SLのNゲージで遊んでいるところで目が醒める。 これが初夢。 仙台で鉄道雑誌をむさぼるように読んだのが効いたのだと思う。
わんこ☆そば閣下の風邪が治らないのを嗤っていたら罰が当たったらしく、頭が重く断続的に咳も出る。
そんなこんなでありがたくない寝正月。
北関東某所のワルプルギスの夜には参加できず。
昨年は、例年に無くカメラを売ったり買ったりしなかった年だった。 これは欲しい物の内、買えるものは殆ど買ってしまったのと、買えないものはべら棒に高くて手が出ないのと二つ大きな理由がある。 更に荻窪のプリズムが休店中で、新宿の中古カメラボックスからも色々有って足が遠のき、中野のパルテの親爺さんが店に居る時間に中野へ行かれなくなったのも影響している。 こうして行きつけの店で常連と会わなくなると、他店の出物情報にも疎くなり、「目に入らないから欲しくならない」と言う当たり前といえば当たり前の状態で推移した訳だ。
そんな中でも何本・何台かは購入している訳で、普通の人と比べるとまだ多いのではないかと思う。
カメラとしてはコシナ・フォクトレンダーのベッサRを買ったのが大きい。 ライカLマウントのカメラは他にもライカ本家のD−IIIとゾルキーI−dと2台持っているが、露出計連動の有り難味を感じている。 一眼レフよりも軽いので、露出計や距離計の付いていないカメラと一緒に持ち歩く時の基準しとして使う事が多い。
レンズもあまり買わなかった。 これは50mmと35mmしか使わなくなり、その中でも使うレンズと使わないレンズがはっきりしてきて、欲しい物が無くなって来たのが大きい。 ライカだとズマリットか上海エルマー、M42だとペンタコン50mm/f1.8とオートタクマー35mm/f2.3、コンタックスのプラナー50mm/f1.4とディスタゴン35mm/f2.8. 今年は年末に買ったライカLマウントのキャノン35mm/f2とペトリマウントのペトリ55mm/f1.4の出番が増えそうだ。 鏡筒にガタが来てカメラバッグのそこで眠っているズマールと、プリズムに預けっぱなしになっているオペマも何とか使ってやりたい。
SLのNゲージの前の場面、志らく師匠から落語家を辞めるようにこんこんと諭される夢。 厭な初夢だなぁ。
昨日、埼玉県某所のいつものところへ初詣。 いつものところはいつものままだったが、周りの梨畑や葡萄畑はマンションや駐車場に変わり、風景は一変して近郊住宅地になっていた。
久しぶりに家族全員が揃ったのですき焼きの鍋を囲む事になった。 甘辛くぐちゃぐちゃ焼いちまうのは好きじゃないので、辻嘉一流に鍋に出し汁を張り、煮立つか煮立たないか位の火加減で火が通り切る前に口に運ぶやり方にしてみた。 「そんなに口うるさく言うならお前が鍋奉行をやれ」と言われたので「俺は林大学頭(はやしだいがくのかみ)のような物で、口は出すが手は出さない。 実務はお前達下々の者がやれ」と逃げておいた。 肉は何故か山形牛、今年も山形県の呪縛からは逃れられそうも無い。
風邪で寝ています。 咳、止らず。
枕が上がらなくなると洒落にならないので、怖くて暗室には入れない。
1月3日(土)14:20〜16:55 〜スタジオパークからおめでとう〜「平成落語家ジョッキー 新春スペシャル」公開生放送!2時間30分!@NHKスタジオパーク(忘れてた)
1月11日(日)プレミア企画撮影会(平地レイ/真山美沙/遠藤七美)←資金不足のため回避
1月11日(日)第54回「立川志らく一門会」@上野広小路亭
1月17日(土)立川流広小路寄席@上野広小路亭1部12:30〜立川流前座勉強会
1月17日(土)みらい少女シェリーココイベントVol.1「ココはここにいます!」@One's World渋谷店 17:15〜18:30
1月17日(土)不動院寄席@六本木不動院 19時00分〜
1月17日(土)第9回 柳家一琴の会@なかの芸能小劇場
1月24日〜25日 酒田寒鱈まつり@中町モール
一琴師の独演会は、1度見に行こうと思いつつ、何かしらぶつかるので中々見に行かれない。
昨晩から暗室に入ってフィルム現像で今年を占ってみた。 結果は「手を抜くと碌な事が無い」と出た。
4本現像してみたが、あまり使わないカメラのフィルムに季節が二つ以上写っているのはプリントするときに困るので、今年は気をつけようと思った。
本復には程遠いので、鼻うがいをしてから杏露酒をお湯で割って2杯呑み、身体が温まったところで就寝。 汗をかいた所為か、咳は抜けた。 鼻水も青っぱなから水っぱなってきた。 あと一息。
元日は寝込んでいて忘れていたので、今更乍ら恵方参り。 今年の恵方を調べるのを忘れていたので適当に西に向かった。 帰宅してから調べたら今年の恵方は南南東だったらしい。 後の祭り。
18きっぷの残りを消化する意味合いもあるのでまぁ細かい事は気にしないで来た電車に乗ってみた。 時刻表の頁を繰ってみたら、立川始発だと思っていた中央本線は殆ど高尾始発に変わってしまっており、どうなっているか興味も湧いたのでとりあへず高尾まで。
高尾から小淵沢行きの電車に乗る。 変な色に塗られてはいるが、馴染みの115系電車。 効きすぎの暖房と微妙な隙間風が良い感じ。 小淵沢から小海線に乗っちゃうと帰ってこられないので、甲府から身延線で富士に抜けようかとも思ったのだけれど、電車に乗りっぱなしってのも芸がないし、富士からの東海道線も混みそうなので甲府で降りて市内を散歩する事にした。
駅前に出てみると、観光案内所は休みだし、地図には距離も縮尺も書いてない。 武田神社へ行こうとバス停の時刻表を見たら、休日ダイヤどころか走ってない便の方が多い。 もう自棄になって歩いてみたけれど、延々登りだし遠いし風邪っぴきがやるような事じゃなかった。 漸く武田神社へ着いてみると鳥居を潜ったところから拝殿まで長蛇の列。 列の最後尾が手水場の手前なので参拝客は誰も手や口を清めない。 手と口を清めてから並び直したら、列が10m以上伸びていた。こんなのは最低限の礼儀だと思うんだけれど、だれも手水場には足を向けない。 お参りを済ませてから境内でスナップを何枚か。 最近こう言う写真をあまり撮って居なかったのだけれど、撮っているうちに「ああも撮りたい、こうも撮りたい」てな感じで写欲が涌いてきた。 枯れないうちにまた散歩に出かけようと思う。
甲府駅に辿り着いた頃には日も暮れかけており、腹も空いたのでホームの立ち食い蕎麦「甲陽軒」で「おでんそば」330円也。 ここはおでんの具を「ちくわ」「たまご」「あつあげ」「こんにゃく」「さつまあげ」から選ぶ事ができる。 厚揚げを選んでみたが、既製品の予め煮てある厚揚げと「あじさい」の麺と汁なのに、何故か旨い。 たしか「おでんそば」と言うものは立川駅の中村軒が発祥だった筈だ。 中央線沿線に扱っている店が多いのはその為だと思う。
行きつけのカメラ屋のうち、荻窪のプリズムが休店中なので、中野のパルテへお年始に行って来た。 武田神社の社前で買った信玄餅を進呈してしばし懇談。 グラフレックスのレンズシャッターの距離計連動カメラが置いてあったが、ここのカメラはOEM元が判り難く、レンズ銘も「グラフラー」としか彫ってないので、大方コーワか何かだろうと多寡を括っていたら鏡筒に「ローデンシュトック」の銘が入っている。 悩んだが保留。
流石にだるい。 明日から仕事なんだけれど、一日もつかどうか不安ではある。
以前、ミミガーの乾き物「ミミスター」と言うのを紹介したが、先日それに匹敵する旨い物を見つけた。
石岡駅のキオスクで買った天狗納豆の「ほし納豆」がそれ。 リンク先には600円の大袋しか無いが、250円の小袋もあるので、そちらを買って試してみると良い。
納豆を干しただけの物で、味付けも塩と青海苔と唐辛子だけなのだけれど、これが実に旨い。 但し、普通の炒り豆よりかなり硬く、歯の悪い人は辛いかも知れないし、納豆なのに歯に詰まるのも難点ではある。
炒り豆みたいな物が口の中で水分を吸って納豆に変質して行く感じも、厭な人は厭だと思うので万人向けではないが、はまる人ははまると思う。
宝くじは見事に外れたので、働いています。 じっと手を見る。
今月の24、25の土日は、酒田の寒鱈まつりなのですが、24が第三土曜なので出勤日。 仕事が終ってから新幹線に乗ったら、日付が変わってから酒田に着くことに成りかねない、・・・と言うか、下手すると着かない。
そんな訳で、この日は初の夜行日帰りって事になりそうな雲行き。
そんなに必死になって何をやってるんでしょうねぇ・・・。
>『あのよろし』か?さん
古典は調べようがあるんですが、新作はそうも行かないんでこう言う検索があるんでしょうね。
「落語」「わからない」だと「わからない」だったりして。
# 墨田ペトリ堂 [備忘録 志の吉「寿限無」病院の呼び出しの声色が面白い。 アンジャッシュ「マクラ→ショートコント→コント」客筋を上手く..]
どうも抜けきらない。 身体も財布も。
鼻水は止らず、咳は断続的に出る。 財布も空だ。
知人からチケットをいただいたので練馬へ。 風邪が抜けないので今週は暗室には入れず、自宅から行ったのでかなり時間が掛かる。
大ホールなのでやはり広い。上手側の一階席後方で、辛うじて演者の表情が判る。 長時間一点を凝視していたので、目が疲れた。
「携帯、PHS、ポケベルやアラームの鳴る物の電源を切れ」としつこいくらいのアナウンスが入る。 これだけしつこく言っても鳴らす奴が居るから厭になる。
14時に時間通り開演。
「寿限無」志の吉
口開けは志の輔師の弟子で、昨年二つ目になった志の吉さんが「寿限無」。 マクラで「12時半に楽屋に入ったら誰も来ていない。」と言う話をしていた、大いに有り得る話では有るが、最後迄来ない可能性もゼロではないのがまた恐ろしい。 噺の方はまぁ可も無く不可も無く。 喧嘩をして頭に大きなたんこぶをこさえてきた寿限無寿限無(以下略)を連れて行く医者が大学病院で、会計のあの変なアナウンス口調で寿限無寿限無(以下略)の名前を呼ぶのが新機軸。 ここは面白かった。
「コント」アンジャッシュ
次ぎに出てきたのはアンジャッシュ。 中高年多めの客層を見て、自己紹介からショートコントを幾つか演って客に慣れてもらい、最後に長めのコントを演って降りていた。 ネタも面白いし、客層に合わせて演れるのには驚いた。
「厩火事」談春
談春師が出てきたが、表情が心なしか暗いように思える。 何だろう?と思ったら、談志家元はまだ来ていないどころか、夜の会だと思っており、寝ていたらしい。
「起きてくださーい!!」と電話を掛けるマネージャーに電話の向こうから「俺を昼に呼ぶな」と言うのが聞えたとか、私が「うん」と言う前にマネージャーが「談春さんが繋ぎますから」と言っていたとかそう言う話から、立川流の内輪話などを織り交ぜて長めのマクラ。 おもむろに噺に入ると「厩火事」。 時間はたっぷりあるので腰を据えてみっちり演っていた。 巧い。 緩急、リズム、口調、どれも良い。
志の吉さんとアンジャッシュが、持ち時間20分のところを15分で降りちゃったので、ただでさえ40分だった持ち時間が50分に延びてしまったらしいが、きっちり50分勤めたのは流石。
「江戸文字漫談」文志
中入りの15分を挟んで、江戸文字の文志さんが膝替り。 橘流(寄席文字)、勘亭流(歌舞伎)、相撲字と文志さんが考案した江戸文字を並べて違いを見せたり、中国の簡体字を見せて何の字か?なんてのをひとしきり。 大受けはしないけれど、良い感じで休憩明けのざわついた客席を温め直していた。
「羽団扇」談志
木賊刈の出囃子が終る頃、照れくさそうに出てきた。 口を開くと明らかに寝起きで声がかすれている。 ことによると漫談だけで降りちゃうんじゃないかと心配したが、喋っているうちに声も出てきた。
客がどれくらいのレベルなのか瀬踏みするようなハイブラウなギャグや小噺を織り交ぜてくるのだけれど、今日は客筋が良く、笑うべきところできっちり受けており、こうなると家元も乗って来る。 噺に入ったと思ったら仕込みを忘れていてマクラに戻ったりしつつも「羽団扇」へ。 噺の要所々々に入る辛辣なクスグリやバレネタもことごとく受ける。 「(天狗に)あんまり鼻をしごくと血が出ますよ。」「あぁ、しごくと白い血が出る。」とか、「羽根で飛ぶのは天狗の前座だ、前座とは円楽党の真打みたいなのを言う。」なんてのにも反応する。 良い客で良かった。
演者が「これならどうだ」とネタを振る、客が笑いで反応する。 このラリーの応酬で尻上がりに盛り上がった良い落語会だった。 会場を出るときに時計を見たら17:54. なんだかんだで3時間近く見ていたことになる。
談春師の手拭いを売っていた。 金壱千圓也。 給料日あとなら迷わず買うのだが・・・。 売り子を志らく門下のらく次さんがやっていたが、良い仕事をしていた。
さすがに疲れたし、財布もほぼ空なので帰宅。 途中、中野のPに寄るが、親爺さんは居なかったので寄らず。 明日は志らく一門会。
チケット有難うございました。 大間違いの部分は早速訂正しました。 いやはや、なんともお恥ずかしい。
# たみ象 [「なんだかんだで5時間」→終わったのは16時54分です。 3時間ですよ〜。 談春の手拭い、私は買ってきました。(ニ..]
悪化。 激しい頭痛。 咳は出ないが鼻水は濃いのが出る。 熱もある。
老若男女取り混ぜての大入りで驚いた。 暮れの芝居での告知が効いたんだと思う。 そうそうハズレの聴くに堪えないのは無いし、最後に志らく師が一席やる事を考えれば、安すぎるくらいの会だと思うので、今日来たお客さんは是非来月以降も来ていただきたい。
客で酒井莉加。 艶っぽくなりましたね。
昨日は日がな一日寝ていたものの頭痛と鼻水に悩まされて断続的に寝たり起きたり。 食欲も無く、葛湯を作って啜る。 去年死んだ祖父さんに叱られる夢を繰り返し見る。 墓参りに行ってこよう。
鼻をかみ過ぎて左耳が中耳炎。 ずっと耳鳴り。
就寝前の検温。 37.2℃。
6時起床。 37.4℃。 悪化している。
連休明けに新入りが辞めている事が多いので、休みたくは有ったが出勤。 予想的中で辞めやがった。
明日から又ぢごくの大残業週間が始まる。
暮れに餓鬼の時分からの友人のキムラさんから電話が有り、別の旧友某から3年ぶりに連絡があり、どうやらこの日記がバレたらしいとの報告。
この友人某というのは、小学生の頃、若年寄を通り越して年寄り臭いと言うことで担任から「老中」と呼ばれていた私より更に年寄り臭いので「大老」と呼ばれていたつわもので、中学に入ってからは飲み友達として、私が大学を辞める頃まで毎週のようにおだを上げていた悪仲間でもあった。
本人達に関係無いところで親同士が険悪になり、疎遠になっていたが、良い機会なので、また近々に呑みに行こうと思う。
「世界最小のカメラメーカー」(自称)としてライカLマウントの「安原一式」、広角コンパクトカメラの「秋月」などを生産・販売してきた安原製作所が、平成16年2月をもって全業務終了とのこと。 詳細はこちら。 まぁ、詳細と言っても、言い訳程度の事しか書いてありませんが。
業務終了に伴って、サポートも終了。 普通の修理屋なら直せる簡単な構造なのが救いといえば救いですが、 基本設計が悪いのと、品質にばらつきが有るのとで、どうにもならない個体も有ると思われます。
鼻水だと思っていたものは、落ち着いて分析してみたらどうも膿らしく、首の左側のリンパ腺が腫れているのが原因らしい。 それが上の方へ行って中耳炎と合わさって訳の判らない事になり、化膿しているようだ。 風邪薬は飲んでいるが、明日の朝の段階で治る兆候が無ければ、病院へ行く事にした。
真っ直ぐ歩けないくらいおかしいので、必要最低限の後始末を考えなければならない。 カメラと本とパソコンとCDの処分はヒマラヤ山系に任せる。 葬式無用。 片棒は俺が担ぐ。
# ヒマラヤ山系 [全部まとめて中野Pに持ってくから安心して成仏してくれ。蔵書の処分もご相談承ります。]
昨日、午前中に病院へ行ってから仕事へ。 免疫力が落ちたところへ細菌が入って炎症を起こしているらしい。 鼻水の啜り上げ過ぎで副鼻腔炎、鼻のかみすぎで内耳炎(もしくは中耳炎)、そこからの発熱だったようだ。
午前中に何とか仕事場へ行って夜まで働いた。 無理しなくて良いなんて言われたけど、日給月給なんで休んだらおまんまの喰い上げなのである。
先日、目出度く立川流に復帰したキウイさんが出ると言うので、雪のちらつく中、上野へ。 いつもは上手側の席に座るのだけれど、左耳が聞えないので今回は下手側へ。 順番はちと記憶が曖昧なのでその辺りはご勘弁。
「弥次郎」快楽亭ブラッC
最初から落ち着きが無く、楽屋の方をちらちら見ていたが、途中でつまってしまい、忘れた部分を端折って何とか終らせていた。 出来としては非常に悪かったが、それでも笑うところは有ったのでまだ救いは有った。
「まんじゅう怖い」立川談一
前回見たときの「弥次郎」よりは良かった。 素直に淡々と語って、目先の笑いを追わないのは良いと思う。
「お血脈」快楽亭ブラ汁
飄々とした語り口で楽しく聞ける。 歌舞伎に造詣の深い師匠に付いている所為か、石川五右衛門の芝居がかった台詞回しも中々巧い。 ただ、これは照れずにやった方が良いと思う。
「十徳」立川談大
キウイさんと共に先日復帰が叶った談大さんであるが、破門中にいろいろ精進した成果が出ていたと思う。 良かった。
「たらちね」立川キウイ
落語が出来る喜びが見て取れる、明るい、良い落語だった。 目に付いたのは身のこなしと所作の綺麗さ。 復帰試験の時の踊りは緊張のあまりガチガチだったらしいが、身にはついているのだと思う。 アンチが多い人では有るけれど、私はこの人の落語が好きだし、これからも応援していきたい。 めくりを忘れたのはご愛嬌。
「初天神」立川こらく
実に困った。 トチリとかは無いのだけれど、笑うところが無い。 ませた餓鬼の厭な部分と、大人気無い父親の厭な部分が前面に出てしまって、非常に後味が悪かった。 全く救いが無い。
撮影で使われているデジタルプリントショップでのトークイベント。 広小路寄席をそのまま見ていたくも有ったのだけれど、途中で抜けるのも癪なので上野近辺をぶらぶらしてから渋谷へ。 渋谷で用事のある店は軍事関連書籍・テープ・CD・ビデオetc...のアルバンと、旧共産圏カメラ・レンズのKing-2位で、それ以外の用では殆ど足を踏み入れない街なので、地図で見るとわかりやすい場所では有るものの中々辿り着けない。 何とか見つけて店の前で時間を潰していたら見知った顔が三々五々集まってきた。 ここで階段に並んでしまえば良かったのだけれど、上の階の迷惑になるといけないので下で待機。 時間になって並びに行ったら入場は整理番号順ではなく、並んだ順になっていた。 イベントの仕切りそのものはゆったりまったりで良いのだけれど、何のための予約だか判らないので、こう言うところはちゃんとして欲しい。
司会のかがわ社長の前説の後、桑原彩美・阿部千明・水原鈴花の3名が、それぞれの役の衣装で登場。 桑原はシェリーココの衣装(通称「ココ服」)あとの二人はファミレス店員役のメイド服。 驚いたのは水原鈴花の頭蓋骨の小ささ。 一人だけ縮尺が違う感じで、顔が小さいのを通り越して、頭全体が干し首の様に小さい。 8頭身くらいはあるだろうか、上背が160cmから有るので、かなりすらっとして見える。 阿部千明は折れてしまいそうに細く、喋らなければ儚げ。 桑原彩美は怪しい挙動と変な衣装が上手く噛み合っている。
3人+司会ならざる司会で撮影裏話。 「りえさんはけして声を荒げないが、素で言う事がキツイ。」と3人から実例を挙げて糾弾されるなど、攻守ところを変えつつ暴露合戦が展開された。
「出し物」として、役割と状況だけを設定したエチュード(即興演技)。 追い詰められると本性が出て面白い。
撮影タイムは前列と後列交代で。 前列は囲み状態で。 後列は横合いから順番に何枚かづつ。 平和裏に終了。
物販はそれぞれのCDロム写真集やDVDと、特製の携帯ストラップ。 次があるので私はここで退散。
今回は定例イベントの第一回と言う事で、来月以降も定期的に有るらしい。
会場後方で見ていたこわそうな人(中上健次似)が畑澤和也監督だったようだ。 その隣に何故かフィクサーN氏。
時間が無かったのでシータクで六本木へ。 柄にも無く「ロアビルの前まで」、てめぇで言ってて頭蓋骨の裏側がむず痒くなってくる。
何とか開演前には着く事が出来た。 客の入りは例月通り。 先日の一門会のように客が大挙押しかけたりはしていなかった。
「堀の内」らく次
小噺の仕込を忘れて言い直したり、台詞が抜けたり言い損じたり、細かいしくじりは多かったものの、大崩れしないでなんとかまとめていた。 この辺りは相変わらずさソツが無い。
「壷算」志ら乃
テンポが良くて、啖呵も切れるのでこう言う噺は合っていると思う。 訳が判らなくなって半狂乱になる瀬戸物屋の主人が良かった。 マクラの面白さが噺まで持続するのは流石二つ目。
「時そば」こしら
前半の夜泣き蕎麦屋を褒めちぎって一文掠めていく男が上手い。 こうなると真似をしたくなってやってみるものの一々失敗する男の一人コントも引き立つ。
終って外に出たら雪だった。 寒い訳だ。
ニッカンスポーツの芸能ニュースによるとNHK大河「武蔵」はパクリと黒沢氏が提訴とのこと。 そんな大袈裟に騒ぐ事なのか非常に疑問。
そもそも問題になった「七人の侍」だって、冒頭の志村喬が握り飯二つで賊を捕まえるエピソードなどは、上泉伊勢守の無刀取りの話のパクリ。 しかも映画の中ではぶった斬ってしまう訳で、話を捻じ曲げて無刀取りを編み出した新陰流の開祖を冒涜していると言っても良い。
他にもある。 「椿三十郎」のラスト近くの、ご家老が家中の若侍に話す「乗った人より馬は丸顔」の話も、成島柳北(ここに写真があるがホントに長い)をからかった戯れ歌をいただいた物だ。
こう言うのはほじくれば幾らでも出てくると思う。 お互いパクリ、パクラれなんだから、著作権だのなんだのを盾にするのはいただけない。
日曜に中野のPへガタのきたズマリットを組みなおしてもらいに行ったら、程度の良いフジカAX−3(EBCフジノン50mm/f1.6付き)が有ったので、修理代とあわせてレンズ一本叩き売って購入。 フジノンレンズを使う為に使用してきたST−801(昭和49年発売)はこれで退役、使っていないマミヤの21mm/f4と併せて売却予定。
AX−3は昭和54年発売。 このころにフジカはM42マウントから独自のバヨネットマウントへ移行している。 年代的にはペンタックスのLXと同じくらい。
ちなみにこの頃我がペトリは独自スピゴットマウントからM42マウントへ退行して最後のカメラを生産していた。 スペックとしては昭和39年発売のペンタックスSPとほぼ同等。 そりゃ潰れるわなぁ・・・。
中耳炎の回復がはかばかしくないので、朝から耳鼻科を検索。 何故か木曜休診のところが多く、会社の近くの総合病院の耳鼻科にかかる事にした。
待ち時間そのものは長くなかったが、検査四つ、レントゲン4枚。 オマケに「鼓膜を切開して膿を出します」ってんで耳の穴に綿に浸した麻酔薬を詰めて待つ事10分。 耳ン中にメス突っ込んで
「ザクザクザクッ!!」
とぶった切ったが膿が出ない。 「あれっ?」・・・ってあれじゃねぇぞコノ野郎。 結局もう一回耳ン中引っかきまわす羽目になった。 これが痛いの痛くないの。 書いてたら痛みがぶり返してきた。
そんなのは目じゃない位痛かったのはお会計。
「13000円になります。」
・・・・死。
痛みに耐えて良く頑張った、と云うことで、「私立市川由衣学園」を購入。 屋内の眩しくない顔の写真が良い。 着衣だとさらに表情が柔らかくなるような気がする。
そんな訳で今週末の酒田寒鱈まつりは回避。 東京で大人しく落語でも見て過ごします。
どうも聞えが悪いと思ったら、耳の中が血膿でぐちゃぐちゃになっていたらしい。 それを洗浄・吸引したら傷口が開いたらしく激痛が走る。
洗浄用の点耳薬とこれまでの薬を更に数日分処方。 これがまた高い。
以外と時間を食ってしまったので、タクシーで職場へ。 これがまた、痛い。
上野のアメ横カメラへ。 フジカAXマウントのレンズが何本か出ていたので見に行ったが、欲しい焦点距離のものは無く、ラーメンを啜ってから東京の西のほうへ移動して、一昨年の暮れに死んだ友人の遅めの一周忌を徹夜で。
始発で都内某所へ。 着いてすぐ仮眠。 今朝はとても寒い。 点耳薬で耳を洗おうと思っていたが、耳に薬を注したまま眠ってしまった。 目が醒めてから、慌てて抜いたが、耳ががなんだかおかしい。
いつも使っているコクヨのネガ袋を切らしていて、ヒマラヤ山系から貰ったフジのネガ袋を使っていたのだけれど、こいつが微妙に寸足らずで、ネガの右端が入りきらなくてどうにも気持が悪い。
ヨドバシでコクヨの奴を40枚買ってきて入れ替え作業。 焼いていないネガに見入ってしまう事暫しで、なかなか捗らず時間を食う。
夕方、中野のPへ行き、オーバーホールをお願いしていたズマリット50mm/f1.5を受け取った。 ずれていた絞り指標も、ヘリコイドのガタもすっかり直った。 ライカの標準は暫らくこれと上海エルマーで行こうと思う。
ブロニカのセミ判一眼レフが有ったのだけれど、これのファインダーが実に良く、ルーペを出さなくていいどころか、ウエストレベルで上から覗いただけでピントが合う。 大いに悩んだが保留。 何台か人身御供を出して身請けする予定だが、売れてしまったらまぁ仕方が無い。
最寄駅は根津だと勘違いしていたが、あっちは弥生坂、谷中カフェが有るのは団子坂で、最寄はむしろ千駄木。 一駅分歩く羽目になったが、なんとか開演までに到着。 この落語会の料金は木戸銭500円+ワンオーダーとなっており、マスカットサイダーを注文。 ここはそれなりの値段はするが、飲み物も食い物も吟味した良い物を置いている。
「豆屋」
近況のマクラから「江戸っ児は、皐月の鯉の吹流し、口先ばかりではらわたは無し、なんて申しまして・・・。」とお決まりの科白。 この人はいつも前置きにこれをやる・・・と言うか、これしかやらない。 私なんぞはもう慣れちゃってるから、「あぁ、これから本題に入るんだな。」と思うのだけれど、生真面目な古典好きの人が聞いたら怒り出すかもしれない。 通貨単位が「銭」なのにお上は警察ではなく「奉行所」だったり、相変わらず適当な所は適当なのだけれど、これはこれで面白いから良い。
「金明竹」
中入り明けに、先日山形から上京したコントユニットの相方の秋葉監督との掛け合いでマクラ。 秋葉監督が引っ込んでから再び「江戸っ児は・・・」。
この噺はインチキくさい上方言葉で早口に畳み掛ける言い立てがオチに繋がる笑いどころなのだけれど、こしらさんの演出は敢えて言い立てをちゃんと演らずに、何度も言わされてキレかかるハイテンションな上方者を戯画化して笑いに繋げていた。
落ち研臭くて厭だと言う人も居ると思うが、私はこの人の奇矯な発想は素晴らしいと思う。
駅貼りの確定申告のポスターに長谷川京子。 政府関連のポスターにしてはメイクも写真も良く出来ている。 ポスターとしての出来そのものは従来の政府広報ポスターとどっこいではあるが、顔が命の長谷川京子を上手く生かせているとは思う。
コンビニの婦人雑誌の棚の「婦人公論」の表紙が田中麗奈。 栗色に染めてボリュームを出した髪形が新鮮。 この人の眉毛は、平安貴族の殿上眉に通じる、およそ人間のそれとは思えない虚構の眉毛だと思うのだけれど、この表紙の眉は上手く描けていると思う。 そばかすを感じさせず、且つ、さほど厚塗りにも見えない顔の塗りも、ファンデーションの技術的進歩なのかメイク技術なのかわからないが、上手く出来ていた。 混雑していたので、手にとって確認はしていないが、明日辺り見てみようと思う。
先週のNHK金曜時代劇「はんなり菊太郎 2」のゲスト主役に柊瑠美。 主役の内藤剛志と柊瑠美は「千と千尋の神隠し」では親子なわけで、その辺りも踏まえたキャスティングなんじゃないかと思う。 途中までしか見なかったのだけれど、子役出身にありがちな顔が成長しないまま大人になってしまう傾向にはまらず、大人の顔になりかかっていたのが好印象。 演技は上手いが、ちと硬いような気がした。
消息筋からの情報によると、どうもNHK側が悪いらしい。 黒沢氏が怒って当然の親方日の丸的な傲慢な態度でケツをまくったとのこと。 黒沢も黒沢だが、NHKはもっとひでぇって事ですな。
忘れない様にメモ。
2月7日(土)より、映画「二月的故事」下北沢トリウッドにて公開
2月11日(水) ピチピチパニック4.5時間目【バレンタイン無理やりあげちゃう☆電撃大作戦】
2月15日(日)第55回「立川志らく一門会」
2月22日 SHIPライブ@中町の日(発表はまだだけど、多分やると思う)
2月28日 不動院寄席
2月29日 谷中カフェ 立川こしら「cafe la cugo」
今週末に使ってないカメラを数台処分して、ブロニカの645を身請けしてくる予定なのだけれど、仲間内の写真屋からいくつか助言を戴いた。
「ねーちゃん撮るときは明るめで行け。」
「フィルムはとりあへず二種類以上使え。」
「カメアシ無しでも気合でなんとかなる、頑張れ。」
仕事じゃないんだからカメアシなんざ使えないんだが、まぁそれは良いとして。 「明るめで」ってのは、レフ必須って事らしい。 「フィルム二種類」ってのはよく判らないが、感度を変えて複数って事だと思う。
レフは嫌いなのでなるべく使いたくないんだけど、有るのと無いのと両方撮って上がりを比べてみようと思う。 フィルムはアグファAPXの100と400を使ってみる予定。 現像はロジナール16倍希釈。
急性白血病による腎不全だそうな。 享年八十、勇退が決まっていた落語芸術協会会長の任期最後の日だった。
池袋演芸場の1月上席(1〜10日)3部の中入り前に名前がある、末廣亭の初席にも名前が載っていたような気がする。 最後の高座が何時で、演目は何だったのか気になる。
末廣亭の12月上席で演った「掛取り」は10分少々ながら狂歌、芝居、喧嘩を、特に芝居の部分は鳴り物も入ってきっちり。 さすがの出来で万雷の拍手だったそうだ。
いつでも観られると多寡をくくっていると、足元を掬われる。 観たい噺家は観られるちに観ておこうと思う。
ダイソーの100円落語CDに3枚あるので、興味を持たれた方はとりあへずそちらで。
落語名人シリーズ 5 桂文治(十代目)「禁酒番屋」「やかん」
落語の楽しみシリーズ 3 金原亭馬生(十代目)「がまの油」、桂文治(十代目)※表記は伸治「豆や」、桂文朝(二代目)「子ほめ」
落語の楽しみシリーズ 4 春風亭柳昇(三代目)「課長の犬」、桂文治(十代目)※表記は伸治「掛け取り」、春風亭小柳枝(八代目)「権助魚」
「禁酒番屋」と「掛け取り」は買って損の無い面白さ。
お弟子さんである桂小文治師匠のサイトのつれづれによると、1/17に高熱を押して郡山へ行き、一席演ったらしい。 幸い、この日は無事に済んだらしいのだが、毎日更新されていた「つれづれ」の更新がこの日で止っているのが重い。 18日以降もちゃんと更新されてました。 お詫びして訂正いたします。
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