始発で都内某所へ。 着いてすぐ仮眠。 今朝はとても寒い。 点耳薬で耳を洗おうと思っていたが、耳に薬を注したまま眠ってしまった。 目が醒めてから、慌てて抜いたが、耳ががなんだかおかしい。
いつも使っているコクヨのネガ袋を切らしていて、ヒマラヤ山系から貰ったフジのネガ袋を使っていたのだけれど、こいつが微妙に寸足らずで、ネガの右端が入りきらなくてどうにも気持が悪い。
ヨドバシでコクヨの奴を40枚買ってきて入れ替え作業。 焼いていないネガに見入ってしまう事暫しで、なかなか捗らず時間を食う。
夕方、中野のPへ行き、オーバーホールをお願いしていたズマリット50mm/f1.5を受け取った。 ずれていた絞り指標も、ヘリコイドのガタもすっかり直った。 ライカの標準は暫らくこれと上海エルマーで行こうと思う。
ブロニカのセミ判一眼レフが有ったのだけれど、これのファインダーが実に良く、ルーペを出さなくていいどころか、ウエストレベルで上から覗いただけでピントが合う。 大いに悩んだが保留。 何台か人身御供を出して身請けする予定だが、売れてしまったらまぁ仕方が無い。
最寄駅は根津だと勘違いしていたが、あっちは弥生坂、谷中カフェが有るのは団子坂で、最寄はむしろ千駄木。 一駅分歩く羽目になったが、なんとか開演までに到着。 この落語会の料金は木戸銭500円+ワンオーダーとなっており、マスカットサイダーを注文。 ここはそれなりの値段はするが、飲み物も食い物も吟味した良い物を置いている。
「豆屋」
近況のマクラから「江戸っ児は、皐月の鯉の吹流し、口先ばかりではらわたは無し、なんて申しまして・・・。」とお決まりの科白。 この人はいつも前置きにこれをやる・・・と言うか、これしかやらない。 私なんぞはもう慣れちゃってるから、「あぁ、これから本題に入るんだな。」と思うのだけれど、生真面目な古典好きの人が聞いたら怒り出すかもしれない。 通貨単位が「銭」なのにお上は警察ではなく「奉行所」だったり、相変わらず適当な所は適当なのだけれど、これはこれで面白いから良い。
「金明竹」
中入り明けに、先日山形から上京したコントユニットの相方の秋葉監督との掛け合いでマクラ。 秋葉監督が引っ込んでから再び「江戸っ児は・・・」。
この噺はインチキくさい上方言葉で早口に畳み掛ける言い立てがオチに繋がる笑いどころなのだけれど、こしらさんの演出は敢えて言い立てをちゃんと演らずに、何度も言わされてキレかかるハイテンションな上方者を戯画化して笑いに繋げていた。
落ち研臭くて厭だと言う人も居ると思うが、私はこの人の奇矯な発想は素晴らしいと思う。
駅貼りの確定申告のポスターに長谷川京子。 政府関連のポスターにしてはメイクも写真も良く出来ている。 ポスターとしての出来そのものは従来の政府広報ポスターとどっこいではあるが、顔が命の長谷川京子を上手く生かせているとは思う。
コンビニの婦人雑誌の棚の「婦人公論」の表紙が田中麗奈。 栗色に染めてボリュームを出した髪形が新鮮。 この人の眉毛は、平安貴族の殿上眉に通じる、およそ人間のそれとは思えない虚構の眉毛だと思うのだけれど、この表紙の眉は上手く描けていると思う。 そばかすを感じさせず、且つ、さほど厚塗りにも見えない顔の塗りも、ファンデーションの技術的進歩なのかメイク技術なのかわからないが、上手く出来ていた。 混雑していたので、手にとって確認はしていないが、明日辺り見てみようと思う。
先週のNHK金曜時代劇「はんなり菊太郎 2」のゲスト主役に柊瑠美。 主役の内藤剛志と柊瑠美は「千と千尋の神隠し」では親子なわけで、その辺りも踏まえたキャスティングなんじゃないかと思う。 途中までしか見なかったのだけれど、子役出身にありがちな顔が成長しないまま大人になってしまう傾向にはまらず、大人の顔になりかかっていたのが好印象。 演技は上手いが、ちと硬いような気がした。
「永遠の若大将」に何をいってんだ、てめえこの野郎!いやぁまいったなぁ!!ふざけんなこの野郎!笑いながら怒るぞ!!!
・・耳、お大事に。
上の文章の前に、「今更『大老』の話を持ち出すんじゃねぇ!」と言おうとしていたのだよ・・では。