1stセットが生地も仕立ても良いがお下がりの服だったとすると、2ndセットはデザインから採寸から何から何まで専用に作られた感じ。
人気を消費者の需要として真に受け過ぎて、ショーとしてのバランスに些か難の有るチームAの2ndと較べると、曲そのものの出来はさておき、ショーとしての完成度は明らかに高い。
二日続けてカフェ観戦を余儀なくされた友人はあまり楽しめなかったようだが、見せる事に比重が置かれているので、モニターからは楽しさが伝わり難いのだと思う。
終演後に仲間内で馬鹿っ話をしたのだけれど、「常磐ハワイアンセンターみたい」とか「グランドキャバレーのショウタイムみたい」とか好き放題な事を言いつつ、実に楽しそうだった。
兎に角、秋元が凄い。
時速100マイルで突っ走るような曲が続くのだけれど、他のメンバーには、出せる最高速度が時速120マイルくらいのところを頑張って100マイルで走っているようなぎりぎり感があるのに較べて、秋元は時速200マイル出せるのに100マイルで流しているかのような余裕がある。
この余裕が、表情の豊かさや、動きにオカズが入ったりするのに繋がっている。
左右にステッブを踏むところで、他のメンバーは普通に左右に踏み分けているのだけれど、秋元は、足首のスナップで踵を飛ばして一瞬宙に浮いている。
足首だけでやっているから後ろからは見えないし、表情にも出ないから判りにくいが、綺麗な動きだ