無料ということもあってか、集客は心持ち多め。 ここのところ確実につばなれするようにはなってきた。
押上という場所柄、他所から廻しにくいのが難と言えば難なのだけれど、視聴環境としては快適で費用対効果の面から考えれば良い現場だと思う。
帰省中の浅原がお休みで、ほぼレギュラーメンバー。
今回は全篇ライブと言う事で、自己紹介を軽くしておいてライブへ。
山中が今日の衣装のブーツを忘れてしまって、一人だけサンダル。 二週連続のオチ要員。
4期が入ってから見違えてよくなっていて、振りも大きくなって表情も良い。
白鳥ぬきの五人で始まり、白鳥in山田outでさらに何曲か。
4期の二人はだいぶ良くなってきていて、移動はまだ覚束ないところもあるが、振りに関しては身体に入ってきている。
白鳥は漸く動ける身体になってきて、踵を飛ばしてステップを踏めるようになってきた。
移動する段になると表情が素に戻ってこれから行く場所を凝視する癖は早めに直したほうが良いが、心が折れたのを表情に出さなくなったのは良い。
佐々木は歌っている最中に客目線になってしまうようなところが無くなり、とりあへずもっともらしい顔で踊れるようになってきた。
舞台に居ることを楽しんでしまう笑顔と、舞台に立てる喜びから出た笑顔は似て異なる。 佐々木は今、過渡期にある。
坂本の表情が途中から曇りだして、涙目になっていたが気になった。
努めて明るく振舞おうとはしていたし、歌って踊っての部分に関しては貶すところも無いのだけれど、隠せるものは隠してもらったほうが楽しく見られる。
ライブのさなかに起こったことであれば仕方が無いし、思ったように出来ないもどかしさから来る懊悩からくる涙であるようにも感じられたのだけれど、もしライブの前に起こった何かが原因なのであれば、ライブの前に切り替えたほうが良い。
ワイヤレスマイクの調子も悪く、スイッチがONになっていても電源が入ったり入らなかったりする場面が多く見られたのだけれど、不測の事態で開いた穴を埋めようとする意識が共有されていて、機材トラブルとしては深刻なレベルではあったものの、ライブとしては大過なく。
そんな状況にあっても岡崎みさとは何事も無かったかのような通常営業。 見掛けによらず重馬場に強い。
頑張りすぎたのか山田渚は過呼吸になってしまったようで、物販はお休み。
後味の悪さはありつつ、見応えはあるライブだった。
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