怪我をする前の部署に戻ってから、尾篭な話になるけれどずーっと下痢が続いている。 夜も碌に寝られない。 精神的にもおかしい。 夢と現実の境目が曖昧になって来た。 忙しいから病院にも行っていない。
仕事もしくじり続きでそれが更に問題を深刻化させている。
そして今日、怪我をした方の手に鈍痛がした、と思ったら、急に手が重くなって動かせなくなった。
動かなくなったと言うよりは「動かし方が判らなくなった」という感じだった。 すぐに動く様になったのだけれど、「もう一回やったら、次はこの程度では済まないだろうなぁ・・・」と思ったら物凄く憂鬱になってやっている仕事をうっちゃらかしてどこかへ行ってしまいたい衝動に駆られた。 そろそろ潮時かな、とも思う。
帰りの地下鉄のホームで一瞬自分が今何をしているのか判らなくなった。
肯定してばかりいるのは、自分の人生を肯定できないからだ。
12/1から、東京タワーのライトアップに新しいものが加わった。
冬仕様の暖色の照明が、
期間・時間限定でダイヤモンド・ヴェールというものに切り替わる。
特別展望台から上は蝋燭の炎のように、そこから下はダイヤモンドを散りばめたように。
大門の駅前辺りでも、写真を撮る人が多く見られた。
昼過ぎから夕方に掛けての荒天が嘘のように晴れた空。 新ライトアップとクリスマスツリーの相乗効果で、割と人出は多く。
そんなこともあってか、ジュークボックスリクエストは早々と〆切り。
リクエストに添えられた「NHKのニュースで折井を見た」と言うメッセージから、夜景検定を受けた話。
「東京タワーのイメージガールなんだから」と、周りから勧められて受けてみたものの、実に難しかったそうで、12月中旬には結果が出るそうだが
「慰めてください」
とのこと。
そうこうしている内に8時になり、ライトアップが切り替わると、下から照らしていたライトが消えて、展望台の中も仄暗く。
カフェ・ラ・トゥールから一品頼むコーナーでは、クリスマス迄の限定メニューである「ベーリーベリークリスマス」と言うパフェを注文。 イチゴゼリーとコンデンスミルクの上にソフトクリーム。 ベリーとアラザン(砂糖の表面を銀箔で覆ったもの)が散りばめられて、ハート型の最中が飾られている。
曲が掛かっている間にモリモリ食べていたが、曲が終ると何事も無かったかかのように喋っていた。
終了後、急いで捌けて行ったが、ブログによると自主練習をしていたようだ。
顔は少し痩せたようにも見えるのだけれど、窶れた感じは無く、表情も明るいし目に力がある。
忙しいなりに充実しているのだろう。
芝居で場数を踏んだ効果として、喋りに緩急強弱がついてきた。
口癖としては、話の終わりに
「〜して下っサイッ!!」
話を切り替える時の接頭語として
「サアッ!!」
喋りに「型」が出来てきたのだと思う。 この間に、次に喋る事を考えている。
明治通りと渋谷川の間、渋谷と恵比寿の丁度中間にある Tokyoarts gallery で開かれている写真展。
松田忠雄撮影による杉原杏璃の最新写真集「vole de kyaa」に連動したもので、その中で使われた物やアザーカットで構成されている。(※2/21 訂正、全てアザーカットとのこと)
圧巻は300×147cmの巨大プリント三枚。
400×600cmのものも十分大きいのだけれど、この大判の前には霞んでしまう。
流石にざらついた感じはあるが、合焦位置と深度は適切。 薄目のピントで視点を誘導。
かなり横長のプリントなのだけれど、離れて見てみると視野一杯に収まり、寄って見てみると細部を確認出来る。
展示はこの他に2Lのプリントを壁一面に張り付けたもの。 こちらは残念ながら午後に行われるギャラリートークと撮影会終了後の公開ということでトレーシングペーパーが被っていて全体は見ることが出来なかったが、ちらりと見える部分の何枚かは面白かった。
これを含めて全ての写真は正札付き。 中でも2Lのものは一枚1050円。 昨今のアイドル現場で売られているヤッツケ仕事の生写真なるものが法外な値段で売られている事を考えれば、これは破格。
80年代を引き擦った旧態依然の詰まらない構成の写真集を接触営業で纏め買いさせて捌くような商売が未だに罷り通っているが、それで写真集というジャンルも衰退するばかり。
この写真展は販促イベントとしても面白い物になっていると思う。
追記
気になったのでメグリアイのインストアが終わってから再訪。
(会期中は毎日八時まで開けているとのこと。)
昼間見られなかった入って右側の壁面には2L判のカラープリントが一面に貼られており、気に入った物があったら剥がして購入出来る。(減った分は貼り足して行くとギャラリーの人は言っていた。
午後にギャラリートークと撮影会があったので、既に半分くらい無くなっていたが、それでもかなり見応えはある。
全体的に絞りを開けて撮ったピントの薄いカットが多いのだけれど、タクシーの車内などで寄って撮っている物が特に面白く、私も財政事情が厳しい中一枚購入。
金があったらそれこそ根こそぎ買いたい。
何で撮ったのだろうかと考えながら見ていたが、明るい単焦点の広角レンズであろう事までは分かったものの、カメラに関しては皆目見当がつかない。
ふと撮影者近影のようなものを見るとブラックボディのライカを構えていて漸く腑に落ちる。
職業写真家が2012年にライカを構えていると言うことは、伊達や酔狂で無い限りM9で間違いない。
M9だと悟ってから改めて全体を見ていると、写真そのものよりM9が欲しくなってきてしまい、慌てて邪念を振り払う。
カメラを買ったからと言って写真が上手くなるわけではないが、そんな錯覚すらさせるくらい引き込む力のある写真が揃っていた。
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