先ごろ目出度く χ 回目の誕生日を迎えられたニシダ御大もご執心の松永亜矢香が、よりにもよってペンギンクラブに出ているというので、客の少ない場末のコンビニまで歩いて行って立ち読み(苦笑)。 巻頭カラーなんだけどグラビアって言うよりインタビュー中心でした。 長時間熟読出来る種類の雑誌では無いので斜め読みして出てきました。
今度の誕生日で19歳になるとのこと。 こう言う設定だったとは思わなかった。
どうもここの所、何でもひとの所為にする傾向があったように思う。 これはいけない。
急性白血病による腎不全だそうな。 享年八十、勇退が決まっていた落語芸術協会会長の任期最後の日だった。
池袋演芸場の1月上席(1〜10日)3部の中入り前に名前がある、末廣亭の初席にも名前が載っていたような気がする。 最後の高座が何時で、演目は何だったのか気になる。
末廣亭の12月上席で演った「掛取り」は10分少々ながら狂歌、芝居、喧嘩を、特に芝居の部分は鳴り物も入ってきっちり。 さすがの出来で万雷の拍手だったそうだ。
いつでも観られると多寡をくくっていると、足元を掬われる。 観たい噺家は観られるちに観ておこうと思う。
ダイソーの100円落語CDに3枚あるので、興味を持たれた方はとりあへずそちらで。
落語名人シリーズ 5 桂文治(十代目)「禁酒番屋」「やかん」
落語の楽しみシリーズ 3 金原亭馬生(十代目)「がまの油」、桂文治(十代目)※表記は伸治「豆や」、桂文朝(二代目)「子ほめ」
落語の楽しみシリーズ 4 春風亭柳昇(三代目)「課長の犬」、桂文治(十代目)※表記は伸治「掛け取り」、春風亭小柳枝(八代目)「権助魚」
「禁酒番屋」と「掛け取り」は買って損の無い面白さ。
お弟子さんである桂小文治師匠のサイトのつれづれによると、1/17に高熱を押して郡山へ行き、一席演ったらしい。 幸い、この日は無事に済んだらしいのだが、毎日更新されていた「つれづれ」の更新がこの日で止っているのが重い。 18日以降もちゃんと更新されてました。 お詫びして訂正いたします。
メール6通送って、望みのあるキャンセル待ちが一つだけ当たったので、ほぼ一と月ぶりに秋葉原。
なんとか抽選入場枠内のチケットを購入できた。
入場の籤運も悪くは無く、上手5列目通路際に潜り込む。 柱は邪魔だが、まぁなんとか舞台中央は見えるし、小林が良く来る柱より外側の部分もそれなりに。
陰アナは佐藤夏希。 多少噛んだりはしていたが、原稿そのままではなく、自分の言葉で喋ろうとする意思は感じられた。
焦燥感さえ出なければ、佐藤のこの意欲はプラスの印象を客に与える。
今日は秋元、大島、小野、河西、野呂が休演。 加えて一部出演と告知された成瀬も結局全休で、計6人が休み。
チームBから仁藤、チーム研究生から瓜屋と近野が客演。 それでも三人足りない。
華のある、目立つ連中がゴッソリ居ない訳で、スカスカに見えてもおかしくない状況ながら、そうは見せないところがチームKの強み。
「疾風に勁草を知る。」と言うか、"Weeds never die."(←こちらはあまり良い意味では無いが)と言うか。
小林が「生命力」と形容していたが、この表現は珍しく的を得ていた。
重馬場に強いチームK。
以前見たときは線が細い印象の有った仁藤は、動きも流れなくなり、力強さも増していた。
どこへ出ても自信の無さそうな表情をしている事が多かった瓜屋も、今日は自信満々とは行かないまでも不安が表面に出るような事は無く、ぎこちないながら笑顔もこぼれたり。
近野は実に良くやっていて、チームKの色であるクッキリハッキリした動きが出来ており、曲中に他のメンバーと絡むところでも遠慮会釈無く突き飛ばし・突き飛ばされていた。
増田や宮澤(今日は居ないが秋元や野呂も)はギリギリの間合いで見切って動くので、擦れ違う時などは相当恐いのではないかと思うが、近野は怯まない。 イトーカンパニーは、良い拾い物をしたと思う。
リターンマッチ
梅田と倉持が対になり、増田と成瀬が対になるところ、成瀬の突発的な休演により、増田が一人芝居の体。 成瀬パートの歌も増田が歌っていた。
この曲では、舞台背後のドンデンから椅子を出してきて、曲の進行に合わせて配置を変えて行くのだけれど、ここでも増田は二人分の仕事をこなしつつ、歌ったり踊ったり。
ほぼ生歌なので、音程が揺らぐ部分もあったが、力技で捻じ伏せていたし、歌唱も尻上がりに安定して二人分歌い分けてすらいた。
初恋泥棒
奥と早野、小野パートに佐藤夏希。
上背の有る佐藤が入ると3人の身長のバランスは崩れるのだけれど、振りと歌はほぼ完璧で違和感は然程無かった。
佐藤には小野の放つ、所謂「キラキラパワー」のような物は無いのだけれど、それを丁寧で美しい振りと安定した歌唱で補っている。 良い仕事だった。
ごめんね ジュエル
梅田、倉持、増田、宮澤。 「リターンマッチ」の面子に宮澤が入ったような構成だが、ソワレでは宮澤もリターンマッチに出ていたようだ。
ソロのダンスパートの梅田が良かった。 涼しい顔で激しい動き。
何時の間にか研究生のバックダンサーは廃止されていた。 前回見た時に後で踊っていた鈴木や村中は、もう居ない。
おしべとめしべと夜の蝶々
河西パートの代役は、これまで野呂だったり成瀬だったりした訳だが、どちらも居ない今日は奥が演っていた。
上手から奥が出てくるや、客席からは唸るようなどよめき。
成瀬の体調不良が当初見込みより深刻だったらしく、本番中に(しかも「初恋泥棒」が終って次の衣装に着替えたところで)スタッフから打診されたとのこと。
その辺りの経緯は間繋ぎの時に明かされていたが、間奏部分の掛け合いも起承転結のあるもので、その場しのぎではない質のものになっていた。
正直なところ、奥がここまで出来ると思っていなかったので驚いた。
16人姉妹の歌
以前は日陰でひっそり咲く花と言った趣のあった松原が、客から「夏海!積極的に行け!!」と野次まがいの叱咤を受けていた頃が嘘のように、積極的且つ自然に前に出ていた。
小林は小林で頓珍漢な事を言って笑いを取るだけではなく、段取り通りのことをそれと判らないように自然に段取り通り喋り、おまけに進行までしていた。
佐藤も佐藤で、例え段取り通り進まなくても、性急に話を纏めようとはせず、流れの中で上手く帳尻を合わせていた。
これは最早「進歩」ではなく、「進化」と言って良い。
支え
ひとり一人名乗って行く部分。 6人分の空白の時間に、初めて欠けたピースの大きさと多さを感じる。
ここに到るまでそれを感じさせなかった10人+3人の頑張りに、敬意を表したい。
最後はいつものように手繋ぎ挨拶。 拍手鳴り止まず。
今日は良いものを観た。
勁草の「ケイ」の字が間違っていたので訂正しました。
流石に「剄」はマズイ。
気になったので再訪。 まぁ、再訪と言うか三度目なのであるが。
好き嫌いでも良し悪しでも、私が嵌まる要素は思い当たらないのだけれど、妙に気になる。
展示作品が追加になったとも聞いたので、気になっている点を確認がてら神保町画廊へ。
前出の通りで(恐らく)全てのカットでカラーコンタクトを装着し、目尻に付け睫毛を入れている。
これが少女に擬態し、被写体としての「村田タマ」になる為の小道具なのであろうか。
カラーコンタクトを入れると矢張り目から表情は消えてしまって読み取れない。
そして顔を画面に入れないカット以外、カメラと顔の向き合う角度がほぼ一定。
ところが表情が死に切っている訳でも無く、 写真として詰まらなくは無いし、寧ろ程の良い生々しさが有って面白い。
それが何に起因するのか、見れば見る程判らなくなる。
ポートフォリオ的なものがあれば欲しかったのだけれど、作品以外の販売物は缶バッジなどしか無く断念。
作品を見た代価というか喜捨と言うか、何某か落として帰りたかったのだけれど、丁度良いものが無かった。
もやもやしたもの(不快では無い)を抱えつつ帰宅。
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