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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
二面楚歌 断章
二面楚歌 グラビアレビュー備忘録
寒空文庫(仮)
写真日記二面楚歌 隠居所
petri's fotolife
酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2012-01-29 清楚でイノセンスな雰囲気の鉄火場 [長年日記]

_ アイドルフェス in BOAT RACE TAMAGAWA Vol.2

朝から多摩川競艇場へ。 特設ステージで、レースの合間に間歇的にライブが行われる。
特設サイトが有るにはあるが、ざっくりした作りでタイムテーブルもへったくれも無く、入場料と開始時間しか分からない。

10:10頃に着くと、既にバニラビーンズの1回目が始まっていた。
観たい奴はベンチに、踊りたい奴は立ち見、其処に鉄火場の客が混じる。 ステージ前は流石に禁煙だが、それ以外は喫煙所もへったくれもなく、そこかしこでプカリプカリ。 最近では珍しい、何処へ行っても紫煙が漂う現場。

しっかり防寒をしてきたつもりだったのだが、三多摩の冷え込みは予想以上で、終演時分にはすっかり冷え切って風邪を引きそうな気配。 (全レース買って全レース外した知己は、財布が風邪を引いたらしい。)

THE ポッシボー
生で観たのは何時以来だろうか、最初期の「ヤングDAYS!!」と最新シングルの「希望と青春のヒカリ~カモン!ピカッ!ピカッ!~」では丸で曲調が違うのだけれど、最近は後者の系統のものが多いらしい。 歌も振り付けも安定しており、好悪はともかく見世物としてちゃんとしていた。
ハロープロジェクトとの相違点は寺田の垢抜けなさが生で出ているところ。 アップフロントの人脈と資金力で糊塗しているドサ臭さがそのままなので、食いつけるか食いつけないかがはっきり分かれてしまうように思う。 ちなみに私は食いつけない、食いつけないというか曲が耳を素通りしていく。

岡田ロビン翔子が気取らないバタ臭さの美形になっていて驚く。 1回目は毛先を軽く内巻きにしたロングボブ、2回目は頭頂部を編みこんでいた。
しかしこの公式プロフィールは如何なものか。 売る気が無いにも程がある。

でんぱ組.inc
「萌えキュンソングで世界に元気を発信♪」とのことであるが、死語となりつつあるネットスラングを織り込んだ歌詞や、作為のありすぎる発声など、私の嫌いなものが盛り込まれすぎていて、萌えるどころか心にペンペン草も生えない、除草剤飲まされたような不快感。
3回見たら目も耳も慣れてきて、ケレン過多ではあるが一定の水準には達した見世物になっているのは判ったが、目当てで来ている客だけを相手にしたブロック経済式のステージングも鼻についた。 まぁこの縮小再生産は、回を追うごとに改善はされたが。
曲の尺が長いので、今回のように短い時間で複数回行うライブイベントではセットリストの組み方に制約が生ずる。
これも自前のイベントだけを前提にやっているからだと思う。
ちなみに鉄火場の客が一番反応していたのがでんぱ組.inc。 聞こし召した客はもとより、酒以外のさまざまなアレコレで酩酊した客を吸い寄せる何かがあるようだった。

バニラビーンズ
あまりにも寒いので、いつもの"私服"の上からPコートのような、ダウンジャケットのような白いなにかを羽織ってはいたが、それでも寒そうではあった。
暴れ者の客が喜ぶような当世風の曲を遣らないので盛り上がりの標高は低いように見えがちだが、曲そのものの質が高く、容姿端麗でポージングも綺麗、喋らせてもきっちり盛り上げて伝えるべきは伝えている。 顧客満足度の平均値は寧ろ高いのではないかと思う。
ライブだけでなく、ボートレース入門や表彰式にも出ており、このあたりの使い勝手の良さが仕事に幅を与えてくれる事を祈りたい。

レースの合間の時間に挟んでいるので、開始時間と尺は厳密。 これは良かった。
問題は特設サイトが広報に寄与していないのを見ても分かるように、情報の開示がまるで為されていないこと。
ライブの時程の告知は口頭のみ。 これはいただけない。

_ 落語 FREEDOM

「犬の眼」和光
「崇徳院」鯉太
「粗忽長屋」桃之助
<中入り>
「宮戸川」
笑松
「阿武松」笑好

奇数月の28日に、両国亭で開催される落語芸術協会若手の会を観覧。
始まった頃はどうなることかと思った月も有ったが、最近は常連さんも増えて、今日もまずまずの入り。
こうなると演者もやる気が出るのか、実に楽しい。

今回も春風亭笑松さんが実に良かった。見る度に良い。
初めて観たのはこの会での「お見立て」だったと思うが、花魁の口調が一寸臭くてあまり良い印象は無かった。 それがガラリ変わって、化けた。

次回は三月の二十八日。

_ 更新情報

コラム置き場に備忘録的な何か

26AKB 懐旧譚

コラム的な殴り書き

「長いナイフの夜」が来た

をアップロード。

平嶋夏海さんの今後の活動に期待している。

_ 週刊ヤングジャンプ 2012 6・7合併号

篠田麻里子
8ページ11カット、撮影はTakeo Dec. 付録で両面ポスター。
通常は最大でも7ページのところを8ページ、さらには巨大ポスターのオマケも付ける大盤振る舞い。
衣装も6パターン。 体形の粗が出るビキニよりも、その上に一枚着たり、服を着ているカットの方がより映える。

グラビア本編もさることながら、ポスターの出来が非常に良い。
以前の篠田は笑顔がもっともらし過ぎてそこはかとなく隔意のようなものが感じられることもあったのだけれど、実際どうであるかはともかく、写真にそう言ったものが出ることは無くなった。
「実際どうであるか」はどうでも良くて、そう見せられることが凄い。

_ UTB+ 2012 3月増刊

SKE48(小木曽汐莉、木本花音、秦佐和子、松井玲奈、松本梨奈)
表紙と巻頭グラビア、12ページ19カット。 撮影は門嶋淳矢。 オマケでポスターが付く。

先ず、人選が面白い。 現状で松井玲奈は外せないとして、脇をKIIとEからの4人で。 そしてそこに松本を入れてくるのは専門誌ならではのキャスティング。

表紙を含めて集合は屋外で、個別は屋内で2カットずつ。
集合も個別も、似通ったのでありつつ、それぞれに合わせた衣装。
それなりに光を廻して撮っているのに、表情は総じて柔らかく、目に力みも無い。
小木曽や木本はこれまで見た中でも出色。 特に小木曽汐莉は小木曽汐莉史上最高の出来で、憑き物が落ちたと言うか、岡本太郎や草間彌生のような無理に目を見開いた禍々しい表情が無くなり、素材本来の妙味が引き出されている。
グラビア慣れしていない筈の松本も上手く撮って貰っており、その辺りも含めて門嶋淳矢の仕事としてもかなりの出来。

剛力彩芽
7ページ7カット、撮影はTakeo Dec.
衣装3パターン表情も3パターン、見開きで2ページずつ見せる構成。
撮る側・撮られる側、上手く噛み合った7ページ。 前ピン気味のカットも有るが、表情は良い。

小池里奈
7ページ9カット、撮影は桑島智輝。
大学受験を控えて仕事を抑えてきた小池里奈の久し振りのグラビア。
表情が単調なのは瑕だが、例によって過不足無く商売用の小池里奈を切り売り。
インタビューの中の「制服が着られなくなるのが嬉しい」と言う部分に唸る。 曰く、制服が無くなるとグラビアにも演技にも幅が広がるからとのこと。 何時もながら仕事に向き合う姿勢が叩き上げらしく好ましい。

指原莉乃
6ページ8カット、撮影は佐藤裕之。
指原莉乃の、しなやかな勁さの詰まった6ページ。
2ページ目左下の腰から下と影だけのカットなどは、顔は写っていなくとも影だけでそれと分かる一枚。
その辺に居そうでいて、「そのへん」などには存在し得ない、幻の girl next door.
インタビューも押し付けられたイメージから自由な聞き手が、訊くべきところをきちんと押さえて纏めているのが好ましい。
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# taka.m (2012-01-31 09:07)

多摩川のアイドルライヴは何故か力が入ってるみたいですね。集客に苦しむ競艇場の起死回生の一発となればよいですが・・・。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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