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墨田ペトリ堂の身辺雜記 「二面楚歌」


ペトリあんてな
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酒田へ行きたい
ザ・インタビューズ

投票などするな!

投票行為は君たちの人間性の否定なのだ。
投票を依頼してくる連中など無視せよ。
連中は諸君の敵だ、連中は権力を握りたがっている。
すべての政治家はそれが共和派であれ、王党派であれ、
共産党であれ、われわれの敵だ、
投票用紙を破り捨てろ、
投票箱をぶち壊せ、
候補者だけでなく、選挙管理委員たちの頭もなぐり割れ。


1933年11月 CNT(Cofederacion Nacional del Trabajo)の声明より


2006-05-15 秋葉原とおり越して阿佐ヶ谷 [長年日記]

_ 月蝕歌劇団第52回公演「龍馬は戦場へ行った」

浅草橋を過ぎた辺りでAKB48のチケットが上手い事売切れてくれたので、安心して阿佐ヶ谷へ。
開場直前に当日券を買った割には、早目に入れた。
仕事帰りの人が多かった所為か、血糊がかかる席は忌避されて空いていたので、いつもの上手2列目へ。
なんとなく上を見たら、裏方の居るところに木塚くん。 うっかり目が合って慌てて隠れてみたが、よく考えたら何で隠れなきゃならないんだか良くわからない。
龍馬役の合沢萌以下、土佐っぽの役の連中はほとんど土佐弁。 半澤が一番それっぽかった。
ストーリーはいつも以上に破滅的で、タイムスリップと阿片中毒の朦朧とした意識を言い訳にして崩壊した時間軸で最後まで押す。 結末もあやふやで、アングラらしいっちゃらしい。
わが国帝国主義の源流は吉田松陰にありってのがこれまでの高取史観だったが、今回はさらに250年遡って、関が原の負け組の意趣返しが明治維新って事に成っていた。
ただ、「そうならなかった日本」ってのをいつも漠然とすら描けないのが旧来型左翼の限界であると言ってしまっても良いのではないかと思わないではない今日この頃であったりなかったり。
今回の木塚くんは判別できただけで3役、本役の千葉佐那(桶町千葉の娘)と満映の女子社員、そして鞠つきが二回。
花道で鞠をついていたのが、いつの間にか舞台に戻っていておどろいたり。
歳をとるのを忘れた一の瀬が相変わらずすごい。 スギウラのスギウラっぷりもスギウラだった。
今回凄かったのは保鳴美の2役。 衣装早替えの時間すらなく、つけ毛と羽織を変えただけで別の役になるという強引な展開ながら納得の演技。 これは見物だった。
半澤のがさつな土佐っぽぶりも良かった。
富士ランチで飯食って帰宅。



「按ずるに筆は一本也、箸は二本也。 衆寡敵せずと知るべし」
斎藤緑雨


文責:墨田ペトリ堂
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