾きつつあり、東京で食べるそれとは全く次元の異なるタコ焼きを買って家路についた。

_ 晩飯に

謎のカレーを食べた後、巷で話題の鳥肌実なる芸人のビデオを見た・・・。
あまりのつまらなさとつめの甘さ、ニセモノ臭ふんぷんたる芸風に激怒。
貶す為にはちゃんと見なければならないので怒りのあまり一度消したビデオを最初から見直したのだけれど途中で何度消そうと思ったことか。
こんなのはクソだ。 こんなのが「毒のある笑い」なんだったら私が普段見ている物はなんなんだ?。
口直しに三上寛を聴いていたら殺伐とした気分になって来て、ビーチボーイズやらラヴィ・シャンカールやらをカボさんに聴かせてやる気を吸い取って遊んだ。
会社の付き合いでゴルフの打ちっぱなしに連れて行かれていたバチコン旦那が十一時過ぎにようやく御帰宅。
三時頃迄鳥肌実やら最近の大槻ケンヂやらそれらのファンの中に多く含まれるニセ不思議ちゃんのもたらす害悪について語り合って寝た。


2000-04-07 [長年日記]

_ 十時半頃

起き出してあみだくじで行き先を決めたら奈良になったのだけれど、何故か琵琶湖方面へ。
京阪で京都へ出て中古カメラ屋を冷やかした後、蕎麦屋で昼飯。
地下鉄に乗っていると何時の間にか路面電車になってしまう京津線から石山坂本線に乗り換えて終点の石山寺へ。
下って行くと淀川になってしまうとは思えない底の見える瀬田川、薪で沸かす風呂屋、幅1メートルの踏切、ハンドパワーで脳味噌をいじると言う整体屋。 京都とも大阪とも違うのんびりしたうらぶれ方が良かった。
石山駅前でパンを買い、浜大津まで戻って、湖を見ながらぼーっとした。
陽も暮れて来たので再び怪しい電車に揺られて大阪へ。 翌日のムーンライトながらの切符を押さえられてので、浮かれ気分で酒とつまみを大量に買い込み、今日は早く帰れたバチコン旦那と三人で飲んだくれた。


2000-04-08 [長年日記]

_ またもや

十時半過ぎに起きだして近所を散歩。
だらだら歩いては写真を撮り、お好み焼きを喰い、コーヒーを飲み、タコ焼きを喰い、コーヒーを飲み、そのあまりの不味さに別の店でコーヒーを飲み直し、そろそろ東京へ戻らなければならない不快感から自棄になってタコ焼きと焼そばを喰い溜めした。
そうこうしているうちに夕方になり、いろいろと世の不条理を感じつつも大阪駅へ。
近鉄で名古屋まで出てしまえば安くついたのにそれに気がついた時には時間切れ。 私の旅なんざいつもこんな物だ。


2000-04-09 [長年日記]

_ 折角

指定を取って乗り継ぎを気にせずに東京まで寝られると思ったのにそうは問屋が卸さず、指定を取らずに確信犯的に乗り込んで来たアニヲタくんたちがうるさくて朝まで碌に寝られなかった。

_ 一旦

家に帰ってひとっ風呂浴びてから上野へ。 つまみと酒を買い込んでから飛良泉先生と待ち合わせて仙台へ。
飲んだくれつつ十一時前にようやく仙台についた我々はかみやん宅へ。 面子はわたし、かみやん、ひたひた、お散歩子猫、飛良泉先生。 六条は何だか良く判らない理由で途中で帰った。
こういう集めようにもこうまで腐った面子が揃わない様な飲み会は、文字どおり掃きだめの様なかみやん宅で三時過ぎまで続いた。


2000-04-10 [長年日記]

_ 昼までに

学校へ行かねばならないと言っていたかみやんは何個もかけた目覚まし時計をことごとく無視して昼まで寝続けた。 ・・・と言うとかなり自堕落な人間であるかの様だが原因は私が持って行った酒にある。
 Less than 30days old.
 と誇らし気にラベルに書かれたそのコーンウイスキーは、無色透明なのにコーンと言うよりは何故かコーンスターチの様な粉っぽい味がして、けして不味くはないのだけれどとりたてて美味しくはなく、しかも後を引くという厄介な代物で。 加えて抜けが悪いと言う録でもなさ(笑)
 昼過ぎにようやく起き出した我々はとりあへずかみやんの車で街の中に降ろしてもらい、その後日本一売る気のないカメラ屋「よっちゃん」へ。
 一緒に居た飛良泉先生はさぞ呆れていたと思うが、私とオヤジは売るとか売らないとか、これは幾らかとか、そう言う世俗的な話は全くせず、始めから終わりまでレアもの・ダメなもの談義に明け暮れて、何も買わずに店を出た。
 北京餃子で昼飯を喰って駅まで歩く道すがら六条とはち合わせ。

「なんでこんな所にいるんですか!!!!」

って大きなお世話だ(笑)
 駅で北上する飛良泉先生と別れて、私は延々上野まで寝続けた。

2000-04-14 [長年日記]

_

小学校以来の悪仲間petaから電話が有り、拉致られて車で東東京をぶらぶら。
 先ずは深川、森下の月〜土の11:30〜15:00までしか営業しないカレー屋へ。 ほうれん草と目玉焼きの乗った「ポパイカレー」とアイスコーヒーを注文。 カレーはルーには具の入っていないさらさらしたものが御飯と別盛りになって出て来る。
 野菜も全てすり下ろされていて肉なんぞは影かたち。 2センチくらいの肉の繊維が入っていた事から見て、牛スネでスープを取っているものと思われるが、その先は皆目見当がつかない。
 口に甘くて咽と胃に辛いタイプのカレーで、私の好みではなかったのだけれど、それでも旨いと思った。
 ここで秀逸だったのがアイスコーヒーで、挽きたていれてたのアイスコーヒーが250円。 クリームもガムシロップもいらない旨さ。
 その後、小名木川貨物駅ちかくの酒屋へ。
 見た目はただの街の酒屋なのだけれど、店内は三面が冷蔵庫で日本酒がズラリ。 洋酒・ワイン・焼酎は勿論、砂糖・塩・酢・醤油・味噌などの品揃えも物凄く、正直驚いた。 ここでpetaは何やら日本酒を一升と「爆弾ハナタレ」なる芋焼酎を2本買い、それを置く為にとりあへずpetaの家へ。
 で、さらに移動して金町駅前の立ち喰いそば「そばっ子」へ。
 ここは自家茹で麺なのにかけ200円、もり230円、大盛り〈1.5倍〉60円増、特盛り(2倍)100円増。 我々はかき揚げもりの特盛りをたのんだのだけれど、これでも400円。 麺は自家茹でにしては太めで、歯ごたえの良いかなりのもの。 かき揚げも自家製でちゃんと作ってるし、つゆもまともで思いのほか旨かった。
 そのあと更に新京成八柱駅前に移動して酒と輸入食料品の安売り店へ。
 入った途端ワインが300円台で並んでいてびつくり。 二階の食品コーナーを見てさらにびつくり。
 何もかも安い。 パスタ、オリーブ油、グレープシードオイル、ブルックボンドのアールグレイ、ポンパドゥールのカモミールティーなどなど・・・を買い込んだ。 金なんざ無いんだけど、この手の物は家で精算出来るのでまぁいいかな・・・と。
 買った物を置きに再びpetaの家へ。 先ほど買って冷蔵庫に入れてあった爆弾ハナタレとダバダ火振を一杯づつ飲ませてもらった。
 爆弾ハナタレは芋焼酎を蒸留したときに最初に出て来る部分を瓶詰めしたもの。 芋臭さはまるでなく、吟醸香のような良い香りと香りそのままの味がする。 これは凄かった。
 ダバダ火振は私の好きな栗焼酎でこちらも味・香りともに甘い。
 しかしながら私は旨すぎる酒・自己主張の強い酒ってのはどうも苦手で、「どちらがより旨いか・凄いか」って事になると爆弾ハナタレなのだけれど、「どちらが好きか」ってことになると、やはりダバダ火振だ。
 私の買ったものを家に置きに行ってから、「晩飯を喰う時に酒が飲めないと寂しい」ってんで車を置きにまたもやpetaの家へ戻り、バスでひとまず亀有へ。
 駅前のヨ−カド−でチェリーコ−クを買ったりパチ屋を覗いたりした後、松戸で焼肉。
 ここはオヤジが胡散臭いもののべらぼうに安くて、キムチ150円、ワカメスープ100円、トンソク・センマイ250円。 一番高いものは骨付きカルビ900円で、その次がロースとカルビの480円。
 なんだかんだとたらふく喰って店もそろそろ看板・・・って頃になって、もう一人の悪仲間、歳はキムタク顔はコムテツなきむてつが合流。 焼肉目当てにわざわざやって来たのに見事に喰いっぱぐれた彼の胃袋を塞ぐ為に八潮のものすごくクドイラーメン屋へ。 一人で食わすわけにもいかず、仕方なく喰ったみそホルモンラーメンのくどいのくどくないの・・・。 漸く家に帰ったものの、胃もたれが酷くて朝まで寝られなかった。


2000-04-15 [長年日記]

_ 朝も

六時半をまわってから漸く寝付いたのだけれど、やる事も有るので昼前には起きた。

昨晩のうちに航空便で本が届いていた。

これはアメリカの知り合いに頼んで送ってもらった cocollector guide to KURIBAYASHI-PETRI cameras って本で、辞書と首っ引きになるのではないかと思っていたら、カメラ絡みの専門用語さえ判れば中・高・浪・大と英語嫌いで赤点つづきだった私の様な人間にもなんとか読みこなす事が出来た。

文字ものの資料がなくて今まで判らなかった事も大体判って来た。

ただ、資料を集めて書いたような感じで、現物と照らし合わせると納得の行かない部分も多少有るので、その辺りは自分で調べるしかない様だ。

ざっと目を通してからプリズムへ見せびらかしに行く。 帰りに北口でラーメン。

_ 帰って

寝るだけだと思っていたら昨日の二人に拉致されて蒲田温泉へ。 ここは380円で入れる銭湯なのに温泉で、しかも12時までやっている。
 しかしなんとも凄いのがここの電気風呂で、感電して死ぬのではないかと思う程びりびりくる。 面白がって入っていたら筋肉痛になった。
 帰りがけに北上野の「油うどん」なるあやしい店へ。 油うどんの「油」とは「ホルモンについている上質の脂身を野菜スープで煮込み、旨味を閉じ込める為に油で揚げたもの」だそうで、どんなモノ凄ぇものが出て来るのかと思ったら存外まともな食い物で拍子抜けした。 うどんとしては美味しいのだけれど、茹で麺のうどんで580円はちと高いかな。


2000-04-16 [長年日記]

_ 珍しく〈←いいのか?〉午前中に起きて秋葉原へ

怪しいプロモーションビデオの撮影を見に行く。
 電気街口でダメな人たちと待ち合わせて歩行者天国へ出てみると、既に撮影は始まっていたのだけれど、スタッフは予想していた会社ではなく一寸拍子抜け。
 ゲリラ撮影をするって言うんで、集合した段階で捕まえないと1日足を棒にしても見つからないと思って心配していたのだけれど、ゲリラって割にはかなり大っぴらにやっていてびっくり・がっかり。
 仲間うちで「ゲリラ撮影」って言うと、迎賓館の前に風の様に集まって一発撮りして、警官が来たら速攻で逃げる・・とか、見張りと謝り要員を配置しておいて東京駅のホームで撮り逃げ・・・とか、少人数でさっと準備してさっと撮ってさっと逃げる(笑)ってのが当たり前だと思っていたのであまりの大っぴらさ加減と機動力の無さと、ついでに下準備と段取りの悪さにびっくりした。 ついでにギャラリー(笑)の仕切りもしねぇし。
 だってV二台、三脚二つ、スチルカメラ一台を3〜4人で回して、しかも衣装とかの鞄も持って歩くからもう大変。 ゲリラ撮影って言うより「ゲリラ風味」の撮影だった。
 監督がどう言う画を撮りたいのか横で見ていてもさっぱり判らなかったのでそのへんは置いておくとしても、タイムキーパーはいないし、いくらカリスマ美容師だか何だかにメイクして貰ったにしても、朝っぱらからまる一日直しもしないでそのままってのは一寸どうかしている。 ・・・っていうかファンデーションは何も顔だけに塗るものではないので(ごにょごにょ)
 口パク用のCDプレイヤーは音飛びしまくり、しかも代替用カセットのトラッキングも合って無い。
 秋葉原でやってるんだから現地調達なんか簡単に出来る筈なのに音飛びするCDで無理矢理続けるし・・・。 口の動きのずれはどう誤摩化して編集するんだろう?

 馬鹿馬鹿しくなりつつも結局夕方まで見て、その後A一郎くんと谷中へ餃子を喰いに行き、更に荻窪へ寄って帰った。

 最近、自分が常識だと思っていた事が次から次へと覆されている。 イベントの仕切りにしろ屋外での無許可撮影にしろ・・・。 ってな話を仲間うちでしたら、さらに酷いのがいるらしく、「世の中そんなのばっかりだぞ、こっちはもっと酷い」と逆に嘆かれた。
 某コンサートの裏方用のケータリングは折詰の弁当だったそうな(笑)。 そんなもの悠長に喰ってる暇なん有る訳無いんで、サンドイッチとかハンバーガーとかおにぎりとか腐りにくくて手で一寸つまめるものを大量に並べて置くものだ、・・・って叩き込まれたんだけど(笑)
 で、おまけに飲み物はでっかいペットボトルのジュース、しかも冷えて無い(笑)。 紙コップも無い。 どうやって飲むんだ?(笑) 。
 照明の暑さをしらねぇのか?脱水症状やら熱射病やらで人死にが出るぞ(笑)。 冷えたスポーツドリンクとかお茶の類いの500mlペットボトル、一番良いのはミネラルウォーター。 ペットボトルが無ければ紙コップに注いだのを並べておく・・・って、こんなの考えれば判るとおもうんだけど判らない。 で、指摘すると怒る(嗤)。
 こっちはたかが大学イベントの呼び屋とか同人映画の裏方なのに、金取ってやってるヤツがこれじゃぁねぇ。 いいんでしょうか?。


2000-04-18 [長年日記]

_ 午后一時に

浅草駅でM田くんと待ち合わせ。 MZ-5を売る為に相場を調べてまわった。 先ず浅草で早田と真美堂とカワマスをチェック。 谷中へ移動して例の店で昼飯。 私はニラレバ炒めと御飯、まっつう君はエビチリと御飯、それから餃子を一人前づつ。

おばちゃんは相変わらず何言ってるんだか少なくとも半分は判らないのだけれどそれはそれで面白いからいい。

ビールの一つも飲みたい気分では有ったが、金も無いので止めておいた。

そのあと、秋葉原に移動してマップカメラ、ニッシン。 新宿へ移動してドイ、マップカメラ、ドロボウ市場。 何処へ行ってもMZ-5は無い。 売れているのだろうか?。

荻窪へ移動してぐだぐだと管を巻いたあと中野へ。 パルテでひとしきり唸って(私が)からフジヤと日東を冷やかす。 結局まとまった数のMZ-5を置いていたのはフジヤのみ。

日東から駅へ戻る途中のラーメン屋で晩飯。 威張る程旨く無い。

つぎの休みが何時になるか判らないまっつぅくんはフジヤにMZ-5を置いていく事を決断。 委託の手続きをして駅への道すがら「手数料を引くと買い取りの方が高くなっちゃうので委託の値段を上げて来ました。」・・・って、ねえ・・・。

金を作るのが目的であって委託に出すってのはあくまでも手段に過ぎないわけで、委託より買い取りの方が実入りが良いならそれに越した事は無いんで、それなら買い取りに変えっちまいましょう。

・・・って事で、一ン日歩き回って市場調査して委託に出した挙げ句に買い取りと言う、ナンとも締まらない結末の一日ではあった。


2000-04-21 [長年日記]

_ バイトの面接の日

朝、7:30に起きて風呂に入って支度して麹町へ。

当初は夜のバイト(荷物の仕分け等)をして、ひとまず免許費用を貯めようと思っていたのだけれど、「夜のバイトは止めてくれ」と親に泣かれて、まぁその理由も判らんでは無いので、とりあへず昼間のバイトをする事にした訳だ。

然し乍らコンピューター関連はブラインドタッチが出来ない、右手のみ・左手のみ(しかもカナ入力)でしか打てない・・・とかいろいろ考えてボツ。

力仕事は手に負担がかかり過ぎるし、印刷関連は御免蒙りたい。

写真やカメラと関わっては生きたいのだけれど、カメラマンとして喰って行く自信は無いし、カメラ屋は嫌いなカメラも売らないと成り立たない・・・。

・・・と、いささかわがままな理由ではあるのだけれど、まぁ色々考えてラボ屋を選択した。

ダメだったらまた考えよう。 一週間以内に返事が来るそうな。

_ 帰りがけに

四ッ谷のモールへ寄って写真展を見て来た。

 大西基写真展「眼のなかの鏡」
4/10〜4/22
8×10のピンホールカメラによる多重露光写真、異なる風景が重なる時に、写るもの。

 電車や車、人どころか、雲までが流れて写ってるのが面白かった。
 ただ、多重露光で雲海とビル街を重ねた様なものには少々あざとさを感じた。

 我楽多屋を覗いた後、十日町そばで昼飯。 ここのなす天は長さ20センチ余、でかくて柔らかくて旨い。

 退職金が出た。 ¥79000-。 出ただけマシか・・・。

2000-04-22 [長年日記]

_ 今夜は

怪しいイベントで夜明かしをするので昼まで寝だめをした。
 昼頃起き出してメールチェック。 最近ペトリに関してのメールが増えて来た。 ちゃんとせにゃならんなぁと思い、久しぶりに纏まった更新をした。
 表の直し等をしていたら以外と時間を喰ってしまい、気が付いたら4時半過ぎ。 出かける準備をしていたら電話が入ってふと時計を見るともう五時。 今日は土曜、時間は五時、財布には2000円。
 家捜しをしても金など有るはずも無く、開いている銀行で金を下ろす事にした。
 然し乍ら、私の使っている旧財閥系の銀行は非常にサービスが悪く、土曜でも開いている窓口が碌に無い。 結局新宿へ出てから探しても何処に有るやら影かたちで、公僕にきいたら「伊勢丹の向いだ」と言う。 地下鉄で一駅分あるじゃないか。 そんなこんなで現場に付いたのは七時一寸前。 開演には間に合ったのだけれど結構混んでいる。 イベントの詳細はこことか、こことか、ここ(笑)とか、ここ(笑)とか、それとここ(笑)とかも見て下さい。
 本日のカメラとレンズは、フジカST605にペトリ50mm/f1.7と135mm/f2.8、ペンタックスオートタクマー35mm/f2.3。 フィルムはフジの800。 なかなかどうしてピントを合わせづらい状況なので、うちで一番ピントのヤマの掴み易いペトリの50mmをメインにした。

 で、このいずみさんと言う人。 本業はプログラマーで、徹夜したりなんだりで今回は碌に準備が出なかった様なのだけれど、時間が足りない様に感じられる程内容の濃いイベントであった。
 いずみさんに関しては私がくどくど説明するより、御本人のページを見た方がてっとりばやいのでそんな感じでお願いします。
 物販コーナーでは北朝鮮萌え萌え軍楽CDとか、萌え萌え赤ヘルグッズ(復刻機関紙、ヘルメット用ステッカー、宣伝用教本など)を購入。 実りの多いイベントであった。
 終わる頃には既に始発が動いており、家に帰って昼過ぎまで寝た。

2000-04-23 [長年日記]

_ 家に辿り着いてから

メールチェックだの掲示板巡回だのメールのお返事書きなどをしていたら猛烈な眠気に襲われてキーボードに手をおいたまま寝てしまった。 テレホ終了前に回線を切ったのは覚えていルだけれど、気が付いたら三時半。 たった一晩の夜明かしで生活サイクルはとんでもない事になりつつ有る。


2000-04-24 [長年日記]

_ アルバイトの

不採用通知が来た。まぁそんなもんだろう。


「私はこんなに素晴らしい人間なのにどうして世の中に受け入れられないのだろう?」


 ・・・ってな感じの根拠の無い自信とかが有れば腹も立つのかも知れないけれど、生憎・・・と言うか、幸い・・・と言うかそう言う物は無いので、明日からまた淡々と新規蒔き直し。

誰か仕事下さい(笑)。

2000-04-25 [長年日記]

_ 遅ればせながら

職安に行って来た。 時節柄なのか非常に混んでいて、うらぶれた捨て鉢な空気にやられて疲れたので、晩飯を作ったらとっとと寝た。

カジキの切り落としが安かったのでネギマ汁。 昨日買った合い挽きと春菊を炒め煮にした。

放哉の句集を読む。 こういう時に読む本では無かった(苦笑)。


2000-04-26 [長年日記]

_ 月曜発売の求人雑誌を

ひらいても、割の良い仕事は既に埋まっている。 賃金の多寡よりも嘘を付かなくてよい仕事がしたい。 明後日、別のラボ屋の面接。 吉と出るか凶と出るか・・・。


2000-04-27 [長年日記]

_ 人の悪口を

言っていたら罰が当たったと言うか当てられたと言うか・・・、兎に角もうかゆいのかゆくないの。

あ、かゆいと言っても、別に「なんきんにいった」とか「けんなにおじらみをうつされた」と言う訳では有りません。

昨晩から蕁麻疹が出て、午前中一杯かゆみに苦しめられていました。 いやぁ、こゆくてかまるのです。

昼頃やっ落ちつい来たので散歩煮でかけた。

天気も良かったのでいつもとは逆に上野から谷中方面へ。 不忍池っ端から坂を上って五条天神。 上野公園内でも西のはじに有るこの辺りは、人影もまばらだし、薮の中に住んでる人はいないし、散歩には良い所だ。

桜並木の下を抜けて噴水を左に見つつ芸大方面へ。 桜は毛虫大量発生前の清清しい新緑。 つつじは咲き始め、はなみずきが見ごろになっていた。 いつもは上野桜木から谷中墓地へまっすぐ抜ける道を通るのだけれど、今日は一本左へ。

この道には十字路でもT字路でもトの字路でもなく「ケの字路」が有る。 寺町をてくてく歩いた後はいつものようにハッピーで餃子。 今日は御飯が未だ炊けていなかったので焼そばとぎょうざ。 金530円也。

そのあと荻窪へ出てみたがなんだか休みだったので、少々はやかったが中野へ。 例の店に入ったMacの設定を直してインターネットの接続をして来た。 おまけを貰って帰宅。

明日はバイトの面接だ。


2000-04-28 [長年日記]

_ 午后から

バイトの面接なので、今日は早めに起きて教育テレビを見ていた。 今年度の小学生向け道徳番組は5年生向け、6年生向け共に秀逸で、特に5年生向けの「さわやか3組」は例年レベルが高いのだけれど、今年は主人公とその家族のキャラクターがかなり戯画化されていて、大人向けの笑いも取れるドラマに仕上がっている。 「ちびまるこちゃん」の影響はかんじられるが、道徳番組としての一線は越えていないのはさすが。
 6年生向けの「虹色定期便」はオーソドックスな作りではあるのだけれど、主人公の女の子の名前が「桃」、渾名が「ピーチ」ってのが痛くて、登場人物の誰もが主人公を「ピーチ」と呼ぶのには笑った。 狙ってやっているとしか思えない。 今年の教育テレビは、社会科の番組にも伊集院とかフリップフラップを使っていて下手な民放よりも面白い。
 バイトの面接はまぁ何とかなったと思う。 終わってから荻窪へ、更には中野へ寄って帰った。


2000-04-29 [長年日記]

_ 今日は

墓参り。


2000-04-30 [長年日記]

_ 午后から

四ッ谷は荒木町の「サンバレー」改メ「ライブインマジック」へ。 三月二十七日に見に行ったリップクリームと言うゲームのイベントの二回目が有り、それを見に行った。
 今回は「ひまわり」なる二人組の女の子が前座を勤めた。 「ゆず」とか「19」とかそんな感じの今様フォークデュオ、ギター+ボーカルとタンバリン+コーラスの二人組。 サポートでギター兼ベースとドラムがついた。
 フォークと言っても「今様フォーク」なので、「♪〜今日の仕事は辛かった・・・」とか「♪〜戦争だ 戦争だ 戦争だ・・・」なんてことや「今日からは、今日からは、浮浪者のままではいられない・・・」なんてことは歌わないし、もちろん「オマンコがどうたらこうたら」なんてことは絶対に歌わず、ほれたはれたとか友達がどうはたこうしたと言うようなことを綺麗に歌っておられた。 今回が初ライブと言う事で、かなり舞い上がっているように見受けられたが、歌詞が飛んだり弦をぶったぎったりする事も無く、アンコール迄無難にこなしていた。 普段は千葉駅前の路上でやっているとの事で、エレアコは使い馴れないと見えて、最初から最後迄、サンダルでシールドを踏んずけっ放しだった(笑)。

 そのあとリップクリームのイベント。 私が見に行ったのはこういう娘なのだけれど、この人はステージに立つとスイッチが入る種類の人で、司会のお笑い芸人と談笑しているうちはおもしろくもかわいい女の子なのだけれど、いざ歌い出すとそれはもう恐ろしい存在感であって、ふいにカメラ目線を貰った時にはもう驚いたのなんの・・・。

 カメラ目線を貰って死ぬかと思ったのは初めてだ。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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