AKB48絡みでは、表紙と巻頭グラビアに篠田麻里子、ピンナップに大島優子、巻中グラビアに小野恵令奈、連載投稿ページに宮澤佐江。
大島優子
オマケピンナップは裏も表も大島優子。
渡辺達生の撮影なので、先日掲載分の別カットだと思われるが、裏も表もハズレカット。
あれだけの出来だった中から、態々眩しい顔になってしまったカットを選ぶ編集者がオタンコナスなのであって、大島優子が老けた訳でも疲れている訳でもない。
ただ渡辺達生の撮影したグラビアには良くある事だが、真昼間の屋外で撮る(撮らせる)ってのは如何なものかと思う。 編集者の意向なのか、事務所の意向なのか、渡辺達生のやり方なのか。
篠田麻里子
7/2発売の写真集から先行グラビア。 8ページ8カット。撮影は曽根将樹。
頬が変に赤味を帯びたカットが幾つか有るが、表情としては悪くない。
色々な表情は見せつつ、常に「篠田麻里子」であり、けして正体を現さないのは驚嘆に値するが、そこが私には食い足りない。
仕事の質そのものは高いと思う。
曽根将樹の仕事としての面白さは2ページ目と5ページ目。 構図の切り方が実に厳密。 ファインダーでの見た目ではなく、印刷物になったときの事まで考えて撮っているから無駄が無い。
無駄が無いから編集者が細切れにし難い。 だから8ページ8カット。
小野恵令奈
過渡期の小野恵令奈。 4ページ11カット。 撮影は川島小鳥。
身体の線が隠れる浴衣になると、以前からの小野恵令奈と然程変らぬ姿。 それが薄着になると表情まで含めて大人びた感じに。
同じ方向から撮り過ぎているのが難だが、大人と子供の両面を切り取れているので、1ページに8枚並ぶと、小野恵令奈の揺らぎが面白く出てくる。
bump.y
ワニブックスから出る写真集からで4ページ7カット。 桑島智輝の撮影。
集合で見開きの個別ページを挟む構成。 当然UTBと同じ素材を使っている訳だが、写真の選び方と割付けに編集者と雑誌の資質と性格が出る。
印刷と紙質を割り引いても、プレイボーイの方の負け。
モノクロ読み物ページは、スマイレージのインタビューと業界四天王の対談から。
スマイレージ
インタビューや心理テストなどで3ページ。
こちらに纏めて持って来た為、グラビアページは写真だけで押す構成になっている。 それだけに写真の出来の悪さが殊更惜しまれる。
業界四天王対談
この人達(北川を除く)の書いたものを読んで育ったので、こうして大御所然として時事放談的な記事になっていると妙な感じ。 取材と構成は例によって村山義典。
「グループアイドル戦国時代を斬る」ってんで、束ものアイドル花盛りの昨今の情勢と今後の展望をしつつ、さりげなく自分の好きなグループを推してみたり、相変わらず食えない。
定見は有りつつも節操は無い人達なので取り上げるグループは多岐にわたり、実際に見たうえで話しているので的外れな発言も無い。
テーマがテーマだけに仕方ないと言えば仕方ないのだけれど、束もの全盛の中、単騎奮戦する真野恵里菜に一と言くらい触れてやっても罰は当たらないのではないか。
写真そのものはいただけなかったが、インタビューとグラビアを分離してそれぞれを充実させる構成は良かった。
これを含めて散見される質の低い写真が気にはなったが、全体の質はまだ同業他誌より高い。
金曜発売の写真週刊誌に、今週も〓(the Artiste Formerly Known As Nakanishi Rina)。 この件では取り巻く多くの人が涙したようなのであるが、AKB48友撮と同じ雑誌の中で同居しているのが妙な感じ。
まぁ売れりゃ何でも良いのだろう。
AKB48絡みは巻頭グラビアにチームPB、連載投稿ページに石田晴香、刊中グラビアにチームYJ。 オマケピンナップは表がチームPB、裏がチームYJ。
AKB48 チームPB(多田愛佳、柏木由紀、高城亜樹、仁藤萌乃、前田亜美、宮崎美穂、宮澤佐江)
巻頭グラビア8ページ12カット。 撮影はTakeo DEC.
集合で1ページ、宮澤、柏木、高城、仁藤で1ページずつ、宮崎、多田、前田で2/3ページずつの個別写真。 最後に仁藤+高城、宮澤+柏木+前田、宮崎+多田で組になったものと、浜辺での集合で1ページ。
年齢で区切ったのか、多田と前田のみセパレートで、残りの連中はビキニ。
水着映えと言う点に於いて、個別で1ページ貰えた組とそうでない組の間に差があるのは判るが、余白は多く、組み方次第ではどうにかなったのではないか。
個別の写真でも、晴天の浜辺で撮ったものを使われた組と、木陰で撮ったものを使われた組で落差が激しい。
木陰で撮られた仁藤萌乃と宮崎美穂は当たり。
仁藤は綺麗に見えるスイートスポットが狭く、なかなか当たりの写真が出ないのだけれど、この写真は良い。
宮崎も無から有を創り出す「くびれ錬金術」みたいな写真であったり、不自然に腹を隠蔽した写真だったり、妙なものが多かったが、粗を敢えて隠さずに素でカメラの前に立って微笑んだこの写真は、生意気だが憎めないその個性が上手く引き出されている。
反面柏木は身体の線は綺麗に出ているものの、顔に影が差してしまっているし、眩しさから下瞼が上がってしまって表情も良くない。
宮澤はグラビアの出来以前に、炎天下に水着で放り出して直射日光を当てると言う点に於いて間違い。
只でさえ焼けやすいのが、さらにこんがりと。
時間が無いところで移動時間の掛かる海外ロケってのが、よく判らない。
水着の種類は多いが、水着以外の写真は少なく、浜辺と浜辺近くの木陰だけと言うのも味気無い。
いつもながら掛ける金と手間の割りに出来がお粗末。
AKB48の夢叶ッ!
石田晴香が登場、この人にも遅蒔きながら春が来た。
マンガ・アニメ好きの石田の食べやすい部分を読者にお届け。 文字物ページにしては文字量が少ないこともあって、石田の業の深い部分までは掘り下げておらず面白味は薄いが、石田を知ってもらう取っ掛かりとしては良い。
AKB48 チームYJ(河西智美、菊地あやか、北原里英、倉持明日香、指原莉乃、仲川遥香、峯岸みなみ)
7ページ12カット。 撮影は桑島智輝。
写真そのものは悪くないのだけれど、相変わらず割付けのセンスが無いのと、写真選択に芸が無いのとでグラビアとしての質は低い。
写真に大きく「負」の字を被せるなんざ、お里が知れる。
勝ったのはチームPBのメンバーであって、編集者ではない。 勝ちに驕ったのが露骨に出ていて不快。
負けを強調したキャプションも度が過ぎていて、下衆な根性がグラビアを台無しにしている。
晴天の浜辺で撮ったカットが使われているので、表情の良くないものも散見されるが、サイパンほど光線がきつくないこともあってか、ハズレカットは少な目。
眩しさが凶と出たのは指原と河西。
指原は情け無い表情に振れているし、河西は頑張って目を開いた余波で顔全体に力が入り、持ち前の「口元の色気」が出ていない。
吉と出たのは菊地と仲川。
仲川は眩しそうな顔に愛嬌があり、菊地は物憂げな表情から色気が漂う。
残念なのは峯岸で、もはやそれを含めて仕事用の顔なのかも知れないが、瞳を大きく見せるギミックが目立つ。
表情からポーズから横の人間との絡み方まで、良いところが多いだけに画竜点睛を欠く。
表紙と巻頭グラビアにチームPB、巻末グラビアにチームYJ。
AKB48 チームPB(多田愛佳、柏木由紀、高城亜樹、仁藤萌乃、前田亜美、宮崎美穂、宮澤佐江)
ムックの広告も含めて8ページ9カット、うち見開き1箇所。 撮影はTakeo DEC.
柏木の個別写真で1ページ、見開きで集合、2/3ページずつの個別写真、広告込みの集合で1ページ。
個別写真は全て夕方の浜辺で撮ったもの。 多少眩しげな表情もありつつ、破綻は無い。
見開きの集合は、昼間の浜辺ながら木陰で撮ったもの。 光が強くない分、生きた表情。
多田が安定して良い。
見開きの集合では幼さの残る多田は、個別写真では一転して大人びた表情。 顎の線もスッキリして、上手く大人に移行出来そう。
前田はムラはありつつも、集合では良い表情。
宮崎は作り込んだ表情でカメラの前に立たないのが良い。 撮影用の顔では有るが、如何様にも解釈できる表情になっているので、見ていて飽きない。
高城はメイクと髪型が珍妙なのと、表情が一本調子なのとで冴えない出来。 ポーズや表情を本人に考えさせずに上手く誘導できれば変るのかもしれない。
宮澤は笑顔過多なのと、光の強い状況下に置き過ぎていることとで、その良さが十分引き出されていない。
AKB48 チームYJ(河西智美、菊地あやか、北原里英、倉持明日香、指原莉乃、仲川遥香、峯岸みなみ)
巻末グラビア6ページ28カット。 撮影は桑島智輝。
細かい写真を散りばめた1ページ目から、指原+北原、峯岸+河西+倉持で1ページずつ、再び細かい写真を散りばめたページを挟み、仲川+菊地で1ページ。 最後に集合で1ページ。
移動時間から花火や枕投げ、楽しませる工夫をしつつ可能な限り撮影に組み込んでいるので写真に幅が出ているし、何より表情が良い。 楽しさと寂しさと悔しさが綯い交ぜになった、噛んで味の出る表情。
オフショットの細かい写真を散りばめることで、決め顔の写真も生きてくる。
仲の良い北原と指原、仲川と菊地を棒組みにする事で安心感を醸し、峰岸・河西・倉持の三人三様の色気が絡み合う。 6ページがそのページ数以上に機能した佳品。
首を傾げざるを得ない点もあったこの企画だが、ことチームYJの連中にとっては実りある物だったのではないかと思う。
コラム的な何か
誕生日を祝える幸せ
峯岸みなみのもどかしさ
「SKE48 パーフェクトコレクション」と銘打ち、巻頭巻末ブチ抜きでSKE48。
シングル選抜組だけでなく、療養中の松下はプロフィールのみだが、研究生まで含めて全員出ているのが画期的。
前半グラビアページはシングル選抜組が11ページ9カット、うち見開き4箇所。 続いて歌衣装の顔見世写真。 「ごめんね、SUMMER」は見開きで。 「少女は真夏に何をする?」と「羽豆岬」の連中が1ページずつ。 「ピノキオ軍」も見開き。
後半はカップリング組のグラビア。
「少女は真夏に何をする?」と「羽豆岬」の組が制服衣装で1ページ、「少女は真夏に何をする?」、「羽豆岬」、「ピノキオ軍」それぞれ2ページずつ。
カップリング組の撮影風景が小さい写真を散りばめて見開きで。 SKE48講座で2ページ。 私物とサイン色紙プレゼントの紹介を兼ねたプロフィールで5ページ。
選抜組のグラビアとプロフィールは中山雅文、カップリング組のグラビアは小塚毅之、選抜組以外のプロフィールは松田和弘。
人数が人数だけに分割して撮影して有る訳だが、力を入れて撮影したはずの選抜組よりカップリング組の方が写真の出来は良いと言うのが皮肉ではある。 しかし、総体的に見て入門篇としては十分な出来であり、アイドル専門誌を上回る力の入れ方でカラーページを大幅に増やし、この一冊があればとりあへず事足りるものを出してきたヤングアニマルの意気込みは結実している。
グラビアそのものはベタな上にもベタな構成で、出来としてはよろしくない。 特に選抜組のももいろクローバーの歌衣装みたいな浴衣風の衣装はメイクもおかしい。
どう撮ってもハズレの少ない松井珠理奈や向田茉夏あたりはそれなりの出来になっているが、素材は良いが扱いが難しい松井玲奈や大矢真那はハズレ写真。
反面撮り方によってはまるで可愛く無い事もある加藤るみはオフショットも含めてハズレ無し。 運も作用しているのかもしれない。
ともあれ、歌衣装でのカットは及第点。 顔見世グラビアとしては十分以上の出来。
# @香菜 [ヤングアニマル やっぱり全員が揃っているといいものですね。 当たり前のことなのに嬉しくなりました。 前々からちょっと..]
色々あって買う気にならないので立ち読みで済ませたが、巻頭グラビアの小嶋陽菜は良かった。 撮影は以前もフライデーで小嶋陽菜を撮っていた細居幸次郎。
買うべきかな・・・とも思ったが、不愉快が勝ったので買わず。
AKB48絡みはSKE48のグラビア、モノクログラビアページにAKB48ロサンゼルス公演レポート、投稿連載ページに佐藤すみれ。
SKE48 (石田安奈、木﨑ゆりあ、高柳明音、松井珠理奈、松井玲奈、向田茉夏、矢神久美)
6ページ17カット、撮影はTakeo Dec.
前半3ページは制服、後半3ページは「アイドル部」と言う設定で歌衣装風。
衣装は例によって米村弘光が担当。 相変わらず仕事そのものの質は高いのだけれど、歌衣装部分は毎度お馴染みのもの。 流石に食傷。
ロケ地は自由学園明日館。 前半の2ページ目3ページ目は、明るくは無いが柔らかく廻る光を捉えて上手く撮っているが、後半は照明機材持ち込みでばっちり当てての撮影。
自然光が柔らかく廻るのがフランク・ロイド・ライトの名作の一つであるこの建物の特徴なのであって、後半のように撮るならここで撮る必要は無い。 相変わらず素材を生かす工夫が足りない。
6ページに17カット盛り込んである訳だが、雑然としていて且つ窮屈。 その上、秋元の書く歌詞の劣化コピーのようなキャプションがベタベタと五月蠅い。
hommage にしては敬意が感じられず、parody にしては諧謔が無く、 pastiche にしては稚拙に過ぎる。 文字を書いて飯を食うにあたっての覚悟が足りない。
モバイルサイトで動画や別カット見せるための導入部としての位置付けなのかも知れないが、このグラビアを見てその先を見たくなるかどうかは疑問。
素材は良く、ロケーションも良い、カメラマンも少なくとも前半では難しい光を上手く操って撮っている、なのにこの出来。
部数が伸びない分携帯サイトを充実させて稼ごうという事なのだと思うが、導入部がお粗末では本末転倒。
その場にある光を生かしたカットは良く撮れている。 2ページ目3ページ目の個別写真は秀逸。
最後のページの集合も良いが、ピントの置き場が悪く最前列の高柳がアウトフォーカス気味。 前列と後列で光の状態も異なり、最後列の松井珠理奈を浮き立たせるにしては、レンブラント的な明暗と言う感じでもなく、一寸中途半端。
それにしても驚くのが松井珠理奈の安定感。 年相応のあどけない可愛らしさこそ出ていないが、常に求められる「松井珠理奈」であり続けている。
AKB48 ロサンゼルス公演レポート
3000人と言う集客を多いと見るか少ないと見るかで報道姿勢に違いが見られて、先行する新聞報道などでは後者寄りだったが、プレイボーイでは平日の夕方に3000人集まった事を強調。
ライブのステージ写真が3カット、客席や客で4カット、オフショット1カット、プレス用記念写真1カット。
ステージ写真のうちの1枚が Blue rose のもの。 大堀恵の位置に峯岸みなみ、増田有華の位置に大島優子。
この面子なら大島優子がどんな無茶をやっても受け止めきれるし、また周りもそれに応えて思い切りやるので良いものになったであろうと思われる。 それは写真にも出ていて、峯岸みなみが実に良い顔をしている。
ステージ写真は3枚が3枚とも良く撮れている。 そろそろステージ写真だけで構成する写真集が欲しい。
DVDを撮るための公演があるなら、写真を撮るだけの為の公演があっても良い。 AKB48劇場での写真のつまらなさは、撮影する場所が二本の柱の前に限定されて来た事に起因している。
立ち見最前列であったり、お立ち台からの視点であったり、舞台袖からであったり、撮影して絵に出来る場所は幾らでもある。
劇場公演を見たい人と見られる人のバランスが著しく崩れている現状において、記録する手段にも工夫が欲しい。
日々の公演をオンデマンドで垂れ流すだけで事足れりでは困る。
AKB48の夢叶ッ!
今週は佐藤すみれ。
相変わらず深くは掘り下げないが、浅いなりに鼻っ柱は強いが可愛げはあるところが活写されている。
食い足りなくはあるが、これはこれで良いのかも知れない。
綾瀬はるか
今村敏彦らしさの出た、表紙+巻頭グラビア6ページ6カット。
巻末の素人脱がせグラビアの過剰な生々しさも良いが、リビドー抑え目で楽しく撮ったこちらの方が私は好きだ。
アウトフォーカスもブレも有るが、その場の空気は捉えているので気にならない。 久し振りに私の見たい今村敏彦の写真を見た
小林がブログ上で展開する自作自演写真集の第二段。
小林香菜実費写真集 【かっちゃん】
小林香菜と一日デートと言う設定ながら、歌衣装で且つ楽屋。 「鏡を見ながらウインクの図」「椅子に座ってアナタを待つの図」「アナタの姿を見てドアの陰に隠れるの図」「ショートケーキの苺を食べるの図」「振り向きセクシーショット」の5枚。
鏡に映った小林を撮ったものが面白い。 自分で撮っているわけではなく、撮った人間も写っていない。 無い知恵絞って撮ったであろうところが小林らしく微笑ましい。
相変わらず薄気味悪い文体のキャプションが付いているのだけれど、これは被写体たる小林でも待たれている「アナタ」でも無い第3の人格。 期せずして覗き見的なものになっているのだけれど、意図しないところで思わぬ仕事をするところもまた小林らしい。
例の企画もこれでお仕舞い。 長くなりそうなので、書けた分だけアップロード。
表紙はチームPB、裏表紙はチームYJ。 巻頭にチームPBのグラビア26ページ、巻末にチームYJのグラビア26ページ。 間にこの企画を振り返ったりスタッフが反省会をしたりする読み物が挟まる。
先ず、表紙と裏表紙を見比べて溜め息ひとつ。
表紙は柏木を頂点にチームPBの連中をピラミッド型に配置しているのだけれど、この並びにあからさまなヒエラルキー。 柏木にピントが来るのは必然としても、三列目がぼやけてしまっていて且つ表情も悪い写真を持ってくるところが実にプレイボーイらしい。
この連中を載せる事で雑誌の売り上げにも資するところがあったであろうし、このムックも大いに売れるだろう。 しかし週刊プレイボーイは彼女等から何を引き出し、何を返せただろうか。
裏表紙のチームYJも河西・峯岸、北原が真ん中には居るが、露骨な序列は無く、全員の持ち味が引き出された写真になっている。
切り身と刺身は似て異なる。 魚の食べられる部分を切ったのが切り身、それを最も良く味わい得る形や大きさ厚さに切って並べたのが刺身。
チームPBの連中の不幸はその手間を掛けて貰えなかった事、そしてそれでも勝ってしまった為にその不幸が閑却されてしまう事に有る。
片やチームYJの幸福は、始めから劣勢であったが為に、それぞれの持ち味を判りやすく引き出す営為を重ねてもらえた事にある。
表面上の勝ち負けはさておき、どちらが多くを得たかは自明の理。
# みっつ [はじめまして、いつも読ませていただいています。 私は写真集やグラビアにさほど価値を見いだせていなかったのですが、色々..]
AKB48絡みは巻頭グラビアに大島麻衣、ニュースページに小野恵令奈のインタビュー、NMB48、ジャンケン選抜の件。 投稿連載ページに高城亜樹。
大島麻衣
小塚毅之の撮影で6ページ7カット。
或る程度売れてから辞めて、辞めてからも或る程度売れ続けているのは今もって大島麻衣のみ。
タイトルに「HOTEL」とあるように、ホテルと思しき屋内での撮影。 グラビアをやる覚悟が体形に表れているし、目線の来たニコパチだけではない構成も良い。
2ndシングル発売に合わせてのものだとは思うが、ストロボで生々しさを出したカットと、自然光で柔らかく撮ったカットのバランスも含めて良い出来。
小野恵令奈インタビュー
聞き手の視点が完全に客の"それ"であるのだけれど、状況が状況だけに不快感は薄い。 然し、署名の後に (小野恵令奈推し) と入れてしまうのは遣り過ぎ。
碌すっぽ知りもしねぇ奴に、したり顔で見て来たように歴史を語られるよりは遥かにマシではあるが。
答えやすい質問しかしていないのだけれど、その質問の本来意図したところより先まで小野が語っているので、読み応えはある。 唯其れは小野恵令奈が描いた絵図をもっともらしく説明しているだけに過ぎない側面もあり、「何故、海外なのか」と言う点については触れられていない。
長く留まるべきか否かは人夫々だが、小野恵令奈は辞めどきを上手く見極めたと思う。 私の中では「役者になる」と「海外」が上手く繋がらないのだけれど、其れは帰ってきた小野恵令奈の絵解きを待つことにしよう。
ニュース二題
NMB48に関しては憶測と伝聞なので論評に値しない。 ジャンケン選抜に関しては「バカバカしさもAKB48の魅力のひとつ」と言う立場で書かれている。
魅力かどうかはさておき全てが馬鹿馬鹿しい現状の一つの事象に過ぎないことは確かであると私も思う。 金と思惑が絡まないだけまだ救いは有る。
肯定されるにしても否定されるにしても、話題に成ればなるだけジャンケンで選ばれた連中にも注目は集まる訳で、狙いとしては上手いし、石黒に突っ込まれた250万円が泡と消えた遣らずボッタクリの後にやるのも芥子が利いた秋元一流の居直りであり、こんな事で一々驚く方が莫迦。
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