呑まなきゃやってられない気分であったりするが、酒を呑んでしまうと何も出来なくなってしまうので、ハーシーのミルクチョコレートを喰っている。 旨い。
昨日から暇な時間にニーチェを読んでいるがやはり面白い、かさぶたをべりっとやられたり、傷口に塩を擦り込まれる様な所も多く、痛くて重いが、やはり面白い。
実は最近ニーチェを読んでも今一つピンと来なくて途中で止めていたのだけれど、それは自分に都合の良い文言を探しながら読んでいたからであったようで、素直に文字を追って行きさえすればのって読んでいく事ができるようだ。
のって読んでいると、自然に凄い言い回しにぶち当たるようで、今日はフランスパンを棒のまま齧りつつグレープフルーツジュースで流し込むと言う情けない二百四十二円の昼飯の最中に
「いつのことか、わたしは屍色をしたたそがれのなかを、陰気に歩いていた・・・」
なんてところを読んでしまって、思わず泣きそうになってしまったりした。
更に困るのが、電車の中で読みながら寝てしまうと悪夢に直結してしまうことだ。 特に夢うつつで現実と夢の境目がはっきりしない時にはその傾向が強く、
ふと目がさめると車内の人間がみな悪意を持ってこちらをみてるようなきがしたりして一寸びっくりした。
しかしこれではキチガイ野郎だ、明日から気を付けようと思っている。
Friedrich Nietzsche 「ツァラトゥストラはこう言った」より