仮眠した後プリントを再開し様と思っていたら昼過ぎまで起きられず、長時間暗室に居た割には数をこなせなかった。
ブロニカで撮ったネガが思いのほか柔らかく、4号でプリントしてもまだ柔らかい感じ。 フィルムの選択から考え直さなければならないようだ。
今回も結構な入り。 暮れにやった芝居の効果が持続しているのと、2月に一と月鈴本が休んだので、この寄席に足を運んでみた人が多かった所為ではないかと思われる。 よく笑うお客さんだった。
「元犬」らく朝
4月から二つ目になるので、羽織を着ない袴を付けない一門会の高座はこれが最後。 これまでは「上手いが面白くない」と言う印象だったが、今日はこれまでで一番面白かった。 来月の一門会でも披露目みたいな事をやるらしいので、なんとか足を運ぼうと思う。
「花見の仇討」志ら乃
志らく師がニューヨークで落語会をやったので、その穴埋めにNHKのラジオに出た話をちょろっと。 「裏話なんかは自分の会でやろうと思います」とさりげなく不動院寄席の宣伝。 落語の方は安定した良い出来。 今月も中入りを挟んでチャレンジコーナーの前説をしたのだけれど、この人は客席の暖め方が実に上手い。
「大工調べ」らく次
しくじったら酷評される事必至の大ネタを出して来たところに意気込みを感じる。 棟梁の啖呵に的を絞って稽古をしてきたと見えて、良い啖呵だった。
「二人旅」らく八
手堅く身の丈に合ったネタを演っていたが、どことなく不安そうな感じが出ていたが、よく笑うお客さんに助けられてなんとか落ちまで持っていっていた。 淡々と語っているだけで何とも言えない可笑し味があるので、自信をもってこの線で押したら良い噺家になるんじゃないかと思った。
「漫才」志らべ・らく太
最初はぎこちなかったが、矢張り受けると乗ってくるものらしく、途中からは良い感じでやっており、なかなか面白くはあった。
「禁酒番屋」志らく
花粉症が酷いらしく、マクラの最中に白湯を持ってこさせて、口が渇くと啜っていた。 これが蓋付きの湯呑だと画になるのだけれど、茶托も無い普通の湯呑だったのがちと残念。 色々な人のを聴いている噺だけれど、面白さなら今日の志らく師のが一番だった。
サゲてから、チャレンジコーナーの講評。 「こう言う大ネタは本来前座が演っちゃいけないんだが・・・」と前置きしつつ、「談志ひとり会」で、入門から一年に満たない身でこの噺を演った体験を話し、「前座の演る『大工調べ』としては合格点」と言う事で、らく次7点。
フラがあるので面白いのだけれど、登場人物の演じ分けが出来ていないということで、らく八4点。
酒田へ行ったときも喜多方へ行ったときもそうなんですが、東京に戻ってくると何を食っても不味い。 酒田から帰ってきた次の日の昼飯と晩飯のおかずが鰈の煮付けだった時は泣きたくなりました。
ラーメンも焼きそばも寿司も外で喰う気にならないから外食が減って出費が減るかと言うとそうでもなく、却ってストレスが溜まって余計に食っちゃう傾向があるようで、こちらにも困っています。
今売りのスコラの表紙、安田美沙子のグラビアに「アコムNO.1 CMガール」。