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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2010-07-03 憂愁 [長年日記]

_ 雑誌レビュー UTB 8月号(2)

モノクロ読み物ページは、スマイレージのインタビューと業界四天王の対談から。

スマイレージ
インタビューや心理テストなどで3ページ。
こちらに纏めて持って来た為、グラビアページは写真だけで押す構成になっている。 それだけに写真の出来の悪さが殊更惜しまれる。

業界四天王対談
この人達(北川を除く)の書いたものを読んで育ったので、こうして大御所然として時事放談的な記事になっていると妙な感じ。 取材と構成は例によって村山義典。
「グループアイドル戦国時代を斬る」ってんで、束ものアイドル花盛りの昨今の情勢と今後の展望をしつつ、さりげなく自分の好きなグループを推してみたり、相変わらず食えない。
定見は有りつつも節操は無い人達なので取り上げるグループは多岐にわたり、実際に見たうえで話しているので的外れな発言も無い。
テーマがテーマだけに仕方ないと言えば仕方ないのだけれど、束もの全盛の中、単騎奮戦する真野恵里菜に一と言くらい触れてやっても罰は当たらないのではないか。

_ 雑誌レビュー UTB 8月号(3)

渡り廊下走り隊
後半グラビアページは渡り廊下走り隊から。 6ページ6カット。 撮影は細居幸次郎。
集合で1ページ、個別で1ページずつ。 成長であったり、その他の事情であったり、それぞれ表情に変化が出てきているが、それが一番良い方向に向いているのが仲川遥香。
尾木プロが採った時は正直なところ「何故、仲川?」と思ったものだが、何時の間にやら綺麗になっていた。 黙っていれば。

新曲のタイトルに合わせてか、それぞれ国旗を持っているのだけれど、フランスの国旗を肩から掛けてご機嫌な渡辺麻友が微笑ましい。

6ページ目の平嶋、その魅力を引き出して撮って貰った写真が少ないように思うが、これは当たり。
立ち方にしてもポーズにしても意識が高い。
薄着のグラビアより、こうして普通に服を着た写真の方が映えるように思う。

小野恵令奈
5ページ5カット。 撮影は熊谷貫。
過渡期にある小野恵令奈の大人の部分に焦点を絞っており、1ページ目3ページ目あたり、小野の"今"を捉えている。

継続して取材してくれる専門誌の有り難味を感じるインタビュー。
2008年12月号の読み物ページで対談した吉田恵輔監督の映画「さんかく」に重要な役どころで出演した経緯と裏話など。
この人は仕事に恵まれている。 仕事に恵まれず、妙な形で脚光を浴びたりするのを目にするに付け、来た仕事はしっかりこなして次に生かして欲しいと切に思う。

前田敦子×大島優子
前田と大島で5ページ10カット。 撮影は桑島智輝。
前田の表情が良い。 ニューヨークでの機嫌の良い顔とはまた違い、何と言うか、安心したような顔。
そんな前田に影響されてか、遣り過ぎる事の多い大島も珍しく過不足無い仕事。 将に相乗効果。
この二人は良いバランスだと思う。

AKB48 おひとり様 第2回
前回の小森美果に続き飛び道具が登場。 石田晴香でグラビア1ページ4カット+読み物1ページ。 撮影は古賀良郎。
1ページ乍ら石田晴香の外見上の美点は上手く引き出されており、不摂生からか時折見られる戸島花のような隈の棚田も消してもらったのか偶々出ていなかったのか、目の下もすっきり。

モノクロページのインタビューが泣かせる。 初舞台の頃の爆発的な人気を考えれば、とっとと正規メンバーになっていてもおかしくなかったのだけれど、それを下積みのまま腐らせかけたオタンコナスな運営。
石田晴香には強く生きて欲しい。

夏帆
2ページ2カット。 撮影は藤本和典。
今ひとつスイッチの入りきらないような表情。 役者属性の人はこの辺りが難しい。
2ページ目の黒バックの前に立つ写真。 元の写真だときっちり出ているであろう髪とバックの境目が、印刷になるとはっきりしない。 印刷になったときにどう見えるのかの想像力が撮る時に働いていない。

Mizca
2ページ2カット。 こちらも藤本和典の撮影。
あまり上手いと思った事が無いのだけれど、これは粗を隠して良さを引き出せている。
粗が出たのはモデルではなく、衣装の問題。

恒吉梨絵
2ページ2カット。 撮影は長野博文。
目次には載っていないセントフォースの若手キャスターを集めた写真集の宣伝ページが夏帆のページの前に挟まっているのだけれど、それと較べるとこちらの方がより長野らしい写真になっている。
最近、この人の影響なのかデジタルカメラで撮影した写真を加工して妙な色味にしているものをよく見るが、ここまで一定の色合いに仕上げられたものはついぞ見たことが無く、大抵は失敗に終わっている。
技術を練り上げて自家薬籠中のものにする事の難しさと大切さを改めて感じる。

少女団地 vo.13 (重本ことり)
アライテツヤの連載グラビア。 2ページ2カット。
只一つ残る震災復興建築の集合住宅である同潤会上野下アパートでの撮影。 まずロケーションが素晴らしい。
私の好みに嵌っているという事もあるが、心に沁みる良いグラビア。
階段室で外光を拾って撮った2ページ目が秀逸。

佐山彩香
4ページ6カット。 撮影は小塚毅之。
屋外で制服、屋内で水着。
屋外では眩しげな表情だが、屋内は柔らかく。
水着のカットは被写界深度を浅く、前後をぼかして視点を誘導して煩悩を刺激する撮影手法。 このあたり、巧い。

前田憂佳
ソロ写真集からの5ページ7カット。 撮影は根本好伸。
水着と着衣での構成だが、インタビューで本人も「水着の撮影は一生なれないと思います」と語っているように、水着部分は聊か硬い表情。
反面、服を着た写真は実に柔らかい表情。
2ページ目と4ページ目を見比べて頂きたい。

矢島舞美写真館 meet again
前号で終了した連載グラビアからの写真集刊行に合わせてのアンコールグラビア。 5ページ7カット。

引き出しの多いモデルを様々なカメラマンが撮り、纏まった量の写真を掲載する良い企画だった。
表情は佐藤裕之撮影分の1ページ目、写真から漂う楽しげな雰囲気は今村敏彦撮影分の4ページ目、写真としての美しさは6ページ目の根本好伸撮影分。

_ 雑誌レビュー UTB 8月号(総評)

写真そのものはいただけなかったが、インタビューとグラビアを分離してそれぞれを充実させる構成は良かった。
これを含めて散見される質の低い写真が気にはなったが、全体の質はまだ同業他誌より高い。

_ 立ち読みで済ませたもの

金曜発売の写真週刊誌に、今週も〓(the Artiste Formerly Known As Nakanishi Rina)。 この件では取り巻く多くの人が涙したようなのであるが、AKB48友撮と同じ雑誌の中で同居しているのが妙な感じ。
まぁ売れりゃ何でも良いのだろう。

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# Dwightsa (2014-02-07 16:01)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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