12/23が私的2周年だった。
遠方優先公演だったので回避して翌24日に早朝から並んでチケットを買ったのだけれど、寒風吹き荒ぶ中で5時間並ぶってのは年寄りのやるべき事ではなく、そのとき引いた風邪を未だに引き摺っており、おとついとうとう寝込んだ。
そんな訳で今日も回避。 メールも外れた。
昨年は1月にMVP入場。 権利そのものは前年の8月に取得していたが、生活が落ち着くのを待って行使。 今井が辞めるのを発表した日で、記念撮影はなんとなく気まずく。
2月は丸一と月観られず、3月もコンサートを2回観たくらい。
5月以降はBに行く事が多くなり、ひまわり組が3000円になって財政が厳しくなり、メールが当たっても朝から並んでもガチャガチャの入場権利モノ当たりのあとの入場になるのがバカらしくなり、徐々にやる気が失せ出した下半期だった。
9月に観たのを最後に12月まで小林を見られないのもバカバカしさに拍車を掛けた。
そんな中、10月の中頃にバニラビーンズを発見して仲間内で盛り上がり、石丸の新Aiai Music Carnivalに行ってみたが、ハロプロからキャナーリに流れてきた向きの琴線には触れなかったらしく、完全なアウェーで悲しくなる。 この頃から「本当に聴きたい音楽」について考え始める。
11月に「48現象」が漸く発売になり、何となく肩の荷を下ろした気分になる。
12月はB1回、ひまわり1回のみ。 漸くひまわり2ndを・・・と言うか小林を見られた。
12月は恵比寿のライブゲートでPlug-in ”S”、下北沢のSoftly! Nights Vol.6に出たバニラビーンズを観に行って、今更乍らライブハウスの居心地のよさを思い出す。
Plug-in ”S”は主催者も出演者のDuOrangeやTHE KEEPERSも、他に仕事を持ったいわば「兼業」の人たちなのだけれど、舞台に立つ上でのモラルや志は凡百の専業の人たちより明らかに上であり、秋葉原に張り付きすぎて視野狭窄に陥っていた事を思い知らされた。
「宇宙は我々の宇宙だけではなかった」
思えばここ数年で喰った米で一番旨かったのは、新潟の兼業農家の小林さんのお宅で食べた朝飯の銀シャリだった訳で、兼業か専業かで生産されるものの品質が決まる訳ではまったく無かった。
その数日後に下北沢で見たSoftly! Nights Vol.6も実に楽しかったが、バニラビーンズの送り手側の売る気の無さに呆れたり。
AKB48との付き合い方を考えながら暮れた年の瀬だった。
私はご存知の通りの非国民なので、大晦日の国民的歌番組は見ていない。
ガチャガチャに血道を上げる向きが狙う当たりのひとつにn順後入場券がある。
ガチャガチャをひたすら買って当たりを出す訳だが、ネットオークションやブローカー然とした客を介しての個人間取引と言う手も有る。 むしろそっちの方が手っ取り早い。
指定席ではないが、座りたい(もしくは立ちたい)位置に近い席に座れる訳で、劇場側がやるにやれなかった「金で良席が買える」仕組みが劇場が直接タッチしない形で出来上がり、廻っているのが面白い。
「機会の平等」を目指してメール抽選枠が設けられたり、抽選入場制度のより厳密な運用がなされている裏で、金がモノを言うn順後入場券市場が出来上がっているのに、劇場側も含めて誰も矛盾を感じていないようなのもまた面白い。
休日のソワレともなると、結構な人数が順後入場券で入場しており、比較的早く呼ばれても既にあらかた埋まっている日も有る。
「金で良席が買える」事自体は必要悪だから仕方が無いが、朝っぱらから並んでチケットを買うのは確実にバカバカしくなりつつある。
私のような扶養家族を抱えたルンペンプロレタリアートの可処分所得ではオークションでn順後入場券を購う余裕も無く(買う気も無いが)、休日の5時間をチケット購入に費やすのも無駄といえば無駄。
観たい日にはメール抽選に応募してみて、当たったら観る。
当たらないがどうしても観たい場合は並ぶ。
そのくらいに肩の力を抜かないと、生活そのものがどうにかなり兼ねない。
そんな訳で今日明日は回避。
ヒマなので新AKB48ソート簡易版をじっくりやってみたら恐ろしい事になった。
下のほうは差し障りがあるので、10位までの結果を書いてみる。
順位 名前
1 小林香菜
2 秋元才加
3 戸島花
4 奥真奈美
5 小嶋陽菜
6 大堀恵
7 佐藤由加理
8 宮澤佐江
9 片山陽加
10 渡辺麻友
10位から上は関心の高さにほぼ比例。
月旦を交えつつ短評。
10位の渡辺麻友。 可愛い顔に似合わず狂気を孕んだ思考が言葉の端々に出ていて面白い。
携帯の着信音がムスカ大佐、即ち寺田農の声だったり。
寺田農の声が着信音と言うだけでも相当どうかしている。 素晴らしい。
怪我から復帰した頃は折れそうに細かったが、適度に筋肉が付いて動きも良くなった。
9位の片山陽加。 古風な顔立ち、細くて出っ張ったり引っ込んだりしていない体形、合唱部然とした歌唱、時折見せる三白眼、間の抜けた喋りetc...平成生まれなのに昭和を体現。 素晴らしい。
8位の宮澤佐江。 最近グラビア露出が多いが、ボーイッシュに造り込まないときの憂い顔が実に良い。 モデル向きだと思う。
歌も聴けるように成ってきたし、振り付けに情感を出せるようになったのは大きい。
7位の佐藤由加理。 あれだけ殺伐とした中にあって、自分のペースを貫き通す強さ。
観ていると何かを吸い取られそうな不思議なグルーヴの妙。
大島優子も中西も凄いのだけれど、つい佐藤由加理を見てしまう。
6位の大堀恵。 肌露出担当者としての節制と、エロ担当者としての割り切りが凄い。
歌はまぁアレだが、動きは完璧に近い。
5位の小嶋陽菜。 兎に角圧倒的な、息を呑む美形感。
「頑張り」と言うものを全く感じさせない割に、歌とダンスの質は非常に高い。
バカなようでいて、哲学的示唆に富む、本質を突いた発言も面白い。
4位の奥真奈美。 最初に見たときは濃い顔のコドモに過ぎなかったが、なんだかひれ伏したくなるような物凄い美形のコドモに変わった。
プラグマティズムに立脚した合理的判断に基づく、小学生とは思えない発言も興味深い。
3位の戸島花。 激しい気性を理性で抑え込んだ回りくどくて不器用な感情表現が先ず面白い。
曲の世界観を咀嚼し切った完璧な演出の振り付けと、耳に絡みつく甘い歌声。
2位の秋元才加。 健全な精神が健全な肉体に宿った稀有な例。 歌も振り付けも完璧に近い。
感情や雰囲気に流されずにその場を纏め切る強さ。
1位の小林香菜。 どうかしている上にもどうかしている物凄い個性。
本もマンガも読めず、テレビも見ないので、情報の殆どを直接の見聞きに頼って仕入れている。
耳で聞いたまま書くのでハロウィンをハッローウィンと、苗場をナイバと表記したりする。 あばらかべっそんの八代目文楽みたいな・・・と書くと流石に褒めすぎだが、遅れてきた明治生まれと言うか、生きた化石と言うか。 兎に角、稀有な存在だと思う。
小林が一番上に来るとは思わなかった。 一寸驚いている。
10位以下には中西とか大江とか。
中位に来たのは可もなく不可もない連中。
最下位に近い数人は、可愛いだけで曲が無かったり、声が嫌いだったり。
良し悪しではなく、飽くまでも好き嫌いなのであしからず。
暮れに出た給料で都内某所の家賃と溜まっていた雑費叩っ込んで、「ザマ見やがれ」てんで良い気分で旅に出たツケが回ってきて、気が付いたら元も子もなくスッテンテン。
「まだある」と思っていた金は定期代だった。
月ずえに義理のある飲み会があるので、それ迄は秋葉原も落語もヘッタクレも無く、会社と家の間で行ったり来たりしている他無い。
どう転んでもドン・キホーテから逃れられないのか、北池袋のドン・キホーテ地下フードコートにて表題のライブを観覧。
池袋駅にかつてあったスナックランドみたいなものかと思っていたが、あそこまで爛れた空気ではなく、郊外のショッピングセンターの軽食コーナー…のようなもの。
音響トラブルらしくオケが出たり止まったりしていたが、少々押しつつもなし崩し的に開演。
ステージが有るわけではなく、フードコートの隅の区画をちょいと仕切ってスピーカーを設えてある。
マイク音量が強いバランスの悪さであったり、オケがぶつ切りにになってしまうヘッポコな機材であったり、条件としては大変な重馬場だったが、何が起きても狼狽えないのには感心した。
「目当て」で来ていると判る客は十人凸凹。 最初から最後までとは行かないが、フードコートに来た民間人も足を止めて観ていた。
一曲目に玉置成実を持ってきて二曲目三曲目はオリジナル。 あとは私の不勉強でオリジナルとカバーの区別が付かない。
完全生歌なのだけれど、とっちらかる様な場面は皆無。 オケが弱い(弱すぎる)ので、一寸でも音程を外すと耳についてしまう状況下にあってコレは凄い。
どう見ても動き易そうには見えない靴なのに、実に良く動く。 キレが有って、且つ華やか。
限りなくみかん箱に近い状況での無料ライブだったが、ロハで観るには明らかに過剰品質で、金が無い奴が言うのもナニだが、次回はきちんと金を払って観ようと思う。
終演後に物販があったが、今月は絶望的に金がないのでコソコソ退散。
帰りに異様な雰囲気のビルが隣りに有るのを見つけて、よく見たら音楽喫茶「銀河JOY」。 三橋一派の総本山がこんなところに有るとは。
どうりで荒野座のポスターが多い訳だ。
「ロマンス、イラネ」販促握手会の余波で、土日でも一日一公演の週末。
大女優の前田敦子さま以下オールスターキャストで、普段なら始発で行ってもチケットが買えないのだけれど、幸いメール抽選でアタリを引いたので夕方からゆるりと秋葉原。
ハンディのテレビカメラ回しながらウロウロしている輩が居たのだけれど、劇場からの説明は無し。
抽選入場の籤運はそれなりで、何とか全体を見渡せる椅子席は確保。 座れたのは良いが、立ち見最前列の下衆下民が遣りたい放題で鬱陶しい。 余りに酷いので掣肘を加えてみたが、逆に脅しを掛けて来る始末。
ひまわり組になって暫くはこの手のK由来のバカ常連も或る程度大人しくしていたが、最近はまたぞろ跋扈しているようで。
客席はともかく、ステージの上で起こっている事は実に楽しく、メモも採らずにじっくり堪能。 横にだぁーっと広がると、舞台中央だけでなく、其処此処に「テレビに出ている人」や「雑誌に載ってた人」。
誰が出ていたか書き出して見たら、研究生が2人入っていたが尾木プロ3人、ホリプロ3人、太田プロ3人、サムデイ1人。 売れてる連中が根こそぎ出ている。
前田が良く喋るので驚く。 オチのある面白い話をするので更に驚く。
以前は「前田が喋る日=秋元康が上手花道でニヤニヤ見ている日」だったが、友人の話だと最近は良く喋るらしい。
「前田が出る=チケットが買えない」と言う図式で、最早始発で並ぶ元気も無く、メール抽選の籤運も悪く、順後入場券を落札するやる気も資金力も無い我々には前田さまのご尊顔を拝し奉る機会そのものが無いので、こんなに喋るようになっていたとは、お釈迦様でも知らぬ仏のお富さんであった。
「何時頃からですかねぇ?」なんて話をしていたら、どうも太田プロ移籍辺りからではないか。 即ち、大島優子の影響ではないか、という事で話が落ち着いた。
前田は舞台上での立ち居振舞いも堂々として来ていて、振りを間違えそうになっても何食わぬ顔で周りを見て修正して、以前のように悲惨な表情にならないし、密集での動きでぶつかりそうになっても避けない(周りが避ける)し、求められている「顔」としての役割をきっちり果たしている。
此の辺りも、チームKがそうであったように大島優子の影響なのではないか、大島優子が使嗾しているのではないか、大島優子は前田の成長を北叟笑みながら後のほうで見ているのではないか、なんて話を友人としていた。
自己紹介MCで、今日も小嶋の表情が曇る。
嫌がられているのが理解できず、嫌がられている事を止められない老いの醜さ。
「ロマンス、イラネ」→「夢を死なせるわけにいかない」
「Let's get ''あと1センチ''」→「愛とプライド」
小嶋、前田。 大島(優)、高橋がド真ん中で始まる。 オールスターキャストの豪華さ。
気がつくと佐藤(由)が真ん中に居たり。 中西が休んでいなければ、ここは中西なのかな・・・とは思いつつ、真ん中に不遇を託っていた佐藤(由)が居るのは矢張り嬉しい。
佐藤(由)は佐藤(由)で役に適う働きはしていたと思う。
やる気が前面に出ない不思議なグルーヴはそのままに、振り付けの精度は上がって表情も良く。
篠田のガリガリっぷりにも驚く。 肩の骨が尖っている。
体脂肪を落としすぎなのではないか。 危うさすら感じる細さ。
その分、ウエストから肋骨にかけての線は非常に美しい。 美しいが危うい。
篠田とか高橋みなみに較べるとふくよかな感じのする大島(麻)あたりも、動くと皮下脂肪の下の筋肉が浮かび上がるので、太い訳では無いことが判る。
「Bye Bye Bye」
峯岸、小嶋、高橋の尾木プロ三人組。
前回は戸島で観たが、今回はその位置に小嶋。 これは良い配置だと思う。
ひまわり1stでは、小嶋と対になる佐藤(魚)では、失礼ながら明らかな格落ち感があったし、戸島と板野では時分の花としての「可憐さ」では板野だが、歌や振り付けそのものの妙味となると鎧袖一触、戸島だった。 要するに、差が有りすぎた。
戸島と小嶋では、文楽と志ん生くらいに遣っている事の方向性は違うが、質としては同格。 演り方の違いを見比べるのもまた、面白い。
未見だが、マンディアルグ風に言うと「白いエロス」昼の早野と、「黒いエロス」夜の峯岸が対になっているのもまた面白い。 尾木プロはもっと峯岸に仕事を取って、早野の出番を増やしていただきたい。
「初めてのジェリービーンズ」
佐藤(N)急病とのことで、急遽代役に奥。
歌はアレだが、振りのほうはそれなりに出来ていた、もっとも横が元々上手くは無い前田と、素人臭の残る藤江なので、その辺は割り引くとしても一日でよく遣ったと思う。
この曲でも前田に感心。
フェルナンデスの zo-3 とは言え、本物のギターとなればそれなりの重さはある訳で、前回観た藤江、佐藤(N)、成田の組では、ギター馴れした佐藤(N)以外はギターに振り回されてフラフラしながら踊っていたのだけれど、前田はギターのネックを立てて持って居やがったので、ギターの持ち方としては正しくないにしても、遠心力で振り回されたりはせずにきっちり踊れていた。
名横綱(と世間的にはどうでも私は思っている)大砲万右衛門のような「負けない相撲」を取れる前田を見直した一日。
<間繋ぎ>
曲が終ると、何故か尾木プロ3人組が再び出て来て間繋ぎ。
常に自由な小嶋と、それに便乗する峯岸と、少々戸惑い気味の高橋。
曲中にやった小ネタ、「握手会で流されるファンの人」を再現。
峯岸演じるファンの人を三島無玄ばりに強引に且つ全力で且つ真顔で流す小嶋が鬼気迫る怪演。
「となりのバナナ」
バックステージではかなり厄介そうだが、舞台の上の河西は実に良く出来ていて、歌から振りから隙が無く、あざといくらいに可愛らしく振舞う。
おつむの方はあまりよろしくないようだが、何故こう上手く動いているのかを友人と考察。
ステゴサウルスのように、身体の要所要所に神経の塊があって、脳の判断を待たずに脊髄反射で処理して動いているのではないかという仮説を立ててみた。
友人曰く「CPUを使わずに、ビデオカードで処理しているのではないか」とのこと。
小野がまた教科書通りの判り易い可憐さを体現。 こちらも猾い。
曲中の仕込み小芝居で「だるまさんがころんだ」をやろうとしたが見事に滑り、曲が終ってから責任のなすりあいをしながら引っ込んで行く小野と河西。
「記憶のジレンマ」
大島(麻)、佐藤(由)、増田、野呂。
野呂が盛大にエクステンションを付けてバッサバッサ振り回して踊る樣がなんとも可笑しい。
歌入りオケとは言え、この歌える面子に入ってボロが出ない佐藤(由)の進歩にも驚く。
大島(麻)と増田の歌は流石の出来。
身体は差ほどでは無いが、手首から左記の動きが妙に柔らかい佐藤(由)の不可思議な動きを堪能できた。
「Confession」篠田、大島(優)、成瀬、板野。
成瀬の動きを見ながら、秋元がここに入るとどうなるか想像してみる。 成瀬は秋元の動きを下敷きにしたような大きく激しい動き。 但し秋元だと、動きや表情にもう少し情緒が出る。
大島(優)のマイクスタンドを振り回す動きの切れの良さ。
髪をストレートに戻した篠田。 振り乱した時に映える。
曲のあとに間繋ぎコーナー。
野呂にpuffyの物真似をさせる篠田。 野呂は多分「楽屋の爆笑王」なのだと思う。
2分半の「MC向上委員会」は野呂。 話の展開は上手いがオチが弱い。
「森へ行こう」→「青春の稲妻」→「生きるって素晴らしい」
「青春の稲妻」に野郎の声が入るのは興醒めだが、それ以外は衣装も曲も好きな流れの三曲。
「青春の稲妻」のソロダンスは峯岸。
箍の外れたやりたい放題の峯岸のギラギラ感と、やり切った後の不敵な笑みが良い味。
小林のソロダンスは永遠に続くかのような絶望的な長さに感じたが、峯岸のそれは「あっと言う間」に終った。
ネクタイを結ぶ時間を少しでも稼ぐべく、「青春の稲妻」のアウトロがまだ続いているのに、決め顔のままでモゾモゾとポケットを探り出す前田が可笑しい。
「ロマンス、イラネ」PV上映
相変わらず画面の隅々を注視していないと秋元が映らず、イライラする。
「選抜入り」てんで喜んでは見たが、戸島の扱いもそんな感じ。
「Dear my teacher」のPVで意図的に消された駒谷を考えれば、映っているだけもマシだと考えるべきか。
「愛の毛布」
板野が白手袋を忘れていた。 黒いので余計に目立つ。
曲はさておき、良いアレンジだと思ったら、久々の樫原伸彦。 良い仕事。
「ロックだよ、人生は・・・」→「50%」
アンコールは実にドーデモイイ感じの勢いで押す曲。
曲はどうでも、舞台狭しと飛び回る樣は見応えが或る。
曲が終ってメンバー各自から今日の感想と挨拶。 ここで仕切り役の高橋みなみが、代打で「初めてのジェリービーンズ」に出た奥を下手から呼び込もうとするが、上手から出てきてしまう予期せぬオチが付いた。
何時の間にか高橋みなみより大きく育っていた奥。 この先どこまで大きくなるのだろうか。
「ハートが風邪をひいた夜」
余韻を持って家路につける、ライブのお仕舞いには持って来いの佳曲。
この曲の岡田実音であったり、「愛の毛布」の樫原伸彦であったり、初期の楽曲で良い仕事をしていた人たちを使って、また良い曲が出来ていく。
劇場を出たら、エスカレーターは規制退場をしていた。 これまで死人が出なかったのが不思議なくらいで、遅きに失した感は有るが、これは良い事だと思う。 続けていただきたい。
歌番組収録、握手会、コマタニ病欠etc...
色々な要素が重なり、一公演だけの日曜だが、まぁなんとかなるだろうてんでゆるりと秋葉原。
八時半過ぎには160枚からの割り込み防止券が捌けたが、夕方になって蓋開けて見りゃキャンセルがそれなりに出て、九時くらいまでに來た人は、抽選枠内で見られたのではないかと思う。
しかし、寒い。
今日も夜のみの公演。
歌番組の収録があるので、所謂「選抜メンバー」が居ない公演。
研究生から倉持明日香、佐藤亜美菜、成瀬理沙、藤江れいな、中田ちさと、宮崎美穂の6人が出演。
チームK由来が大堀恵、奥真奈美、小林香菜、佐藤夏希、野呂佳代、早野薫、増田有華、松原夏海の8人。
川崎希と成田梨紗がチームA由来、(駒谷仁美は病欠)。
不用意な事を言わない倉持以外の研究生は実に楽しそうで、この面子で公演を成り立たせなければならない責任の重さを理解している古株との温度差が目立った公演だった。
研究生では倉持が頭抜けて良く、歌から振り付けから喋りまでソツ無くこなしている。
成瀬は粗いが思い切りの良い動きと、声の大きいのは買える。
藤江は齧歯類的な可愛らしさ。
体調不良ということで、駒谷が休みで、小林と佐藤(N)も一部出演で出たり入ったり。 こう言う逆境でのチームKの連中は、実に強い。
「ロマンス、イラネ」→「夢を死なせるわけにいかない」
「Let's get ''あと1センチ''」→「愛とプライド」
歌番組の収録で小嶋も戸島も居ない。 今日はこのポジションに松原。
今日は松原の「やる気」を見られたのが一番の収穫。
三曲目からの衣装に変わると、なんと言うか、壮観。
成田、早野、野呂の重戦車フォワード。 倉持の「百万ドルの臍」。 客を目で殺す大堀。 奥の奇跡的なまでの美形感。 多士済々。
三曲目からは小林と佐藤(N)が合流して一と安心。
自己紹介
11時の回の握手会に出られなかった小林は、その後の回で「寝坊だろう」と何度も言われたらしく、「AXのライブ以来、風邪で胃をやられて・・・」「私でも風邪引くんですよ」と、少々憤慨気味。 何となく表情が冴えないような気はした。
最後に川崎が〆の挨拶。
「今日はコマタニヒトミちゃんが体調不良の為、おやすみです。」
「そして、サトウユカリちゃんがメディア収録の為…、調子に乗ってます。」
客席からは大きなどよめきと鳴りやまぬ拍手。
戸惑う川崎を後から見守る野呂。
これも野呂の書いた筋書きだろうか。
「Bye Bye Bye」
早野、松原、宮崎。
一生懸命動きすぎて余裕の無い表情になりがちだった早野に大分余裕が出ていて、安心して見ていられる。
元々歌は余り得意でない松原は、声こそ細いものの音を大きく外す事も無く歌えていた。
振りに関しては良く出来ていたと思う。
些か緊張の面持ちの松原とは対照的に実に楽しそうな宮崎。
「初めてのジェリービーンズ」
佐藤(N)のギター捌きが上手い。 ネックの掴み方からして違う。
歌のほうも佐藤(N)が出色。
「となりのバナナ」
小林の顔色が冴えない。 体調の所為なのか、それとも何かまた心配の種を抱えて演っているのか。
奥の方は実に楽しそうに伸び伸びと。 なんだか物凄い勢いで出来上がりつつある。
間奏での小芝居は、アドリブと言う名の行き当たりばったりでは無く、きちんと仕込んできたもの。 小林もほぼ段取り通り出来ていたようだし、きっちり笑いも取れていた。
これが心配の種だったらしく、小芝居が終ると急に活き活きとした顔になる現金な小林。
小林の上手くない歌がたっぷり聴けるだけでも貴重な一曲。 CDになると、河西・小野組の歌になってしまうのだろうけれど、小林の歌の音源が私は欲しい。
「記憶のジレンマ」
研究生だらけの公演でも、見せられる質で客前に出せるのは、増田や野呂の安定した歌と動きが下支えしているからだと思う。 100km/h出せる車が100km/hで走るのと、150km/h出せる車が100km/hで走るのとでは、余裕がまるで違う。
「Confession」
いやまぁ、この曲は大堀に尽きる。
昨日の篠田や大島(優)も凄いと思ったが、あれが「よく出来ている」だとすると、大堀は「ホンモノ」。
振り付けから目配りからマイクスタンド捌きから、全てが「ホンモノ」。 これは凄い。
曲のあとに間繋ぎコーナー。
大堀主導で「最近身の回りで起きた珍現象」についての話をさせようとするが、佐藤(魚)が「チンゲンサイ?」と言った所から段取りがガラガラと崩壊。 「珍現象」を理解させるだけで一苦労。
最後はAXのカウントダウンライブでやらかした大堀の件に話が行ってしどろもどろで終了。
「森へ行こう」→「青春の稲妻」→「生きるって素晴らしい」
「森へ行こう」では、真ん中ではないが前列に小林が居る。 まわりと見比べても振り付けは安定してきており、小林なりに進歩しているのが見て取れる。
途中からささっと早野が合流。
「青春の稲妻」のソロダンスは増田。
昨日の峯岸のようなケレン味は無いが、きっちりと演って外さないのは増田らしい。
「ロマンス、イラネ」PV上映
今日出演している面子が誰も出ていないビデオが虚しく流れる。
「愛の毛布」
樫原伸彦のアレンジだと聞いただけで、なんとなく良い曲のような気がしてくるし、実際聴いていても幸せな気分になれる曲。
「ロックだよ、人生は・・・」→「50%」→挨拶→「ハートが風邪をひいた夜」
アンコールでは野呂が髪を結んで出て来た。 激しく動く曲だけに邪魔になるのだろうか。
曲が終ってメンバー各自から今日の感想と挨拶。
松原は
「今日はいつもと違うポジションをやらせてもらいましたが、自分では納得の行かない出来でした。」
今度チャンスがもらえたら、もっと頑張りたいと唇を噛み締めていた。 その意気や良し。
本人が言うほど酷い出来ではなかったと、私は思う
大堀も、「今日は体がなまっていました」と反省の弁。
野呂も佐藤(魚)が客を名指しにした件で、やんわり釘。
研究生はノー天気に楽しそうにしていたが、チームKあがりの連中は納得が行かない様子だったのが印象に残った。
昨日今日と、極端に出る面子の違う公演を見て思ったのは、昨日の公演が「出来上がったものを見る喜び」であるとすると、今日の公演は「出来上がっていくものを見る喜び」であると言うこと。
私が見たいのは、やはり後者なのだと思った。
今日は実に楽しかった。 朝っぱらから阿呆面提げて寒い中並んだ甲斐は有った。
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