浅草橋を過ぎた辺りでAKB48のチケットが上手い事売切れてくれたので、安心して阿佐ヶ谷へ。
開場直前に当日券を買った割には、早目に入れた。
仕事帰りの人が多かった所為か、血糊がかかる席は忌避されて空いていたので、いつもの上手2列目へ。
なんとなく上を見たら、裏方の居るところに木塚くん。 うっかり目が合って慌てて隠れてみたが、よく考えたら何で隠れなきゃならないんだか良くわからない。
龍馬役の合沢萌以下、土佐っぽの役の連中はほとんど土佐弁。 半澤が一番それっぽかった。
ストーリーはいつも以上に破滅的で、タイムスリップと阿片中毒の朦朧とした意識を言い訳にして崩壊した時間軸で最後まで押す。 結末もあやふやで、アングラらしいっちゃらしい。
わが国帝国主義の源流は吉田松陰にありってのがこれまでの高取史観だったが、今回はさらに250年遡って、関が原の負け組の意趣返しが明治維新って事に成っていた。
ただ、「そうならなかった日本」ってのをいつも漠然とすら描けないのが旧来型左翼の限界であると言ってしまっても良いのではないかと思わないではない今日この頃であったりなかったり。
今回の木塚くんは判別できただけで3役、本役の千葉佐那(桶町千葉の娘)と満映の女子社員、そして鞠つきが二回。
花道で鞠をついていたのが、いつの間にか舞台に戻っていておどろいたり。
歳をとるのを忘れた一の瀬が相変わらずすごい。 スギウラのスギウラっぷりもスギウラだった。
今回凄かったのは保鳴美の2役。 衣装早替えの時間すらなく、つけ毛と羽織を変えただけで別の役になるという強引な展開ながら納得の演技。 これは見物だった。
半澤のがさつな土佐っぽぶりも良かった。
富士ランチで飯食って帰宅。