昨日、午前中に病院へ行ってから仕事へ。 免疫力が落ちたところへ細菌が入って炎症を起こしているらしい。 鼻水の啜り上げ過ぎで副鼻腔炎、鼻のかみすぎで内耳炎(もしくは中耳炎)、そこからの発熱だったようだ。
午前中に何とか仕事場へ行って夜まで働いた。 無理しなくて良いなんて言われたけど、日給月給なんで休んだらおまんまの喰い上げなのである。
先日、目出度く立川流に復帰したキウイさんが出ると言うので、雪のちらつく中、上野へ。 いつもは上手側の席に座るのだけれど、左耳が聞えないので今回は下手側へ。 順番はちと記憶が曖昧なのでその辺りはご勘弁。
「弥次郎」快楽亭ブラッC
最初から落ち着きが無く、楽屋の方をちらちら見ていたが、途中でつまってしまい、忘れた部分を端折って何とか終らせていた。 出来としては非常に悪かったが、それでも笑うところは有ったのでまだ救いは有った。
「まんじゅう怖い」立川談一
前回見たときの「弥次郎」よりは良かった。 素直に淡々と語って、目先の笑いを追わないのは良いと思う。
「お血脈」快楽亭ブラ汁
飄々とした語り口で楽しく聞ける。 歌舞伎に造詣の深い師匠に付いている所為か、石川五右衛門の芝居がかった台詞回しも中々巧い。 ただ、これは照れずにやった方が良いと思う。
「十徳」立川談大
キウイさんと共に先日復帰が叶った談大さんであるが、破門中にいろいろ精進した成果が出ていたと思う。 良かった。
「たらちね」立川キウイ
落語が出来る喜びが見て取れる、明るい、良い落語だった。 目に付いたのは身のこなしと所作の綺麗さ。 復帰試験の時の踊りは緊張のあまりガチガチだったらしいが、身にはついているのだと思う。 アンチが多い人では有るけれど、私はこの人の落語が好きだし、これからも応援していきたい。 めくりを忘れたのはご愛嬌。
「初天神」立川こらく
実に困った。 トチリとかは無いのだけれど、笑うところが無い。 ませた餓鬼の厭な部分と、大人気無い父親の厭な部分が前面に出てしまって、非常に後味が悪かった。 全く救いが無い。
撮影で使われているデジタルプリントショップでのトークイベント。 広小路寄席をそのまま見ていたくも有ったのだけれど、途中で抜けるのも癪なので上野近辺をぶらぶらしてから渋谷へ。 渋谷で用事のある店は軍事関連書籍・テープ・CD・ビデオetc...のアルバンと、旧共産圏カメラ・レンズのKing-2位で、それ以外の用では殆ど足を踏み入れない街なので、地図で見るとわかりやすい場所では有るものの中々辿り着けない。 何とか見つけて店の前で時間を潰していたら見知った顔が三々五々集まってきた。 ここで階段に並んでしまえば良かったのだけれど、上の階の迷惑になるといけないので下で待機。 時間になって並びに行ったら入場は整理番号順ではなく、並んだ順になっていた。 イベントの仕切りそのものはゆったりまったりで良いのだけれど、何のための予約だか判らないので、こう言うところはちゃんとして欲しい。
司会のかがわ社長の前説の後、桑原彩美・阿部千明・水原鈴花の3名が、それぞれの役の衣装で登場。 桑原はシェリーココの衣装(通称「ココ服」)あとの二人はファミレス店員役のメイド服。 驚いたのは水原鈴花の頭蓋骨の小ささ。 一人だけ縮尺が違う感じで、顔が小さいのを通り越して、頭全体が干し首の様に小さい。 8頭身くらいはあるだろうか、上背が160cmから有るので、かなりすらっとして見える。 阿部千明は折れてしまいそうに細く、喋らなければ儚げ。 桑原彩美は怪しい挙動と変な衣装が上手く噛み合っている。
3人+司会ならざる司会で撮影裏話。 「りえさんはけして声を荒げないが、素で言う事がキツイ。」と3人から実例を挙げて糾弾されるなど、攻守ところを変えつつ暴露合戦が展開された。
「出し物」として、役割と状況だけを設定したエチュード(即興演技)。 追い詰められると本性が出て面白い。
撮影タイムは前列と後列交代で。 前列は囲み状態で。 後列は横合いから順番に何枚かづつ。 平和裏に終了。
物販はそれぞれのCDロム写真集やDVDと、特製の携帯ストラップ。 次があるので私はここで退散。
今回は定例イベントの第一回と言う事で、来月以降も定期的に有るらしい。
会場後方で見ていたこわそうな人(中上健次似)が畑澤和也監督だったようだ。 その隣に何故かフィクサーN氏。
時間が無かったのでシータクで六本木へ。 柄にも無く「ロアビルの前まで」、てめぇで言ってて頭蓋骨の裏側がむず痒くなってくる。
何とか開演前には着く事が出来た。 客の入りは例月通り。 先日の一門会のように客が大挙押しかけたりはしていなかった。
「堀の内」らく次
小噺の仕込を忘れて言い直したり、台詞が抜けたり言い損じたり、細かいしくじりは多かったものの、大崩れしないでなんとかまとめていた。 この辺りは相変わらずさソツが無い。
「壷算」志ら乃
テンポが良くて、啖呵も切れるのでこう言う噺は合っていると思う。 訳が判らなくなって半狂乱になる瀬戸物屋の主人が良かった。 マクラの面白さが噺まで持続するのは流石二つ目。
「時そば」こしら
前半の夜泣き蕎麦屋を褒めちぎって一文掠めていく男が上手い。 こうなると真似をしたくなってやってみるものの一々失敗する男の一人コントも引き立つ。
終って外に出たら雪だった。 寒い訳だ。
昨晩書かれた分。
「明日(1月16日)
大江が怪我のため公演を
お休みとさせていただきます。
ファンの皆様には大変ご心配をかけておりますが、
まもなく復帰いたしますので
いましばらくお待ち下さい。」(1/16)
日曜に書かれた分。
「1月14日(日)チームA公演
本日、大江朝美は体調不良の為
昼・夜公演をお休みさせていただきます。
ご了承の程、宜しくお願いします。」(1/14)
AKB48公式ブログの文体が劇場支配人のものに戻った。
日付は間違っているが、書き方としては好感が持てる。
うんこが出ない話から始まって、重要な告知が挟まって、「お間違えの無いようにお願いします。」で終わる日記に慣らされて来たので、小まめに表題通りの告知がなされる最近の日記は些か味気無かった。 今後も気を抜かずに最後まで読まないと何が隠れているか判らない日記が続く事を期待したい。
16:30から始まるのだけれど、早めに現場へ。
Chelipはインストアイベントそのものも中身の濃いものにしてくるのだけれど、開演前には公開リハーサル、公開リハーサルの前には音響チェックも兼ねてかアイドルポップスを中心にした選曲のDJタイムもある。
プロデューサー氏によるDJは、曲を掛け乍ら喋り、歌い、踊り、そして煽る。 このDJスタイルからして「こちら側」の人なのだけれど、仕事は仕事としてきっちりしている。
曲出しのタイミング、繋ぎもスムーズで、その場で許される最大音量で心地よい現場を作ってくれる。
タワーレコード TOWERmini汐留店は新橋駅から続く地下通路にあるが、地下通路は半吹き抜けになっており、風は吹き抜けるので地下とは言え寒い。
Chelipの二人も初めは寒そうだったが、動くと汗ばんでくる。 ライブが終わってこれが冷えると危ないのだけれど、そのあたりのケアは出来ているようだった。
歌って踊る部分はスクール出身だけあって二人共しっかりしているのだけれど、喋る部分は藤井美音が「これだけは喋らなければいけない部分」を井次麻友が「それ以外」を担当。
昭和のいる・こいるで言うと、「のいる」担当が藤井美音、「こいる」担当が井次麻友。 掛け合いが実に楽しい。
アイドルというジャンルに属するものを、その客ですら見下すような風潮は根強くあるが、Chelipは演者も裏方もアイドルと言う物に対する愛着も誇りも持っていつつ、他の芸能ジャンルと較べても何ら劣るところの無い「娯楽」を提供してくれている。
神保町試聴室で年に何回か開催される関美彦主催のライブ。
関美彦セレクトのガールポップ祭りと言った趣。 誰が出るのか気にしなくても外れないので、安心して指名買い出来る。
演者が十分に持ち時間を与えられてたっぷり歌う。
客が熱心な演者が何組か居た所為か、出足は早め。 一寸早めに出てみたが5番目くらい。
受け付けで出演者の誰で予約したか訊かれたが記憶になく、帳面を見たら店舗予約になっていた。 実質的には関美彦予約である。
しずくだうみ
「闇ポップシンガーソングライター」を自称し、「暗い歌ばかり」と語っていたが、暗いと言うより静かと言った方がより適切ではないかと思う。 静かで意志の強さを感じさせる歌声。
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曲の合間に譜面を捲りつつ、間繋ぎに訥々と喋るのだけれど、話にしっかり起承転結がある。
撮影した写真の手元を見ると、この人だけ「キーボード的な弾き方」なのが分かる。 ピアノの鍵を押すように弾くので音に角が無い。
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歌と喧嘩しないので、私はこう言うのも好きだ。
Chelip
療養中の中村綾に代わっての出演。 喉が本調子では無いこともあってか、緊張の面持ち。
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暖房が石油ストーブだったこともあってか、空気が乾燥して少々埃っぽくもあったので、その辺りも影響していたかもしれない。
何時ものように藤井美音が曲間に喋りに喋って客席を温める。 或る程度お膳立てが出来た頃には井次麻友の表情も柔らかくなり、茶々を入れ始めるとほぼ本調子。
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少々歌い難そうではあったが、本領に近いところは出せていたのではないかと思う。
井次麻友が楽し気に歌い踊れている現場のChelipは、見ている側も実に愉しい。
姫野たま
客を手なずけて巻き込むのが上手い。 前の方に座る自分以外を目当てにしている客を上げたり下げたり。
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DSC_6706 posted by (C)2petri2
地下アイドルを自称し、実際の活動もそこから大きく外れてはいないのだけれど、曲の質が高く、オケもしっかり作り込まれている。
しっかりし過ぎていて、オケに耳が持って行かれる。
ユメトコスメ
華やかで聴く者の気分まで明るくする長谷泰宏のピアノと、ユミの柔らかく優しい歌声。 ちょうどこんな曲が聴きたかったことに、聴きながら思い至る。
DSC_6763 posted by (C)2petri2
サポートで入ったヴァイオリンも利いていた。
杏奈(ANNA☆S)
姉妹ユニットで出る予定が、色々有ってソロでの出演となったこともあってか、ピリッとした空気で撮りにくい。
撮るのが難しいのではなく、撮るのが憚られる雰囲気。
ソロアルバムのボーナストラックに入っていると言う「ひこうき雲」に息を呑む。
抑えた歌い出し。 ブレスまで含め、発する音全てでの表現。
ギターの東田亮との息もあっており、練りに練って臨んだライブだった事が窺い知れる。
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小林清美 with 山口サララ
Peach sugar snow 新体制準備中の山口サララとK&Mミュージックスクール代表の小林清美。
オケが流れるや、客にライブアイドル的な盛り上がりを要求する小林先生。
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その流れで緊張もほぐれたのか、終始笑顔の山口サララ。
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肩の力が抜けて来ていた。 上手くないのを糊塗しない歌い方も良かった。
小林清美はピアノで一曲弾き語り。 この人の弾き方は指をしっかり立てて、打楽器的と言うか、きっぱりした音。
DSC_6838 posted by (C)2petri2
アイドルとして活動する人、アイドルではないけれどアイドルと共演することもある人、アイドルに楽曲を提供する人、アイドルをプロデュースする人。
様々な出演者が「音楽」で緩やかに繋がっている。 客も自律的で、夫々の流儀で楽しみつつ、聴くべきは聴く。
非常に居心地の良いライブだった。
その他の写真は下記に。
しずくだうみ
Chelip
姫野たま
ユメトコスメ
杏奈(ANNA☆S)
小林清美 with 山口サララ