メールは外れて小雨ぱらつく中、朝っぱらから並んで何とか昼のチケットを確保。 漸く中で観られた。
ダブルキャストとは言いつつも、替わり番こに出てくるような牧歌的なシステムではないので出る面子は偏っていて、大江とか戸島とか奥とか、私が見たい面子が中々出てこないのが恨めしい。
その割に実態の良く判らないSEEDから何人も出ているのがまた不思議。
楽曲情報も無いし、初見だからメモも取って無いし、根多バレを忌避する向きもまだあろうと思うので漠然と雑感など。
SEEDの二人(倉持明日香と佐藤亜美菜)は公演をぶち壊すような失敗も無く、オーディションからの期間が短い割に良くやっていると思うが、やはり動きをなぞるだけで精一杯で、表情は強張り、目は虚ろ、喋ればガチガチで可也痛々しい。
ダンスが下手糞だと言われてきた小林にしても、伊達や酔狂で一年半から舞台に立ってきた訳ではないので、並んで踊ると差は歴然。
まぁ、小林がここまできちんと踊れるとは思っていなかったので、その点は実に感心した。
細かいところでは矢張り「小林的解釈」が無くは無いが、周囲と調和して綺麗に動いているし、心底楽しそうな表情で舞台に立っているのは、観ていて気持ちが良い。
髪の毛のカラーリング、トリートメントもしっかりしているし、事務所でもそれなりに大事にしてくれているのだと思う。
古典的アイドルポップ調の曲の途中で、手隙のメンバーがチアリーダーと言うかポンポン隊というか、まぁそんな感じで出てきて後ろで踊るところがあるのだけれど、宮澤のポンポンの使い方が上手いので感心した。
宮澤のこう言ったところから、細部を詰めていく営為を積み重ねて舞台に立っているのが見て取れる。
やりたい事をやっている時の表情と、そうでない時のそれの落差が激しい板野は、そうでない時のそれでポンポン隊に参加。
板野とダブルキャストになっている戸島がどんな顔をしてポンポンを振っているのか見てみたい。
快楽原則に忠実なエピキュリアンの板野と、克己心の強いストイシズムの徒の戸島が対になっているってのも面白くは有るが、並べて観られないのは困る。
秋元の指令なのか漫才コーナーを受け持つ野呂と佐藤夏希は、自己紹介の部分から喋り方を変えていて、起承転結のある話を聞き取りやすい声と間で展開。
漫才部分では、今井とのコンビではボケを担当する事が多かった佐藤夏希がツッコミに廻って良い仕事。 根多の展開ではまだ硬さも見られるが、見応えのある楽しい漫才。
これ迄髪を束ねる事の多かった峯岸は、顔の周りの邪魔になりそうな部分だけ暴れないように処理をして、ストレートで。
髪を躍らせて踊るのが上手い。
秋元は、可愛いから格好良い迄様々な表情と動きを見せていて、隙が無い。
どう書いても陳腐になってしまうから、これは現物を見ていただくしかない。
或る曲での下手側。 月も朧に亜美菜佐藤、夏希佐藤、由加里佐藤の三人が勢揃い。 こいつは春から・・・もう夏か。
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