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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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寒空文庫(仮)
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petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2000-04-29

_ 今日は

墓参り。


2001-04-29 ai-land撮影会@北の丸公園

_ 始発で帰って

とりあへず仮眠。 電話で叩き起こして貰って件の撮影会へ。

今日はモデル4人のうち2人がまぁそれなりにメジャーな(・・・と言っても「この業界では」ってな感じではある)仕事をしているためか、客の大半はそっちに吸い取られてしまい、私はお目当ての娘を比較的楽に撮る事が出来た。

その娘は最近厭な事が重なったり風邪を引き込んだりしていたので、少々心配していたのだけれど、案外元気そうで一安心。

_ 今日はペトリの日。

ペトリカラー35購入記念でフィルムも総てカラー。 使ったカメラは
α-7000+M42アダプター
オートタクマー 35mm/f2.3
CCペトリ 50mm/f2
ジュピター9 85mm/f2(使用せず)
ゼニット 100mm/f1.5

ライカD-III
ジュピター3 50mm/f1.5
ジュピター8 50mm/f2(使用せず)
上海 50mm/f3.5(使用せず)

ペトリカラー35 40mm/f2.8

ペトリコンピューター35 40mm/f2.8

ペトリf1.9 45mm/f1.9+テレ&ワイドコンバージョンレンズ

 α-7000をメインにして同じアングルでの枚数を稼いでみた。 ライカには久々にジュピター3をつけてボケ味を狙ってみた。
 カラー35はテスト撮影。 思えばペトリをメインにして撮影会に臨むのは初めてだ。

_ 終了後

どこかへ撮影に行こうと思っていたのだけれど、思ったより早く雨が降り出してしまい中止。 ひたひたと待ち合わせて阿佐ヶ谷へ。
さらに阿佐ヶ谷北氏らと合流して喫茶店を梯子。 部屋を片付けねばならないひたひたと別れてジャズバーへ行き朝まで。 色々有ってはじめは険悪だったのだけれど、まぁ何とかなった。
明け方、冷房がいきなり強くなり「あぁこりゃ帰れって事だな」と判断して店を出た。
博多天神でラーメンでも手繰ろうと思っていたのだけれど、前まで来たら丁度看板。 仕方なく向かいの別な店で食ったがあまり旨くは無かった。 家に帰るとカボさんから荷物が届いていた。 貸していた本とカボさんの新しい詩集。 紙にインクで刷ったものは矢張り良いなぁ・・・と、つくづく思った。 ブラウン管に映し出される視覚的に訴えてくる物もそれはそれで良いのだけれど、やはり私は紙に印刷されている物の方がしっくり来る。 詩の一篇々々に重みがあるので、少しづつ読むことにした。


2003-04-29 犬は吠えるがキャラバンは進む

_ 結局

眠気に勝てずに寝てしまい、起きたら10時を回っていた。 とりあへずフィルム現像を開始。

_ ビバリー昼ズ

小滝詠一の「冷麺で恋をして」を聴けたのは嬉しかった。 この番組を聴きながら出来る仕事に就くのが浪人中の夢だったのだが・・・(苦笑)。

_ 今日の成果

フィルム8本現像。 水温がまだ20度を割っているので何とかなっているが、これ以上気温が上がると水温も20度を越えるので、冷却対策を考えねばならない。

_ 帰宅

中野のカメラ屋に入金。 荻窪のカメラ屋で知人に入金。 その場で1台委託。 飯も喰わずに帰宅。 明日も6時起きで仕事。

_ 更新情報

モノクローム写真館 浦田愛理奈 をアップロード。

2004-04-29 暗室作業

_ プリント

昼頃起き出して、何処へも出かけずにフィルムを4本現像してから夜までプリント。
明日、スキャン予定(あくまでも「予定」)

_ 今日の一枚


中町夕景
あられが雨に変わり、ザーっと降って直ぐ止み、夕焼けになった。

2005-04-29 湯治

_ 温泉へ

昼まで惰眠をむさぼり、午後からキムラさんの車でと茨城方面へ湯治。 深夜帰宅。


2006-04-29 わんこ☆そば の一番長い日

_ わんこ☆そば MVP記念公演

畏友わんこ☆そば閣下がAKB48の100公演観覧特典の「最優先入場権」を行使するってんで秋葉原へ。 開演には間に合わないし、どうせ満員札止めで中にゃ入れないんで、のんびり行ってカフェにてパブリックビューイング。 ロハで雰囲気だけでも味わわせて呉れるんだから、音質がどうのとか言っちゃいけない。 野暮です。 木戸銭代わりにコーヒーを注文。
モニターで見ていると、据え撮り映像の客観性によって現実を突きつけられる。 センターはセンター、エースはエースとしてしっかり格付けがなされている。 自分の目で見ているときは自分で見たいところを見ているわけで、こう言う現実は見えて来辛い。 私が好きな面々は軒並みホサレグミだ。 切ない。
終演後、劇場から出て来たわんこ☆閣下は、この日のために誂えたスーツ姿。 この人との付き合いも好い加減長いが、がスーツ着てるのなんざ初めて見た。 春の椿事だ。
今日が人生のピークだと言うのに、舞い上がりすぎて嬉しいんだか嬉しくないんだか複雑怪奇な表情をしていた。 まぁ、そういうもんだ。

人民の居酒屋「さくら水産」へ移動して「わんこ☆そばをかこむ会」。 酒の入ったわんこ☆閣下はエッジの効いた発言を連発。 久しぶりに痛飲して、深夜帰宅。


2007-04-29 断念する日曜

_ 断念、その1

6時に起きたが、既に長蛇の列であると伝書鳩が来たので秋葉原方面は断念。

_ Chocolove from AKB48 於 お台場学園朝礼台

二度寝してゆるゆるとお台場へ。 撮影禁止と言う事も有ってか、「目当て」で来ていると思しき客の数は少ない。 端の方ではあったが最前列に橋頭堡を確保してイベント開始を待つ。

先ず司会の折井あゆみが登場。 先日の東京タワーでは多少面窶れした感があったが、今日はそんな事も無く。
くすんだ水色のワンピースに七分丈の白いコートを羽織り、髪は大人びた感じのゆる巻きに。 爪先まで厚底になった自棄糞に高いピンヒールのサンダルで出演者との背丈を調整、秋元と同じくらいの高さになっていた。
「元AKB48の」とかそんな前置きは無しに「司会の折井あゆみです」。 台本通りなのかもしれないが、この辺りの潔さが折井らしく感じた。

曲紹介が有ってChocoloveさまご登場。 ヒールの高さで三人の身長を調整しているのが面白い。 156cmの中西が一番高いヒールで、164cmの宮澤は少し低いもの、166cmの秋元は更に低いものになっていて、左から秋元、中西、宮澤の順で並ぶと、丁度「凹」の字みたいになっている。 ご本尊の中西より、脇待の二人の方が上背が有るってのも面白い。
どうやって録音したのか判らぬ位に矢鱈滅ッ鱈キーの高い曲なので致し方無いと言えば致し方無いが、一応ワイヤレスマイクを持ってはいるものの生歌感はゼロに近い。 ほぼゼロ。 いや、ゼロ。
然し乍ら生歌感が無い分、無理をして歌っていないので動きや表情は実に良かった。 ジョン・レノンだったか、「コンサートは見に来るものだ、音楽なら家で聴いてくれ。」かなんか言っていたのを思い出した。
秋元にしても宮澤にしても、三階さんから漸く名題になった位の感じであり、CDの選抜メンバーに選ばれたところで並び大名くらいの役しか付かなかった訳で、脇だが良い役を貰えたのは喜ばしい。

歌が終わって喋る段になると、一旦掃けてマイクをワイヤレスからワイヤードに持ち替えて出て来た。 歌が終わったところでレヴェルを調整すれば良いだけの事だと思うのだが、ワイヤレスの方は完全なダミーマイクなのかもしれない。
上手の袖に居たケーブル捌きのお姉さんが出したり引いたり細かく仕事をしていたが、中西と宮澤が無頓着に踏んづけるので苦労していた。

Chocoloveたぁどう言う意味かとか、「明日は明日の君が生まれる」はどう言う曲かとか、スカルマンってのはどう言うアニメなのか、・・・てな感じの質問を折井が投げて3人が答える訳だが、秋元が宮澤に話を振って、ボケたところに適宜ツッコミを入れて話を膨らませていたのは良い仕事。

「AKB48とは何ぞや?」ってのを一見さんに噛んで含めて説明するコーナーでは、ビデオを流して、それを折井が説明しつつ努めて客観的に3人に話を振るが、素材が古いので折井本人がアップで映ったりする場面もあって一寸遣り難そうではあった。
中西を「りなティン」ではなく「里菜ちゃん」と呼ぶ折井と、折井を「あゆちゃん」と呼んでしまう中西の意識の違いが興味深い。

特製チョコ3つ、劇場の当日券3枚を賭けたジャンケン大会の初っ端に秋元が登場。 「○○(自粛)は最初にパーを出すの法則」に従い、秋元はパーを出さないと判断してグーを出したが、あろう事か秋元が出したのはパー。 小林じゃあるまいし・・・とボヤキつつ、成り行きを眺める。
当たり6枚のところに勝ち残りが4人。 チョコ3枚、チケット一枚持っていかれてチケットが都合2枚残ったが敗者復活戦は無し。 微妙な空気で終了。

_ 断念、その2

銀座のシャネルにエリオット・アーウィットの写真展を見に行ったが、店に入らないとギャラリーにも行けない訳で、気後れして入り口で断念して帰宅。

_ 敢えてウンコを手掴みにするの記

まぁ私も好きなことを好きなように書き散らかしてはいるがそれなりに自分に課した規範のようなものは有って、それは「明らかな嘘は書かない」と言う事であったり「見聞きしたことに基づいて書く」と言う事だったりするのだけれど(「(笑)」も廃止した)、一番大切にしているのは「自分を安全圏に置いて他者を批判しない」「批評はしても審査はしない」と言う事だ。 
鏡花小史の作で一番好きなものの中に、こんな一節がある。

 一体、絵なぞと言うものは、批評はすべしだけれども、審査はすべきものでないのです。 神様ならば知らない事、同じ人間同士、批評は出来ても審査の出来よう訳がない。 するのは罰当たりです、僭越です。 ――されるものも不心得です。

(泉鏡花、泉鏡花集成13巻「芍薬の歌」、筑摩書房、1997年、291頁)


こんな事ぁ書くだけ野暮なのだけれど、審査どころか、見てきたような嘘やら木を見て森を見ない偏見やらに基づいた処刑的断罪を垂れ流している手合いが目に付くので、私の規範を書いておくことにした。
(ちなみにこの後にはしかし、する者も世渡りなら、される者も世渡りで、それは可いとして、と言う一文が入る。)

_ 敢えてウンコを手掴みにするの記2

権利と義務、自由と責任は表裏を成すものである訳だけれど、一昨日の日記に責任の方は放擲しておきながら自由を謳歌して悪口雑言罵詈讒謗、処刑断罪何でもござれの手合いからの誤読によるリンクが有ったので、むかっ腹ついでにこんな事を書いている。
ウンコを手掴みにしても、こちらの得になるような事は一つも無い。 手が汚れるばかりで他山の石にもならない。 説諭しても効き目は無いが、書かないと増長する。 書いても書かなくても不愉快なら、せめて精神衛生上良いほうに・・・。
当該リンク先はこれ
インターネットだからリンクしたきゃ勝手にすりゃぁ良い。 しかし判らねぇものに何でリンクを張るかねぇ。 判らねぇなら読み解く努力をすりゃあ良い、知らない単語は調べりゃ良い。 調べて解らなきゃ訊きゃぁ良い。
読みたい奴だけ読みゃぁ良いんで、判り易く書いちゃ居ないかわり調べても判らないような書き方もしちゃいない。 碌に読み解く努力もせずにこう言う誤読をされるのは実に不愉快。 

_ レスなど

本人が来た()()ので対応してみる。

「多分」ではなく、あなたのことです。 明示しないで書くのは趣味じゃないんでリンク元も書いてある。
「一昨日の日記に(中略)リンクが有ったので」は正確に書くと「一昨日の日記にリンクで飛んできた痕跡があった」と言う事。 この日記はアクセス解析もしていないし、誰が読んでいるかも解らないのだけれど、何処から飛んできたかリンク元だけは表示されるようになっている。 リンクされたのなんざ書かれた頃から知ってはいて、不愉快は不愉快だったけれど、27日の日記にまだそこから飛んで来た痕跡があったのでここんとこの憤懣も含めてぶちまけてみたという訳です。

インターネットなのでリンクはご自由にどうぞ。 私の不愉快はリンクをされた事より斜め読みで誤読をされた事から来ていますから、リンクを外していただく必要もありません。
あなたの斜め読み癖は「責任の方は放擲」と書いたのを「責任の方は投擲」と返してくる事に象徴されていると思います。 私なんざ一回で済んでるからまだ良いけれど、牽強付会と言うか断章取義と言うか、捻じ曲げた解釈をした上で持論の補強に使われるのは気持ちの良いことでは有りません。
何が誤読なのかとのご質問ですが、ハンス・ヨアヒム・マルセイユはタバコを吸って噎せ返るような柔弱な優等生では無いと言う事です。
「責任の方は放擲」ってのは、「ピントのずれた視点で」と言うexcuseをつけて逃げ道を作った上での言動を指しての事です。 あなたの下衆な文体と不躾な物言いと安易な引用には辟易しているので、可能な限り読まないようにしていますが、アンテナ経由でどうしても目には入ってきます。 書いてすぐ消されたようですがコンサート時の秋元への謂れ無き罵言であったり、星野みちるがAKB48を踏み台にしようとした事への告悔に関する一文であったり、書き手の主観ばかりが先走って批判される側や読み手の痛みを顧慮していない。 他者への想像力が丸で欠如していると言わざるを得ません。 更にそれが事実基づいていないとなると、もはや致命的です。 学業と芸能活動の両立を志した戸島に「やる気が無いなら辞めちまえ」的な手紙を送りつけた輩と何ら変わらない。
アップロードする前に再度推敲なさる事をお奨めします。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

# outoffocus48 [今晩は。これは多分ぼくのことを言ってると思うのですが、その前提で書かせてもらいます。 まずは貴重なご意見ご指摘ありが..]

# outoffocus48 [追記ですが、ぼくは現在なにをどう書いたらいいのか模索中ですので、ご意見はぜひ伺いたいし、参考にさせて頂きたいと思って..]

# outoffocus48 [お早うございます。早速のレスポンスありがとうございます。 「一昨日」の意味、了解しました。 「放擲」と「投擲」の..]


2010-04-29 直截的表現の功罪

_ AKB48 わがままガールフレンド(5)

カリスマモデル・ SHIHO とおしゃれレッスン(撮影=熊谷隆志)
モデル仕事の多い篠田・板野と、役者仕事の多い大島優子。 都市圏で育ったおしゃれな人と、仕事で都市圏に来て育ったそうでもない人の組み合わせ。
6ページ、6カット。 見開き一箇所。

篠田は流石に大人で、話を上手く引き出し、廻している。 非おしゃれ女子の大島は「どうしたらおしゃれになれるか?」と根本的なところから質問。 おしゃれ女子の板野はそれに便乗して質問を膨らませる。
SHIHO の話は具体性があって判り易く、読者女子にも参考になるのではないかと思う。 まぁ、その辺りが男である私には読んでいて尻の下がムズムズする部分ではあるのだが。

損な役回りではあるが、大島優子が居ることで対談に厚みが出ている。

花プリントでピュアガール(撮影=天日恵美子)
枠を大きく取った小さめの写真で10ページ10カット。
大島優子、渡辺麻友、前田敦子、宮崎美穂、小野恵令奈、松井珠理奈、高橋みなみ、峯岸みなみ、板野友美、小嶋陽菜(登場順)
良くも悪くもオリーブらしい写真。 
髪を下ろしてリボン無しの高橋みなみ。 こうして148cmなりに撮られると、どうしてよいやら不安げな表情になってしまうが、こうした顔もまた良い。
横位置の写真はともかく、縦位置の写真になると足首やひざの辺りでばっさり切ってしまう構図が多く厭な感じ。
靴まで無理に入れない事で説明的になるのを避けているのかもしれないが、やはり一寸引っ掛かる。
メイクが白浮きしておてもやん化してしまった渡辺麻友が一人貧乏籤。
特にポーズを取らせずに、ただ突っ立っているところや歩いているところを撮った写真で構成。 規定演技の板野友美は、規定としては満点。 大島優子はここでも一捻りして規定に無いものを盛り込んでいる。 それがファッション写真として良いのか悪いのかはさておき、見れば見るほど味のある写真にはなっている。
峯岸もその線。 良い仕事。

いつもと違うわたしにチャレンジ!(撮影=天日恵美子)
普段着からスタイリストの用意した服に着替えて変身・・・と言う子供騙し企画。 最初に着ている服だって何処からどう見ても衣装。 臆面もなくこう言う事を出来るのがオリーブ。
前田は前も後もさしたる変化は無いが、小嶋の変貌振りが凄い。 服を選んでいる時のかったるそうな顔から、お仕事モードのけだるげな表情へ豹変。 立ち方は上手くないが、圧倒的な美形感で帳消し。

「こう見せると生きる」ってのを形として残せたのは、小嶋にとっても良かったのではなかろうか。

メイキング・オブ・AKB48 ファッション・ブック
「AKB48のおしゃれマイブーム」と称した雑貨紹介、プロフィール代わりの「ラッキープリンセスの恋と運命を語ろう!」と題した占いページの後にオフショット4ページ。
アイドル専門誌なら仮令オフショットでも使わないようなスイッチの切れた顔の写真がちらほら。
「眩しすぎる!初めてのランジェリー」などと御為倒しの表題を付けても、写り込んだ進行表に目を凝らすと、直截に「下着」と表記。 脇が甘いというか何と言うか。

最後に中森明夫の蛇足コラム。
提灯の持ち方が下手になっていた。

2014-04-29

_ lyrical school 「brand new day」発売記念ミニライブ(マルイシティ渋谷 1F店頭プラザ)

仕事が割と早く片付き、間に合いそうだったので足を運んでみた。 乗り継ぎに手間取り、ぎりぎりにはなってしまったが、とりあへず開演前には到着。

既に前のほうはギッシリ、脇に回って平和そうで且つ近くで見られるところを見繕ってしばし開演待ち。
乳呑み児抱えた若い母親なども居て、おとなしく抱きかかえられつつ、ケチャなどに勤しむ我が母を怪訝そうに見上げる様が微笑ましい。
元気に飛び跳ねる兄ちゃんが横に居てはらはらしたが、最低限の距離はとってぶつからないようにしていた。

例によってああしろこうしろと煩わしく言われることも無く、しつこく煽ったりもしないが、「こうしたら楽しい」のヒントは判りやすく散りばめられていて、その流れに身を委ねていれば楽しめる。
そうしたワイワイ楽しむ方面が、一寸引いてのんびり見ている客をほっといてくれるのが有り難い。

マルイシティは声出し禁止なので「その分手拍子で」と言うのが唯一の指示らしい指示。 リリカルスクールの客の盛り上がり方は巷間よく見られるアイドル客のそれとは違って奇異なものではないので、通りすがりの客に嘲笑されることも眉を顰められることも無く、足を止めて見て行く人・CDを買って行く人も見られた。

客の中にはヲタヲタしい「応援」手法でしか動けないようなのも散見されたが、そうした手合いはリズム感も無いので盛り上がる集団の中でも遊離してしまい、滑稽さに拍車が掛かっていた。
ベースラインがしっかりしているのでリズムは取りやすいと思うのだけれど、何故かずれている悲喜劇。

「マルイシティさんには tengal6 の頃からイベントをやらせていただいていて・・・」と、集客が少なかった頃の話しもしつつ、過去最高の売り上げとのことでマルイシティがクス玉を用意。
これが落ちたり割れなかったりもしたのだけれど、そんなことも含めて微笑ましく、楽しいリリースイベントであった。

リリカルスクールの何が良いかと言うと「ほっといてくれる」と言う事。
ワイワイやりたければ前のほうに行けば良いし、のんびり見たければ後ろに居ればよい。 盛り上がりを強制されることも無く、ありもしない一体感を演出し確認しあうための奇異な儀式に巻き込まれることも無い。
群衆の中でも孤独を楽しめるのが都会と言うものの妙味だと思うのだけれど、そうも行かない局面があまりにも多い。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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