例によって定時で逃げ出して亀戸へ。
六時半頃に着いてみると、ベンチは前二列が埋まったくらいでどうなるかと思ったが、仕事帰りに飛んできた向きが多かったと見えて、始まる頃には殆ど埋まって立ち見二列くらい。
缶ビール片手にした客もちらほら。 このグループにはそんな楽しみ方も似合う。
他のイベントが入っていない、週末だが平日の夜とあって、舞台袖にはテント楽屋が無くて、物販の長机のみ。 そしてこの物販が淡々としていて、売ってます的な告知は最後まで無かった。
楽屋が無いので、開演時間が近付くといつのまにかメンバーが舞台袖に。 ここで誰も茶々を入れに行かない平和な現場。
袖で気合を入れる儀式的なことをやり、その流れで開演。
客のノリや振る舞いがアイドル固有のそれとは異なっていて、巷間よく見られる「通りすがりの民間人が奇態な振る舞いのアイドルヲタを嘲笑するの図」は見られず、それが敷居を下げていて、足を止めて観ていく買い物客もちらほら。
オケのレベルが高すぎるのと、各々の声にあわせてマイク音量を調整していない為に中々どうして聴き取りづらいのだけれど、歌そのものの巧拙はさておき「楽しませる技術」に関してはなかなかのもので、煽りながら繋いで行く。
開演まではベンチに腰掛けていた客も、始まった途端に殆どが立ち上がり、最前列に居た連中はかぶりつきで観ているような状態でありつつ、前述の通りガツガツしないので平和裏に進行。
演った曲数や時間以上の満足感を得られた楽しいひと時。