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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2001-01-01 [長年日記]

_ どうやら

年が明けたらしい。 昼過ぎにごそごそ起き出して、することも無いのでビブレへ行ってCDを物色。
 マーラーの1番「巨人」(ニューヨークフィル)とFlder5の3rd「Believe」を購入。 書き忘れていたけれど、仙台でもHMVで2枚、R.コルサコフの1番・2番とハチャトゥリアンの「ガイーヌ」(共にサンクトペテルブルク国立交響楽団)。
 昨年の末に知り合いが「残業うっちゃらかしてブラームスを聴きに行く」なんて話をしていて、「そーいえばうちにもあったなぁ・・・」とCDを掘り出して聴いてみたところ、初めはなんだか退屈だったのが、耳が慣れてくるにつれて心地よくなってきて、しかも考え事や睡眠の邪魔にならないので、最近はクラシックばかり聴いている。 初めはブラームスだのショパンだのを聴いていたのだけれど、もっと灰汁の強い奴が聴きたくなってマーラーとかベルリオーズとかロシア・東欧ものとか、そう言うものに落ち着いた(笑)。
 CD屋を出てから食い物と酒を買い込み、本屋で立ち読みをして時間を潰した後、下宿に戻って呑んだり喰ったり。 結局朝の5時頃迄写真展とか写真サークルとか学内自治とか共通の厭な知人(痴人かな?)の厭な話もしつつ、主に写真の撮り方の話をしていた。
 私と飛良泉先生は写真の撮り方がまるで違っていて、私はどう撮るかなんて事は考えずに被写体との距離とかその場所の明るさとかに合わせて持っていくレンズとフィルムを選ぶくらいで現場に行ってその場の状況にあわせてシャッターを押したり押さなかったりするのだけれど、飛良泉先生はまずどう言う状況で撮るかを考える。 その為にモデルのテスト撮影をして、どう言う角度でどう言う表情を撮ると映えるのかを検討する。 そしていろいろとプロットを考えて、大道具・小道具・ライティング・フィルムの選択etc.を綿密に。 さらにモデル抜きのテスト撮影をして、「シャボン玉を止めて撮るには最低何分の一秒必要」「シャボン玉を流すには何分の一秒」なんて感じにノウハウとデータを収集。 で、本番になると構図を微妙に変えつつ実に多くのコマを撮る、しかもその間モデルとは常に会話しているから色々な表情が撮れる。 モデルを頼む場合も、過去の作品を見せてどう言う写真を撮っていてどう撮りたいかを説明して納得させた上でやっている。 しかも彼女をモデルにしたり、モデルを口説いたりもしないと言う。 「インフォームド・コンセント」「臨床データの蓄積」・・・なんかこう実に医学生らしい写真の撮り方だなぁ、と感心した。
 私の場合は「無作為の作為」」とか「1/30秒に1/30秒以上の時間を如何に写し込むか」とか「カメラを意識した上での素の表情」とか偶然性に頼ったまぐれ当たりの打率を如何に上げるかっていう事しか考えていないので、先生の話は非常に面白かった。 夜明け頃いい加減眠くなって寝た。

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# Dwightsa (2014-02-04 02:54)

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「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


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