_ どうするどうなるプリンズ
IRCチャット、チャンネル「 %puddings 」にて鳩首会議中
CDとDVDと両方買ってきてとりあへずCDから聴いてみた。 久しぶりに聴きやすい音で出して来た。 音作りはやはり凝っているので繰り返し聴いてみると色々発見がある。 CDエクストラもてんこ盛り。
車がグロッサーメルツェデスだったり、大道具小道具にも凝りまくり。 CDの美術を担当している黒猫堂の太田有美ってのは、"あの"太田有美らしい。
中耳炎の回復がはかばかしくないので、朝から耳鼻科を検索。 何故か木曜休診のところが多く、会社の近くの総合病院の耳鼻科にかかる事にした。
待ち時間そのものは長くなかったが、検査四つ、レントゲン4枚。 オマケに「鼓膜を切開して膿を出します」ってんで耳の穴に綿に浸した麻酔薬を詰めて待つ事10分。 耳ン中にメス突っ込んで
「ザクザクザクッ!!」
とぶった切ったが膿が出ない。 「あれっ?」・・・ってあれじゃねぇぞコノ野郎。 結局もう一回耳ン中引っかきまわす羽目になった。 これが痛いの痛くないの。 書いてたら痛みがぶり返してきた。
そんなのは目じゃない位痛かったのはお会計。
「13000円になります。」
・・・・死。
痛みに耐えて良く頑張った、と云うことで、「私立市川由衣学園」を購入。 屋内の眩しくない顔の写真が良い。 着衣だとさらに表情が柔らかくなるような気がする。
そんな訳で今週末の酒田寒鱈まつりは回避。 東京で大人しく落語でも見て過ごします。
何かアラームが鳴っているなぁ・・・、と目が醒めたら6時過ぎ。 慌てて片付けて駅へ向かい、「庄内往復きっぷ」を購入。 この切符は「おはよう庄内往復きっぷ」より6000円高いが、その分新庄まわりでも新潟まわりでも行く事が出来、使用可能期間も長い。
しかし、泡を喰ってそんな事はすっかり忘れていて、急いで東京駅まで行って新庄行きに飛び乗った。 大宮以北は山形まで熟睡。 山形で一回目が醒めて、新庄まで熟睡。
新庄から酒田までは寝たり起きたり。
駅前からバスで中町方面へ。 駅から街中までは歩けば1キロ有るし、バスなら100円で済むので、時間が合えばバスを使うと楽だ。 但し、バスの時間は地元の人でも判りにくいと言う位なので、駅の中の観光案内所で、中町へ出るにはどのバスに乗ればよいかを尋ねると、時間と行き先を教えてくれる。 (もしくはバス停で来たバスの運転手に「中町は通りますか?」と訊く。)
中町周辺には幾つかバス停が有るが、そのものズバリの「中町」で降りておくのが無難。 このあたりのランドマークである「中合清水屋」の前に着く。
タクシーでもワンメーターなので、何人かで動く場合はこっちの方が手っ取り早い。
荷物が少なくて、晴れていれば歩いて行くのも楽しい。 観光案内所窓口の前に「酒田観光マップ」と言う、判りやすい地図があるので貰っていくと便利だ。
迷わないで行きたい方は中町NAVI(えびあん氏による)も参照のこと。 寄り道、回り道は時間に余裕が有る時に。
このあたりの情報は時間が有る時に纏める予定。
アイライフさんに荷物を置かせていただき、寒鱈まつりの様子を見に行く。
鱈汁2杯+100円商品券3枚+抽選券ってのを購入。 早速鱈汁をいただく。 中町中和会、中通り商店街、大通り商店街、さらに水産加工会社などがそれぞれ鱈汁の屋台を出している。 鱈の身と白子と肝がふんだんに入っていて、上に岩のりが「わさっ」と掛かっている。 これで500円は安い。 味もなかなかのもの。
各店舗ごとに、生酒や燗酒、ビールなど、それぞれ趣向を凝らしてアルコールを置いている。
鱈汁の他にも、寒だらーめん、こめきり(米で作ったうどん、うまい。)など、色々な屋台が軒を連ねている。
鱈汁とこめきりで済ませようと思ったが、ついふらふらと「しばらく」へ。 結局、今回も寿司をつまんだ。 ノドグロ(ムツ)の小振りなのと大きいのとを食べ比べたり、カワマスも漬けと生のと両方。 それぞれがそれぞれに旨い。
ジェラートのモアレさんが空いていそうな時間を見繕ってお邪魔して、親爺さんとカメラや写真の話。 3軒隣のファッション田賀のご主人がコンタレックスを買ったそうな。 いやはや羨ましい。
今月の新作で「カルアミルク」が有ったので、これをいただく。 この店のアイスは何時何を食っても旨いが、お酒ものは特に旨い。 今回も期待に違わず旨い。
家の仏壇の線香と蝋燭が少なくなって来たので、時間が有るうちに買っておくことにした。 中に入るとSHIP客の豪農某氏が着ており、一緒にお茶に呼ばれる。
鱈汁には身と白子と肝を入れるが、メスの腹にある真子は入れない。 余った真子はどうするかと言うと、料理できる人が買い取って食べる。 さとうさんの所では、イクラの様に、袋を破って搾り出したのを酒と醤油に漬け込んで食べるそうだ。 それを味見させていただいているところに黒幕W氏から電話が入り、「TVの撮影があるから、そやつら生かして帰すな!!」(だいぶ誇張)とのご下命。 PD、カメラ、音声、照明兼カメアシの4人がやってきて、根掘り葉掘り訊かれる。
私なんぞは特殊な例なので、「SHIPの客はこうです」と放送されてしまうと誤解を招くんじゃないだろうか。
豪農氏に宿まで送っていただき、さらには迎えにも来ていただき、中町へ戻ったが、開宴までは時間があったのと、TV取材が入って気詰まりだったので、ケルンへ行って現実逃避。
たくみ銀座に有る「さくら亭」と言う料亭で、料理つき6000円の落語会をやるとの事。 知己の芸人さんにブッキングの相談をしたところ、「立川流や円楽党の噺家の方が遠路厭わず来てくれる」と言われたそうで、今回は円楽党の二つ目である三遊亭神楽さんが二席勤める。
私としては立川流も推したいところだが、私の好きな立川流の噺家さんとなると、料理こみ6000円ってな席には合いそうもない。
ぼちぼち浪漫亭へ行かないとまずそうな時間になってきたので、マスターが考案して、サントリーのカクテルコンクールでグランプリを取った「雪国」を作っていただき、その姿を写真に撮らせてもらった。
行ったら既に取材は終りかけており、「逃げやがったな」とやんわり糾弾される。
大枚たはたいて四国は今治までバリッ娘を見に行った犠牲的精神に溢れる知己からの報告を聞き、泣く。
その後、「ピカピカファイナル」のビデオを見て更に泣く。 ちゃんと見たのは初めて。 甘20%苦80%。 まだ直視できない。
マイナーな気分になったところで、深夜散会。 宿へ戻ったら酔客が鍵を閉めてしまっていて更にヘコム。
表紙でも巻頭グラビアでもないが、AKB48関連記事・グラビアはテンコ盛り。 結論を先に書いてしまうと、フレンチ・キスの季節感の有るグラビアの出来が非常に良い。
カラーグラビア以外では、モノクログラビアページの新成人タレント晴れ着写真に小さくAKB48の7人(片山陽加、佐藤亜美菜、佐藤夏希、中田ちさと、松井咲子、松原夏海、宮澤佐江)。 宮澤佐江を縁の下の力持ち6人が取り囲む格好。
モノクログラビアにはノースリーブスのアニメタイアップ記事。 投稿連載ページには大場美奈なのであるが、このあたりの研究生になると私にはまるで分からない。
小森美果
巻頭グラビアページの最後に3ページ5カット。 撮影は福沢卓弥。
例によって何を考えているのか判らない表情。 歯見せ笑顔で且つ眩しそうな凶相ばかりの5カット。
5カット目は辛うじて可愛らしく見えなくなくもないが、引きは弱い。
編集部より事務所側の意向なのではないかと思われるが、この季節に浜辺で水着ってのが短絡的でいただけない。
後述する岩佐真悠子のグラビアのように、苛酷な環境下での撮影から見応えの有る写真が生まれることも有るが、その中で見られる写真に出来るだけのモデル(もしくは役者)としての覚悟も技量も無い被写体からは、何も引き出せない。
フレンチ・キス
巻中グラビア8ページ13カット。 撮影はTakeo Dec.
前半はニットやファーなどをあしらった小道具を使った水着グラビア、後半は黒のタートルネックのセーターにチェックのスカート、黒褐色のニーハイソックスにローファーのようなデザインの黒いハイヒールで揃えてのグラビア。 文字は邪魔だが写真の出来は良い。
これまで良いと思った事が一度も無かった高城亜樹が、一と皮剥けて良い表情。 表情の種類も増えたし、気の抜けた呆けた表情も無い。
倉持明日香は相変わらず歯見せ笑顔が単調なのだけれど、それ以外の表情には幅が出てきた。
柏木由紀は水着部分では眩しげな顔になってしまっているが、後半の黒セーターのカットは表情もポーズも良い。
水着部分は柏木の胴長X脚であるとか、高城の松の木のような頑健な太腿であるとか、体形の粗は隠されているが、反面美点も引き出されておらず中途半端な感じ。 そんな中でも倉持明日香の臍だけは綺麗に撮れている。
季節感も有り、三人三様の魅力引き出されている佳品。
岩佐真悠子
前号の袋綴じグラビアが好評だったようで、アンコールグラビア4ページ7カット。 撮影は栗山秀作。
酷寒の北海道で撮影されたグラビアなのであるが、カメラマンとモデルががっぷり四つに組んだ見応えのあるグラビア。
醸される色香と纏った衣装の面積は、必ずしも比例も反比例もしない事が判る。
一見必然性が無さそうな事に必然性が有ったり、その逆も有り得たり、グラビアと言う物は実に難しいが、その分面白い。
見る者にとっても、撮る者にとっても、撮られる者にとっても。
オリンパスプラザ東京に併設されているオリンパスギャラリーへ。
パリで撮った、モノクロームの写真展。
街の風景や建物の一部、市井の人々の肖像。 これまで様々な写真家が撮ってきたものの延長線上にあるパリなのだけれど、距離感とか切り取り方は中藤流。 礼節のある距離の詰め方。
遠くにエッフェル塔を望んでパリ市街を俯瞰した写真が象徴的。
地平線は斜めなのだけれど視覚的な揺らぎは感じない。
他の写真でも水平垂直に関してはざっくりしているのだけけど、見ていて平衡感覚がおかしくなる写真は無かった。
画面の中の水平垂直に囚われていないのが、却って良いのだと思う。 そう見えているであろう角度から切られた構図。
プリントが実に美しい。 デジタルでのモノクロームなのだけれど、銀塩でも此処迄の物には中々お目に掛かれない。
粒感は適度にあり、諧調も豊か。 「黒」と「黒と灰色の間の色」にある暗部に幅と深みがあり、黒もきっちり締まった「黒より黒い黒」。
自らも暗室に入って、試行錯誤しつつプリントをしているからこそ辿り着けた高みだと私は思う。
写真展の概要や写っている人物の説明で貼られた紙の書体が活字調のもので、これも写真に良く合っていた。
入り口に近いものから順に見ていくと、最後の最後でひっくり返る。 夢のようなノスタルジーの中のパリから、現在の現実のパリへ。 生まれ育った人々のパリから、やってきた人々のパリへ。
行きつ戻りつして見返す。 それもパリであり、これもパリである。
以下は展示内容ではなく、ギャラリーそのものに係る部分の話。
オリンパスプラザが入っているビルの構造上仕方がないのであるが天井が低く、低い天井から更に吊り下げられたライトを直接当てているので眩しい。
一寸離れて見ると気にならなくなる位置を見つけられるのであるが、寄って細部を見ようとすると一寸煩い。
直接は当てないとか、もっと高い位置から当てるとか、やりようはあると思うのだけれど、照明機材の選定にあたって「どう見えるか」について検討したとは思えない。
念の為書いておくと、機材選定に当たっての誤りであり、そこに在る機材での最善を目指してはいたと思う。
床や壁の色調や部屋の明るさ、空調の設定などは良かっただけに、画竜点睛を欠いた感があった。
ともあれ、写真展としては非常に見応えの有るもの。 会期中にもう一度見に行きたい。
いろいろ滞っておりますが、コラム的ななにかを更新。
俺アワード2017(楽曲篇)
楽曲大賞的な物が権威化されてしまうこと、それに対する危機感の無さに対する危惧と不快感を事ある毎に表明している手前、今年は落とし前を付けてみた。
順不同なれど文章の長短が熱量を示していなくもない。
# アイライフ [ホント、あのDVDは直視するのが辛かったですね。 それと、あの距離を「こめきり」運んで頂いてスミマセンでした。お陰で..]