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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2013-06-01 覚束無さ加減 [長年日記]

_ やっぱりここでも メグリアイ厨!(5/25)

メンバーの高校生組は中間テスト期間と言う事で、19歳組四人でお届け。
仕事が忙しくなると悠長な事も言っていられなくなるのだけれど、きちんと学校に行かせてもらえるのは良い。

浅原の仕切りで進行。 けして器用な質ではないのだけれど、見るたびに進歩はしていて上手く廻している。
山田渚はこれまで作りこんでいたクールなキャラクターを放棄して楽屋のままの放埓と言うかなんと言うか、「ひとり学級崩壊」のような感じの自由な振る舞い。 これがまぁ、実に面白い。
山田渚が突拍子もないことを言う→山中が怯える→浅原が掘り下げる→白鳥が冷静に突っ込む・・・。 良い循環。

本放送終了後のオマケライブは3曲。
白鳥の覚束無さ加減に驚く。 戸惑いつつも何とか歌って踊っているのだけれど、時折振りが止まる。
振りが止まるのは移動で戸惑った時だけで、あとは何とか繋がっているので、一人では或る程度踊れているのだと思う。
どう言うレッスンをしているのか全く知らないのだけれど、メグリアイで歯痒く思うのは「全体の擦り合わせ」に重きが置かれていない事。 それが面白くもあるのだけれど、客前に出すレベルには達していないものをポンっと出してしまうのは如何なものかと思う。

白鳥に関しては、踵重心で立っているので初動が遅いのと、動ける身体になっていないのとで、まだ一寸時間は掛かるかもしれないが、泣きが入ってもおかしくない状況でもとりあへず勤め遂せてはいるので、長い目で見て行きたい。

それでもライブとして形になっているのは、山田渚が楽しそうにパキパキ動いているのと、山中と浅原が自信無さ気なそぶりを見せなくなったのとで、観ていていたたまれなくなる瞬間がとりあへずは無くなったから。

なんだかんだ言っても、楽しいのである。

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2013-06-06 平和 [長年日記]

_ lyrical school「PARADE」 リリースイベント(5/24 亀戸サンストリート)

例によって定時で逃げ出して亀戸へ。
六時半頃に着いてみると、ベンチは前二列が埋まったくらいでどうなるかと思ったが、仕事帰りに飛んできた向きが多かったと見えて、始まる頃には殆ど埋まって立ち見二列くらい。
缶ビール片手にした客もちらほら。 このグループにはそんな楽しみ方も似合う。

他のイベントが入っていない、週末だが平日の夜とあって、舞台袖にはテント楽屋が無くて、物販の長机のみ。 そしてこの物販が淡々としていて、売ってます的な告知は最後まで無かった。

楽屋が無いので、開演時間が近付くといつのまにかメンバーが舞台袖に。 ここで誰も茶々を入れに行かない平和な現場。

袖で気合を入れる儀式的なことをやり、その流れで開演。
客のノリや振る舞いがアイドル固有のそれとは異なっていて、巷間よく見られる「通りすがりの民間人が奇態な振る舞いのアイドルヲタを嘲笑するの図」は見られず、それが敷居を下げていて、足を止めて観ていく買い物客もちらほら。
オケのレベルが高すぎるのと、各々の声にあわせてマイク音量を調整していない為に中々どうして聴き取りづらいのだけれど、歌そのものの巧拙はさておき「楽しませる技術」に関してはなかなかのもので、煽りながら繋いで行く。
開演まではベンチに腰掛けていた客も、始まった途端に殆どが立ち上がり、最前列に居た連中はかぶりつきで観ているような状態でありつつ、前述の通りガツガツしないので平和裏に進行。
演った曲数や時間以上の満足感を得られた楽しいひと時。


2013-06-08 虚しさの苦み [長年日記]

_ アップアップガールズ(仮)ニューシングル販促イベント(6/5 錦糸町オリナスモール)

仕事帰りに錦糸町へ。 一時期は櫛の歯が抜けるようにテナントが仕舞って行ったオリナスモールもとりあへずは持ち直したようで、買い物客もそれなりに。
南側吹き抜けに設えられた簡易ステージの前にはCD購入者向けの優先観覧スペースが作られ、Tシャツやら何やらで武装した客が前方に陣取り、中ほどから後ろに仕事帰りの背広組が並ぶ。 開演直前におひざ送りのお願いと前説。
傍流とは言えアップフロントだけの事はあり、固定客がいる強みで私がこれまでに此処で観たインストアイベントの中では屈指の入り。
自動ドアの前に通路スペースを空けてステージ下手側面まで観覧スペースにしているのは初めて見た。

吹き抜けとは言え周囲をテナントに囲まれた屋内なので何時もながらオケもマイクも音量は抑え目。 前説でも控えめな応援のお願い。
自己紹介が冗長且つ早口で、マイク音量が絞られていることとも相俟って聞き取り辛い。 自己紹介もそうなのだけれど、誕生日を迎えた古川小夏の挨拶やら海洋生物の物真似(それ自体は良く出来ていた)やら、「アップアップガールズ(仮)」が何であるか知っていないと分からない事を優先観覧スペースにのみ向けて延々と演っているところが、アップフロントの驕りと言うか何と言うか。 傍流に置かれたとは言え親藩か悪くても譜代で少なくとも外様ではない、踏ん反りかえっていても客が金を置いて行く殿様商売の腐臭が鼻に衝いた。

苦虫を噛み潰して観ているのは私くらいで、他の客は概ね楽しそうであったし、予備知識なしにふらりと来て最後まで見て行った買い物客も居たので、インストアイベントとして失敗であったとまでは言わないが、「ここで客を捉まえよう」「名前だけても知って貰おう」と言う気概は感じられなかった。
これは本人たちではなく、送り手の大人の責任に係る部分であり、どう言う場所で何のためにイベントを打つのか、目標や目的が不明確で戦略も戦術もヘッタクレも有りゃしない状況下、現場の兵卒の頑張りで何とかする帝国陸軍的な泥縄。
同じタワーレコードのインストアイベントでも、新宿店と錦糸町店では全く状況が異なる。 店内なのかオープンスペースなのか、屋内なのか屋外なのか、目当ての客だけなのかフリの客はいるのか、対象が変われば見せ方も変わって然るべきなのだけれど、そんな事を考えずに能天気にやっていても客が勝手に来て金を落としてくれるのが大手の強みなのであろう。

近隣店舗からの苦情が来やすい場所でのイベントなので、音も小さめなのだけれど、舞台の上から煽るから大人しくしていた客も徐々に箍が外れ、前説でのお願いなどは吹っ飛んでしまって乱痴気騒ぎ。 嗚呼、「愛国無罪」。

演る曲そのものは好みは別として良く出来ているし、マイク音量が小さくとも通る声、蜜柑箱に毛が生えた程度の猫の額に7人から乗って狭いなりに何とかして踊る対応力、竹中夏海の手加減なしの悪ふざけにも付き合えるだけの地力はあるから、周辺状況を横に置いて舞台の上だけを見ている分には十分楽しいのだけれど、見せ方が下手すぎる。
これは前述の通り送り手の大人の責任。

面白いには面白いが、不愉快と言うか虚しさと言うか、苦みが強く残って後を引くイベントであった。


2013-06-09 原生種 [長年日記]

_ ウェザーガールズ 3rdシングル「恋のラブ❤サンシャイン」リリース記念イベント(亀戸サンストリート)

親子連れ買い物客向けの抽選会を挟んで昼夕二回廻しのイベントの二回目を観覧。
此処のところ寒暖の差の激しい日々が続いていたが、急に暑くなった日曜。 買い物客も多い。

ステージ前ベンチを柵で囲い、その内側がCD購入者向けの優先観覧スペース。 CD購入者を一と通り入れ終えてから一般客にも解放。
この柵の内側でのみ、ライブ中の撮影は可能とのアナウンス。 ただし、一般客や周辺店舗にレンズを向けないよう釘を挿される。 一般客にレンズを向ける手合いが居たことに苦情が来て、サンストリート全面撮禁と聞いていたのでこれは嬉しい誤算であった。

CD購入特典や、撮影に関する注意事項の説明も丁寧であり、入場に係る手際も良く、毅然としつつも居丈高ではないところに感心。
当たり前に出来て然るべきことが出来ない業者があまりにも多い。

開演時間となり、袖のテント楽屋からステージへ。
気合入れの儀式なども無く、ニコニコと。
タンクトップの上にTシャツを重ねたような、あまり夢の無い衣装。 以前フェアリーズが着ていた様なレッスン着のような感じの物なのだけれど、悪くは無かった(良くも無い)
left
エース(ウェザーガールズ)
メイクは白塗り感のある濃い目のもので、髪色も日本の流行とは少々違う色味なのが異国情緒か。
昔のバスケットシューズのような形のブーツを履いているのだけれど、これのヒールが恐っそろしく高い。 流石に動きにくそうで振り付けは激しくないが、立ち姿は美しい。 曜日担当が決まっているので自己紹介などの並びは固定のようだが、曲によって立ち位置も変わり、縦横の移動も多いので、どこから見ていても七人満遍なく見られる。

自己紹介から歌詞からすべて日本語で、早口になると聴き取りづらいところもあるが、大意は汲み取れるくらいの会話力はある。 外貨稼ぎの為に身に付けた商売用の日本語ではないからなのか、教科書には載らない類の「必要度は低い部分の語彙」が豊かなのも面白く、好感が持てた。
間繋ぎで「ものまねをやります。 みたいですか?」と言って突っ込んだ根多が「ビートたけし」「谷啓」「小島よしお」。 悪い客が握手会か何かで仕込んだらしく、ホンモノとはかなり違うが、見目麗しき婦女子の「がちょ~ん」は和む。

煽り方も客の反応も当世風のそれとは一線を劃していて一寸古風ではあるが、それが却って心地よい。 世界三大「ヨッシャ行かないアイドル」のひとつ。

特筆すべき点は「年相応である」と言う事、大人っぽさを殊更強調する事も無く、若作りでもない。 本邦の売れ筋が園芸品種だとすると、より原生種に近いような、矮化していない成熟した女性の等身大の美しさ・可愛らしさがある。

途中ダレ場が無い訳でもなかったが、楽しもう・楽しませようとする盛り込み方が尋常ではなかったので飽きるような事も無く、終演して時計を見たら40分を超えていたので驚いた。
無料ライブとしては絶対時間として余りに長く、体感的にはそれこそ「あっと言う間」。
邯鄲一炊の夢を逆さまにしたような、不思議な時間感覚であった。
left

_ メグリアイ ミニライブ@WALLOP放送局(6/1 押上WALLOP放送局)

「やっぱりここでもメグリアイ厨」の特別篇、岡崎みさと誕生日直近と言う事もあってか、放送時間ぶち抜きで無料ライブ。
無料と言う事で入場システムがいつもと違い、階段に整列待機。 ちと暑い。
誕生日とあって岡崎みさとファンの人は仕込みに大わらわ。 自己顕示に走らず、皆で盛大にお祝いしようとする意思が感じられる仕切り。

いつもは駆け込むように現場に入るメグリアイ連中も、今日は早くから入念なリハーサル。 漏れ聞こえる音からも感じられる意気込み。

入場してみると立ち見も出る入りで一と安心。 全篇ライブと言う事で、自己紹介もソコソコに歌で押す構成。 普段は途中でCMを挟んで進行を止めるのだれけど今回はそれも無く、流れを切らずに畳み掛けてくる。

始めは新衣装で既存メンバーのみで。 素材と構造の所為で矢張り通気性は悪いらしく、動くと見るからに暑そう。
山中のスカートのウエスト部分は直したらしく、今日は初見の時ほど気にならなかった。

二曲終わって4期メンバーも合流。 致し方ないのだけれど、既存の衣装なのでサイズがあっておらず、危うさもあったりしたがその辺りは大過無く。

白鳥は髪色を暗くしてきたが、これが実に良かった。 アイドルとして求められる姿と、同世代のしているお洒落とは、往々にして異なるものなのである。
本人は「墨汁みたいな色」と自虐していたが、黒く染めると艶が出にくいので、「うばたまの」と枕詞を付けたくなるような烏の濡れ羽色にするには伸びて生え変わるのを待つしかない。

佐々木は両側頭部に編み込み。 首を傾げている事が多いのだけれど、童顔と相俟って頑是無い可愛らしさがある。
二人とも初演よりはマシになって、ロボットから操り三番叟くらいにはなってきたが、観ているこちらが冷や汗をかくような覚束無さ加減は相変わらず。
その分浅原と山中が下支えしていて、目で励ましたり立ち位置を修正したり。

白鳥はダンスの勘はよろしくないが、ハウリングを起こしたときの反応は早く対処も的確だった。 なんとなく、「あっさり辞めてしまうのではないか」と言う危惧を抱かせるようなところがあったのだけれど、髪を染めた辺りに括った腹が見えたような気がした。
佐々木はダンスや歌の拙いのを愛嬌で補おうとするようなところがあり、岡崎のソロパートを横から賑やかしたりする茶目っ気が楽しい。

山田渚は岡崎が主役の日と言う意識が働いたのか、単にそういう日だったのか、一寸引いて淡々と演る感じ。 引いてはいても過不足は無い。

主役の岡崎はリハーサルから頑張ったらしく、開演した時点で既に大汗。 目からも汗をかいていた。
「鶏口牛後」と文字にするだけなら簡単であるし、綺麗事でもあるのだけれど、岡崎には岡崎の苦悩があり、闇もあるのではなかろうか。 それでも一と度舞台に上がればそんなことは億尾にも出さずに明るく振舞うのが岡崎みさとであり、それが見るものの心に響くのだと思う。

繁忙期につき土曜出勤。 朝から汗みずくで働いた帰りだったのでアトラクションには参加せずに帰宅したが、そちらも盛況だったらしく、良い誕生日になったのではないかと思う。 

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2013-06-12 ことほぐ [長年日記]

_ 言祝ぐ

非国民の義務らしいので深夜に二行更新

今出舞さん、お誕生日おめでとうございます。

_ 週刊ヤングジャンプ 2013 28号

岡本玲
表紙と巻頭グラビア7ページ7カット+写真集宣伝で1ページ。 撮影は例によって宮坂浩見。

いやはや、予想通りの惨状。 光を当てすぎて目が開いていない、開いていても下瞼が上がってしまっている凶相の写真だけがズラリと並ぶ。
他のカメラマンにも撮らせてみて、より良い写真だったから宮坂浩見に拘るならまだしも、宮坂浩見にばかり撮らせた挙句ゴミクズみたいなものしか上がって来ない状況下で更に撮らせると言う意図が判らない。

ヤングジャンプに載ったものも2010 02号で細野晋司が撮ったグラビアは非常に良かったのだけれど、それ以降は宮坂浩見による惨憺たる出来のものが続き、その集大成が今度出た写真集と言う事になる。
メキシコとフィンランドで撮ったのが売りらしいが、その日その時にその場所で撮る必然性があると思わせる写真が無い。 フィンランドの寒さで固まり、メキシコの強すぎる光で強張る表情。 背景を生かせない構図。
ピントは合わない、光も操れない、構図を切るセンスも無い、モデルを殺しロケーションも生かせない。 こんな下手糞に仕事を出す方も出す方だが、恥ずかしげも無くこんな写真を出してくる宮坂も宮坂であって、岡本玲もこう言う手合いに食い潰される前に、身の振り方を考えた方が良い。

永尾まりや
巻中グラビア6ページ9カット、撮影は飯塚昌太。
巻頭が酷いから落差で良く見えるのかもしれない・・・と何度も見返したが、飯塚昌太にしては珍しくよく撮れた6ページ。
酷い出来のものは週刊プレイボーイで目にすることが多い事から考えて、飯塚昌太本人の腕は、私が考えている程悪くないのかもしれない。

永尾まりやは取り立ててスタイルが良い訳でもなく、表情も単調なのだけれど、斜めからの光で身体の線を美しく描き出し、背負わせた光が表情を柔らかくしている。
2ページ目と5ページ目が特に良い。

THE HOUSE OF CUTIES
ファッション誌の専属モデル6人を今城純と長弘進で7ページ12カット。
専属モデルと銘打ってはいるが、久住小春と松井愛莉が入っていて、その辺りに大人の事情の臭いがしないでもないが、写真そのものの出来は申し分ない。
モデルとしての好みとカラーコンタクトの是非はさておき、5ページ目の森川葵と6ページ目の久住小春は良く撮れている。

_ Dorothy Little Happy「colorful life」リリース記念イベント(亀戸サンストリート)

仕事は抜けられたもののバスは来ねぇ(そもそも開演時間を七時からだと思い込んでいたのが間違いなのであるが)、45分頃に着いたら何曲か終わって一と息ついたところ。
リリース日とあってか、平日の宵の口にしては結構な集客。
梅雨の只中で時折パラッと来つつも天気もなんとかもった。

後半に固めて並べてくれたお陰で、タイトルチューンとカップリング2曲は聴くことが出来た。

「colorful life」はメンバー持ち回りで歌う従前通りの曲だが、「どこか連れていって」は高橋麻里のメインボーカルを四人が脇に廻って盛り立てる曲。
歌とダンスの切り分けが上手く出来ていて、激しいところは激しいが歌うのに差し支えるような事も無く、観て・聴いて楽しい佳曲。
素材は良いのに兎に角「見せ方」が下手で、迷走と言ってしまって良いような一年だったが、漸く光が見えた。

振り付けにしても歌にしても、盛り込むばかりで刈り込むことを知らなかった為にあった妙な切迫感が無くなり、高橋麻里も歌うことに集中できる分声を張り過ぎなくなったし、歌と踊りの切り分けは脇に廻った方も生きていて、動きも軽やかで表情も明るい。

そうそう、こんな Dorothy little Happy が見たかったのである。

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2013-06-15 梅雨の晴れ間に [長年日記]

_ Dorothy Little Happy「colorful life」リリース記念イベント(東京ドームシティ ラクーアガーデンステージ)

12:00と15:00の二回廻しのイベントの二回目を観覧。 降る予報だったが、晴れた。 晴れたのは良いが兎に角暑い。 時折涼風が吹くのが救い。
開演までは「colorful life」のPVを繰り返し流していた。 これについては後述。
開演に先立って終演後の特典会の流れについて説明。 ライブは全8曲約45分と言われて驚く。

5分ほど遅れて開演。 口開けは「デモサヨナラ」。 キラーチューンを頭に持ってくることからも、今回のシングルのカップリングまで含めた3曲に並々ならぬ自信が有る事が窺い知れる。

2曲終わって自己紹介、そして軽く Dorothy Little Happy について説明。
自己紹介を無闇に長くして合戦の作法を平安時代に戻してしまったのがAKB48(チームK)の功罪の『罪』の部分の最たるものであるが、そんな悪弊には染まらず簡潔に。

だらだら喋らずに次の曲に行くのも良い。 ここで「どこか連れていって」。
今回のシングルで私が一番良いと思うのがこの曲。 私の感じたこの曲の良さは、坂本サトルのブログの「本日発売!」と言うエントリにあらかた書かれているので、こちらを参照のこと。

歌うことに専念(間奏ではそれなりに激しく踊るが)出来ているからか、高橋麻里の歌唱はいつに無く伸びやか。
これまでの Dorothy Little Happy は歌を軽視して激しく踊る事にばかり力点を置いており、激しく踊りながら歌わざるを得ないが故に金切り声に近いような耳に優しくない歌い方になってしまう、見せ方・聞かせ方の下手さ加減がどうにも遣り切れなかったのであるが、坂本サトルは最初期から関わっているだけあって手綱捌きが上手く、出せる上限と下限の頑張りすぎないで出せる音域で書いているから、高橋麻里の歌の上手さと声のかわいらしさがきっちり引き出されている。
間奏以外の振り付けが軽くなっているから気負わずに歌えていて、上手いだけではない、上手さの先にある「何か訴えかけてくるもの」があった。

タイトルチューンの「colorful life」はメンバー持ち回りで歌う曲だが、こちらでは高橋麻里は黒子に廻って盛り立てる役。 富永美杜→早坂香美→秋元瑠海の順で歌い継いで行く構成なのは、(私の好みではないが)「今、どう売るか」について考えて出した答えとしては最適解に近いのではないかと思う。
こちらも歌と振りの切り分けがしっかり出来ていて、安定した歌唱。
振り付けも激しすぎないので高速ターンの手前で凶相になることもなく、止め撥ね払いはしっかり揃えた上でそれぞれの解釈を適度に加えた動きも美しいし、何より表情が明るい。
曲紹介の際にリーダーの白戸佳奈が「今回は沢山タイアップが付いて・・・」と話していたが、紆余曲折はありつつも漸くチャンスの尻尾を捕まえかけているようであり、安心した。

参考:Dorothy Little Happy 「colorful life」PV(途中まで)

私が見て(聴いて)頂きたいのは「どこか連れていって」の方だが、こちらはオフィシャルのものが無いので

「どこか連れていって Dorothy Little Happy」

で検索して何とかして頂きたい。

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2013-06-16 掉尾 [長年日記]

_ Dorothy Little Happy「colorful life」リリース記念イベント(イオンレイクタウンKAZE)

南越谷から乗った武蔵野線で越谷レイクタウンへ。 私と同じく一と駅で降りる客がぞろぞろ。 車輌はあらかた空になり、降りた客の大半がレイクタウンに吸い込まれて行く。

馬鹿々々しいまでの広さのショッピングモールを不安になるくらい歩いたところにある「翼の広場」がイベント会場。
ショッピングモールの規模に比例してか、吹き抜けになっているイベントスペースも広めで、折りたたみ式の簡易ステージを6台使ってある。 幅はあるが奥行きは無い。

椅子席が4列、その左右と後方が観覧エリア。勿論、2階3階からも見下ろすことは可能。
この椅子がカフェで使われるような肘掛け付きのもので(最初期のAKB48もこんな感じだった)、無駄に豪華なのが可笑しい。
舞台の上手下手の最前列はスピーカーで死角が出来てしまうこともあってか、立ち見ではなく「座り見」。 さながら「相撲溜会」

例によって開演前に終演後の特典会の説明と観覧に当たっての注意事項など。

15:00の回は二階から。 音の抜けが悪くて聞き取りにくくはあるが、複雑な移動を上から見てみたかった。
富永美杜がバルコニーの上の方まで目配りの三式彈、弾幕が厚い。
途中ささっと捌けた高橋麻里がテントからミネラルウォーターのボトルを持ってきて喉を潤し、「どこか連れていって」。 重要なソロパートがある「colorful life」の前には富永と秋元も同じボトルで代わるがわる口を湿していたのが微笑ましかった。

上から見下ろすと、振り付けの中に過剰とも思えるほど織り込まれたターンでスカートの裾が靡くさまが美しい。 スーフィーの旋回舞踏には広がったまま廻り続ける裾の靡く様の美しさがあるが、「colorful life」の衣装のスカートは何層にも重ねられた布が素早い回転にあわせて開いたり閉じたりする、水たまりに落ちた雨粒が描き出す波紋のような美しさ。

17:00の回は溜会の後ろから観覧。 スピーカーは邪魔だが音はよく聞こえる。
「どこか連れていって」では肩の力の抜けた歌唱が素晴らしい高橋麻里だが、「set yourself free」など、曲によっては未だ張りすぎるところがあり過渡期にあるようだ。
「colorful life」のコーラスで囁くように歌っている部分も良いのだけれど、本人の志向なのか上からの指示なのか、必要以上に強めに歌う傾向がある。
これは高橋に限った話ではなく、歌にしても振り付けにしても Dorothy Little Happy 全体について言える事であり、盛り込む事に一生懸命でバランスを欠いてしまっている。 日露戦争での戦訓を妄信して兵卒を鍛えさえすれば戦争に勝てると思い込んで破綻した第二師団の愚は仙台の地に未だ根を張っているのだろうか。
リリースイベントの掉尾とあって、「set yourself free」を歌い終えて挨拶をして捌けたあとにアンコール。 改めて「colorful life」を歌って〆。
溢れ出る感情が乗って、最上の「colorful life」になったように思う。

_ 「colorful life」PV雑感

ムービーカメラではなく、デジタル一眼レフの動画機能での撮影だと思うのだけれど、絞り開け過ぎAFに頼り過ぎ。 不意に泳ぐように焦点が移動するから集中して見ると酔う。
白ホリのスタジオで歌い踊る様だけをシンプルに見せようとする意図自体は悪くないのだけれど、それを形にするセンスと技術が無い。 日の丸構図のPVなんざ生きているうちに目にするとは思わなかったし、出来ればお目に掛かりたくなかった。
真ん中に立つメンバーの顔が画面の中心に置かれていて、頭の上に余白が有り過ぎる。 腕を振り上げたときに指先までフレーム内に収めようとしての事でぱあるようだが、足首から下はハナッから切れている。 寄って絵を作る事も引いて絵を作ることも出来ないからこうなる。
ズームレンズしか使っていないから焦点距離ごとのレンズの特性も分かっていない。 どの距離から、どんな角度から撮れば映えるかを試した形跡も無い。
いやはやヒドい出来であった。

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2013-06-22 漫研で生徒会だったおりこう馬鹿のヒステリーにゲンナリする土曜 [長年日記]

_ @JAM 2013 Next Stage LIVE(BELLRING少女ハート)

朝から夕方まで種々雑多なアイドルが入れ替わり立ち代わり出てくる野外ライブなのだけれど、アイドルと声優をごった煮にしたイベントでアタリを引いたことが無いので、目当てのもの一つに絞って観覧。 これが功を奏してさほど不愉快にならずに済んだ。
不愉快にならずには済んだが、短時間でも送り手のバカさ加減は充分判るオタンコナス振り。 その辺りは追々。

バスの乗り継ぎでしくじって17時少し前に現地着。 丁度とちおとめ25の出番が佳境に入った頃合。
アルミ製の簡易ステージが、左右にステップを踏むたびに危うく歪む。 昨年のTIFで崩壊した件のアレも、東京タワーでやったラジオ日本のイベントのカラオケトラックもそうだったが、イベントを打つ側が「そこで何をやるのか」をまったく考えずに舞台設営をしているからこう言う雑な仕事になる。
強度と剛性は別なのだけれど、その辺りが全く判っていない。
(そもそもどんなグループなのかも碌に調べずに顔付けしていやがる。)

タイムテーブルには「ガンダム SHOW TIME」とあり、5分空けてある(そもそもガンダム待ちと言うのが判らない)のだけれど、天候の所為なのかブライトさんの逆鱗に触れたアムロが営倉にぶち込まれていたのかガンダムは微動だにせず、空しく何も無い時間が経過。
タイムテーブルにゆとりを持たせるのは悪いことではないが、一回々々の転換に時間を掛けすぎて冗長。 イベントを通しての流れも考えていない。
5分経ったところで雇われ司会のコスプレの人が登壇。
だらだらと間繋ぎにもならぬ与太話をして盛り下げたところで、BELLRING少女ハート。

真ん中の人がビザ問題で帰郷したまま戻って来られない状況下にあるのだけれど、現状で出てこられる四人でのステージ。
気負ってカバーしようとする重さもなく、ごくごく自然に居場所を空けてある。
コシダカシアターでの初見では、送り手の大人の悪ふざけに対して受動的であるように感じられたのだけれど、何度か見るうちにそれがなくなってきた。
私の受け取り方が変わった(慣れた)のかもしれないし、彼女らがより自由になったのかもしれない。
二曲演って曲の演出上倒れこみ、倒れたまま自己紹介。 なんだか判らない。

その間にも海外プレスなのか何なのか、BELLRING少女ハートのTシャツを着た白人の巨漢二人組が大興奮で撮影している。

ビーチボールを投げ込んだり、シャボン玉を吹き上げたり、例によって客は遣りたい放題なのだれけれど、反面自律的でもあって、最前列に柵が無い事も理解した上で柔らかめの圧縮。 サークルモッシュも心持ち後ろめで。
暴れているようでいて、超えてはいけない一線も心得ている。

BELLRING少女ハートの出番になるや、風が吹き始め、吹いた風が雲を呼び、雨まで降ってくる始末。 そして、出番が終わるや已むと言う奇蹟。
天候まで含めての演出であるかのような、不可思議な一と時であった。

帰り際、「観覧エリア内での傘は禁止です」と送り手の金切り声。
漫研で生徒会だったおりこう馬鹿を絵に描いたような慇懃無礼。

_ やっぱりここでも メグリアイ厨!(6/22)

お台場から都バスの乗り継ぎにしくじり、七時を廻った頃合に到着。
門仲に出ずに豊洲乗換えにすべきであった。

閑話休題、メグリアイの話。
今週は高田以外全員集合、岡崎が1期、あとは2期から4期まで二人ずつと言う事で、岡崎司会で期別対抗のゲーム大会。
ここ何回かでこの番組に取り組む姿勢そのものから変わって来ていて、見るたびに面白くなっている。
「叩いて被ってジャンケンポン」ジャンケンに勝った山田渚が何故か叩かずに突きを入れて失格。
アイドル界のタイガー・ジェット・シン。

CMに入るタイミングを見計らった進行も(少なくとも岡崎と浅原は)出来るようになってきたし、告知内容も分担して覚えて来てそらで言えるようになっていて、漸く配信する番組として機能し始めた。

本編終了後に恒例オマケライブ。
今回は大博打の新機軸。 3曲とも重要な位置に配されて4期生出ずっぱりの巻。
対バンのライブだと失敗できない分遣りにくいと思うが、ホームグラウンドであるここでやるのは(出来はさておき)良い選択だと思う。

佐々木澪はかなり上達してきていて、周りを見るゆとりが出てきているのが見て取れるが、白鳥愛花はまだまだ危うさたっぷりで見ていて冷や汗が出る。
それでも何故か「ダメダコリャ」的な否定的な感情は湧かず、私のような擦れっ枯らしでも柄にも無く応援してしまいたくなるのが不思議。
白鳥が危なっかしい分、山中と浅原と坂本が鬼気迫る切れっキレの動きと表情。
山中が自信なさげな表情を見せなくなったのは良い。 動きも大きくなった。

白鳥に関して思うのは、折れないで欲しい、諦めないで欲しいと言う事。
歌は歌えて来つつあるので、後は振り付けと立ち位置さえもう少し何とか慣れば持ち回りでの出番も増えると思うし、場慣れすればパニックに陥るような事も無くなる。
白鳥が戦力として計算できるようになれば、メグリアイそのものの好事家以外への訴求力も大きく上がるのではないかと思う。

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2013-06-23 21世紀の国策産業ロックアイドル [長年日記]

_ BABYMETAL 「メギツネ」リリースイベント(ダイバーシティ東京 プラザ フェスティバル広場)

新曲のPVが良く出来ており、生で見たくなったのでバスに揺られて連日のお台場。
大手の仕掛けるメジャーレーベルのアイドルと言う事で早めには行ったのだけれど、無茶な混み様。
圧縮とモッシュで阿鼻叫喚の巷と化すことが目に見えている優先観覧エリアを避けると、上手・下手の後方から見るほか無いのだけれど、既に鈴なり。 なんとか端のほうに潜り込む。

ステージの基本構成は@JAMと変わらないのだけれど、設営し直したのか表面はアルミ板むき出しのもの。 舞台前縁の上手と下手にお立ち台、スピーカーは2対、モニタースピーカー1対、LEDスポットライト4対。
イベントで使えるスペースを大きく囲い、舞台側面部分と後方の階段部分を殺して、観覧スペースを舞台正面に集約。
最前列にはプラスチック柵を紐で縛って繋げたものを並べ、一枚に一人押さえ要員を投入。 暴れそうな客を分散しないのが上手い。
開演前にスタッフが出てきて諸注意など。 「いつもと(ライブハウスと)違って柵が華奢なので前に押さないでね」「柵が壊れたらイベント中止だから程ほどにね」的な釘挿し。
これも「言ったから押さない」とは全く考えておらず、イベントが中止になった場合の責任の所在を明らかにしておくための伏線。

18:30を少し過ぎて開演。 タイトルチューンを含めて3曲と、文字通りのミニライブではあったのだけれど、この曲数と接客業としての側面を削り落とした販売戦略でも、広めに取った観覧エリアを埋められるのは流石。

然しながら何もかも作り込まれた上での、管理された盛り上がりから来る厭な感じからか、没入して見ることは無かった。

側面と階段部分に客を入れないから警備人員をステージ正面に集中できるから客が多少暴れても制圧できるし、暴れているように見える客もCDに予め吹き込まれている合いの手しか入れないから何か起こっても対処しやすい。
全てはアミューズと言うお釈迦様の掌の上での出来事。

教科書に書いてあることをなぞっていれば自動的に盛り上がれるし。その予定調和にさえ逆らわなければリスクを負わずに派手に騒いだような満足感が得られる。
突撃隊しかり紅衛兵しかり、こういう手合いは制御しきれなくなったら容赦なく切られるのが常なのであるが、群衆の中に身を置いているうちはそれにも気づかずに済む。

言うまでもなく歌もダンスもしっかり仕込まれており、金の取れる見世物にはなっているのだけれど、下から大人が出した指示に従って煽ったりするのを見てしまうと、「これは私の欲するものでは無いな」・・・と痛感。

今日のベビーメタルを分からない人には分からないように説明すると、「ニュルンベルク党大会を賑やかしにきた興亜三人娘」と言った感じ。産業アイドルと言うより国策アイドルの臭い。レニ・リーフェンシュタールにPVを撮らせたい。

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2013-06-25 [長年日記]

_ BABYMETAL 「メギツネ」リリースイベント(追記)

ステージの設置箇所が観覧エリアに対して極端に上手寄りだったのだけれど、@JAMや以前行われたasfi主催のものもそうだったので、会場都合によるものなのかもしれない。
変わっていた点としては、ステージの床。 @JAMではカーペット状のものが敷かれていたが、BABYMETALではアルミの床が剥き出しになっていた。
カーペットが有った方が滑りにくいが、靴底が引っ掛かって踊りにくく、足首にも負担が掛かるので、剥がして正解。
舞台前縁に置かれたお立ち台はテープで固定していて少々危なっかしかったが、上がる人の体重が軽いのでそれでも良いと判断したのであろう。

あらかた準備が整ったところで、舞台にはブルーシートが掛けられた。 とりあへず雨の降る気配は無かったが、予報は不安定であり、都心部ではゲリラ豪雨が発生していたので予防措置としては的確。
開演時間が迫り、ブルーシートを剥がした後はタオルで床を拭いていた。 こういう心遣いが有って然るべきなのだけれど、出来ない業者の方が多い。

舞台側面や後方の階段など、観覧できない場所を早めに明確化し、小まめに目配り声掛けをして人を滞留させないようにしていたので、そちらの仕事は一人で足りており、舞台周りに人員を集中出来ていたから、比較的少人数でも対処できたのだと思う。

柵押さえ要員は、一枚につき一人で始まり、状況に応じて増員。
ただ押さえるだけではなく、暴れる客にもこまめに声を掛けて熱くなり過ぎぬように制御。
最悪の事態を想定しつつ、そうならない様に講じた対策が意図通りに効いていた。

声を荒げず、客前でバタバタせず、手持ち無沙汰にうろうろしているようなのが居ないから、馴れ合いで甘い汁を吸おうとする客にも付け入る隙は無いし、舐められることも無い。
以前、噴水広場で岩佐美咲のイベントを見た時もそうだったのだけれど、ちゃんとした事務所のイベントでは、全員が全員何かしら仕事をしていて、客とスタッフの二股膏薬でヘラヘラしているようなのはいない。

コールも振り真似もヲタヲタしくないオーソドックスなもので、揃ってもいるのだけれど、コールはCDに収録されている合いの手をなぞっただけの教科書通りのもので、このあたり我が国の支配されるのが上手い(そしてそれを好む)国民性をよく理解して作っている。
興奮し、陶酔した群集が統率されつつ熱狂する様は、レニ・リーフェンシュタールの「意志の勝利」に通ずるものがあり、背後に聳え立つガンダムは、さながらシュペーアの「光の塔」(あれは別の映画であるが)。

舞台上には左右1対しかお立ち台は無かったのだけれど、佳境に入ったところでスタッフが入り捌けに使う階段を運び込んで、中元すず香を手招き。 登らせて煽る演出。
柵押さえにあらかたスタッフを投入しつくした状態で更に煽らせる人の悪さ。
大丈夫だと踏んでのことだと思うが、きっちり状況判断が出来た上なので博打にはなっていない。
全曲終わって捌けようとする三人を呼び戻してもう一度お立ち台に登らせ、最後に一と煽りくれる演出も上手く嵌まっていた。

客と送り手は共犯関係にはなく、客が一方的に踊らされる様は、当事者としてではなく、観察者として見ている分には非常に面白い見世物であった。

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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