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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2001-08-05 [長年日記]

_ 谷中→根津→本郷

いつもよりちょっと早目、10時に待ち合わせたのだけれど、なんだかんだで動き出したのは10時半過ぎ。 今日はひたひた、かっぱくんと3人で谷中界隈を散歩。
とりあへず飯を喰う事にして坂を下るとなぜか中華惣菜屋のラッキーは休みだったので、並びの初音そばへ。 いつもは無口な爺さんが何故かしゃべるしゃべる、ここは冬に喰った方が゛旨いようだ。
夕焼けだんだんの下の道を南へ、公園の先の路地を左に切れて坂を登ると、階段の途中にアパートがあるとこの上に出る。
そこから道なりに進んで観音寺の土塀を見て門前の路地を右へ。 突き当たったら左へ登って、七面堂の路地に入ってすぐ右へ。

日本美術院の前の何故かココだけ太い道路を南へ行き、突き当りを右に行くとパン屋のような駄菓子屋のようなちいさな店がある。
ここで飲み物を買ってまっすく行かなきゃならないところを間違えて左にいってしまい、言問通りにぶち当たってから気づいても後の祭り。
大人しく坂を下り、不忍通りの手前の路地を北に戻って猫屋を冷かしていたら短パンにティーシャツ、サンダルをつっかけた田村彰英が歩いてきて、我々のカメラを見るや一瞬顔を顰めた後、足早に立ち去って行った。
吉野鮨の角を曲がって曙ハウスを観察し、根津銀座から弥生坂を途中まで登って左へ。 弥生美術館を横目に東大の構内へ。 安田講堂の辺りまで来たらどこに何があるのか判らなくなり、適当に歩いて何とか三四郎池へ。 涼もうと思っていたのだけれど、蚊がすごいのであきらめて本郷通りへ。 万定はしまっているし3丁目の方へあるいてクリエで一休み。

_ 本郷→赤羽

春日通りを歩くのもつまらないので菊坂を下って西片の交差点から春日へ。
南北線で赤羽岩淵へ出てコンビニで酒とつまみを仕入れてから土手をてくてく歩いて岩淵水門の公園へ。 河原で一杯やったあと赤羽まで歩いて、古書店を素見した後焼き鳥屋で一寸飲んで解散。


2001-08-11 [長年日記]

_ 下町ぶらぶら

今日は曳舟・京島界隈を友人と散策。 午后3時に曳舟駅前に集まる事にしていたのだけれど、予想通り全員は集まらない。
来た面子だけで動いてとりあへず鯛焼きでも喰おうと思ったら土砂降りになってしまったので駅前の喫茶店へ避難。 そうこうしている間に2人来た。
止んだようなので出発。 裏路地から裏路地をたどって行きたかったのだけれど、日も暮れかけていたので急いで橘銀座へ。 コッペパンは売切れだし、入ろうとした呑み屋は外から見ると大きそうなのにカウンターのみだし、しかたなく入った飲み屋は「イカの生姜焼き」「イカのバター焼き」「イカの・・・」とイカしかない店。 しかも「しらすおろしのしらすがないんですが、大根おろしていいですか?」と来た。完全にハズレだ。 その間にも1人合流、1人早引き。 もう1人駅に着いたってのをしおに河岸を替える事にして駅前へ。 駅前の居酒屋は大当たりだった。 最初からこっちにすればよかった。 お盆休みに入ってから呆けてしまって、早めに帰るひとからはふんだくり過ぎるし、還元しようと思ったら還元しすぎて赤出しているし、終電の時間はころっと忘れているし、いやはやご迷惑をおかけしました。


2001-08-12 [長年日記]

_ 寿町フリーコンサート

宿酔の思い頭を抱えて東京駅へ。
友人と待ち合わせて寿町の夏祭りのフリーコンサートへ。 現場へ着くともう始まっていて、丁度「寿」のステージが佳境に入ったところ。 私は買っていったつまみをパクつきつつビール。 踊るのは性に合わないので、惣菜屋でなんだかよく判らないつまみとジンロの缶を買い込んでスピーカー下のやぐらの下でまったりと。 「寿」のあとは「友部正人」、いやぁーこれは良かった、予想以上に良かった。 ハモニカが心に染みた。
そのあと「ソウルフラワー・モノノケサミット」。 ステージ前になだれ込む客の質は今年も悪く中川も伊丹さんも一言二言釘をさしていた。 ぎゅうぎゅうで入り込む隙が無いからステージの下に潜って前に出ようとするオタンコナスが出たり入ったり入ったり出たり。 私のわかさぎの唐揚げを踏んづけても謝りもしない(って言うか気づいてない)。 客はどうでも矢張り歌も演奏も盛り上げ方もしゃべりも旨くて、なかなか盛り上がった。 
私は旅に出るので6時を回った頃に会場をあとにしたのだけれど、ソウルフラワーの後にあがった渚ゆう子とう人のステージかかなり良い感じで立ち去りがたかった。
上野へ着くと7時を回っていて、高崎線に乗り換えて新前橋に着く頃には9時になっていた。 ここでイナダ氏と待ち合わせて東北道を北へ。 郡山で降りた後、4号をさらに北上。 白石の駐車場で車中泊。 例年より涼しかったので安眠できた。


2001-08-26 初ピカピカ [長年日記]

_ 戸越銀座夏祭り

野暮用を済ませて漸く三田線の春日駅についた頃には5時半を回ろうとしていた。 ピカピカさまの出番まではあと30分しかないが、一か八かとりあへず戸越銀座まで行ってみることにして地下鉄に乗る。 6時5分前、戸越駅着。 電話で場所を聞いて兎に角現場へ。
戸越銀座は西は中原街道から第二京浜を挟んで東は豊町の1丁目まで続く総延長1キロを超えるアーケードなしの物としては日本最大規模の商店街であり、そう云う商店街のお祭だから当然人出も多く、商店街の中ほどに作られた仮設ステージにたどりつくと既に人垣が出来ていた。
出遅れたかと思ったら一寸押しているらしく、まだ二人組の「癒し系ユニット」アスミックという人たちが歌っており、ビールケースに乗った見るからにピッカケな人々が既に踊っていた(笑)。 30分押しで漸くピカピカ様が登場するも、日は既に暮れかかっており、撮影は諦めて静かに見る事にした。
ご当地アニメの主題歌を唄っていることも有って、最前の2列は小さいお友達に開放、その後ろにビールケースが並びピッカケの大きなお友達が、さらにその後ろには最前に入り損ねた小さいお友達を肩車したお父さん連が、さらにさらにその周りに地元住民、さらにさらにさらにその周りにビールケースに乗り損ねたピッカケ連、噂を聞いて見に来たと思われる各方面の「えらいひと」「ダメなひと」「ひとでなし」が取り囲み、アスミックの時とは打って変わった異様な雰囲気の中ピカピカさまのステージは始まった。
曲は「ウルトラメンゴ」→「ピカピカ音頭」→「ドキドキデート」→「なつやすみ」→「ウルトラメンゴ(ぢごくのロングバージョン)」の順。 このあたりの詳しいレポは他のまともなピカピカファンサイトにお任せして、私は断片的な印象などを・・・。
私はピカピカ様を生で見るのも、歌を聴くのも今回が初めてだったのだけれど、兎に角感心したのは歌やMCをひっくるめた出し物全体の纏まりの良さであり、驚いたのは生で見る実物のあまりの可愛らしさであった。 宣材写真を見て多寡を括って今までピカピカ様のイベントを見に行かなかった事を後悔しつつも、今回無理をして見に来て良かったと心底思った。 そんな訳で、こうしてファンサイト(のような物)を作っている。
横で一緒に見ていたごくらくWEB主宰ひろろん長官が「ピカピカは逆コナンだ」(「カラダは大人ココロは子供」の意)と言っていたのだけれど、まったくその通りであり、しかもそれがかなりプラスに働いているように思った。 「最年少、17歳のはるかです!」という野見山嬢のMCにあるように、他のメンバーは皆「それ以上」なのだけれど、とてもそうは見えない。 しかし、ステージ上ではコドモの可愛らしさを振りまきつつ、オトナの自覚できちんと勤め上げる。
澁谷様御製による「なつやすみ」の詞もどう考えても小学生の夏休みであるのだけれど、あの詞は小学生そのものには書けないように思う。 コドモの心を持ったオトナだからこそ書けるのではなかろうか?。
そんなこんなで、オトナとコドモの微妙なバランスがピカピカ様の魅力であるように感じた戸越銀座夏祭りであった。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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