16:30から始まるのだけれど、早めに現場へ。
Chelipはインストアイベントそのものも中身の濃いものにしてくるのだけれど、開演前には公開リハーサル、公開リハーサルの前には音響チェックも兼ねてかアイドルポップスを中心にした選曲のDJタイムもある。
プロデューサー氏によるDJは、曲を掛け乍ら喋り、歌い、踊り、そして煽る。 このDJスタイルからして「こちら側」の人なのだけれど、仕事は仕事としてきっちりしている。
曲出しのタイミング、繋ぎもスムーズで、その場で許される最大音量で心地よい現場を作ってくれる。
タワーレコード TOWERmini汐留店は新橋駅から続く地下通路にあるが、地下通路は半吹き抜けになっており、風は吹き抜けるので地下とは言え寒い。
Chelipの二人も初めは寒そうだったが、動くと汗ばんでくる。 ライブが終わってこれが冷えると危ないのだけれど、そのあたりのケアは出来ているようだった。
歌って踊る部分はスクール出身だけあって二人共しっかりしているのだけれど、喋る部分は藤井美音が「これだけは喋らなければいけない部分」を井次麻友が「それ以外」を担当。
昭和のいる・こいるで言うと、「のいる」担当が藤井美音、「こいる」担当が井次麻友。 掛け合いが実に楽しい。
アイドルというジャンルに属するものを、その客ですら見下すような風潮は根強くあるが、Chelipは演者も裏方もアイドルと言う物に対する愛着も誇りも持っていつつ、他の芸能ジャンルと較べても何ら劣るところの無い「娯楽」を提供してくれている。