佃島へ。 プリズムの客(廃人数名)がT中C徳氏らのやっているカメラのクラブでロシア物についての講演をするので冷やかしに行った。 今、兎に角金が無いのでちゃりんこで移動。 すっ飛ばす事四十分、マンションには着いたが集会場が何処なんだか判らない。 スーパーの警備員に訪ねると逆に「いや、判りません。 さっきから何度も聞かれるんですが今日は何か有るんですか?」等と言われる始末。 某カメラ屋の親爺を見つけて後をつけて、漸く会場に潜り込むと、冷やかし仲間のプリズムの客は余りの場違い感に部屋の外で固まっていた。
会場内には浜松町のカメラ屋の親爺だの浅草の坊さんだの雑誌等で良く見る顔がちらほらどころではなくひしめいており、我々プロレタリアートはこそこと後ろの方に陣取って始まるのを待つことにした。
まず一人目の講師が出てロシアンフォーカスとは如何なる団体なのかを説明。 然し乍ら「C徳先生」であるとか「A英先生」とか矢鱈とへりくだった物言いをするのは頂けなかった。 有名・無名、著書の有る無しはあっても趣味人としては同等。 むしろそれをメシの種にしていないだけこちらの方が純粋であるとすら言えると思うのだが・・・。
次に出て来た講師がまた凄かった。 ロシアカメラのマウントの分類をホワイトホ−ドで説明するのだけれど、吶々と説明しつつキリル文字(ЖЫЙФМй←こういう奴)をスラスラと書いて行くさまは感動的ですらあった。
3番目はひげ面の巨人が戦前型フェドのマウントの特異性を資料と実測データを交えて説明。 某研究所の職員だけの事は合って有無を言わせぬ説得力であった。
しんがりに控えしは流しの理科教師、白衣を着て登場。 板書も抗議も流石に本物であった。 スターリンが敗戦ドイツから技術者と工作機械と原材料をぶん取ってきて、その遺産を食いつぶして来たロシアの光学産業の歴史が面白可笑しく語られた。
その後談笑しつつビールを呑みつつ、こそこそとC徳氏に接近して仙台に有った某カメラ屋の親爺の如何にも胡散臭い名刺を見せて「この爺ぃ知ってますか?」と聞いてみた。
すると「あぁ、知ってます知ってます。 何度か御馳走になりました。」・・・とのこと。
で、親爺が「俺の名刺を持って行けばT京カメラ倶楽部なんざ簡単に入れる」と豪語していたことを話すと「ああもう是非入って下さい。」と笑わずに言った。 何だか恐かった。
念のためT村A英氏にも聞いてみると「ああ、C徳さんに何度か連れて行ってもらいましたよ。」「お亡くなりになられたのですか?」・・・っておいおい、死んで欲しいのか。 「昔は代々木で店をやっていたらしいですね。」と言っていたことから見て昔の事は知らないらしい。
・・・こんな感じで何人かに謎のプレッシャーをかけて遊びつつ、こちらの正体は明かさずに会場を出た。
雨が降って来たのでちゃりんこは打っちゃらかして皆と一緒に東京駅へ。 他の人たちは東京駅の中で打ち上げをやったのだけれど、私は中野へ移動してパルテに顔を出した後友達の車で両国へ。 何でも両国駅の南口に旨い立ち喰いがあるってんてそこへ行こうとしたのだけれど、両国に近づくと道路が以上に混んでいる。 なぁんだろうと思ったら丁度初場所千秋楽結びの一番が終わった頃合。
「あぁ、こりゃダメだ」ってんで葛飾区は青砥へ移動。 ここの駅前には物凄いハンバーガー屋が有るとの事で、その「バーガーランド」なる店で晩飯。 話通りの物凄い店で、満腹になったところで自分の家の前を素通りして佃島へ。 雨もやんだのでちゃりんこに乗って帰っ来た。
久しぶりに有意義に休日を浪費する事が出来た。 ・・・って話を友達にしたら「おい、浪費して喜んでどうする。」と言われてしまったのだけれど、金が無いんだから時間くらい浪費したいじゃ無いか。
定時で上がれるように頑張って働いたわけなのだけれど、社内美化活動の点検が明日あるからってんで、付け焼刃の大掃除が始まってしまった。 あらかた終らせて「さぁ帰ろう」・・・と思ったらモップが出てきた。 「しょうがない、水ぶきだけでもしよう」と思ったら洗剤が撒かれた。 いい加減頭に来たので「用事があるので」と断って退社。 「モップで拭き掃除までする」と初めから言えばそれなりの時間配分でやれたのに、残業を増やしたいからなんだか何なんだか、いつもこうだ。 明日は気まずいだろうが、まぁ仕方が無い。
開場時間前にはなんとか現場にたどり着く事が出来た。 階段に並んでいたのは10人でこぼこ。 中に入ると照明・PAブースの囲いが変わり、新しい機材も入っているようだったが、ワイヤレスマイクのアンテナはなくなっていた。 以前は塞いであったスタジオとライブハウスの境目の窓の覆いが取られていた。 あとはまぁこれまで通り。 開場前に掛かっている音楽が変わったような気もする。
客で何故かstudiocubeのめもる社長。 JIMくんと並んで壁際で密談。 じつに悪そうな2人組(笑)。 「JIMさんの隣の人は誰ですか?」と聞かれて説明に困ったので「歌姫伝説の人です」と言っておいたけど、説明を端折りすぎたか?
多少押して開演。 Remiさんが出てきて前説→ゲスト呼び込み。 ゲストは藤谷美里、新谷さやか、そして澁谷さま。
まずは藤谷美里。 声量もあるし歌は上手い。 口腔内が広い所為だと思うんだけど、息継ぎをすると舌打ちをしたような音が口の中で反響してそこはかとなく淫靡な音を出していた。 曲はちょっと黒っぽくて私の好みからは外れていた。
新谷さやかも歌は上手い。 声が可愛らしい所為か、藤谷よりとっつきやすい感じ。 2/7にお茶の水のOCCホールで主催ライブをやるとかでその告知をしたのだけれど、ゲストに元キラメロの高比良純さんが出演する事が発表された途端、会場にどよめきが走った。
澁谷さまは微妙に縦ロールの掛かったようなツーテールで、白のスリップドレス?を着用。 場内のピカピカ系の客は風邪を引いている人が多かった所為かいつになく静かで、澁谷さまも戸惑っているようだった。 暮れの年越し以来、客前の仕事は久しぶりだった事もあってかテンションは高目。 会場の反応が何時に無く悪いのでやりにくそうではあった。 歌そのものに付いては、今日の出演者の中では澁谷さまが一番下手って事になるのだけれど、逆に一番華があったのは澁谷さまであり、MC・告知・客いじりなんかを含めての能力値も飛びぬけていたように思う。 一曲目は喉が開いていないのと緊張の所為で音をとるのに苦労したり、声が震えたり裏返ったりしていたのだけれど、2曲目からは、間にMCを挟んでリラックス出来た所為もあるのか良くなっていた。
2/25に二枚目のラジオドラマCDが出るとの事。 その2日後、2/27にお茶の水OCCアイリーンホールで「RemiりょんNight」なるライブをやるそうだ。 元ピカがらみのイベントで今の所告知されているのは1/30にある薮崎さん出演のチャリティーライブと「RemiりょんNight」だけ。 武田愛可の"た"の字も無いのがちと寂しい。
澁谷さまソロで2曲やったあとRemiさんも加わってMirakle R!で「With me」と新曲の「冒険」。 ニセ小室チックなシンセアレンジにウゲェ〜っと思って横を見たら小室マンセーなわんこ☆閣下は嬉しそうにニヤついていた。
最後はRemiさんが4曲ほど。 楽器のセッティングに時間がかかり、いっぱいいっぱいのMCで繋いでいた。 「Talking So It!」最終回と言う事で、同名のアルバム「Talking So It!」から曲を選んできていた。 バックバンドがしっかりしているので安心して聴いていられる。
終演後、物販。 今日唯一厭な感じがしたのは以前より客の追い立てが厳しくなった事。 遅い時間ではあったのだけれど、なんかライブハウスとしての温かみが薄れたように感じた。
カレーを喰って帰宅。
6時50分に目覚ましを掛けていたが、なかなか起きられず。 布団を出たのは7時過ぎ。
ホッケ。 付け合せに紫蘇巻き。 豆腐の卵とじと干し茄子の煮付け。 水菜の味噌汁。 煮豆。
干し茄子が実に旨かった。 このあたりではあまり食べないが、米沢へ行った時に買ってきたとの事。 水菜の味噌汁も、二日酔いの胃袋に優しく、旨かった。
「僕の叔父さん 網野善彦」中沢新一、集英社新書。
これは買わねばならない。
しかし、中江有里はもっと売れてよいと思う。
ひとっ風呂浴びてからチェックアウト。 歩いてケルンへ行き、コーヒーを飲む。 魚嫌いの大旦那は、寒鱈まつりの準備が始まる前に、肴の匂いのしない所へ退避したらしく、奥様が店番。
雪で自転車が使えないので、歩いて行ける範囲で散策。 前回撮影した場所のうち、鐘楼があったのは安祥寺ではなく、大信寺。 「車庫」のシャッターも、その門前。 記憶違いで一寸混乱した。
浄福寺の周りを歩いてから妙法寺の中の道を抜けて、浄福寺の裏路地あたりをうろうろ。 トプコンRE−2が壊れた。 転売を決意。
「しばらく」の食事券を頂いたので、今日も寿司をつまむ。 出初式の前に一杯やっていた方からビールをご馳走になった。
酩酊には至らぬものの、なんだかんだで2日間常に微醺。 口から先に生まれてきて、口で死ぬのが下町っ児の定めではあるが、些か喋りすぎたきらいが無きにしも非ず。
まちづくりサロンでのライブは、中央公園の野外ステージを使ったり、中町モールに舞台をしつらえてやる時に比べると、客足が伸びない傾向に有るが、今回は結構な人数が集まっていた。
子供は前、騒ぐ奴は後ろ、撮る奴は隅っこ、と云う原則が、一部の例外を除いて概ね守られており、客の顔を抜きたがるTV取材に閉口しつつも、ライブとしては満足の行く出来。
MCの内容も、TV取材を意識したのか、SHIPのなりたちを絡めたわかり易い内容。
クリスマスライブを欠席した あいぴょん の為にだろうか、最後の一曲はサンタ衣装で登場。
終演後、カレンダーの販売とサイン会。 「あとがつまっています」ってのは、冗談めかして優しく言われているうちが華だと思う。 他山の石としたい。
酒田−新潟間を走る快速であるが、485系の特急用車輌を展望車に改造したものを使っており、特急より快適。 今回はこれで帰京。
陸羽西線で帰るのが実に馬鹿らしくなってくる。
>アイライフさん
今治の映像は実に実に「悲惨」としか言い様の無いもので、直視できませんでした。
あのくらいの出前ならお安い御用でございます。
風邪の為、聴きながら寝落ちしてしまい、通勤途上で録音したのを聴き直す。
緊張の所為か受け応えが「はい」だけだったのが気になったが、その「はい」が時として「はぇ」になったり「ひゃぃ」になったりして、隠そうとする感情の揺らぎが出てくるところに折井らしさを感じた。
とりあへず、番組の終盤に「桜の花びらたち」に被せて語られた折井の卒業メッセージを文字起こし。
ラジオをお聴きの皆さん、そしていつも応援して下さっている皆さん、今回は、突然の発表をして、驚かせてしまって、本当にごめんなさい。
でも、これは、悲しいお別れではありません。 AKB48として活動してきた約一年間の経験をもって、新しい自分に挑戦して行くスタートです。
私も、今までみたいに、皆さんや、大好きなメンバーに会えなくなってしまうのは寂しいけれど、ずっと思いつづけてきた「女優」と言う夢に向かって、また一歩、自分の足で進んで行きたいと思います。
AKB48に入って、私の夢を一緒になって応援してくれた、ファンの皆さんや、メンバー、スタッフさん、・・・そして、AKB48を通じて出会えたすべての人達に感謝しています。
本当に、どうもありがとう。
絶対に、また会えると信じているので、さようならは言いません。
残りのシアター公演も、あと3回となりましたが、メンバーと一緒に、皆んなで頑張って行きますので、是非、会いに来て下さい。
折井あゆみ
文字起こしするに当たって、句読点の打ち方が良く判らず、折井の語り口に合わせて細かく打ってみたが、実際は文節をもっと短く、噛み締めるように話していた。
始めはゆっくりだったが、すぐに早口になり、声が揺れたり持ち直したり。
「メンバー」は当世風の平板なイントネーションで。
AKBメンバーブログのpost_861.html、2007年01月23日 13:58投稿分の平嶋ブログの写真が実に良い味。
「吉例に習い、ひとつにらんでご覧に入れまする」
・・・という感じ。
「成田屋!」「日本一!!」
「この卒業は、何時頃決めたんですか」との問いに
えー、卒業はですねぇ。 自分の中では以前から考えていて、スタッフさんたちには自分から話をしました。 それから秋元先生たちとも相談して、・・・えぇとそれが今月に、・・・今月に入ってからなんですけど、それで「3rdの千秋楽にしよう」って事になりました。
「"アジア発のコンテンポラリー・アート・フォトグラフィー誌 IANN" の Vol.5 に、ももいろクローバーの早見あかりが出ていて、これが凄い」と聞いたので暫く探してみたが、この手の本の常で大きな書店にしか置いていない上にどのジャンルに振り分けて並んでいるのか見当も付かず、見つけられずにいたのだけれど、既に持っていた方に譲っていただいた。
こちらで既にバックナンバーになってしまった Vol.5 の写真のサムネイルが見られる。
新津保建秀の撮影で巻頭グラビア、18ページ18カット。
連写した齣をズラリ並べただけのものなのだけれど、靡く髪やモデルの表情の変化から感情の揺らぎや移ろいを表現。 じっくり見てじっくり味わえるグラビアになっている。
歌って踊ることを生業とするアイドルは、「其処から先の仕事」を取ってくるのに苦労するのが常なのだけれど、早見あかりの場合「其処から先の仕事」が先に来ていた。
それなのに敢えて歌って踊ってを手抜き無しで演ると言うのが面白くもあり、また貴重でもあり、将に「奇貨」だった訳なのだけれど、四月で ももクロ からは脱退する由。
「卒業」と言う陳腐な上にも陳腐な物言いをせず、直截に「脱退」と表現するところがまた早見あかりらしく思われるのだけれど、齢十五にして人生を転換する潮時を見極めてしまうと言うのも凄い。
然しアイドルと言うものは鵺的なものであって、「こうあるべき」と言う最適解は無い。 接客業としてのアイドルの部分には適性が有るとは言えない事は日々の活動の中で感じていたのだろうし、そこから「向いていない」と考えるのも無理からぬ事では有るが、そうであるが故に接客業としての側面に重きを置かない向きに対しては訴求力の有るアイドルとして存在し得るのであって(だからこうして私も長々と駄文を書き連ねている)、この時期に ももクロ を辞めるのは些か短慮に過ぎるようにも思えるが、本人が決めてしまった以上致し方ない。
役者としてもモデルとしても面白いキャリアを重ねているので、今後はそっち方面での活躍に期待したい。
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