赤城神社門前の追分そばへ。
ここは最近増えて来た自家製麺茹でたてを出す店の草分けである小諸そばの系列店。
オフィス街に多く広い店が多い小諸そばに比べて追分そばは辺鄙な所に多く店も狭いが、その分のんびり食べられる。 かけそば¥210-。
きざみ葱は自分で好きなだけ入れられるし小梅も食べ放題。まぁがりがりぼりぼり食べている馬鹿はいないが。
麺は細麺、つゆはこれに合わせて甘味の少ないさっぱりした物。 この店だけのサービスなのかも知れないか柚子がひと欠け乗っていて仕舞いまでさっぱりいただける。 無愛想な店だけれど仕事は細かく丁寧だ。
神楽坂上交差点へ。 旨いが何時も好いている餃子とラーメンの店かどやが休みだった。 潰れていなければ良いのだが・・・。
過ぎると神楽坂の商店街。 いつも通り賑わっているようないないような・・・。毘沙門天の前には花屋の露店。 寒そうだ。
ここでもう一軒、青山へ。
この店は昼時はどうだか知らないが、夕方行くと何時もがらんとていて他の客が居た記憶が無い。 かけそば¥230-。 たぬきにすると揚げ玉と菜っ葉と蒲鉾が入って¥330-。
麺は紀州屋製麺なるところから仕入れている茹で麺、つゆは醤油っ辛い甘口。
かけだと一寸甘いように感じるが、天ぷらをいれれば丁度良くなるだろう。 店内にはいつもラジオが大き目の音でかかっているか、NHKなのでさほど耳障りではない。 相撲の本場所中などは却って心地よいくらいだ。
こ綺麗なチェーン店よりもこういう店の方が私は好きだ。
おりると知らぬ間に不二家の改装が終わって、すっかり綺麗になっていた。
交差点を渡るとお壕にかかる橋の上ではギターとウッドベースとドラムの三人編成の辻楽隊がジャズをずんちゃかやっていて、其の横に立っていた法政の応援団の旗が大して風も無いのにやけに揺れていると思ったら旗持ちの若いのはにやけながらおねぇちゃんとくっ喋っていた。 いやはや応援団も柔らかくなったものだ。
部活動〈スポーツ〉と学業は両立するか 部活動と学業は両立するかについて、私の経験に基いて結論を言えば、両立は難しい。
確かに、厳しい練習をしているにも関わらず良い成績を取る生徒も居る事は居る。 しかしそれらの生徒も大概授業中は眠っているし、中には弁当を喰っている者も居るのである。
この事からも解る通り、彼等は授業よりも部活動を優先させているのだ。 それに他の多くの生徒の成績は芳しく無い。 部活動に入り、人並みの練習をこなしながら平均的レベルの勉強をすると言う事は、相当な努力をしない限り不可能である、・・・と言う事を彼等は身をもって教えてくれている。
それは何故か、考えればすぐ解る。 部活動が厳しすぎるのだ。
部活動と言う物は趣味の延長であると私は考えているが、一所懸命やっている・・・と言うよりも目を血走らせていると言った方が良い様な部が多い。 例を挙げれば野球部である。
私から見れば、彼等は趣味で野球をやっていると言うより、仕事として野球をやっている様に見える。
一年生は昼休みに校庭の整備をしなければならないので食事をする暇が無い。 いつ食事をするのかと言うと、授業中、あるいは十分間の休み時間に食事をする。
また、部活動は五時で終了する筈だが、何故か八時頃迄やっている。
食事をする暇も無く、八時頃迄練習らしき物をやっている・・・と言えば、殆どサラリーマンの世界である。 違うのは彼等のやっている事が仕事では無い所と、一杯呑んで帰る事が無い所位の物である。
これでは学業と部活動の両立は限り無く不可能に近い。
練習時間を守らせれば両立の可能性も無くは無い、まぁ彼等が容易に納得するとは思えないが。
これで私が両立は難しいと言った意味がある程度は理解して頂けたと思う。
部活動が趣味の範囲を越えている限り学業と部活動の両立は難しい、・・・と私は考えているのである。