急性白血病による腎不全だそうな。 享年八十、勇退が決まっていた落語芸術協会会長の任期最後の日だった。
池袋演芸場の1月上席(1〜10日)3部の中入り前に名前がある、末廣亭の初席にも名前が載っていたような気がする。 最後の高座が何時で、演目は何だったのか気になる。
末廣亭の12月上席で演った「掛取り」は10分少々ながら狂歌、芝居、喧嘩を、特に芝居の部分は鳴り物も入ってきっちり。 さすがの出来で万雷の拍手だったそうだ。
いつでも観られると多寡をくくっていると、足元を掬われる。 観たい噺家は観られるちに観ておこうと思う。
ダイソーの100円落語CDに3枚あるので、興味を持たれた方はとりあへずそちらで。
落語名人シリーズ 5 桂文治(十代目)「禁酒番屋」「やかん」
落語の楽しみシリーズ 3 金原亭馬生(十代目)「がまの油」、桂文治(十代目)※表記は伸治「豆や」、桂文朝(二代目)「子ほめ」
落語の楽しみシリーズ 4 春風亭柳昇(三代目)「課長の犬」、桂文治(十代目)※表記は伸治「掛け取り」、春風亭小柳枝(八代目)「権助魚」
「禁酒番屋」と「掛け取り」は買って損の無い面白さ。
お弟子さんである桂小文治師匠のサイトのつれづれによると、1/17に高熱を押して郡山へ行き、一席演ったらしい。 幸い、この日は無事に済んだらしいのだが、毎日更新されていた「つれづれ」の更新がこの日で止っているのが重い。 18日以降もちゃんと更新されてました。 お詫びして訂正いたします。